不動産投資

シェア別荘は投資になる?別荘サービスを徹底比較|NOT A HOTEL・SANU・UMITO・COCO VILLA

近年「シェア別荘」サービスが注目されています。

この記事の監修者

安藤 義人

ココザス株式会社 代表取締役CEO

安藤 義人

YOSHITO ANDO

2016年に個人向けライフデザイン(人生設計)事業を行うココザス株式会社を創業。
現在は事業領域を広げ、資産形成・転職支援・住宅関連の3つの事業を通じて、世界中の人々がワクワク生きていける世界を作るため、日々経営に没頭中。
2022年からは活動拠点を海外にも広げ、モンゴルに現地法人を設立し不動産業のライセンスを取得。

自身も10代の頃から株式投資をスタート。
新築収益アパート投資やモンゴルの不動産投資、国内スタートアップへのエンジェル投資など幅広く投資を行なっている。

URL: https://twitter.com/cocozas_ando

  • 書籍:3週間で身につく日本人が知らないお金の常識|2020年11月3日発売
  • 書籍:モンゴルがいま熱い!|2024年2月26日発売

シェア別荘は投資になる?

近年、「シェア別荘」という新しい不動産の持ち方が注目されています。

従来の別荘は1棟を丸ごと購入する必要があり、数千万円〜数億円の資金が必要でした。

しかしシェア別荘では、1つの別荘を複数のオーナーで共同所有することで、比較的少ない資金でリゾート不動産を保有できます。

この仕組みから、「シェア別荘は投資になるのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。

結論から言うと、シェア別荘は一般的な不動産投資とは性質が異なります。

収益を目的とした投資というよりも、利用価値と資産性を兼ね備えた不動産として位置づけられるケースが多いのが特徴です。

まずは、シェア別荘の基本的な仕組みや資産性について整理していきます。

シェア別荘の仕組み

シェア別荘とは、1つの別荘を複数のオーナーで共同所有する仕組みです。

一般的には、以下のような形で運用されます。

・別荘の所有権を複数人で分割して保有
・オーナーごとに年間の宿泊日数が割り当てられる
・管理や清掃は運営会社が担当する

例えば年間10泊などの利用枠を購入することで、その日数分をオーナーとして利用できます。

従来の別荘は「使わない期間が多い」という課題がありましたが、シェア別荘では利用日数を分割することで、効率的に別荘を所有できる仕組みになっています。

なぜ「資産」と言われるのか

シェア別荘が「資産」と言われる理由は、宿泊サービスではなく不動産の持分を保有する仕組みだからです。

多くのサービスでは、以下のような特徴があります。

・不動産の持分として所有できる
・売却が可能
・相続や贈与の対象になる

つまり単なる宿泊会員権ではなく、リゾート不動産の一部を資産として保有する形になります。

ただし、株式やREITのように配当収益を目的とした投資とは異なり、主な価値は次の2つです。

・別荘として利用できること
・不動産として資産保有できること

そのため、シェア別荘は「投資商品」というよりも、利用価値と資産性を兼ね備えた不動産として位置づけられることが多いのです。

セカンダリー市場とは

シェア別荘の特徴として、「セカンダリー市場」が存在する点も重要です。

セカンダリー市場とは、購入した持分を中古市場で売却できる仕組みのことを指します。

例えば、

・ライフスタイルの変化
・利用頻度の低下
・資産整理

などの理由で、所有している持分を売却することが可能です。

このような市場があることで、シェア別荘は単なる利用権ではなく、流動性を持つ資産として扱われることがあります。

ただし、売却価格は市場の需要や物件の人気によって変動するため、必ずしも購入価格で売却できるとは限りません。

相続はできるのか

シェア別荘は不動産の持分として保有するため、相続や贈与の対象になる場合があります。

具体的には、

・不動産持分として相続可能
・家族への贈与が可能
・資産として承継できる

といった特徴があります。

そのため、単なる宿泊会員権とは異なり、家族資産として保有できるリゾート不動産として検討されることもあります。

ただし、サービスによって所有形態や権利内容は異なるため、購入前に契約内容を確認することが重要です。

別荘サービス比較|NOT A HOTEL / SANU / UMITO / COCO VILLA

シェア別荘サービスは「資産として持てる」という特徴がありますが、収益性や利用方法はサービスごとに大きく異なります。

ここでは代表的な4つのサービスを比較し、それぞれの特徴を整理します。

別荘サービス比較表

まずは、各サービスの「所有形態」や「利用方法」など、サービスとしての違いを比較します。

別荘サービス比較

NOT A HOTEL
最低購入金額:2,160万円〜(1/36口)
年間利用日数:約10泊
管理費:購入価格の約3%

SANU 2nd Home Co-Owners
最低購入金額:395万円〜(1/30口)
年間利用日数:12泊
管理費:年9.8万円〜

UMITO
最低購入金額:1,080万円〜(1/36口)
年間利用日数:10泊
管理費:購入価格の約3%

COCO VILLA
最低購入金額:240万円〜(1/25口)
年間利用日数:6泊
管理費:実質無料(収益で相殺)

このように、共同所有型のサービスでは年間の利用日数があらかじめ決まっており、主にセカンドホームとして利用するモデルになっています。

一方で、COCO VILLAは民泊運用を前提としているため、オーナーの利用日数は少なめに設計されており、空き日程を宿泊施設として運用することで収益化する仕組みになっています。

投資性の比較

次に、投資としての観点から各サービスを比較します。

以下は主要な別荘投資サービスの概要を整理したものです。

・NOT A HOTEL
最低購入金額:2,160万円〜(1/36口)
管理費:購入金額の約3%
収益性:宿泊利用しなければ賃貸収益で管理費と相殺

・SANU 2nd Home Co-Owners
最低購入金額:395万円〜(1/30口)
管理費:年9.8万円〜
収益性:宿泊利用しなければ賃貸収益で管理費と相殺

・UMITO
最低購入金額:800万円〜(1/36口)
管理費:購入金額の約3%
収益性:宿泊利用しなければ実質利回り約1%程度

・COCO VILLA
最低購入金額:240万円〜(1/25口)
管理費:実質無料設計(収益で相殺を想定)
収益性:宿泊利用しても実質利回り3〜9%


※本比較は各サービスの公開資料・公式サイト・公開情報および説明内容をもとに整理したものです。
※価格・管理費・収益条件は物件や契約条件、時期などにより異なる場合があります。
※利回りや収益は将来の成果を保証するものではありません。
※最新の条件は各サービス提供元の公式サイトまたは担当窓口にてご確認ください。

このように比較すると、シェア別荘サービスは「資産として保有できる」という特徴はあるものの、月々の収益性はそれほど高くないケースが多いことがわかります。

多くのサービスでは、
・未利用泊数の買取
・宿泊売上の一部分配

といった形で収入が発生する仕組みになっていますが、一般的な不動産投資のように利回りを目的とした商品ではありません。

「セカンドホーム」としての利用価値が重視されており、収益性は比較的低い傾向があります。

一方で、COCO VILLAは民泊運用を前提としたモデルのため、

・宿泊しても3〜8%程度の宿泊収益
・キャピタルゲインの可能性

といった、民泊投資、不動産投資に近い要素を持つ点が特徴です。

そのため、別荘を

・セカンドホームとして利用したいのか
・投資として収益を得たいのか

によって、選ぶべきサービスは大きく変わります。

NOT A HOTELは投資になる?

近年注目されているシェア型別荘サービスの代表例がNOT A HOTELです。

高級別荘を複数人で共同所有する仕組みで、宿泊施設として運用されることで収益が発生するモデルになっています。

ただし、一般的な不動産投資のように利回りを目的とした商品ではなく、「別荘利用+一部収益」という位置づけに近いサービスです。

NOT A HOTELの仕組み

NOT A HOTELは、1つの別荘を複数のオーナーで共同所有する仕組みです。

・別荘の共同所有
・年間利用日数が割り当てられる
・未使用泊は運営側が宿泊販売

オーナーは年間の利用日数があらかじめ割り当てられ、自分で宿泊することができます。

利用しなかった泊数については、運営会社がホテルとして宿泊販売を行います。

比較した4つのサービスの中で一番高額ですが、有名建築家のVILLAが多いことなど宿泊体験に力を入れていることが特徴です。

収益モデル

NOT A HOTELでは、利用しなかった年間利用日数の買取制度があります。

一泊も宿泊しなかった場合、年間管理費(購入金額の3%)と相殺される設計です。

NOT A HOTELは投資商品ではありませんが、セカンダリー市場で売却できる仕組みがあり、実際に購入価格を上回って売却された事例も公開されています。

そのため、別荘として利用しながら資産として保有するという考え方も可能です。

一方で株式のような市場ではないため、売却のタイミングや価格は市場状況や買い手の需要に左右されます。

メリット

NOT A HOTELの特徴は、投資というよりも「高級別荘の所有体験」に近い点です。

・デザイン性が高い高級別荘を共同所有できる
・セカンダリー市場で売却実績あり

建築家が設計したデザイン性の高い別荘が多く、ラグジュアリーな滞在体験を楽しめる点も魅力の一つです。

注意点

一方で、投資商品として考える場合には注意点もあります。

・購入価格が高い
・管理費が高い
・流動性は限定的

シェア別荘の権利は売却可能な場合もありますが、一般的な不動産に比べると市場の流動性は高くありません。

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SANU 2nd Home Co-Ownersは投資になる?

SANU 2nd Home Co-Ownersは、自然の中の別荘を複数人で共有するサービスです。

サブスク型のSANU 2nd Homeとは異なり、こちらは共同所有型のモデルになっています。

SANUの仕組み

SANUのCo-Ownersでは、1つの別荘を複数人で所有する仕組みです。

・別荘を複数人で共有
・年間利用泊数が設定される

オーナーは年間の宿泊日数を利用することができ、使わない泊数は運営側が宿泊として販売する形になります。

収益性

SANUについても、未利用泊数については運営側が買い取る仕組みが用意されています。

・未利用泊数はSANUが固定価格で買取
・年間約10万円程度の収入になり、管理費に充当できる設計
・セカンダリー市場も公開されていますが、販売実績はまだありません。

メリット

SANUの特徴は、自然体験に特化した別荘という点です。

・全国のSANU施設に宿泊できる
・自然体験型の施設

森林の中にある施設が多く、アウトドアや自然滞在を楽しみたい人に人気があります。

注意点

投資として考える場合には、いくつかのポイントを理解しておく必要があります。

・投資利回りとしては低い
・管理費が発生する
・セカンダリー市場も公開されていますが、販売実績がなく未知数です。

基本的には「別荘利用がメイン」で、収益は補助的な位置づけと考えるのが一般的です。

UMITOは投資になる?

UMITOはリゾート型のシェア別荘サービスで、海沿いの高級リゾート物件が多いことが特徴です。

別荘を複数人で共同所有しながら、利用しない泊数については還付を受けられる仕組みになっています。

UMITOの仕組み

UMITOはリゾート施設を複数人で共同所有するモデルです。

・リゾート施設の共同所有
・年間の利用泊数が割り当てられる

オーナーは割り当てられた宿泊日数を利用することができ、使わない泊数については運営側による買取制度があります。

ほかサービスと違い、ホテル型で部屋ごとに購入する仕組みです。

多くの物件が定期借地のため、利用できる権利は50年に限られます。

収益モデル

UMITOでは、未利用泊数に応じて一定額が還付される仕組みがあります。

・未利用泊数分を固定で買い取る制度(物件や条件により変動)
・セカンダリー市場も公開されていますが、販売実績はまだありません。

そのため、ホテルの稼働率に直接連動する収益分配モデルとは異なり、泊数に応じてUMITOが固定金額で買い取る仕組みです。

メリット

UMITOの特徴は、リゾート別荘として利用しながら余った泊数の買取制度があり、管理費に充てることができます。

・宿泊利用しなければ実質利回り1%程度
・未利用泊数の買取制度がある
・海沿いの施設が多い

注意点

一方で、投資商品として考える場合には注意点もあります。

・投資利回りは高くない
・セカンダリー市場も公開されていますが、販売実績がなく未知数です。

あくまで別荘利用を前提とした仕組みであり、一般的な不動産投資のように高い利回りを目的とした商品ではありません。

COCO VILLAは投資になる?

COCO VILLA 大洗

COCO VILLAは、ほかシェア別荘サービスとは異なり「別荘を所有して民泊運用し投資収益を得られる」モデルです。

オーナー宿泊の日数以外は宿泊施設として運用し、その収益をオーナーに分配するモデルです。

COCO VILLAの仕組み

COCO VILLAは、別荘を所有しながら民泊として運用した収益を得ることができるモデルです。

・別荘を所有
・民泊として運用可能

自分で利用することもでき、利用しない期間は宿泊施設として貸し出します。

民泊運営は運営元のココザス株式会社が行うため、オーナーは手間要らずで収益を得られます。

民泊収益モデル

COCO VILLAでは、宿泊予約サイトを通じて宿泊者を募集します。

・宿泊予約サイトで貸し出し
・宿泊売上がオーナー収益になる

宿泊売上がオーナー収益になる仕組みのため、稼働率によって収益が変動します。

メリット

COCO VILLAの特徴は、投資性と利用性の両方を持つ点です。

・宿泊しながら購入した物件の民泊収益を得られる
・資産として保有できる

注意点

ただし、民泊運用にはいくつかのポイントがあります。

・稼働率に依存する
・キャピタルゲインを得られる可能性もありますが、まだ実績はありません。

宿泊需要やエリアによって収益が変わるため、購入した拠点によって結果が変わる可能性があります。

▼COCO VILLAとは COCO VILLAは、別荘を「所有」と「活用」の両立で考える新しい不動産投資の仕組みです。
仕組みや特徴、どんな人に向いているのかをわかりやすく解説しています。

COCO VILLAを詳しく知る ↗

まとめ|シェア別荘と別荘投資の違い

近年はシェア別荘サービスが増えていますが、一般的な不動産投資とは仕組みが異なります。

大きく整理すると、次のような違いがあります。

・シェア別荘
→別荘利用がメインで、収益は補助的

・別荘投資(民泊運用)
→宿泊収益が投資の中心

どちらが良いかは、
「別荘を楽しみたいのか」
「収益を重視したいのか」
によって変わります。

それぞれの仕組みを理解したうえで、自分に合ったモデルを選ぶことが重要です。

Q:シェア別荘は投資になりますか?

シェア別荘は、一般的な不動産投資のように高い収益を目的とする商品というより、利用価値と資産性をあわせ持つ不動産として検討されることが多いです。

収益が出る仕組みのあるサービスもありますが、主目的は別荘利用にあるケースが中心です。

Q:シェア別荘が「資産」と言われるのはなぜですか?

多くのシェア別荘サービスでは、宿泊権ではなく不動産の持分を保有する形を採用しています。

そのため、サービスによっては売却や相続、贈与の対象となり、資産として扱われます。

Q:シェア別荘と通常の不動産投資は何が違いますか?

通常の不動産投資は家賃収入や売却益を重視しますが、シェア別荘は自分で利用できることが大きな特徴です。

収益性だけでなく、セカンドホームとしての使いやすさや所有体験も重視されます。

Q:シェア別荘は売却できますか?

サービスによってはセカンダリー市場が用意されており、購入した持分を売却できる場合があります。

ただし、売却のしやすさや価格は物件の人気や市場状況に左右されるため、購入時と同じ価格で売れるとは限りません。

Q:NOT A HOTELは投資になりますか?

NOT A HOTELは、高級別荘を共同所有しながら利用しない泊数を運営側が宿泊販売する仕組みです。

投資専用商品というより、高級別荘の所有体験と資産保有を両立したい人向けのサービスといえます。

Q:SANU 2nd Home Co-Ownersは投資向きですか?

SANU 2nd Home Co-Ownersは、自然体験を重視した共同所有型の別荘サービスです。

未利用泊数の買取制度はありますが、基本的には別荘利用を重視する人向けであり、高い利回りを狙う投資商品ではありません。

Q:UMITOは投資目的でも検討できますか?

UMITOは海沿いのリゾート施設を中心とした共同所有型サービスで、未利用泊数の買取制度があります。ただし、記事内容では高収益を狙う投資というより、リゾート利用と一部収益の両立を目指すモデルとして紹介されています。

Q:COCO VILLAはほかのシェア別荘サービスと何が違いますか?

COCO VILLAは、別荘を所有しながら民泊運用による宿泊収益を得ることを前提にしたモデルです。

NOT A HOTEL、SANU、UMITOが主に別荘利用中心なのに対し、COCO VILLAは利用と収益性の両立を重視したい人に向いています。

この記事の監修者

安藤 義人

ココザス株式会社 代表取締役CEO

安藤 義人

YOSHITO ANDO

2016年に個人向けライフデザイン(人生設計)事業を行うココザス株式会社を創業。
現在は事業領域を広げ、資産形成・転職支援・住宅関連の3つの事業を通じて、世界中の人々がワクワク生きていける世界を作るため、日々経営に没頭中。
2022年からは活動拠点を海外にも広げ、モンゴルに現地法人を設立し不動産業のライセンスを取得。

自身も10代の頃から株式投資をスタート。
新築収益アパート投資やモンゴルの不動産投資、国内スタートアップへのエンジェル投資など幅広く投資を行なっている。

URL: https://twitter.com/cocozas_ando

  • 書籍:3週間で身につく日本人が知らないお金の常識|2020年11月3日発売
  • 書籍:モンゴルがいま熱い!|2024年2月26日発売
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