移住のリアルって?
今日はですね「移住について」です。
先週も移住については少し番組の中でも取り上げましたが、安藤さんもやはり注目されていますか?
そうですね。
最近すごい需要が増えてるなと思っています。
内田:実感として…?
安藤:仕事の関係で別荘に関わる事業を最近やっていまして…
内田:「モンゴルに移住?」というコメントをいただいていますが…
安藤:モンゴルの移住もいいんですよ。
いいのですが…今日は日本国内の話です。
色々な別荘地に行くと、当然東京から離れているわけです。
2時間、3時間のところに行きますが「いい別荘を買おうかな?」と思うと、東京に住んでいるような方が、ちょっと前にはタッチの差で申し込みを入れてきたり…
こういうのが、かなり増えています。
ちょっと奪い合いみたいな感じになってる物件もあるという感じですか?
実際はありますね。
バブル期にたくさん建てられた別荘地と呼ばれるような分譲区画されてるところ。
ああいったところの物件は「売る時に困る」という話をよく聞くと思うのです。
ただ、同じような造りの物件は、確かに少し困っている方もいると思うのですが、場所によっては売れています。
どんな方が買っているのか?と言うと…
私は物件を取られてしまった場合に聞くのです。
「別荘利用ですか?それとも定住ですか?」と。
そうすると「完全に定住で、東京からの移住組です」と…
こういう話はかなり増えています。
内田:住むのですね…!
安藤:多分ですが、東京都内の物件価格が相当上がってきていますよね?
先ほど住宅ローンの金利の話もありましたが、色々な要件を加味して出てきている。
例えば、仕事の関係でリモートワークもできるよという方であれば「地方に家を買ってそっちに住もう!」みたいな。
そういう方は本当に増えていますね。
僕の周りで何人かでいらっしゃる中で、八ヶ岳の辺やその隣の原村など、東京の家を売りました。
そして、東京にも拠点のために賃貸住宅を借りたままです。
それで家族も一緒にそちらに移住し、住民票を移しました。
ただ、家族で用事がある時は家族揃って(一緒に来るかどうかは別ですが)こちらに来ます。
もう2拠点という感じ、もしくは1.5拠点。
あちらがメインで、こっちが0.5みたいな感じですね。
都内で物件を持っていたとしたらすごくいい値段で今だったら売れるのでしょうね。
そうしたら、十分な資金をもとにそれができるという考えですね。
吉崎:個人事業主も増えてきているので、東京の先で0.5カウントみたいな…
その家はオフィス扱いで事務所にしておいてということも増えているみたいですね。
内田:いいですよね、そういう暮らし。
安藤:非常に良いですよ。
私もあちこちに行っています。
吉崎:ココザスもそういう商品をいま開発しているんですよね?
安藤:そうですね。
「別荘暮らしをしましょう」みたいな…
そこまで公にはしていませんが、いずれ公にできればと。
何よりやっぱり価格が違うわけですよ。
どれぐらいで買えるのですか?
八ヶ岳という話がでましたが…
実際に八ヶ岳の別荘も買っています。
延べ床の面積 75平米〜80平米、2LDKです。
さらに土地は150坪(450平米)くらいあるのです。
広い庭が付いて、それで状態もよくて1,500万円〜1800万円で売っていたりもします。
内田:いいですよね!
別荘で建ったものはこだわりが結構あって、いい木とか使っていそうです。
物とかが良さそうな…
吉崎:庭に力を入れてたりとかね。
安藤:そうですね。
やっぱりそこに対して更にリノベを掛けて、サウナを作ってということをやっていきます。
もちろんそこに1,000万円〜2,000万円かかり、その部分はローンを組みづらかったりするので…
そうではなく「普通に定住するための家を買おう」ということであれば、例えば1,500万円でローン計算すると支払額は3,8000円です。
吉崎:月々ですか?
安藤:月々35年で計算してます。
なので東京の家を売却して、そっちでローンが空いていれば、またローンで買うということもできます。
東京で賃貸を借りたとしても、今よりも安くなったりするということもできます。
内田:その支払いの金額を聞くと俄然、現実味を帯びてきますね…
安藤:東京へどのくらいの頻度で行くかにもよりますが…
例えば八ヶ岳であれば小淵沢という、中央線の快速が止まる駅から特急で2時間ぐらいです。
新宿まで無理じゃないよね?と思うので、最近周りの人にオススメしています。
「移住しましょうよ!」と…
吉崎:那須は新幹線で1時間くらい?
安藤:1時間10分くらいでしょうか。
意外に情報を知らないだけで、これからそういう方がどんどん発信していくと、凄い流行ってくるんじゃないかな?と思います。
発信しないのではないですか…?
何か逆に上がるから、黙っておこうみたいな…
買っちゃった人達は上がってくれた方がいいのではないですか?
安藤:資産価値の意味で言っても上がる別荘地はありますからね。
土地が2極化するとは思いますが…
内田:人気のあるところとないところでは、全然違うのでしょうね…
やっぱり交通の便が一番でしょうか?
安藤:仕事によると思います。
どれくらいの頻度で都心に来るかによると思いますね。
内田:あと年齢もありますからね。
吉崎:地方もどんなところが人気エリアか調べると、別荘地をちょっと置いて出して、地方というカテゴリーでしゃべれば…
やはり大きなショッピングセンターがあるとか、スーパーがあるのかというのは常に上位にランクされます。
軽井沢だってそれこそ有名なツルヤなど、巨大スーパーがありますが、みんなすごい買い物に行きますよね。
内田:やっぱり利便性のある暮らし…
安藤:車で10分とかの距離で、そういった大型スーパーがあると暮らせますよね。
吉崎:それで十分だそうですね。
そうじゃないとやっぱり大変といえば、大変ですよね。
内田:確かにね、いくら安くていい物件だったとしても…
やっぱり不便だったらなかなか行かなくなりますし。
吉崎:それでも、山菜を取ってきてそれだけ食べているわけにはいかないですものね。
川に行って釣りをするわけにも行けないし、釣れない日もあるかもしれないから…
内田:お肉も食べたいですし、お酒も飲みたいですね。
安藤:どこの別荘地にも大型スーパーはありますから、イメージしているような暮らしとは多分ほど遠いと思います。
これがすぐ流行ってくると思っています。
移住におけるリスクとは?
そこに移住するリスクはないのでしょうか?
ある程度どういう生活になるのか?を決めてから、向こうで家を買うべきだと思います。
まずはバケーションレンタル、要は貸別荘で何回か行ってみる。
スーパーにも行ってみて、これで行けそうだなと思ったら、購入に踏み切るとあまりリスクはないと思います。
あとは子育て関係ですね。
この辺の下調べはちゃんとやっていただきたいなと思います。
軽井沢の小学校は許容値をオーバーしているというのを見ましたね。
安藤:そうなんです。
インターナショナルスクールもどんどん出来ています。
吉崎:さらに地方の別荘地は、ある程度都市から来た子がいっぱいいるからいいのですが…
少ないところはなんとなく、そのコミュニティにとけ込めるかどうか問題があって。
別荘地と呼ばれているところは、元々そんな方が多いから、それは慣れているけれど。
そうじゃないエリアに飛び込んでいくのは最初は勇気がいりますよね。
安藤:確かに人間関係がストレスになってしまうと1番良くないですね。
そこは確かにリスクかもしれません。