「少額だから大丈夫」は危険?思わぬトラブルを招く金銭感覚

社長、もし僕が「お金貸してください」って言ったら、貸してくれますか?
急に思いだしたんだけど、何回かお金貸してて返ってきてないのあるよね?たぶん……5年前くらいに貸したやつ、まだ返してもらってないなって今気づいた(笑)
チャットを遡ってください。車の修理代も何十万円も払いました。毎月2万円ずつ返しましたよ!
という冗談は置いておいて、よく知人に「お金貸して」って言われることあるじゃないですか。
実際すごい数頼まれたことあるよ。貸したことの方が多いかな。困ってる人が目の前にいたら、助けたくなっちゃうんだよね。突っぱねた方が良かったかもしれないけど、助かったって言われると嬉しいから、相談されたら貸すこともある。
でもやっぱり、トラブルになること多いですよね?
多いよね。
うちは資産形成チャンネルでお金の話してるじゃないですか。だから「人助けのためにお金を貸すべきか」っていうのも、テーマとしてありかなと。

そうだね。
友人にいくらまでならお金を貸せますか?
ちょっと調べてみたんだけど、「お金を貸して」と言われたら、いくらまで貸してもいいと思いますか?みたいなアンケートがいろいろWeb上にあがってて。
多くは「5万円ぐらいまでだったら」っていう声が多いみたいですね。
高校の時、田舎だったんだけど、「10円貸して」っていうおじさんがいたんですよ。
100人に言ったら1,000円になる。
でも、日本にはいっぱい人がいるから、1億2,000万人に声をかけたら12億円になるって話(笑)

その先は分からないですけど、「10円だったらいいや」って渡しちゃう心理を突いてるのかなって。高校生の僕にも言ってきましたから。
有名なおじさんだったんだ(笑)で、貸したの?
貸さなかったです。怖かったんで(笑)でも「10円だったら」って気持ちは当時ありましたね。
額によるよね。金額が数万円とかになってくると、「もし返せなくなったら……」って考えると、関係にヒビ入りそうじゃん。だから、ちょっとだったらいいのかなって思うかもしれないけど、私はあんまり好きじゃないですね。
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貸す=あげる覚悟で。返ってこない前提で考えるべき理由

10円貸してって言われたら、あげるよね。いろいろ経験した私からすると、そもそもお金の貸しというもの自体あまりおすすめしません。お金を貸すとしたら、「返ってこない前提で貸す」ということはたまにやります。
よく言いますよね。「返ってこないと思え」って。
ちゃんと返してもらう前提の貸しになると、細川さんも「社長、もうちょっと待ってもらっていいですか?」って、当時はもう毎月のように言ってたでしょ?
ほとんどの人が「来月も、来月も」となるんですよね。

催促するこっちも疲れるじゃん。それが面倒になってくるから、基本お金は渡すときはもう「待つ」こと。ただひたすら待って、返してくれたら「ありがとう」。そんな気持ちで貸せる金額なら良いと思います。
小額で借りること自体、そもそもオススメしませんよね。
はい。なぜなら「お金貸して」って言ってる方、他の人にも言ってる可能性ありますよね。
10円おじさんのように(笑)
10円おじさんは細川さんだけじゃないのよ。多くの人に対して言ってる。つまり、お金に困ってるケースが多いと思うのね。そういう方に対して、「少額だからいいや」って言って貸したら、1万円貸してる人、10万円貸してる人、いろんな方がいる中で、僕は5,000円でしたと。軽く見られそうじゃん。
優先順位つけられちゃう。

そう。だから「少額だから貸しても良い」ってことではないと思うんだよね。基本的にはお金を貸すのはやめようよと。
戻ってこない前提で。
そう。もう「人助けのつもりで、この人は大変そうだな。力になってあげよう」っていうのであれば、取り立てても意味ないからさ。あげる同然でって感じ。
とか言いながら、私は日を過ぎたら3分後ぐらいに「細川さん、今月どうなってんの?」ってチャットしてましたけど(笑)
そんなに催促された記憶ないですけど(笑)
お、じゃあ細川さんには慣れたなみたいな(笑)こういう感じで、仮に細川さんから返ってこなかったとしても、「細川さんならいいや」って思える。ここからは実体験を話します。
若い頃の失敗が教えてくれた、絶対にお金を貸さないと決めた理由

私はお金をある時から絶対に貸さなくなりました。
それはどうしてですか?
あまりにトラブルが多かったからです。10代の時の話だけど、当時は私もお金がそんなにあるわけじゃない中で数万円単位で貸してたんですよ。中には数十万円の時もあったかも。で、返ってこない。連絡取れなくなっちゃう。
催促されると、逃げたくなるっていう習慣ありますもんね。
そうそう。人ってそういうところある。約束でしょって思うけど、「ピンポン」って押して「お金返して」って言う交通費とか考えたら、やってられないでしょう?しかも、そのときすごく関係が悪くなったんだよね。「なんでそこまでするの?」って借りた側が言ってきたりして。

借りた側が強くなるっていう……。
そうそう。で、1人の人間関係を失ってしまった。貸した自分も嫌な気持ちになってしまって。「あ、これは“返ってこない”という前提で捉えた方がいいな」と。
そうだったんですね。
こう思うようになった経験が、人生の中で何度もありました。
よく言われますけど、「金銭トラブルで人の縁が切れる」。
8割くらいは金銭トラブルの話、ありますよね。
そう。そんな風になりたくないと思って、あるときから「NO」と言うようにしました。
そこでたとえば、「NO」って言ったことで友情が崩れるなら、その友情ってそこまでのもんだったってことですよね。

そうですね。面白いのが、意外と人間関係が崩れないということも知ったんだよね。
それは断ってもという意味ですか?
そう。お金を貸す話を今していますが、それ以外の誘いに対しても同じなんです。たとえば飲み会とかね。
ああ、そういうことですね。

僕、昔は本当に断れない人間だったんですよ。今でもちょっとその名残はあるけど、人から頼られたら何かしてあげたいって思っちゃうタイプ。でも、ある時からあらゆることに対して「NO」と言うようになったんです。たとえば結婚式の招待とか。
社長、本当にそういうの嫌いですもんね(笑)
ある時に気づいたんですよ。「これ、365日埋まるぞ」と。「ご祝儀だけで1,000万円ぐらいになるぞ」って。断らないと自分の時間が取れないと気づいたとき、初めて断り始めたんです。
どうなりました?
「NO」と言っても嫌われない!関係を壊さずに断る3つのコツ

意外にね、「返事もらえて嬉しいよ、ありがとう」って言われるだけなんですよ。お金の貸し借りについても同じ。断ったからって人間関係が壊れることはない。逆に、貸してしまった方が関係性のリスクがある。
少しのリスクを負うことになるから、だったら断った方がいい。
確かに、関係性によるところも大きいですしね。でも、断り方って大事ですよね。どう断るのがいいんですか?

よく使う断り文句は「いや、ちょっと今俺も余裕なくてね」ってやつ。無難でしょ?
相手と同じ立場にいますよ、っていう見せ方ですね。
そう。「君、お金持ってるじゃん」って言ってくる人、あんまりいないし。だから、「貸してあげたいのは山々なんだけど、今は力になれないんだ」っていうニュアンスで伝えるのが1つの方法。
他にありますか?

もう1つの方法としては、誰かのせいにする。たとえば、「財布の中身を管理してるのは奥さんなんだ」とか。自分には決定権がないって言えば、相手を傷つけずに断れるでしょ。
なるほど、それいいですね。
コミュニケーション力で関係を崩さずに断ることは普通にできると思う。
最近の僕は、「お金の貸し借りはやめよう」って普通に言ってます。
相手との関係性にもよるけど、うちの社員が他の人に「社長が貸してくれなかったから、あなたに頼む」って始まったら困るじゃない?だから、最初の段階でその行動を終わらせる意味もある。
たしかに、社長に「お金の貸し借りはしない」って突っぱねられたら……ちょっと考えるところありますね。
ズバッと言うだけじゃなくて、「一緒に解決方法を考えようよ」っていうアプローチもありでしょ。
たとえば「今お金が大変なのって、何があったの?」って聞く。話したくないなら相談にも乗らないけど、副業始めてみたら?とか、別の解決策を探してみる。
お金がなくても解決できる可能性はありますもんね。

たとえば、細川さんにお金は貸せないけど、50万円ぐらいだしてたこ焼き機を買ってあげて、新橋でたこ焼き売ってもらう。そっちの方が建設的じゃない?お金に困っている人に対して、金を渡す以外のアプローチもあると思うんだよね。
社長は本当にそういう発想、多そうですよね。
そういうのは本当に役に立ってると思うよ。細川さんに貸してた当時、たこ焼き機買うお金はなかったけど、もしあの時お金があったら、今たこ焼き屋さんやってたかもしれない(笑)
確かに。10年間たこ焼き一筋(笑)
「一生焼いて返せ」と(笑)そういうアプローチもありだと思う。
事業をやるために出資するのは難しいとしても、人を紹介してあげたり、別の方法で解決していく方が健全じゃない?

でも、たとえば僕が本当に病気で立ち上がれなくなった。だけど社長、細川を一緒に成長させていきたい。でも仕事ができなくて、治療費が必要ですっていう状況だったら……。
細川創史が瀕死の重症ってわけでしょ?それが嘘じゃなくて、本当の状態なら、そりゃ助けざるを得ないよね。
今日の私と細川さんの関係性で言えばね。明日は分からないけど。
明日は分からない(笑)
本当に困っている相手にどう向き合う?“貸す以外”のサポートという選択

でもこれ、難しい問題でさ。そういうトークで「お金貸してくれ」って言われたらどうする?って話、よくあるじゃん。以前アップした「ロマンス詐欺」の動画も似たような話だと思ってて。
ああ、好きになった異性がいて、オンラインでやりとりしてるみたいなやつですね。
そう。その相手が「私、余命あと24時間なの」って言ってきて、振り込んじゃいそうになる(笑)
絶対詐欺っぽい(笑)

詐欺っぽいけど、そのときに「分かった、今すぐ振り込む」っていうのは絶対やるべきじゃない。細川さんに対してもそう。本当にその状態で頼ってきてるなら、細かく説明ができるはずなの。
うんうん。
だから、ちゃんと聞いていきましょう。「瀕死の重症って何があったの?」って。もし「実は社長に言ってなかったけど……」ってちゃんとした話があって、本当ならさ、さっきの話に戻りますけど、「なくなってもいい」という気持ちで、私は細川創史の治療費、3,000万円くらいだしますよ。
ありがとうございます。本当に、それも「返ってこない前提で」ってことですよね。
だって細川創史がそれだけ苦しんでるから。「たこ焼き売って来い」なんて言えないでしょ。
そうですね。

なので今日の話、どのパターンにおいても、たった1つだけ抑えるべきポイントがあるとすれば、お金の貸しというのは「本当に相手のためにやること」だと思います。返ってこなくても仕方ないと思えるくらいの事例の時に、貸すのはアリだと思う。
なるほど。
ただ一点、絶対に抑えておいた方がいいのは、やはり「貸し借り」なので、「いつ返すのか」をどこかにしっかりまとめることだと思うんです。

契約書的なものですか?
うん。ただ、お金の貸し借りの場合、正直、そんなの締結したところで入ってこないことが多い。借用書を元に裁判をしても、弁護士にお願いしてる間に貸したお金の金額をとっくに超えるコストがかかっちゃう。
だからといって、口約束だけよりは何事も書面に残した方がいい。
たとえばLINEだと、機種変した時に履歴消えたりするから、できればメールでやり取りしてサーバーに残すとか、紙で書いてお互い持っておくとか。
結局、泣き寝入りになるってことですね。
だから一応、取り決めはしておいた方がいい。ただね、細川さんが瀕死の重症で「分かった!今すぐだします!」って病院に駆けつけて、弱ってる細川さんの横で「金利は25%で」って(笑)
そんな場面で判を押させるのは無理ですよ(笑)
無理でしょ(笑)だから、そういうのは落ち着いてからちゃんと話す。でもなるべく何かしら残しましょう。

僕にはだしてくれるけど、取り立てもするんですね(笑)
だって蘇ったら、こっちは3,000万円だしてるんだよ?ちゃんと返してもらいますよ(笑)
この辺はやっぱりきっちりした方がいい。
治療費3,000万円、援助してもらえると思ってました(笑)
書面に残すのは大事ということですね。

そう。だって僕は「貸したつもり」だったのに、細川さんは「もらったつもり」になってるかもしれない(笑)
そうすると、あの蘇って元気になった細川創史とはちょっと揉めるわけですよ(笑)
今のやり取りからもわかるように、文字に残すっていうのは必ず抑えておきましょう。
【結論】お金の貸し借りは、基本しない方がいい

今回は「友人にお金を貸してと言われたら?」ってテーマでしたけど、実際こういうケースって日常でもありますもんね。
そう。そんな時はこの記事を見返して、ふと冷静に考えてみてほしい。一度持ち帰って考える時間を取ってほしいなって思います。
社長の考えとしては「基本的に貸しは良くない」と。
そうですね。でも、目の前で困ってる人がいて、それが私と細川さんくらいの関係性なら、捧げるつもりで協力するのはアリだと思う。そういうスタンスですね。
本日はここまで。ありがとうございました。
