会社を辞めたくなった理由
今日は「会社を辞めたくなった理由、その後どうしたか?」という内容でメッセージを募集しました。
ではいきましょう。
けんちん汁作りながら聴いてます。
今のところ最後に勤めてた会社辞めたのは単に勤務条件が完全に合わなくなったからじゃよ・・・
勤務条件は「9時から何時まで働く〜」とかですかね?
自分のライフスタイルが変わり、それによって元々の会社のシステムと合わなくなった、という事であれば、ある意味仕方が無いですよね。
内田:自分の条件にちゃんと合う所に仕事を変えて行く、という前向きな転職はやはり増えてきているのでしょうか?
安藤:正直、ポジティブ転職とどちらかというと人間関係のお悩みが…というネガティブな要因と、まあ半々くらいかな、という感じがします。
転職の相談自体は非常に増えてきているかなというのが、最近の流れとしてはあります。
内田:それはやはり若い方でしょうか?
安藤:御年齢に関わらずな感じがします。
内田:先ほど吉崎さんは「年齢が…」と仰られましたが、少しずつ変わってきているのですか?
吉崎:今は新卒で入社して、3年くらいで3割くらいは辞めるのですよね?
その話と、30代40代の方の転職は少し事情が違うと思うんです。
就職先を決める考え方
それでよく思うのが、最初に入る会社は大きい会社に入るべきなのか?ベンチャー企業に入るべきなのか?と聞かれる事がよくあります。
それぞれ人の考え方があるので、どちらがという事も無いのですが…
今は大学院の感覚があって、例えば「東大を出て、その後に名も無き会社に行きます」よりも、有名企業に入った方が何となく箔が付くというか…
そういう方が多いのではないかと見ていて思いますね。
そこまでいって「その資格を持って自分で独立しよう」とか「ベンチャー企業に行こう」という方が多いのではないかと、外から見ているとその様な気がしますけれども…
確かに教育のシステムなどは、小さな会社よりも大企業の方が圧倒的に優れていると思います。
なので、社会人の素養を身に付けるという点で言うと、大企業の方が良いのでは無いか?というのは私も同感ですね。
ただ、新卒の入社説明会などで「ベンチャー良いですよ!」と、違う事を言っていますけれどもね。
吉崎:ベンチャー企業に行くと、生で社長の働きぶりを見られるので、それは良いですよね。
内田:何で勝負したいか、ですよね?
早い時からビジネスの最前線で働きたいのか…
大きな組織の中にいるけれども「私は◯◯◯会社の出身なのだよ!」「私は東大出身なのだよ!」という感覚でやれるか、どちらを取るかでしょうね。
吉崎:安藤さんは色々と転職支援のお手伝いをされていらっしゃいますが…
この転職は駄目だとか、この転職は良いだとか、良い転職・悪い転職で言うとどのような感じですか?
安藤:悪い事例は言い辛いですが、やはり他責的というか…
吉崎:「この会社はこのように嫌な感じで」とか?
安藤:そうです。
悪い部分をたくさん述べて相談に来られても、次の会社の入社面談でそれを言えるかというと「あまり言わないでください」というトレーニングをする事になりますよね。
なのでネガティブ要因で転職される方は、その根本が変わっていない場合、次の会社でも同じ事が起きてしまう可能性があります。
吉崎:転職支援の会社というものは、転職していただいて企業から手数料を貰う商売じゃないですか?
一般的に、ココザスだけではなく、色々な会社の転職支援というものはそういうビジネスですよね?
以前、安藤さんと話していたら「転職するな」というような事を言ったりすると仰っていましたよね?
例えば今みたいなケースで、ネガティブが溜まってしまっているような場合ですと、その状態で転職をされてももしかしたら上手く行かない可能性もあります。
少しこのように「働き方を変えよう・考え方を変えよう」というので、今の会社に残って貰って少し頑張ってもらいます。
吉崎:それだと、手数料入ってこないじゃないですか…?
安藤:入ってこないですけれども、うちは他に資産形成の事業もあります。
そういう風に転職を通じて本当に喜んでもらうと「何か他に相談が来るかな?」と、まあ何処かで返ってくれば良いかな、くらいの下心でやっています。
会社を辞めてその後(1)
「会社を辞めたくなった理由は?で、その後どうした?」
仕事以外に上下関係や派閥やらバカバカしいことが多かったし
嫌いな人の言うことを聞きたくなかった
巨大組織ってのが肌に合わなかった
その後、昼夜バイトなどの貧困生活を経て事業が成功して今日に至ります。
成功者ですよ…!
会社というものは、何処か勝てば官軍のような所があるじゃないですか。
なので先程の上司や先輩などでも、上手くいっている先輩は、上手くいっていない後輩達にがつんと「私はこうやって上手く行ったのだ」というところがありますよね。
会社を辞めてその後(2)
会社辞めたくなった理由は、自分で稼いだ方が稼げると思ったから。
そして個人事業主になりました。
良いですね。
内田:でも個人事業主も大変ですけれどもね…
安藤:まあそうですね。
最終的に自分の人生がより良くなったら、転職して良かった!と言えると思うので…
自分が選んだ選択肢を正解にして行く、というような、その後のアクションの方が大事なのではないでしょうか。
専門性を身につけることの大切さ
番組に寄せられたメッセージもありますので、こちらもご紹介いたしましょう。
就職のものでいくと、50代男性の方から来ていましたね。
コロナでアメリカでは転職ブームがありましたが、私も諸事情により今年の6月におよそ28年務めた会社を早期退職いたしました。
まだ再就職の活動中でやや焦って来ましたが、同時に、この仕事をしていない時間を有効活用する事も意識しています。
という事で、有効活用する時間を、お二方から何かアドバイスは御座いませんか?
28年間お疲れさまです。
私は資格取得ですね。
特に国家資格、不動産系で言うと宅建資格、最近で言うと賃貸経営管理士とか。
マンション管理主任者もそうですよね。
それが無いと、その会社は、宅建だと従業員5人に1人あたり宅建を持っていないと、不動産業、宅建業者になれない。
同じようにマンション管理主任者も、管理30棟につき一人据えなきゃいけないルールになっていますから、その手の資格を持っているとやはり有利だと思います。
今は不動産の話をしましたが、それ以外にもたくさん、所謂この資格を持っていないと始められない商売の資格を取っていると有利だと思います。
私は39歳で転職しましたが、その前に長く勤めていて…
そんなにたくさん免許を持っていなかったので、そのタイミングで宅建を取りました。
内田:資格はやはり強いのですね。
安藤さんから何かアドバイスはありますか?
確かにシニア層の場合は専門的なスキルがある方のほうが、再就職し易いと思います。
最近多いのは、大手の会社で務めている方が、若い会社、スタートアップとかベンチャーと呼ばれるような会社の要職としてきてくださいという求人票が結構あります。
そのため、吉崎さんの仰るように、専門性がないと恐らく厳しいと思います。
なので、そんなに時間がある事って人生の中ではあまり無いと思うので…
良い勉強の時間に当てるというのが、1番正解なのではと思いますね。
自分で力を付けることが重要なポイント
少し関連した所で、40代の女性から。
会社をリストラされましたが、今はヘッドハンティングされて役職に就けたので良かったです。
これ凄いじゃないですか…!
リストラされた会社にぎゃふんと言わせたい気持ちでしょうね。
素晴らしい…!
内田:きっと力もあるし、知識も色々お持ちなのではと思うのですよ。
だからこその転職だったと思うのです。
やはり力をつけるのは、とても重要な事ですね。
安藤:そうですね。
先ほどのテーマとしてイーロン・マスクさんがTwitterのオーナーになった後に、半分の3,700人くらいリストラという話がありましたけれども…
恐らく、力のあるエンジニアさんはすぐ決まりますよね。
吉崎:多分転職してもすぐ決まるでしょうね。
安藤:なので、やはり力を付けるというのが1つ重要な事のようです。
放送局 :ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週月曜日〜水曜日 17:00~17:50
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※ 本記事はラジオNIKKEI第1「吉崎誠二の5時から“誠”論」の番組内コーナー「ワクワク人生COCO the Style」の内容を抜粋/改変したものです
※ 2022年11月7日(月)放送
※ 日経ラジオ社の承諾を得て作成しています