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株価急騰で大注目!NVIDIA(エヌビディア)ってどんな会社?

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連日ニュースで「NVIDIA(エヌビディア)」というキーワードが発信されていますね。
エヌビディアは米国にある半導体メーカーの会社で「半導体の覇者」とも言われている、すごい会社なのです…!

以前から経済アナリストの方などから注目はされていたようですが、今回の決算でさらに注目される結果に。
一体何がすごかったのか?
ニュースを解説しながら、学びになるポイントをお話していきます。

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NVIDIAの株価が1日で26%上昇!

株価が1日で26%上昇!
細川
細川

アメリカの半導体の会社の株価がすごく上がっているというニュースを見たのですが…

NVIDIA(エヌビディア)
安藤
安藤

今、株式投資をやってる方は、NVIDIA(エヌビディア)のネタで持ち切りなのでは?と思います。

少し前の話ですけどね、NVIDIAの株価が1日で26%上がったのです
26%はスゴイことで…

ある日急に会社の価値が1.25倍になるという、とんでもないことです


ちょうど四半期の決算が発表されて、5月から7月期の売上高が約110億ドルになるとの見方を示しました。
約1.5兆円ぐらいの売り上げになるということですね。

これは売上の規模だけで言うと、トヨタ自動車の方が大きいですし…
アメリカのGAFAMなど、他にもすごいテック企業がたくさんあるんです。

けれども、何がすごかったかというと、経済アナリストの方々が「NVIDIAはこれぐらいの売り上げになるだろうな…」というのを常に予想し続けてるのです

そのアナリストは「72億ドル」の予想をしていたのですが、大きく上回って「110億ドル」になると。

予想を大きく上回って110億ドル

25%、30%ぐらい高かったので株価が上がったという、そういう話なのです。
今回の株価急騰によって一時的かもしれませんが、時価総額が世界6位になりました

動画で確認したい方はこちら

NVIDIAってどんな会社なの?

NVIDIAってどんな会社なの?
細川
細川

そんなに大きな会社だったのですね…!?

安藤
安藤

ぼちぼち大きくて…
アメリカのNASDAQに上場していた会社ですが、社歴はそんなに長いわけではありません。
時価総額が1兆ドルということで、日本円で140兆円ぐらいです。

これはApple、Microsoft、あとはサウジアラビアの石油のサウジアラムコ。
あとGoogleの親会社であるAlphabet、そしてAmazon。
ここに次ぐ6番目として、NVIDIAが一気に躍り出たのです。

細川
細川

誰でも聞いたことがある会社ばかりの中に入ってきたのですね。

安藤
安藤

すごいですよね。
NVIDIAを知らない方も多いと思いますが、1993年に創業されています。
NASDAQに上場しているのが、ネットバブルの直前の1999年です。

NVIDIAは色々な人に注目されていて、あらゆる専門家が「これからAI革命が起きる!」と。
なので、ゴールドラッシュですよ。

ゴールドラッシュの時は金を掘ってる人よりも、シャベルを作ってる人の方が儲かったと言われています。
では、NVIDIAはどんな風に例えられているか?というと、金を採掘するのに必要なシャベルや鶴橋もそうです…
労働者の方々が宿泊する宿泊施設もそうですし…

要は全てのインフラ

これぐらいの例えをされてます。

なのでこれからAIという産業が伸びていく中で、NVIDIAはこのトップにいるんじゃないか?と言われています
売り上げも実際ぐんぐん伸びている。

最近オープンAIという会社がやっている「チャットGPT」が日本にも2023年1月に上陸しました。
上陸してからものすごく「チャットGPT」というワードを聞くと思います。
チャットGPTは、NVIDIAのGPUのシステムがなければ成り立たないという話なので、ああいうサービスの裏側を支えてるインフラなのですよ

創業者はどんな人?

創業者はどんな人?
細川
細川

ちなみに、先ほど時価総額が大手の6社に入ったという話でしたが…
例えばAppleだと、スティーブ・ジョブズが創業者で、結構有名人ですよね?
NVIDIAの創業者も世界的に有名な方ですか?

安藤
安藤

多分、一般の投資家の方や普通に会社員として働いている方はNVIDIAのトップを見たこともないと思います。

1993年に創業して、創業者はまだCEOとして腕を振るっています。

ジェンスン・フアンさん

聞いたことないですよね?

細川
細川

はい、聞いたことないです。

安藤
安藤

僕はソフトバンクグループの孫さんが好きなので…
孫さんをよくウォッチしている中で、このフアンさんが孫正義社長と対談してる動画を観たことがあるのです。
なので顔は分かっていますが、ほとんどの方は多分知らないと思います。

フアンさんが孫正義社長と対談してる動画

先ほど株価が26%上がったと言いましたよね?
2023年5月25日、この1日だけでCEOは約65億ドルの資産を増やしたんですよ。
65億ドルですよ!?
日本円だと、1兆円弱です。

でも意外にフアンさんは株を多く持っていません。
上場企業ですから色々な投資家に持ってもらっている状態で、本人は3%しか持ってないのです。
フアンさんはNVIDIAの3%を保有している。
資産が今どれぐらいになっているのか?というと、資産が増加した後の金額で340億ドル(約4兆8000億円)です。
なので、NVIDIAという会社の時価総額が世界6位になったのと比例して、彼の個人資産も増えた。

イーロンマスクや、Microsoftのビルゲイツなど、世界の金持ちランキングに入っていますが、フアンさんもそこに一気に入ってくるんじゃないのかな?と。

今後間違いなく伸び続けます
細川
細川

会社自体がですか?

安藤
安藤

この業界、この会社は伸び続けると思います

孫さんがNVIDIAに投資をしていた?

孫さんがNVIDIAに投資をしていた?
安藤
安藤

僕が今回すごく勉強になる点、そして誰もYouTubeやメディアでもあまり触れてない点があって…

それから結構多くのこと学べるかなって思っていますので、お話しますね。
以前、ソフトバンクグループの孫さんが、NVIDIAの株を持ってたんですよ…!

細川
細川

そうなのですか?

安藤
安藤

彼はアリババもそうだし、Yahoo!もそうですし…
まだ「誰も知らない」というような時に投資をして、大きく伸びるところまで見届けて、資産を何兆円も稼いできたのです。
ソフトバンクは、そういう会社ですよ?
その彼が見過ごすはずがない。

2016年に当時株価105ドルで取得しているのです。
そして、2017年の前半には積み上げて買い増しして、当時30億ドル。
確か1ドル100円ぐらいだったので、NVIDIAに3,000億円投資していた。

株主としては上位4番目の株主になっていたのです。

こんなにインパクトのある投資をしていたんですよ!
ただ、105ドルで取得したものを、2018年に218ドルで売却してるのです

細川
細川

といっても…倍になっていますよね?

安藤
安藤

平均価格218ドルで売却っていう感じなのですが…
要は1年に分けていろんな手法で売却しました。 
(これは「カラー取引」という、複雑な取引なのでここでの話は省きますね)

2018年末に株価が少し下がって134ドル。
つまり、孫さんが取得したぐらいまでは下がっていたのです
で、そこから反転してものすごく今上がってるというそんな状態なのですよ

すごく今上がってるというそんな状態
細川
細川

ちなみに今の株価はどれぐらいなんですか?

安藤
安藤

大きく上がった後は、約390ドルですね。

※ 2023年5月30日撮影時点

細川
細川

そうなると、孫さんが買った時から…
3〜4倍ぐらいには上がっている。

安藤
安藤

孫さんが取得した時は105ドルで、今は390ドルです。
これだけ見ると、確かに4倍弱という話になるんですけど…
2021年5月にリリースが出ていますが、株式分割というのを行っているのです。

「1株を4株に分ける」という取引を行っているのです。

つまり、これがどういうことかというと…
当時の株価は4分の1の水準で考えないと、今の株価と比較できないのです

なので今390ドルで、取得したのは105ドルではなく、分割後に当てはめるのであれば「25ドル」ぐらいで取得していることになります。
よって、25ドルで取得したものが、今400ドルぐらいに増えている!という話です

細川
細川

3,000億円で買ったと言っていましたよね…?

安藤
安藤

3,000億円ぐらい入れていますね。
それを持っていたら、10倍で300億ドルですよ?
3,000億円分ぐらい投資をしていた時から、株価が十数倍になっています。
なので、300億ドルは日本円で言うと4兆円ぐらいの価値になってます。

今のソフトバンクグループの時価総額は、ずっと5兆円〜10兆円の間を行ったり来たりしています。
時価総額が5兆円〜10兆円ある会社に、外に4兆円がポンっとあったはずなのです。
それを結構前に売っちゃっていたという話です。

最近、ソフトバンクグループは失敗続きなのですよ…
今流行ってるチャットGPTをやってるオープンAI。
そこにマイクロソフトは投資をしていますが、孫さんは投資をしていません
「AI革命!AI革命!」と言っているあの人が投資できていないのです

細川
細川

理由があるのですか?

安藤
安藤

1個前の決算発表の質疑応答の時に会社の人が「ノーコメント」と…

「そこは色々なやり取りはあったけれど、言いません。」というような事を言っていたので、何があったのか分かりませんが、条件が合わなかったのかもしれません。
でも、結果的に投資をできていない。

投資って難しい…

投資って難しい…
安藤
安藤

ここから何が学べるのか?いうと、僕が1番感じたのは「あの孫さんですら早くに売ってしまった」のです。

僕自身も投資家として、今まで何度も経験をしています。
「あの時売らなきゃよかったな…」という株がいっぱいあるのです

細川
細川

「もっと上がっていたな…」という。

安藤
安藤

15年ぐらい前に「Amazonすごいなあ!」と思って、Amazonの株を見ていました。
しかし、それをすぐ1年くらいで売ってしまっているのです。
それこそ孫さんのように「2倍になったから、とりあえずいいや」と売ってしまった。
だけど、売らずに持っていたらその後は数十倍だったのですよ。

NVIDIAはまだまだ伸びますよ。

絶対に伸びる
一時的に落ちることもあるかもしれませんが、AI産業は伸びていくので
そこの中で1番のプレイヤーになれる会社かな?と思っています。

最後に孫さんは「スゴイな!」と思うのは、このNVIDIAとまた別の会社としてイギリスのArm(アーム)という会社があるのです
このアームという会社は、ソフトバンクグループが100%を持っているんです

2016年に買っているのです。

つまり、2016年にアームを100%買収し、かつNVIDIAにいっぱい投資して4位の株主になっていた。
いま両方持っていたら、天下を取れていましたよね。

こういう風にリスクヘッジをすることも大事だなとか…
ニュースをきっかけに、孫さんみたいな投資家から学べるといいんじゃないかなと思います
本当に投資は難しいなということを、今回のNVIDIAの事例から見て改めて学びました。

大きく伸びる産業に長期投資で順張りをする

これがものすごく大切なことです。
株式投資をやっている方は、ぜひ今の言葉を捉えていただければなと思います。

今回は「NVIDIAの件」について話をさせていただきました。
ありがとうございました。

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