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「人生のターニングポイント」を教えてください|吉崎誠二の5時から“誠”論 2022年10月24日放送

吉崎誠二の5時から誠論

ー ワクワク人生 COCO the Styleとは?
ラジオNIKKEI第1で放送中「吉崎誠二の5時から“誠”論」の番組内コーナー。
人生100年時代を豊かで「ワクワク、生きる」ためには一体どうすればいいのか?
結婚・お子様の誕生・転職・リタイア・住宅購入など、個人のライフイベントを充実させるヒントをリスナーの皆様と一緒に探していく時間です。

人生のターニングポイント(1)登山などの非日常体験

人生のターニングポイント① 登山などの非日常体験
内田
内田

皆様からの応援メッセージもたくさんいただいています。
人生のターニングポイント」を色々教えてくださっているので、それを今日は取り上げていこうかと思います。
まずは70代の男性からいただきました。
とても素敵なターニングポイントなのですよ。

栃木に転勤赴任して、尾瀬をはじめ、沢山の登山経験が出来た事と、カナダやアメリカへの出張、ハワイやオーストラリアへの観光旅行をして、海外の景色を経験出来た事。
カナダのバンフ、コロンビアの氷河、そしてアルバーターの湖などに行けた事が人生での新たな経験です。

吉崎
吉崎

安藤さんも登山などされますか?

安藤:登山はあまりしませんが、結構自然が好きです。
実は今日も八ヶ岳の山から降りて来て、ここに直行しているというくらい自然にはよく行っていますね。

内田:自然に関わる、触れるって、やはり心が洗われる感じがしますよね。

吉崎:ありますよね。
でもこういう地方の自然豊かな場所に移動する時に、1番気になるのは住居の問題、居住地の問題ですね。
比較的都心や都会に住んでマンション生活に慣れると、中々相応しい様な物件が無かったり…
あるいは自然の中で言うと、里山みたいになると、やはり虫がたくさん出てくるとか。
朝晩の温度差があるとか、そんな問題があると思うのですよ。それでも住みたい、という事ですね。

安藤:コロナが始まった頃に、東京から転出して行く方が増えたじゃないですか?
いきなり移住するのはリスクが高いなと思っていて

まずは経験、体験することが大事

内田
内田

どうすれば良いのでしょうか?

安藤
安藤

私が今やっているのは、サブスクリプション型で月額でお金を払いながら地方にも家を借りる、というようなサービスです。

サービスによっては月数万円から、地方に家を借りられたり、サービスの中で扱っている色々な家に住めたりとか、こういったものがあります。
東京にお住まいの方は東京の家を残したまま、そのサービスでまず経験してみて、やっぱり僕は虫が無理だな、と思ったらやめた方が良いですよ

内田:お試し期間のような。

安藤:お試しした方が絶対良いと思いますね。

内田:確かに。
「退職したら移住する。」というような夢を持っていらっしゃる方が多いですよね。

吉崎
吉崎

若くて体がぴんぴんしている時にデュアルライフを送れるって良いですよね?

内田:それだと、そういう生活が出来たら仕事も捗りそうです。

吉崎:そうですよね。
原稿は別荘で書き、ラジオのある時だけやってくると。

安藤:それでも回りそうですよね。
原稿を書く方とかであれば。

内田:そうですよね。
だって、昨日ずっと家で原稿書いていたのですが、歩数計みたら6歩でした…
机の周りだけ、時々トイレのような感じですよ。
だからお試し期間も、色々な制度を使ってやってみるという事から、まず一歩目を踏み出す、というのはありですね。

安藤
安藤

まず経験、体験をしてみる、というのが結構重要だと思うのです
この70代の男性の方は、本当に素晴らしい体験をされていて、今の若い方がこれを真似しようと思っても、それこそ先ほどの為替の話もありますしね。

いまのドル、円の感じだと、海外旅行とかはちょっと厳しいですよね…
なので、まずは国内で、近くの山でも良いので、ちょっと自然に触れてみる、と。

吉崎
吉崎

ディスネーション・ジャパンみたいな感じですか?
日本をもっと再発見しよう、と。

内田
内田

そうですよ。
こんなに狭い、小さい国土なのにも関わらず知らない事はいっぱいあります。

人生のターニングポイント(2)学校教育で投資を教える

人生のターニングポイント② 学校教育で投資を教える
内田
内田

次は20代の女性から頂きました。

学校教育などの場でも、投資に関する知識を教える機会が今後増えていくかもしれないという事に、少し不安があります。
学生や若い人なども含め、幅広い年代の人達に対して、投資の話題を扱う際に、分かり易く、且つ的確に知識を伝えられるような説明の仕方を是非教えて頂きたいです。

吉崎
吉崎

これは英語や数学を勉強をした事が無い方が、英語の先生をするのには不安がある、という事ですよね?
今年からでしたか?投資の授業が始まりましたよね。

安藤:2022年4月から、高校は始まっていますよね。

内田:それも家庭科の授業でというような形で。

吉崎:そうすると、FPのような人達が教えるという事ですか?
先生が教えるのですか?

安藤:そうなのですよ。
学校の教える題材としてそれが加わったので「その先生は投資していたのか?」みたいな話が出てきますよね。

吉崎:してなさそうなイメージが…

投資の授業で大切にしなければならないこと

安藤
安藤

私は色々な所でセミナーや講演会を行っていますが、1番大事にしているのが、まず相手の事を知ることです

誰に対しての説明の場なのか、これが結構大事だなと思っています。
人は難しい事を言われても頭に入ってこないと思うのですよ。

内田
内田

拒否反応を示しますよ…
機能停止しますから。

安藤:機能停止しますよね。
それでありがちなのが、パワーポイントに200文字くらい書かれている資料を元に先生が教えてくれるような…
そう言うものだと聞き手は入ってこないと思うのですよ。
眠くなってしまう。

内田:そうですね。
出来れば絵くらい入れて欲しい…

安藤:ですよね。
なので、そういう時に重要にしているのが、相手が欲している情報というものです。
求めていない方に、いきなり為替や株の話をしても、耳が閉じると思いますね。
なので、どんな所に興味を持っているのかを知った上で、そこに適切な話題を振っていくというのが、講演やセミナーの場合では出来ると思うので、学校の授業も探っていった方が良いのかな、と思うのです。

学生さんに知っておいて欲しいこと

安藤
安藤

例えば、学生さんに是非ゆくゆく教える機会があればな、と思っている事がありまして…
個人の信用情報ってあるじゃないですか?

CICやJICCと言われる、住宅ローンだとしても借金の借り入れをした時に、自分の信用情報がそこに登録される
この仕組み自体があまり知られていないのですよ。

吉崎
吉崎

自分で見ることができるのですか?

安藤:自分で見られるのですよ。
CICネット開示、などで調べると、自分で検索出来るのです。
例えば10年前に使っていたクレジットカードのキャッシングなど全て見られるのです。
これの「どの借り入れは載るのか」というようなものが、結構重要な事だと思っていいます。

内田:載るものと載らないものがあるのですか?

安藤:例えば、奨学金は載りません
他にも家賃や大家さんとの直接の話は民間・企業間の話なので、あまり関係がない。
ただ、金融機関を通している場合は全部載ってきます

ありがちなのが、25歳くらいの方で少し落ち着いてきて「現金も貯まって来たので投資をやりたいので、教えてください」という方です。
「住宅を買いたい」という事でも良いのですが、その時に信用情報に傷が付いていてローンが組めない、というような事がたまにあります
「原因は何?」と聞くと、携帯の割賦販売です。
携帯を24回払いで買っているので、携帯代が少し遅れて葉書が来ているのに支払いはまあいいや、というような方、結構いらっしゃいますよね?
あれをやるだけで、所謂金融所のブラックリストのような所に登録されてしまうのです…
こういう話が重要かな、と思っています。

吉崎:携帯のものはよく聞きますね。
携帯は通話料以外のものも合わせて払いますので、あれはリースですからね。

内田:たかが携帯代と思っては駄目ですね…

安藤:分割払いはリースですよね。
だから借り入れ金として載っているのですよ、無金利で。

吉崎
吉崎

そういうものもそうですが、学校教育で投資を教えるという話で…
投資の前提のようなものを知らない方が教える、というのは難しいと思うのですよ。
「そもそも資本主義社会とは何か?」を知らないと誰も投資をしない。

投資をして、一定量の経済成長がある前提で資本主義社会の仕組みは成り立っているわけですよね?
速度は色々ですが、後進国は速い速度のエスカレーターに乗っているわけで、先進国は凄くゆっくりな、安定感のあるエスカレーターに乗っているわけではないですか。
順を追って、投資をするという事は、それに乗るという事ですから。
そういう資本主義社会の仕組みという所から抑えて行かなければ、投資はギャンブル?のようなイメージがありますよね。

安藤
安藤

学ぶのも良いのですが、お小遣いの範囲以内で、ミニ株などを買う方が、経済ってこう言う風に動いているのだ、為替と株価ってこのように連動しているのだ、と分かると思います。

内田
内田

私は小学生の時に「社会科の先生が株を買ってみよう」という授業をやってくれたのですよ。
それで、皆でニュースを読んで、この株を買ってみた事にする、と。
結果も見て、そのあと東証に行ってという…

安藤:良いですね。

吉崎:だから今この仕事をしているの?

内田:…ねえ?縁を感じるじゃないですか。
だから他の人よりも、投資というものに対するハードルが低かった気がするのです。

安藤:今の話も、受け手の方々が求めているものを提供出来ているからマッチしていますものね。
だから、教育って「一方的に押し付けるような教え方はよくない」というのが、この方への回答になるのですかね。

内田:そうですね。
今、貯蓄から投資へ!という風になっていますが、それだって色々な人が居る訳ですしね。
色々なやり方があるわけなので、中々先生も大変ですね。

吉崎誠二の5時から“誠”論
放送局 :ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週月曜日〜水曜日 17:00~17:50
※ 本コーナーは毎週月曜日のコーナーです
番組公式サイトはこちら
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※ 本記事はラジオNIKKEI第1「吉崎誠二の5時から“誠”論」の番組内コーナー「ワクワク人生COCO the Style」の内容を抜粋/改変したものです
※ 2022年10月24日(月)放送
※ 日経ラジオ社の承諾を得て作成しています

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