所得控除をうまく利用しよう!

2024年もそろそろ終わりが近づいてきました。
2025年に向けて、年末に準備するべきものや注意点はありますか?
少し前に記事・動画をアップしましたが、ふるさと納税を必ずやりましょう!
視聴者の方はほとんどの方が会社にお勤めの方だと思うので…

動画で確認したい方はこちら
そもそも年末調整とは?

年末調整は会社が手続きしてくれるものではないですか?
会社が手続きしてくれますが、提出書類を求められますよね。
初年度だと住宅ローン控除の紙や、毎年続く話でいくと生命保険料控除などがあります。
約4万円程度の控除なので、微々たるものではありますが…
お金が増える話なので、所得控除というものをまず話したいなと思います。
皆さん年末調整・確定申告。
この言葉の違いは分かりますか?
確定申告は会社員のお給料以外に収入がある人が申請するものだと思います。
そういうことですか?
基本的に会社勤めで給料収入だけであれば年末調整というのを会社がやってくれて大体の人がお金戻ってくると思います
どんなイメージがありますか?
年末調整は、会社が今まで毎月引かれてたものが概算で引かれている金額なので最後に調整するということですよね?
そういうことです。
インセンティブや歩合の給料で変動する場合、一定ラインで控除しています。
最後に正しい数字を出してその差額を調整するのです。
僕が勤めた時は多かったパターンは…
毎月多めに引かれていて、12月に戻ってくるというものでした。
会社としてはその方が計算が楽なのですか?
全部自分で計算しているわけではないので、一概には言えませんが…
基本的に戻ってくるケースが多いです。
確定申告とは何か?

確定申告は何かというと、会社員の方でもココザスで多いのは不動産投資。
個人名義で不動産投資をやられている方というのは、年末調整とまた別の話として確定申告を来年の2月の中旬〜3月の中旬までの間に、期限厳守で必ずやる必要があります。

それは不動産投資が黒字でも赤字でもやらないといけないのですよね?
納税なので、黒字の場合は絶対やらなければなりません。
基本的に還付を受ける立場の人がその申告をしなくても国としてはプラスですよね。
還付は国が払うものだから申請されなければ払わなくていいということですか?
でもやらないといけないんですよね?
基本的にはやらなければなりません。
納税は国民の義務だけど還付を受けるのは別に義務じゃないので…
そういう意味では自分がどっちだとしても3月15日までにはやりましょう。
私も昔は還付受ける側の立場の年は、ずっとやってなかったりしました。
納税の立場の時にやらないとどうなりますか?
大変ですよ。
少なくとも延滞税がかかるので、14.6%の延滞税がかかります。
あまりに悪質だと重加算税が乗ってきます。

投資をしている以外でも給与所得以外の副収入を得ている場合…

20万円よりも低ければ申告義務はありません!
給与の受け取りが2箇所になる場合は確定申告義務があります。
年末調整できていないケースとなると、不足分があったりすると大変なことになります。

年末調整できてないっていうのは会社がやってくれないってことですか?
やってくれない会社も中にあるかもしれません。
「いつまでに書類書いてくださいね」と言ってA4サイズの横書きの書類が3枚ぐらい来ると思います。

それを提出しないでいると、年末調整されていないことになりますよね。
納めすぎていたら還付を受ける、足りなければ不足分を追加納税するという話になるので、追加納税の場合は本当に気をつけないと税金の支払い遅れになるので、そこはご注意ください。
控除できるものは何がある?

控除できるものは年末調整などちゃんと書けば会社が全てやってくれるっていうことですか?
給与所得者控除などの基礎控除と呼ばれるようなものと、扶養控除。
扶養家族は何人いるかを記載すると勝手に計算をしてくれます。
他にも所得控除の種類が15種類ほどあります。
地震保険料や生命保険料など…
慣れてくると毎年やるのが当たり前になってくるのです。
他にも雑損控除や医療費控除。
高額の医療費を払った年はレシートを全部集めておくと出した方がいいとよく言われます。
この辺は会社が全て把握しているわけではないので、「細川さんこれ漏れてませんか?」と特に言ってくれないのです。
この辺りがまさに年末調整ではなくて、確定申告でやらなければいけないことになります。
会社員で投資や副収入がなくても自分で動かないといけないということですか?
そういうことになります。
寄付金控除というと、ふるさと納税でワンストップ特例があります。
つまり5自治体までではなく6自治体以上に納税をしたケースが発生してくると、自分で確定申告をして寄付金控除の欄に数字を入力しなければいけない話が出てくるということですね。
年末調整で申請できるもの、基礎控除・配偶者控除・配偶者特別控除・生命保険・社会保険・小規模共済など色々書かれています。

確定申告のみ申請ができるものが医療費・給付金・雑損・投資商品やっていて損失が出る不動産所得など…

この辺は年末調整と全く別の話なので、今年大きな投資を始めた方は自分が確定申告する必要があるのかどうかを考えた方がいいと思います。
それやらずに2月、3月を超えてしまうと…
あまり良くないです。
税金についてもっと学ぼう!

他のケースでうちのお客様の場合は、住宅ローン控除を使いたいという場合は…

ここは漏れがちなので必ずやらないといけないです。
不動産会社に聞けば教えてくれることもありますが、最後は自分が税金を払うことになるので…

年末はこのような準備が大切ということですか?
そういうことになります。
所得税を減らすことは、そのままキャッシュを増やすことにつながります。
節税制度に取り組むことによってお金を増やすのと同じリターンがあるわけですから…
必ず網羅していただきたいなと思います。

これが資産運用の鉄則だと思うので…
意外にこういう制度を使うとそれなりにお金が残るようにと思います。
今日は「所得控除」をテーマにお届けしました。
年末調整・確定申告。
あまり知識のない方が多いと思いますけど、少し興味を持ってその書類見るだけでも色々と分かることがあると思います。
ふるさと納税は1つの自治体だとしても、あえて自分で確定申告を出すのも学びだと思います。
年末も近づいてきたのでふるさと納税もしましょう。
年末調整の時は書類をたくさん見てちょっと勉強していきましょうねということですね。
ありがとうございました。
