携帯の支払いは絶対に遅れてはいけない?
今日は「携帯の支払いは絶対に遅れてはいけません」という話をしたいと思います! 細川さん「CIC(シーアイシー)」という言葉、聞いたことありますか?
何となくあります…
CICというのは普通に生きていると聞き慣れない言葉だと思いますが、いわゆる個人信用情報のようなものです。
細川さんがどこでいくら使っているのか、全部誰かに知られているんです。
「誰かに」が気になりますね…
それがそのCICという機関に対して知られているわけなのですが…
他にもCICだけでなくて、JICCという信用情報機関もあります。
例えば細川さんがクレジットカードの申込みをしたり、住宅ローンの申込をした時にそのクレジットカード会社や銀行が何を見て細川さんのことを信用するのか?
見た目を見るだけではないんですよ。
見た目をどれだけバシッとしていても駄目なんです。
いちばん大事なのはこのCICとJICC。
このあたりのデータベースにアクセスして金融機関だとどこでも見ることができるんです。
それは銀行などが勝手に見に行けるんですか?
見に行けるんですよ。
これ学校で本来教わる知識だと思うんですが…教わらずに大人になっていくんです。
実は消費者である我々はCICに情報提供をすることに同意しているんです。
クレジットカードの申込みをするときなど、ものすごく細かな約款という小さい文字があると思うのですが、あの中にCICなのかJICCなのか…
あとは全銀協なのか?そのすべてなのか…
「こういう機関に登録しますよ」ということに同意をした上で申し込みをしているので、知らぬ間に情報提供の同意をしているんです。
そこに載ることで我々のお金の返済状況がすべて握られているんです。
動画で確認したい方はこちら
支払いでも遅れて良いものとダメなものがある?
なので冒頭に言った「携帯の支払いは絶対に遅れてはいけません」というのが今日のテーマなんですが…
色々な支払いってあるじゃないですか?
その中で遅れても良いものと遅れてはいけないものがあるんです。
遅れて良いというのは人間として大丈夫ですか…?
人間としてはダメだよ!(笑)
信用情報的に遅れても良いものというのはたくさんあります。
今日はその辺りを解説していけたらと思います。
そういえば先月の家賃が少し遅れてしまったんですが、それはCIC大丈夫ですかね?
家賃は、遅れても大丈夫です。
CICに載るか載らないかでいうと、大抵の場合は大丈夫です。
ではダメな場合は何かというと…
マルイという百貨店がありますよね?
あそこは金融業がメインなんですが、私が昔に住んでいた家がマルイのエポスカードというカードを作らされてクレジットで家賃を支払う契約だったんです。
この場合は家賃が遅れてはいけません。
クレジットカードの支払が遅れているのと同じ扱いなんです。
大家さんと直接やり取りしているのであれば、遅れても大丈夫です。
ちなみに光熱費や電気代・水道代はどうですか?
これも遅れても大丈夫です。
恥ずかしながらポストを全く開けない人間なので、ポストを開けたらガス・水道・電気代すべて合わせて15枚くらい溜まっていた時がありました。
放置し続けて、ポストが入らなくなっていて気が付いたんですけどね。
その時にCICに載ったかというと載っていなかったんです。
まとめてコンビニ払いをしに行ったんだけれど、支払い方法がその流れならばCICには載らないです。
ただし、クレジットカードで引き落としにしていてクレジットの引き落としができていないという場合は別の話になります。
電気代単体で見たときは遅れても大丈夫という話です。
電気が止まるくらいで…ということですね。
クレジットカードの支払いが止まるのはダメということですが、車のローンはどうですか?
ほぼ100%遅れてはいけません。
金融機関の借入なのか?民間企業との約束した支払期日なのか?という大きな違いがあります。
なぜかというと、間にセディナやオリコなどの信販系の会社が入っていたり、あとは住宅ローンは銀行さんが出してくれているものじゃないですか?
遅れても良いと言ったものは、例えば東京電力エナジーパートナーズさんや民間企業との取り決めなんですね。
あとは大家さんとの直接契約なわけですよ。
こういったものは人対人の話になるので、ここで合意が取れているのであれば遅れても大丈夫というそういう話です。
そうなると…
ジムなど習いごとの会費でも大丈夫ですか?
それもまさに企業との取り決めの話なので、月謝が遅れましたということがあったとしても大丈夫。
ただ家賃の支払いと似ていますが、間に保証会社だったり金融機関をかましてそこの集金代行サービスを使ってくださいという場合は遅れた場合にCICに載ったりします。
基本的には期日通りに支払いましょうということではありますよね。
実はローン?遅れてはいけない支払い
不動産を持っている方や住宅を持っている方で固定資産税などを国に支払う税金関係はどうですか?
今日は「CICに載るか載らないか?金融ブラックになってしまうのか?」という観点でいうと、税金は遅れても大丈夫です。
ただ税金が遅れると今度は国税からの厳しい追いかけがありますので、延滞税の14.6%という非常に高金利な大税もかかってきます。
あとは税金が遅れているとお金が借りづらかったりするので、もちろん払ったほうが良いです。
ただCICという観点だと金融機関を通していない。
信販会社も通していないので、別の話です。
意外と知らない人が多いのが奨学金の支払い。
これも借入なんだけれど、実は奨学金の支払いも遅れて良いんですよ。
ローンではないんですか?
CICに登録していないんですよ。
もし色々な借入があって、生活が回らないという方がいたとしたらどれか1つ遅らせないといけないのであれば奨学金を遅らせる。
もしくは奨学金というのは「ちょっと払えないので1万円に下げてください」というような交渉がしやすいので、この知識はぜひ入れておいていただきたいです。
今日の記事で1番言いたかったことは、忘れがちな携帯の24回払いほどで購入した本体機種代なんです。
機種代とは毎月の通信費に上乗せして1万数千円など、大手キャリアだと引かれていると思います。 毎月の携帯代って思っているけれど、iPhoneなど10万円くらいの機種を分割で購入させて貰っているので実は借入なんですよ。
ローンを組んでいるのと一緒なんですね?
そうなんですよ。
なのでこの支払が数ヶ月遅れてしまったら、いわゆるCICの中で「異動」というチェックが付いてしまってクレジットカードも作れなくなります。
住宅ローンも通らなくなりますし、完済してから5年絶たないと情報が全部消えないんです。
ものによっては3年くらいの経過でローンを組めたりしますが…
あとはWi-Fiのような通信系です。
借入の意識があまりないですよね。
他だと「無金利ローン」というのも結構難しくて。
例えばAppleのパソコンを無金利で買えますなど、これも借りている実感が無いですよね?
ただ重要なのは申込みの時にオリコやセディナというような会社、信販の会社を通しているんです。
これは金利があろうがなかろうが全部借入に載っているということ。
なので必ずハガキが来たら払いましょう。
絶対に遅れないほうが良いというのは覚えておいて欲しいです。
本日のまとめ
今日は遅れても良いという話はしましたが、基本的に期日を守るのは当然です。 できることだったら、借入と呼ばれるものはなるべく少なくしておいたほうが良いです。
クレジットカードでショッピング。
つまり1回払いは借入の枠ではありません。
クレジットカードはある程度使ったほうがむしろ信用が高まるということがあります。
結構面白い話なのですが、クレジットカードを1回も作ったことがない方は住宅ローンの審査でネガティブな影響があったりします。
それはなぜですか?
例えば細川さんがどんな方なのかをCICに見に行った時に情報が何もない。
「過去に返済の実績がないから、本当に返せるの?」と思われてしまうんですね!
そうなんですよ。
1番効率良く信用を高めるためには、消費者金融や信販系のローンはないほうが良いです。
借入ではないけれど、CICに載ってくるクレジットカードの1回払い、ショッピングをちゃんと使って1回も期日が遅れずに支払い続けていく人というのは1番信用が高まります。
金額まで知られていますので、ある程度の信用があるんだなと見られるわけです。
今日お話したクレジットカードや借入の知識というのは絶対に学校で学ぶべきことだと思うのですが、私も教わらずにここまで来ました。
こういう仕事をしているので知る機会が多かったのですが、今日の記事はぜひ参考にしていただいてご自身の信用情報をしっかり育てていっていただけたらと思います。
今日は「CICを含めた信用情報機関」の話をさせていただきました。
ありがとうございました。