FXチャート攻略法!2つの分析方法で相場予想

世の中にはさまざまな投資がありますが、そのなかでも「FX」は日本人にとって身近な投資の1つといえるのではないでしょうか。

歴史を辿ると、1998年に「改正外為法」という法律が施行され、それまでは銀行等の金融機関のみが取引を行える為替市場に個人も参入できるようになりました。それをきっかけにテレビCMや雑誌等で大々的に宣伝され始め、認知されていきました。

そして現在では、国内で約40~50万人の個人トレーダーが取引を行っている、メジャーな投資として広く知られています。

そんなFXですが、敷居は低いながらも勝つことはそう容易ではありません。勝ち続けるには、2つの分析方法を駆使して相場を予想することが求められます。

1つは「FXチャート」を見ながら分析していく手法。FXチャートとは過去の為替レートの動きをグラフに表したもので、相場を予想するには欠かせないものです。もう1つは世界各国の経済状況を分析して相場を予想していく方法です。

今回は、まず相場予想の基本となる理論をご紹介し、FXにおける2つの分析方法を解説していきます。

ダウ理論と6つの法則

「ダウ理論」とは19世紀にアメリカ出身の証券アナリスト・ジャーナリストの「チャールズ・ヘンリー・ダウ」が唱えた相場理論です。

元々は株式市場の相場予想に使われていましたが、FXや先物取引、最近流行りの仮想通貨まであらゆる市場を予測するために役立つ考え方を身に付けることができるので、ぜひ覚えていただきたい理論です。

ダウ理論は以下の6つの法則で構成されています。

➀平均価格は全ての事象を織り込む

株式やFX市場では、常に投資家が売買を繰り返したり、各国の経済状況などに影響を受けて価格が上下しています。つまり、需要と供給のバランスや心理状況がすべて平均価格には織り込まれているということです。

➁3種類のトレンドがある

トレンドとは相場の方向性を意味し、右肩上がりなら上昇トレンド、逆に右肩下がりなら下降トレンドとなります。このトレンドには期間ごとに3種類に分けられます。

・プライマリートレンド・・・長期トレンドとも呼ばれ、1年から数年間続くトレンド。

・セカンダリートレンド・・・中期トレンドとも呼ばれ、数週間から数か月続くトレンド。

・マイナートレンド・・・短期トレンドとも呼ばれ、1か月未満のトレンド。

なお、FXでは5分から1時間程度の短い間に取引を行うことを「スキャルピングトレード」と呼び、数週間から数か月の期間のトレンドで判断して取引を行うことを「スイングトレード」と呼びます。

トレーダーはそれぞれのトレードスタイルに合ったトレンドを意識して取引を行っています。

➂トレンドは3つの段階で形成されている

トレンドには第1段階として先行期、第2段階の追随期、そして第3段階の利確期の3つの段階があります。

先行期とは相場が下落した状況で、一部の資金力のある投資家たちが徐々に買い集めをしている段階のことで、ゆるやかに上昇している状態です。この時点ではほとんどの個人投資家はまだ行動を起こしていません。

次に、追随期になると、ゆるやかに上昇を続けるチャートを見て続々と他の投資家達が参入し始めます。これにより相場は急激に上昇していきます。

最後に、利確期になると最初の頃に参入していた投資家達が、十分に上昇したところで売り抜けて利益を得ます。それにより、上昇トレンドは終了し相場は急降下。そして、また先行期に戻っていきます。

➃2つの平均は相互関係がなければならない

通常、業種の異なる2つの平均株価は値動きに相関性が見られませんが、一方の業績が良いと、もう一方の業績も良くなり平均株価が共に上昇する場合があるのです。

たとえば、株式市場での「工業平均株価」と「鉄道平均株価」の2つのトレンドを見比べたとき、相関関係がなければならないということです。

工業関連の景気が良くなれば工業製品の生産は増加し、それを運ぶ鉄道関係の景気も良くなるからです。このように関連性のある2つのチャートは同じトレンドを形成します。

➄価格と出来高も相互関係がなければならない

上昇トレンドでは価格が上がれば出来高は増加し、下落時には出来高は減少します。逆に、下降トレンドでは価格が下がれば出来高は増加し、上昇時には出来高は減少します。

これにあてはまらず、上昇トレンドで価格が上がっているのにも関わらず出来高が増加していない場合は、本格的な上昇トレンドを形成する可能性は低いと判断することができます。

➅転換シグナルが確認できるまでトレンドは続く

上昇トレンドの場合、チャートは高値と安値を切り上げながら上昇します。また、下降トレンドでは高値と安値を切り下げながら下降していきます。高値と安値の切り上げ、または切り下げが続いている限り、トレンドは継続していくということです。

そして上昇トレンドの場合で前回の安値を切り上げることができなかった場合、そこが転換シグナルとなりトレンドが終了したと判断できます。

下降トレンドでも同様に、前回の高値を切り下げられなかった場合にトレンド終了と判断することができます。

ファンダメンタルズ分析で相場を予想

FXで相場予想していくには2つの分析手法を使っていかなければならないと述べましたが、その1つ目が「ファンダメンタルズ分析」です。

ファンダメンタルズ分析とは、この後に述べるFXチャートを使った分析方法とは違い、企業の景気動向や各国の経済指標、雇用状況などを分析して相場を予想することをいいます。これらが発表された直後は大きく値が動くことがあるので注意が必要です。

下記にファンダメンタルズ分析をする上で重要な5つの経済指標をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

政策金利・・・政策金利とは、中央銀行が物価の安定や景気回復などを目的として定める金利のことです。特に重要なのはアメリカの「FOMC政策金利」と「欧・英政策金利」です。FOMC政策金利は6週間ごとの年8回発表され、欧・英政策金利は毎月上旬に発表されます。

雇用統計・・・雇用統計とは、各国の雇用情勢を調べたものです。アメリカの雇用統計がもっとも重要で労働省から毎月第1金曜日に発表されています。

GDP速報・・・GDPとは国内総生産のことで、その国で一定期間内に生産された物やサービスの総計のことです。このGDPの値が良好であれば金利は上昇し、悪化していれば金利は低下します。最も重要なのはやはりアメリカのGDP速報で1、4、7、10月に発表されます。

小売売上高・・・小売売上高とは、その国内のすべての小売業者が販売する商品の売り上げを前月比で表したものです。最も重要なアメリカの小売売上高は毎月第2週に発表されています。

CPI・PPI・・・CPIとは消費者物価指数のことで、消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を表した指数のことです。PPIとは製造業物価指数のことで、製造業において原材料や燃料、動力の価格の変動を表した指標のことです。アメリカのCPI・PPIは毎月15日前後、イギリスのCPIは毎月中旬、オーストラリアのCPIは1、4、7、10月下旬に発表されています。

FXチャートのテクニカル分析で相場を予想

「テクニカル分析」とは過去のFXチャートを見てトレンドやパターンを分析し、相場を予想する分析方法のことです。その際に、「テクニカル指標」と呼ばれるテクニカル分析をするのに欠かせない指標を使用します。

テクニカル指標は大きく分けて「トレンド系」と「オシレーター系」の2つに分類されます。

「トレンド系」とは主に現在の相場の方向性に逆らわず順張りするために用いられ、「オシレーター系」は現在の相場の流れに対して逆張りをするために用いられます。

テクニカル指標は全部で30種類以上あるといわれていますが、そのなかでも代表的な3つのテクニカル指標を使った分析手法を紹介します。

FXチャートのテクニカル分析手法➀移動平均線

「移動平均線」はトレンド系のテクニカル指標で、一定期間の終値の平均値を線で結んだものです。

短期、中期、長期の3本の線をFXチャート上に表示させて分析するのが一般的で、短期なら3日や5日、中期なら20日や25日、長期なら100日や200日が多く使われています。

移動平均線には4つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。

単純移動平均線・・・上記に述べたもっともポピュラーな移動平均線です。ほとんどのトレーダーが相場予想に用いている定番中の定番といえるテクニカル指標です。

加重移動平均線・・・単純移動平均線にくらべ、より直近の値動きを重視した移動平均線です。値動きに対しての反応が早いため、トレンドの転換を見極める上で単純移動平均線より有利です。

指数平滑移動平均線・・・加重移動平均線と同様、直近の値動きを重視した移動平均線ですが、過去の値動きに比重を置いているため、なめらかな線を描くのが特徴です。

複合型移動平均線・・・短期線と長期線をそれぞれ6本づつ、計12本の指数平滑移動平均線を表示させたテクニカル指標です。よりトレンドの方向性や転換ポイントを判断しやすくなっています。

移動平均線は表示させることでトレンドが把握しやすくなります。たとえば、5
日間上昇トレンドが続いているときに、6日目になって下落していったとしても移動平均線はまだ上昇を続けている場合があります。

そのような場合は移動平均線を見ていれば焦って売りに入ることがなくなり、トレンドをつかみやすくなります。

FXチャートのテクニカル分析手法➁ボリンジャーバンド

「ボリンジャーバンド」とは真ん中に移動平均線、上下に値動きの幅を表す線が2本ずつ計5本の線で構成されているトレンド系のテクニカル指標です。統計学に基づいた考え方から、現在のレートが平均値からどのくらい離れているのかを判断し、転換ポイントを予測することができます。

ボリンジャーバンドの幅が広くなればなるほど、強いトレンドが発生していることを表しています。上昇トレンドであればローソク足が上の2本の線に張り付いたり、超えたりしながら上昇していきます。逆に、下降トレンドではローソク足が下の2本の線に張り付いたり、超えたりして下降を続けます。

レンジ相場では、特に変化は無く、一定の幅で推移していきます。上限または下限にローソク足が触れたら逆張りの目安にもなります。

また、強いトレンドや相場の転換ポイントでは幅が狭くなるので、見逃さずにポジションを持ち利益を得ましょう。

FXチャートのテクニカル分析手法➂RSI

「RSI」」とはオシレーター系のテクニカル指標で、FXチャート上に表示させることで一定期間内の変動幅から現在の相場が「買われ過ぎている」または「売られ過ぎている」ということを判断することができます。

一般的には14日間の期間内にどれだけレートが上下したかを0から100%の数値で表します。基本的に70から100%は買われ過ぎ、0から30%の範囲では売られ過ぎとされます。

つまり、70%以上の範囲にFXチャートが突入したら売りの注文を入れ、30%以下の範囲に入ったら買いの注文を入れると、勝率が高いとされています。

実際の相場では、当然必ずしもその通りに動くわけではありませんが、トレンドの転換ポイントとして非常に分かりやすく人気のある指標です。

注意点としては、強いトレンドが発生すると上下どちらかに張り付いてしまうので、あまり役に立ちません。レンジ相場のなかで上下の動きをつかみ、利益を狙っていく方法がメインになりやすいです。

まとめ

FXは一般的には株式と並んで難しい投資というイメージがありますが、2つの分析方法を正しく理解し、用いることができれば、それほど難解なものではありません。

今回取り上げた内容は、基本的なものばかりですが、これらの知識を覚え、使いやすいものを組み合わせていくだけで、なんとなく取引している多くのプレーヤーを追い抜き、勝率の高いプレーヤーになることも、決して不可能ではないでしょう。

ぜひ、一つずつでも実際の投資に活かす中で実践していただき、マスターしてみてください。今回の内容が皆様にとって、FXを始めるきっかけになったり、初心者脱出のきっかけになれれば幸いです。

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