不動産投資の目的
まず、不動産投資の目的について簡単にまとめておきましょう。
不動産業者や不動産投資を本業としているプロの方ではなく、会社等に勤め給与所得がある、あるいは自ら会社経営を行う等のような、「副業としての不動産投資」を行う方の目的は、以下の3つに集約できます。
士業、外資系企業などの高額所得を得ている勤務者の方に多い目的です。
2)将来に備えるため、老後の年金の積み増しのため
一般的な企業勤務者の方、女性の方からよく聞かれる目的です。
3)副収入を得るため、資産形成をするため
ある程度慣れて、収益性を感じている方が物件数を増やすときなどに聞かれます。
こうした流れで、本業を辞めて、プロ不動産投資家になる方もおられます。
どんなきっかけで不動産投資を始めるのか
では、こうした方々は、どんなきっかけで、「はじめての不動産投資」を行ったのでしょう。
上記の1のタイプの方々では、友人知人、上司先輩などからの「紹介」が圧倒的に多いようです。
医師や弁護士の業界では、先輩後輩の縦関係がハッキリしているため(医者のドラマなどで、よくみかけますね)、先輩・恩師からの紹介で、「なんとなく始める」という方も多いようです。
また、士業や外資金融系といった業界の方々は、同業界での付き合いが中心になるため、「紹介」が増えることになるようです。
2や3の方々に多いのが、セミナーやイベントなどに出席して、そこで講師の話や不動産会社の担当者からの話を聞いて始めるというパターンです。
また、士業や外資金融系といった業界の方々は、同業界での付き合いが中心になるため、「紹介」が増えることになるようです。
2や3の方々に多いのが、セミナーやイベントなどに出席して、そこで講師の話や不動産会社の担当者からの話を聞いて始めるというパターンです。
じっくりと話を聞いて、自分で判断しての不動産投資を始める、ということになります。
どんな方が紹介するのか
ここからは、紹介を通じて投資用不動産を購入することについて考えてみましょう。
1)先に購入した経験のある友人知人(先輩・上司)から
2)税理士などの士業系の方から
3)FPや投資顧問などの投資の世界での権威者
などが多く見られます。
こうした方々は、初めて不動産投資を行う方にメリットがある(失敗しない)ように、自らとの関係から「信頼できる」、「安心できる」不動産会社や営業担当者の紹介を行ってくれます。
不動産会社は、紹介者の信頼を損ねないために、誠実で適切な対応をしてくれます。
ただ、紹介する側にも、なんらかの報酬(紹介手数料的なもの)を渡すのが一般的です。
不動産会社にとっては、マーケティングコストがかからない見込み客であり、成約客を得ることになりますので、この手数料は合理的なお金と言えます。
紹介を通じて購入するメリットとデメリット
紹介を通じての購入においてのメリットは、①いまある物件の中からより優良な物件を提案されること、②多少の値引きがある可能性があること に加えて、関係構築がスムーズに行えること、などがあります。
一方、デメリットとしては、悩んでいる時に「断りづらい」こと、「早めの決断を求める」ことなどがあげられます。
いまある物件の中からより優良な物件を提案されること
多少の値引きがある可能性があること
関係構築がスムーズに行えること
・デメリット
悩んでいる時に「断りづらい」こと
「早めの決断を求める」こと
注意しておきたい事
紹介を通じての投資物件を購入する際に注意しておきたい事は、「紹介すること」を業務としている方からの紹介です。
こうした方は、自らセミナーを主催したり、サークル的な会を主催したりして「勉強会」的なものを積極的に行い、そこでの参加者を不動産会社に紹介をして手数料を稼いでいます。
先に述べた友人知人からの紹介でも、何らかの手数料のやり取りが行われることには変わりありませんが、「手数料で収益をあげている」のか、「ただ、知人を紹介する」のでは、本質的に異なります。
売るサポートをしているわけです。
「保険の相談カウンター」で、「保険や家計の相談」をしたら、「保険の見直し」を迫られ、「別の保険に加入」する。
この保険相談カウンターは、相談所<販売所>というわけで、これと同じ手法です。
こうした「紹介専門業の権威者」には注意が必要です。