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投資商品のリスクとリターン|吉崎誠二の5時から“誠”論 2023年3月13日放送

  • #不動産投資

ー ワクワク人生 COCO the Styleとは?
ラジオNIKKEI第1で放送中「吉崎誠二の5時から“誠”論」の番組内コーナー。
人生100年時代を豊かで「ワクワク、生きる」ためには一体どうすればいいのか?
結婚・お子様の誕生・転職・リタイア・住宅購入など、個人のライフイベントを充実させるヒントをリスナーの皆様と一緒に探していく時間です。

この記事の取材協力者

吉崎 誠二

不動産エコノミスト

吉崎 誠二

SEIJI YOSHIZAKI

不動産エコノミスト、不動産企業コンサルタント、CREビジネスコンサルタント
社団法人 住宅・不動産総合研究所 理事長

不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーション、CREコンサルティング、などを行うかたわら、テレビ、ラジオのレギュラー番組に出演。
また全国新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演を毎年多数行う。

・レギュラー出演
 ラジオNIKKEI:5時から“誠”論(月~水:17時~)
 ラジオNIKKEI:吉崎誠二のウォームアップ 830(月:8時30分~)
 テレビ番組:BS11や日経CNBCなどの多数の番組に出演

URL: https://www.yoshizakiseiji.com/

投資商品のリスクとリターン

投資商品のリスクとリターン
内田
内田

今日は「投資商品のリスクとリターン」について話していきます。
これは先週も色々と話しましたが…

吉崎
吉崎

まぁ投資ですからね。
リスクの裏返しにリターンがある、という事になりますので。
逆に、ノーリスクというものはあり得ない訳ですが、一方で、リスクとリターンの関係が崩れている。
ずれているものはアービト ラージの様な感じです。
その中で、投資対象によりリスクとリターンの関係が変わってくるというのは覚えておかれても良いのではと思いますね

内田:(今、ディレクターから色々話が入ってきましたけれども…)
不動産投資は貯金よりも少しリスクが高いくらいで、そう考えると「投資の中では安全な方なの?」という様な気がするのですが、それは本当なのですか?

吉崎:一般論では、定期預金の次に債券辺りが最も低リスク、低リターンではないですか

内田:そうですね。
リスクもそんなに無いですよね。

吉崎:比較的にハイリスク、ハイリターンなのはベンチャー系の株式投資や
グロース系の株等はハイリスク、ハイリターンのイメージがあります
FXもレバレッジをかけると少し別ですけれども、FXは評価するのが難しいですよね。

内田:難しいですね。

吉崎:投資用不動産は、そういう意味では物件選びで大きくミスをしない限り、先程の定期預金や債権等の次くらいにリスクは低いかもしれない

内田:よく安全資産という様な言い方をしますが、そちらに入ってくる。

吉崎:ここ最近は下げていますけれども、銀行株や大型銀行株等は比較的にあまり動かない。
配当が良い感じ。
それと近い様な感じですけれども、銀行株は昨日今日で下げましたよね。

内田:今日は大きく下がりましたね。

吉崎:ああいうのが不動産においてはあまり無いので。
後は長期保有前提でされるのであれば、短期的にはリーマンショックの後みたいに上がったり下がったりする事は多少あります。
長期で持てばそれほど大きな痛手も無い、というのが不動産投資の特徴ですよね

内田:私らは頭が古くて、バブル崩壊のイメージ等があったりして、土地神話が崩れる、という様な事があったではないですか?
あの時とはもう全然、今は環境が違うという事ですよね。

吉崎:そうですね。
今はまず不動産が金融資産になりつつあって、証券化までしているではないですか。
例えば、ローン債権等もみなMBS等になっているし、パソコンで、エクセル以上の色々なものに触れて、こうなればこうなる等といったシミュレーションも大体できています。
そういう意味では、不動産の場合は株式のブラックスワン的な事は少ないので、ある程度こうなりそう、というのが何となく読めるではないですか
読みやすい、という事もあり、予測しやすい。
急に債券などは分からないですものね。

債券はどうなの?

債券はどうなの?
内田
内田

そうですよ。
今回だって、債券はどうなの?と。

吉崎
吉崎

例えばREITの動き等を見ていても「急に何かなる」という事はあまりありません
コロナや東日本大震災等は少し別ですが、ああいう事が無い限り急に何かなる事は無いですから。

内田:やはり、何か現物がちゃんと裏付けとしてある、という事なのでしょうね。

吉崎:金(ゴールド)などもそうですけれども、現物系ですから。
金そのものではお金を生みませんが…

内田:金もまた上がっていますものね。

吉崎:金のETFも、取り敢えず少し持っておけば「そんなに大きな損は無いよね」という様な気はしますよね

内田:ポートフォリオの中で、やはりリスクがあるものと、リスクが無いものと、やはりしっかりと分ける必要があって
その中に入るものというのは、ちゃんと自分の中で分けておかないといけませんよね。

吉崎:不動産の実物のものは、節税の部分とレバレッジを利かせる部分等を見ても、ある一定量、資産ポートフォリオには組み込んでおくべきだ、と思います。
先ほどの金等も同じで、多少持っていても良いかな?と。
私らは不動産や住宅専門なので積極的にそうしようと思うのですが、そうじゃない方々においても、少しはかましておいても良いのではないかな?と。
実物不動産投資は、ポートフォリオの中に入れておいても良いのではないかな、という様な気はしますよね。

内田:先ほど吉崎さんが仰った様に、本当に金融資産になって、金融商品になっているではないですか。
なので「色々な投資の仕方がある」というのがまた良いですよね。

吉崎:そうですね。
実物を1つ持っておいて、これはレバレッジを利かせられると大きいので
レバレッジを利かせられる投資の実物を持っておいて…
色々と分散を利かせたいのならばJ-REIT等も持っておくと、組み合わせ的には丁度いいのではないかと思います
不動産投資の1番はやはり、実物なので融資を引っ張ってこられて、担保価値があるので、それに対してレバレッジをかけて投資ができる。
こういう所においては、リスクとリターンの関係的には1番おいしい投資の1つではないかな、と思いますね

内田:是非、参考になさってください。

吉崎誠二の5時から“誠”論
放送局 :ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週月曜日〜水曜日 17:00~17:50
※ 本コーナーは毎週月曜日のコーナーです
番組公式サイトはこちら
番組のアーカイブ配信はこちら

※ 本記事はラジオNIKKEI第1「吉崎誠二の5時から“誠”論」の番組内コーナー「ワクワク人生COCO the Style」の内容を抜粋/改変したものです
※ 2023年3月13日(月)放送
※ 日経ラジオ社の承諾を得て作成しています

この記事の取材協力者

吉崎 誠二

不動産エコノミスト

吉崎 誠二

SEIJI YOSHIZAKI

不動産エコノミスト、不動産企業コンサルタント、CREビジネスコンサルタント
社団法人 住宅・不動産総合研究所 理事長

不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーション、CREコンサルティング、などを行うかたわら、テレビ、ラジオのレギュラー番組に出演。
また全国新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演を毎年多数行う。

・レギュラー出演
 ラジオNIKKEI:5時から“誠”論(月~水:17時~)
 ラジオNIKKEI:吉崎誠二のウォームアップ 830(月:8時30分~)
 テレビ番組:BS11や日経CNBCなどの多数の番組に出演

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