DD(デューデリ)とは?なぜ大事なの?
細川さん、今日はものすごく重要な話をします。
社会人の方が自分のために、そして投資家が自分のために、そしてお子さんを抱える親御さんが大切なお子さんのために、是非知っておいていただきたい知識なんです。
そんなに改まって、どうしたのですか?
今回は、非上場企業のデューデリのやり方を紹介していきます。
デューデリって何だと思いますか?
Uber Eatsみたいなデリバリーサービス…?
もうちょっと面白いこと言ってください(笑)
デューデリというのはデューデリジェンス(Due Diligence)の略です。
適当かつ相当な調査、リサーチのことという風に捉えてください。
企業を調べる時、投資する時、商品を購入する時に必要になってくるんです。
なぜデューデリをしなければいけないと思いますか?
投資をする時に「詐欺商品じゃないのか?」とか「会社が大丈夫なのか?」など調べるためでしょうか?
そうですね。
デューデリはDDなんて言いますが、投資の場合は投資詐欺に巻き込まれないためにDDは絶対にやるべきなんです。
。
ただ、一般消費者の方、投資を一切やらないよという方にとっても必要な場面はあります。
例えば、脱毛サロンなどの先にお金を払う(前払い金)ような、仕組みがありますよね?
自分が脱毛に通っている間にその会社が倒産してしまった場合、残りのサービスが受けられない。
つまり全額なくなっちゃうわけです。
実際に数年前にも旅行会社の「てるみくらぶ」や、着付け屋の「はれのひ」などがありました。
こういった会社が前払金をいっぱい集めた上で資金繰り悪化して倒産したという事例があったんです。
動画で確認したい方はこちら
非上場企業のDDのやり方(1)
今日はね最近リアルに私が実施した実例をもとに、どういう風に非上場企業を調べていったのか?
そんな話をしていこうと思います。
最近、英会話スクールに多額の投資をしたのです。
ある程度のお金を前払いするので、その時に会社を調べたので、具体的にDDのやり方について話していきます。
まず大きく会社の調査と代表者の人物の調査、この2つに分けてください。
会社の調査に関して、まずどこを見ればいいと思いますか?
登記簿謄本やホームページだけではなく自分で調べると、以前に社長が言ってた記憶があります。
勉強していて素晴らしいですね。
法務局に行って600円払えば誰でも会社の登記簿謄本、重要な情報というのを見ることができます。
そしてそれをホームページなどの公開情報と照らし合わせる。
これを必ずやりましょう。
今回の英会話スクールのケースでいうと、登記簿を取るまでもないぐらいの企業だったので、そこはカットしました。
ただ、登記簿謄本では見えてこないのが財務状況なんです。
お金をどれぐらい持っているか?この辺りは見えてこないのです。
なので、私は帝国データバンクや東京商工リサーチなどの調査会社の担当者に「あの会社って財務状況大丈夫ですか?」と電話で聞きました。
これをやるべきなのですが、お金を払って登録をしていないと帝国などのデータは見ることはできません。
なので、そこは1つのハードルになっています。
他にも財務状況を調べる方法があります。
株式会社って決算公告といって決算を公にするのが義務付けられているのです。
ただこれはわずか1.5%ぐらいの会社しかやっていなかったりするので、やっぱり財務状況って取りにくいのです。
それでは、どうやって財務状況を判断すればいいのでしょうか?
公開情報で取れなかった場合は資金繰りだったり、売り上げの予測をしていきます。
要はそのビジネスが成り立っているのか?というのはなんとなく予測はつくんです。
例えば売り上げの予測は超シンプルです。
「客単価×人数=売り上げ」なのです。
自分が入ろうとしている英会話スクールが100万円だとすると、客単価は100万円です。
ただ他にも50万円のコースもあるとして、契約が半々ぐらいなんだろうなと思ったら客単価は真ん中で75万円になります。
そして1年でどれぐらいの人数の方が受けているか?というのは、意外に企業は広告などに「何人が累計で受けてきました!」だったり「年間受講者数何人!」と掲載しています。
この数字を掛け算すると「年商数億だな…」など結構見えてくるのです。
広告なんて自分たちで自由に書けることだから、正しいかどうかは分からないのですが予測はできます。
そして次に経費の予測は従業員数から割り出します。
あとはオフィスの賃料も調べれば、出てきますよね。
他にも「最近は広告が多いな…」という場合は、広告のボリュームから広告宣伝費を予測する。
この辺りをやれば大体会社に利益がどれぐらい残ってるか?というのは、外から見たって分かるわけです。
いままでそんなことを考えたことがなかったですね…
ちなみに従業員数はネットとかホームページで調べればよいのですか?
ホームページに従業員数を書いてる会社もありますが、あれも自分で自由に書くことができるわけです。
絶対にやってほしいことが、日本年金機構が運営している厚生年金保険の適用事業所検索システムというのがあります。
どんな会社だったとしても、外部の人間がその会社の内部の従業員数を知ることができるんですね。
これは今回の話で1番大事なことです。
これは無料なんですか?
無料で利用できます。
ホームページの開示情報と異なる場合は「嘘つきな会社だな…」というレッテルを私は張っています。
また、従業員数が少ない場合は「事業が回ってないのではないかな…」という風に思います。
ただ注意点があって、例えば親会社から子会社に出向させている場合は親会社のほうで社会保険料を払っているので、子会社の従業員数がものすごく少なく見える。
これに気をつけなければいけません。
あとは反映までの時差が2か月ぐらいあったりするので、その辺を加味した上で目安としてこれは絶対使った方がいいんじゃないかなと思います。
非上場企業のDDのやり方(2)
会社の調査は大体分かりました。
しかし、社長がやっていた「人物の調査」はどういったところを見るのですか?
代表者個人の人物像を見る必要があります。
結論、Facebookで見るのが1番いいです。
TwitterやInstagramでどれだけ影響力があっても、あれは幻想です。
Facebookって実際にリアルで誰と繋がっているのか?コメント欄や、あと誰が「いいね!」しているのかまで見ます。
繋がりによっては「少し怪しいな…」と見えてくるという事ですか?
そうですね。
私の中では大体共通の友達が何人以上いたら真っ当な人、真っ当なコミュニティの可能性があるという感じでしょうか。
あと結局はその人のバックボーンです。
過去の繋がりや過去に何をやったかを知る必要があります。
これは私が今やってる海外ビジネスでも全く一緒で、人脈を通してその人の過去をしっかり見ていく。
あと当然、反社チェックをしましょう。
うちはシステムを入れていて、RoboRoboというシステムを使ってます。
他にも日経テレコンなどのサービスで犯罪歴がないかなんかのチェックをしましょう。
1番簡単に見極めるポイントは人物、そして会社。
トータルで伝えると外部の投資家から資金調達しているような会社は大丈夫です。
それはどういった理由ですか?
デューデリを他の方がやってくれてるわけです。
しかも自分よりもビジネスリテラシーの高い上場企業の方とかがやってくれているので、自分の時間短縮にもなりますよね。
外部の投資家からの資本が入っているかはどうやればわかるんですか?
先ほど言っていた登記簿謄本を見ると、資本金の増額は登記事項なので1年に1回ぐらい定期的に増資されていっている。
その履歴が履歴事項全部証明書というものに出るんです。
それだと確実に外部資本入れてるよということです。
あとは「“会社名”スペース “資金調達”」とワードで検索すると、PR TIMESなどで資金調達のリリースが出てきます。
そこで誰が投資したかというのも大体ネットに出ているのです。
簡単な見極めポイント
更に細川さんでもできるもっと簡単なことは、資本金を見ることです。
ホームページの資本金のところに「資本準備金を含む」と書かれている場合は外部資本を入れています。
あとは資本金の額が中途半端な何千何百何十円など。
こうなってる場合も外部から資金調達してるってことです。
難しい話は忘れて、資本金が何千万単位とか何百万単位ではなく、中途半端な場合及び資本準備金含むみたいに書かれてる場合。
これは確実に外部株主がいて誰かのデューデリを受けた結果です。
この辺を見た上で私は自分が今入った英会話スクールは大丈夫だなと思って決断することができました。
もう一つはそもそもサービス側のデューデリが必要です。
Googleのレビューや口コミ、後はここでTwitterとかInstagramを使用します。
要はユーザーの声を聞くことをやってみた上で、ネガティブコメントがあんまりなければやってもいいんじゃないかな?という判断をしました。
英会話1つ入るためにもここまで調べるのですね…
お金を振り込んだ1ヵ月後に倒産されると困りますので…
私は生きてる中の全てにおいて、やっぱこれぐらい調べています。
これはやっぱりビジネススキルなんです。
自分が転職する時、そしてお子さんを何かのスクールに通わせる時、全く同じ考え方で情報を取っていけば人生失敗しません。
なので自分を守るため、そして自分の家族を守るために必ず今日言った会社と個人のデューデリをやってください。
これを身につけていれば、怪しい商品だったり投資詐欺に引っかからない確率は違いますよね?
そうですね。
最後におまけ話ですが…
まあよく私が行ってる怪しい会社の見抜き方みたいな点をシェアします。
例えば「オフィスは賃料まで調べましょう!」と言いいましたが、そもそもレンタルオフィスだったら絶対契約しませんし、元レンタルオフィスもダメです。
なぜなら、儲かった後にそのお金で良いオフィスに入れるためです。
現金さえ払えば入れてくれるデベロッパーとかもいるわけなので、レンタルオフィスを経由している会社へは僕は投資しないようにしています。
あとは登記簿謄本を見ることのメリットですが、これは代表者の自宅が分かるのです。
代表者の自宅が分かれば「家賃はどれくらい払ってるか?」も分かりますし、どういう審査基準の住宅に住んでるかも分かります。
それで大体その人の社会的信用力はもう分かってくるのです。
あとはその人のSNSとか見て、派手にお金を使ってたりすると「真面目に仕事をしていないな…」という風に思うのでいつか潰れますよ。
この辺を見抜くことができれば、お金を払ったけれども倒産しちゃったみたいなことを防げると思います。
今日私が言ったことは私が実際にやっていることの全てです。
必ず今後投資する時はこれらを調べていただければ失敗はなくなるのではと思います。
今回は以上になります。
ありがとうございました。