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株式投資のポートフォリオの作り方!
自分に合った設計をしよう

株式投資は手軽に行えるようになりました。

証券会社はスマホで取引できるアプリや取扱手数料、提供する情報の量や種類で差別化を図り、どんどん投資家に使いやすい環境が生まれています。
しかし手軽に投資できる分、リスクも高くなったかもしれません。

損をしたり、収益を上げるチャンスを逃したりしていませんか…?
最初は思いつくまま投資したとしても、少し慣れてきたらポートフォリオを作成して戦略的に投資をしていくことが大切です。
この記事では、株式投資に必要なポートフォリオの作成方法と注意点などについて解説していきます。

株式投資のポートフォリオとは

ポートフォリオとは、投資家の持つ資金の運用先を円グラフで図示するなどして見える化するものです。
株式投資のポートフォリオでは、資産の配分先を国内や先進国、新興国の各市場に分け、さらに細分化することが多いです。
さらに国内市場でも、銘柄・運用期間・目標利回り・運用型などで細分化することも考えられます。
市場で分けるのは分かりやすいので、ほかの切り口である運用型の基準の例を挙げます。

(1)安定運用型(目標利回り3%未満)
 長期運用目的で国内株式を中心に安定的に運用していきます。
(2)バランス型(目標利回り3%以上5%未満)
 国内・先進国・新興国株式とも偏ることなくバランスよく配分します。
(3)積極運用型(目標利回り5%以上)
 目標利率を高く設定し、国内はあまり重視せず先進国や新興国に重きを置く手法です。

ポートフォリオの必要性

投資活動では目的を明確にすることが必要です。
老後の生活資金の確保が目的なのか、子育て資金を増やしたいのか、はたまた手持ち資金をできるだけ最大化したいのかで戦略は異なってきます。

株式投資は投資信託と異なり、利益の変動が大きいハイリスクな投資活動となります。
株式投資を戦略的に行うには、投資分野を全体的に把握した上で、さらに利益を上げるため個々の銘柄についても分析していく必要があります。
自分の投資目的を認識し、当初の目的を達成しているかどうか常に確認するためのツールとしましょう。

次に株式投資のリスクと分散投資の必要性をお話しします。

株式投資のリスク

株式投資はリスクが高いと述べました。
具体的には次のようなリスクがあります。

(1)価格の変動リスク

株式は個別の銘柄から構成されています。
プロが運用する投資信託とは異なり、個別の銘柄について価格動向を把握することが大切です。
投資している株式が少数で金額が大きい場合、市場の動向を直接受ける可能性があります。
銘柄に偏りのある投資は高リスクであると言えるでしょう。
昨今では、海外の機関投資家の動向で株価が大きく変動する現象が見られます。

(2)市場流動性リスク

いくら有望な株式が見つかっても、実際に入手できなければ意味がありません。
また、売買したくても取引が成立しない場合があります。
ストップ高やストップ安、実際に市場での取引量が少ない場合などです。
投資家の意志が即時的に反映されるかどうかは、投資活動に大きく関わってきます。

(3)企業の経営リスク

個別の銘柄を買う以上、個々の企業の経営状況を注視しなければなりません。
決算は年一回だとしても、四半期ごとに決算見込みを発表する企業が多いです。
またマスコミや新聞などの報道に取り上げられると、期待値で高騰したり下落したりします。
短期的な企業情報の影響で長期的な視点を保てず、投資活動が翻弄されてしまうこともある話です。
当然、個々の民間企業である以上、倒産してしまえば株式は紙屑同然となってしまいます。

分散投資とは

こうしたリスクを低減するために、分散投資が行われています。

投資の偏りを無くして異なる分野にもバランスよく投資することによって、大きな損をしないことが肝要です。
リスクを減らすために、一つの銘柄を重点的に買うのではなく他社や他業種への投資も行うようにしましょう。

分散投資はリスクを減らすだけで利益が上がらないかというとそうでもありません。
取引市場や運用期間、分野銘柄を分散することで、バランスよく収益をあげることができます。

(1)取引市場
株式市場は世界のどこかで必ず開いています。
もともと取引が好調な市場や、その国の財政金融政策に過敏に反応する市場があります。
その場合、一つの市場にこだわらず、複数の市場で投資をしていれば、利益率の高い市場で収益を上げることが可能です。

(2)運用期間
投資目的によって、数日といった超短期的な運用期間から、数ヶ月、場合によっては数年単位で投資する場合があります。
短期的に価格が暴騰する場合もありますが、長期的にはもとの水準に落ち着くこともあります。
株価の変動がないように見えても、長期的には数倍の利益が上がることも珍しくないので、運用期間も長短期でいろいろ分けるのがベストです。

(3)分野銘柄
その時々で注目される業種があります。
コロナ禍では医薬業が注目され取引も活発でしたし、日本でデジタルがもてはやされた時期にはIT産業が好調でした。また、思いがけず注目を集める業種もあります。
すべての業種の株式を保有するのは無理ですが、いろいろな情報を入手して偏らない投資が有効です。

ポートフォリオの作り方

計画的かつ効率的に株式投資をしていくには、どの分野にどの程度投資しているか、一目で見てわかるようにしておく必要があります。
分散投資を行うと、ポートフォリオの重要性が増してきます。

個人が管理するのであれば、あまり複雑に設定しない方がのちのちの見直しを考えると楽です。
投資活動にも密接に関わってきますが、次の点に注意すると良いでしょう。

(1)興味が湧かない銘柄には投資しない
(2)投資金額の上限を決めておく
(3)できるだけ異業種の銘柄に分散しておく

(1)興味が湧かない銘柄には投資しない

いくら分散が大事とはいっても、全く興味の湧かない銘柄に投資するのは止めましょう。
自然と情報収集が疎かになりますし、その企業の強みが分からなくなってしまいます。
結果として、売買のタイミングを逃してしまうことになりがちです。

(2)投資金額の上限を決めておく

分散投資をするからには、資産配分する上限を決めておきましょう。
特定の銘柄を重視しすぎるとリスクが高くなってしまうことはこれまでも述べてきました。
また、時期を見て手持ち資金を有効に活用するためにも過度な投資は禁物です。

(3)できるだけ異業種の銘柄に分散しておく

リスクを分散するのですから、業種の異なる銘柄に分散するのが基本です。
同じ業種でも業績の好不調はありますが、個別の銘柄より業種間の価格変動リスクが大きいことは覚えておきましょう。
IT業界が不調なときは、軒並み業界ごと株価が低迷することが多いです。

ポートフォリオの見直し

ポートフォリオを作成したら、次は見直しです。

見直しをして再投資するためにポートフォリオを作成すると言っても過言ではありません。
見直す視点は次のように考えることもできます。

(1)市場単位で見直す

経験の浅い投資家であれば、まずは国内株式の割合を見直すのが確実です。
そもそも外国株式は、国内株式に比べて情報量が少なくなります。
国内株式ほど詳細な情報を得るのは専門家でもない限り困難でしょう。
また新興国では、物価や為替の変動により受ける影響が大きい場合があります。 以上の点から考えと、まずは安定していて判断材料の多い国内株式を中心に増減の検討をするのが良いです。

ただしこれは、個人が見直しを行う場合であって、専門のツールを使ったり、専門家に見直しを依頼する場合は当てはまりませんのでご注意ください。

(2)ライフステージに応じて見直す

投資には目的が必要なことは述べてきました。
そのときどきで最善と思われるポートフォリオで投資をしていても、ライフステージの段階で見直しが必要になります。
20代と50代では生活の質も違いますし、抱えている問題も異なります。
そのときどきの優先課題に応じて、運用方針を変更し、ポートフォリオも変えていくことが大切です。

比較的大きな利益を求めるのか、小さな利益でも確実で配当を重視するのか、同じ個人でも重視するポイントが変化していきます。
瞬間の収益性だけで判断するのも良いですが、人生を見据えてもっと長期的な視野で見直していくことは欠かせないポイントです。

ポートフォリオ作成に役立つサービス

これまで見てきたように、株式投資は投資信託に比べてリスクが高く、銘柄の見直しや選定に専門知識を必要です。そのため定期的な見直しが負担となる場合があります。

個人で行うこともできますが、銘柄数や投資総額や海外市場まで手を伸ばすと、かなりの困難が伴うことも予想されます。
その場合には、専門的な見地を利用して運用の負担を軽減できるサービスを活用するのも良いでしょう。

ポートフォリオ作成には次のようなサービスがあります。
運用まで見据えて、ご自分に最適なサービスを選択してください。

・AIを活用したプログラムを利用するサービス
・証券会社に口座ごと預けて運用を任せるサービス
・FP(ファイナンシャルプランナー)にアドバイスを求めるサービス

まとめ

これまで、株式投資にはリスクが伴うことや定期的なポートフォリオ見直しが大切であることを解説してきました。

株式投資はスマホで完結するなど利便性が高まっています。
規模が小さいうちは良いですが、投資家が個人的に全てを管理するには多大な時間と手間がかかる場合があるでしょう。

もし、ご自分での管理に不安を感じるようであれば専門家の力を借りましょう。
大事な資産を運用するには不安を感じるのが当然です。

投資活動に長けていて経験豊富なFP(ファイナンシャルプランナー)に依頼するのもよいでしょう。

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