年収500万円独身女性の貯金・将来・老後の話



老後のお金のことについて、考えたことはありますか?
「今は独身だけど、結婚したり、子供が生まれた場合は、いくら必要なんだろう」
「老後も不自由なく生活するためには、どのぐらい貯金をすればいいんだろう」
「自分と同年齢で、収入が同じぐらいの人は、どれぐらい貯金をしているんだろう」
こんな疑問が湧いてくる時もあると思います。

そこで今回は、年収500万円程度の女性を例に、貯金・将来・老後について、具体的なデータを提示しながらモデルを紹介していこうと思います。

既婚世帯の平均支出は約31万円、独身世帯は約20万円

まず日々の暮らしにかかる支出はいくらぐらいなのでしょうか。
仮に60歳まで働いたとして、結婚したパターンと、独身だったパターンを考えてみましょう。

既婚世帯の場合

まず結婚した場合ですが、総務省「家計調査」のデータによると、2016年の勤労者世帯のうち2人以上の世帯の消費支出は1ヵ月平均309,591円となっています。
さらに、年代別の平均は下記の通りとなります。

30~39歳:271,000円
40~49歳:319,700円
50~59歳:353,100円

年代が上がるにつれ支出が増えていく様子が分かると思います。家族の構成員が増えていったり、収入が上がり暮らしが豊かになっていくことで支出は増えていきます。

独身世帯の場合

次に結婚しなかった場合は、平均支出はこのようになります。

30代独身女性:181,570円
40代独身女性:202,460円
50代独身女性:213,049円
30~50代女性平均:199,026円
参考:全国消費実態調査

30~50歳の独身女性の平均支出は月約20万円であるとお分かりいただけると思います。

ここまでで、普段の支出のおおよそのイメージがつかめたでしょうか。
年収500万円の女性の場合、仮に結婚し、全く配偶者に家計を頼らない場合でも、自分の月収のみで月々の支出をまかなうことはできます。しかし、それとは別に、自分が働かなくなった後の老後の蓄えは必要になりますね。

では、老後に備えて、いくら貯金をすればいいのかチェックしてみましょう。

老後は独身で約5000万円、夫婦で約9000万円必要

上記の目安は、以下のデータを基に算出された数字です。
まず、平成29年「家計調査報告(家計収支編)」(総務省)によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の一ヶ月の家計収支は、

実収入:20万9198円(うち社会保障給付が19万1880円)
支出:26万3717円
赤字:5万4519円

となっています。つまり、年金のみでは毎月約5万円の赤字が出ており、貯金を切り崩しているということになります。

仮に30年間この生活が続いた場合、5万円×12ヶ月×30年=1800万円の貯金が必要という計算になります。
更に、下記のような出費も想定されます。

住宅ローン残債返却:約500万円
住宅リフォーム資金:約300万円
子供の結婚・住宅購入援助資金:約300万円
趣味・レジャー関連費用:約300万円
車買い替え関連費用:約200万円
医療や介護費用:約300万円
予備費:約300万円

これらをすべて合わせると、独身約5000万円、夫婦で約9000万円が必要となってきます。

いかがでしたでしょうか。ここまでで、将来どのぐらいお金が必要かイメージいただけたと思います。
では、次に考えるべきなのが「今の年収で、これからどうやって将来へ向けた準備をしていけばよいか」になります。
ここからは、年収500万円女性をモデルに、月々のやりくりはいくらぐらいを目安に考えればよいかをご紹介していきます。

30年で老後資金を貯めるには年170万円の貯金が必要

年収500万円では、税金を差し引いて手元に残るお金(手取り)は約390~400万円です。
仮に月給35万円・ボーナス夏冬それぞれ40万円とした場合、独身の時は、手取りは年収の78.1%(約390万円)となります。つまり、普段の額面月給35万円のうち、手元に残るのは27万円ほどになります。
扶養家族がいる場合は様々なケースがありますが、仮に、働いていない配偶者と大学生の子ども1人がいる年収500万円の人の手取りは、80.7%(約403万円)です。普段の額面月給35万円のうち、手元に残るのは28万円ほどになります。

まとめると、月額27~28万円の内からやりくりし、余った分とボーナスは貯金に回す……というのが一つのモデルとなります。

仮に今30歳の女性が、60歳までに、独身世帯が必要な5000万円を貯めるとなると、単純計算で一年あたり
5000万円÷30年=約170万円の貯金が必要となります。
1年で170万円貯めるためには、毎月の手取りの中から約7万円と、ボーナス夏冬の合計80万円全てを貯金に回す必要があります。

これは、まだまだ自分のためにお金を使ったり、勉強などの自己投資もしたい時期の30代女性にはハードルが高いかもしれません。

ちなみに総務省の統計で平均貯金額をチェックしてみると、年収500万円は第Ⅱ階級(年収426万から年収564万円)にあたり、平均貯金額は845万円となっています。(貯金の中身は代替、通貨預金が3割、定期預金が3.5割、生命保険が2.5割)

あなたの貯金額はいかがでしょうか。平均に比べて、高いでしょうか、低いでしょうか。

お金を増やす方法は、貯金に限らず、投資などいくつかのプランがあります。
この記事を持って「単純に貯金をするのは難しそう」「自分ではうまく計画を立てられない」と考えた方は、ぜひ専門家に相談してみることをおすすめします。投資はリスクが怖いと考える方も多いですが、リスクを最低限に抑えつつ、無理のない投資プランを専門家は提案してくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事が、あなたが将来のお金について前向きに考えるきっかけとなれば幸いです。

以上、あなたのライフプランナーがお伝えする「年収500万円独身女性の貯金・将来・老後の話」でした。

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