史上2番目の日経平均の大暴落について
2024年7月31日に開かれた金融政策決定会合後の記者会見により、1987年のブラックマンデーに次ぐ史上2番目の日経平均の大暴落がありました。
7月31日の金融政策決定会合での発言が引き金になったとも言われており、日銀総裁の名前を取って「植田ショック」と呼ばれました。
新NISAで投資をする人が増えましたが、稀に見る大暴落で投資に対する意識はどう変化したのか調査しました。
2024年8月頭の日経大暴落について知っていると答えた人は76.8%と、ほとんどの人が知っているという結果になりました。
驚いたという意見が多く見られました。
また、一時期は株価が高騰していたので落ちることは予測済みという意見や、一過性のものなので気にしていないという意見もやや見受けられました。
日経大暴落についてのコメントは以下の通りです。
よくわからないが景気が不安定になりそうだなと思った(女性|30代)
凄まじく株価が下がり、どのくらい自分の資産が下がるのか冷や冷やした(男性|40代)
投資を開始して初めての大暴落と利益激減だったため投資はリスクあるものだと改めて感じた(男性|20代)
一過性なものとして静観する程度(女性|50代)
日経平均の大暴落で株式投資に対する意識は変わりましたか?
マイナスに変化した人は合計して30%程度と、プラスに変化した人よりも24%程度高い結果になりました。
今回の暴落で投資の怖さを知ったという意見も目立ちました。
ただ、64.6%の人は株式投資への意識に特に変化がなく、暴落に影響されないマインドの人が多いという結果になりました。
金融資産の運用方法に変化はありましたか?
株を売却した人は2.7%と意外に少ない結果でした。
一方、株を買い増しした人は16.8%で、暴落をチャンスと捉える人の方が多いようです。
お持ちの運用資産はどう変化しましたか?
40%の方が暴落を受けても利益がプラスのままだったと回答しています。
次点で25%の人が収支の±が0になったと回答しています。
暴落を受けて株を売却した方の投資歴について
暴落を受けて株を売却した人の中で、新NISAから株式投資を始めた方は15%程度でした。
今回の調査のまとめ
日経平均の大暴落は多くの人を驚かせたものの、影響があった方は少ないという結果となりました。
今回の暴落で、新NISAで投資を始めた投資初心者が焦って狼狽売りしたという意見や記事を見かけましたが、アンケートの結果を見るとそうでもないようです。
株式投資は目的を明確にして、短期の暴落で一喜一憂しない堅実なポートフォリオ設計が大切です。
【今回の調査概要】
調査概要:「植田ショック」についての調査
調査期間:2024/08/26 〜 2024/09/11
調査対象:日本在住の20歳以上の方
調査人数:1215人
調査方法:インターネット調査
モニター提供元:クラウドワークス
調査元:ココザス株式会社(自社調査)
※ 小数点以下第2位を四捨五入し表示しているため、合計が100%にならない場合がございます