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日経平均株価の2025年終値を予測してみます

  • #資産形成チャンネル
日経平均株価の2025年終値を予測してみます

安藤のメールマガジンを購読している方はご存知かもしれませんが…
2024年年末の日経平均を予測していたのですが、なんと当たっていました。

ということで完全な個人予想ですが、2025年版をやってみました。
みなさんも2025年末の日経平均株価がいくらになっているのか?予測して、一緒に答え合わせしましょう…!

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この記事の監修者

安藤 義人

ココザス株式会社 代表取締役CEO

安藤 義人

YOSHITO ANDO

2016年に個人向けライフデザイン(人生設計)事業を行うココザス株式会社を創業。
現在は事業領域を広げ、資産形成・転職支援・住宅関連の3つの事業を通じて、世界中の人々がワクワク生きていける世界を作るため、日々経営に没頭中。
2022年からは活動拠点を海外にも広げ、モンゴルに現地法人を設立し不動産業のライセンスを取得。

自身も10代の頃から株式投資をスタート。
新築収益アパート投資やモンゴルの不動産投資、国内スタートアップへのエンジェル投資など幅広く投資を行なっている。

URL: https://twitter.com/cocozas_ando

  • 書籍:3週間で身につく日本人が知らないお金の常識|2020年11月3日発売
  • 書籍:モンゴルがいま熱い!|2024年2月26日発売

2025年の日経平均株価を大予想

2025年の日経平均株価を大予想
細川
細川

社長、昨年予想していた日経平均ですが、当たっていましたよね。
社長としても「よし、当たったな」という感触はあったのですか?

安藤
安藤

少し説明すると、2024年の年始に「24年の年末時点の日経平均株価を予想しよう」という取り組みを行いました。

私も具体的な金額をメルマガに記載

メルマガ読者の方からもそれぞれご意見をいただきました。
みんなで「予想しよう」という企画でした。
そして、1番近かった方に日経平均と同額の現金をプレゼントする、という遊びをやっていたのです。
私が思いっきり外して、近い人がいたらその人に渡すつもりだったのですが、なんとほぼドンピシャで当たってしまいました。

なぜドンピシャで予想できたのか

なぜドンピシャで予想できたのか
細川
細川

それはなぜ分かったのですか?

安藤
安藤

普通に経済のことを考えていたら分かることです。

メルマガにも書いた通りですが、この動画で初めて知る方もいると思うので説明します。

要するに、企業業績がぐんぐん伸びていました

そして、具体的な税引後の当期純利益が伸びていけば、株価はそれに比例して上がっていくものです。 中長期的には比例していくということですね。
そのため、株価は伸びると考えていました。
ただし、為替、特にドル円レートについては外しました。 私は143円から150円の間、つまり円高方向に行くと予想していたのですが、実際には12月31日時点で約157円でした。
そこは大きく外してしまいました。
しかし、日経平均については「3万9000円から4万1000円の間ではないか」と予想していました。

結果として3万9000円

ほぼ4万円だったので、年間の動きもある程度予想できていました。 日本企業の実力が高いことから、株価は上がると見ていたのです。
ただし、ドル建てベースの日経平均株価、つまりドル換算した際には、2021年の高値をまだ更新していませんでした。
2021年か2022年のどちらかだったと思いますが、その時の高値を更新していなかったので「更新するのではないか」という予想を立てていました。
実際、2024年の中では4万3000円ほどに達した瞬間がありました。
それがおそらく上限になるだろうという感覚があったので、昨年は比較的読みやすかったですね。

細川
細川

そう言われても、僕は読めませんでした。

安藤
安藤

そうなるだろうという感じでした。

だって、崩れる要素があまりなかったじゃないですか。
そのように私は読んでいました。

2025年はどうなる?

2025年はどうなる?
細川
細川

2024年はバシッと当てましたが、今は2025年です。
今年はどうなるのでしょうか?

安藤
安藤

もうやりませんよ。

細川
細川

なぜですか?

いや、だってメリットが何もないじゃないですか。
安藤
安藤

本当にメリットが何もなくて、一応金融や不動産がうちのメインの商材ですが…

資産形成の会社として対外的に言っている中で、会社のトップが経済予想をして当たったら「自慢している」と言われ、外したら「こんな会社の商品を買ってはいけない」と言われるわけです。

つまり、百害あって一利なしなのです。

だから、やるべきではありません。

細川
細川

本当に当たってよかったですね。

安藤
安藤

いや、「当たってよかった」というか、予想ですから。

まあまあ自信はありましたが、急にそんなことを言われても、日本経済がどうなるかはあまり考えていなくて、社内のことしか考えていません。
正直、当てずっぽうになりますね。

細川
細川

でも、当てずっぽうだったとしても、何円とか具体的な数字ではなく、大体の流れとしての予想はできるのではないでしょうか?

安藤
安藤

まあ、こういう展開は考えていなかったので、最初に偉そうに話しましたが、大きく外す可能性もあります。

でも、それも自分のトレーニングになるので、受けて立ちますよ。

細川
細川

では、一応「外す可能性があります」と書いておきますか?

安藤
安藤

それは当然でしょう。

だって、当たったとしても誰からも褒められないし、「この人は相場が読める」とも言われません。
あまり意味はないのですが、会社のトップとして毎年「未来はこうなる」と予想し、それを達成する、または近づけていくことが経営の役割です。
その対象が日経平均株価になっただけなので、外すことも含めて自分の勉強としてやるのであればOKかなと思います。
経営者として経済を読むのは当然の役割なので、やりますよ。
ちなみに、先に聞きますが、2025年の日経平均株価はどれくらいになると思いますか?

細川
細川

年末の話ですか?
それなら、僕は当てずっぽうですが、3万9000円くらいだと思います。
為替は130円くらいでしょうか。

安藤
安藤

なぜ日経平均株価はあまり動かず、為替は円高になると考えたのですか?

細川
細川

順調に推移し、そこまで大きく崩れない状況がしばらく続くのではないかと思います。
ただ、伸びが止まるのか、それともどう伸びるのかは分かりません。
私も勉強不足なので、株価が伸びる要因があるかもしれませんが、逆に下がる可能性のほうが高いかなとは思っています。

安藤
安藤

なんだか、全然面白くない展開になってしまいましたが、私は3万8000円〜4万1000円くらいと予想しています。

昨年は為替を外したので、今年こそはと少し保守的に考えています。
140円から145円の間で円高方向になるのではないかと思います。
私は経済の専門家やアナリストではなく、ただの中小企業の経営者です。
グローバルビジネスを積極的に展開しているわけでもありません。
ココザスはモンゴルに現地法人があるので、トゥグルグの為替レートは気にして見ていますが、ドル円はなんとなく見ている程度です。
正直、当てずっぽうですが、それくらいになるのではないかという気がしますね。

細川
細川

その根拠は何かあるんですか?

安藤
安藤

皆さんも見られる情報ですが、まず日経平均株価の過去の騰落率を調べました。

騰落率とは、株価がどれくらい上がったか、または下がったかを示すものです。

毎年どれくらい上昇したのか、どれくらい下落したのかはWikipediaなどで確認できます。
それを見たとき、2023年と2024年は非常に大きく上昇しています

直近2年連続で大幅な上昇が続いている状況です。

しかし、株価が何年も連続で大きく成長し続けることはあまりありません。
特に最近では3年以上続くことはほとんどなかったのです。
だから、さすがに3年連続の上昇は難しいのではないかと考えました。

ちなみに、バブル期(1983年〜1989年)は…

7年間連続で2桁成長が続いていました。

その後、どうなったかというと、1990年以降にバブルが崩壊しました。
1989年の終わりには日経平均株価が3万8900円まで上昇しましたが、そこから何年か連続でプラスになった年もあるものの、長期的には下落しています。

また、2012年のアベノミクス相場が始まったときも、2012年は22%、2013年は57%と2年連続で大幅上昇しました。

2年連続で大幅上昇しました。

ほかにも、2019年と2020年も上昇しましたが、2021年はコロナ禍の影響で4%、約5%の上昇にとどまりました。

バブル期を除くと、3年連続で2桁成長したのは1958年〜1960年の期間です。

3年連続で2桁成長したのは1958年〜1960年の期間です

その当時、日経平均株価は474円から666円へと約40%上昇しました。
しかし、現在はすでに4万円という大台に乗っており、ここからさらに2桁の上昇を続けるのは難しいのではないかと考えています。

このように過去の株価の推移を基に考えたのが1つの理由です

もう1つの理由として、最近の東京証券取引所(東証)の取り組みがあります。
東証はコーポレートガバナンス・コードの強化やPBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄の減少を目指し、改革を進めてきました。
その成果がこの1〜2年で表れてきました。

しかし、今後の展望として、私は円高になる可能性が高いと考えています。

アメリカが利下げ基調となり、日本が利上げを継続すると、金利差が縮小し、為替が円高に振れることが予想されます。
そうなると、輸出企業にとってはネガティブな影響が大きくなります。

日経平均株価は225銘柄で構成されており、その多くがグローバル展開している企業です。
円高が進めば、それらの企業の業績に影響が出るため、株価の上昇が鈍る可能性があります。

とはいえ、大きく崩れる要素は見当たりません。
全体的に順調に推移しているため、少し下がるか、わずかに上がるか程度になるのではないでしょうか。
細川さんと同じような意見になってしまいますが、38,000円〜41,000円の範囲で1年間の踊り場を作る方が、むしろ健全だと考えています。

細川
細川

ちゃんと理由があるんですね。

安藤
安藤

当てずっぽうですけどね。

細川
細川

僕の当てずっぽうとは全然違いますね。

安藤
安藤

今のところ大きく崩れる要素がないですが、年末には状況が変わる可能性もあります。

たとえば、リーマンショックの年(2008年)は日経平均株価が42%も下落しました。
1万5300円が8800円まで急落したのです。

リーマンショックの年(2008年)は日経平均株価が42%も下落しました。

また、2000年のネットバブル崩壊では27%の下落、2001年は23%、2002年も18%の下落が続き、3年で1万8934円から8800円まで落ちました。

このように、市場が急変するリスクは常にあります
しかし、今のところは大きく崩れる要素がないので、先ほどの予想をファイナルアンサーにしたいと思います。

細川
細川

プレゼント企画はやらないんですか?

安藤
安藤

やりません。
自信がないので。

私の予想はどうでもいいんですけども、家具のニトリの似鳥昭雄さんが毎年、年頭所感などでその年の経済を占うのを知っていますか?かなり有名な話で、予測が当たると言われています。

似鳥昭雄さん

ニトリの会長のインタビューも参考にしたらいいんじゃないかと思っていて、ニトリは海外で生産し輸入するビジネスモデルを採用しているので、為替が1円円安に動くと年間20億円のマイナスになると言われています。
つまり、10円の変動があると200億円のマイナスになるわけです。

ニトリは海外で生産し輸入するビジネスモデルを採用している

2023年、ニトリは1ドル150円を想定していましたが、実際の平均は152円だったため、2円の円安で40億円の損失が発生しました。
しかし、それでもかなり精度の高い予測をしていると言えるでしょう。

この二鳥会長は、2025年について「日米の金利差が縮小することで、為替は円高に向かう」と予測しています。
そして、円高が進んだ場合には、その分を価格の引き下げで顧客に還元したいと話しています。
多少の期待値も含まれているかもしれませんが、興味深い見解ですね。

また、トランプ政権がどうなるかが、2025年の大きな焦点の一つになるでしょう。
トランプ政権の行方によって、アメリカの大手ハイテク企業の業績が左右され、それに伴いNASDAQやニューヨークダウ、S&P500といったアメリカの株価指数が影響を受けます。
そして、日本企業の業績がどうであれ、アメリカの市場に引っ張られる形で日本の株式市場も動くことになるでしょう。

似鳥会長のインタビューをまだ見ていない方は、ぜひチェックしてみると良いと思います。
私もほぼ同じような見解を持っています。

今後の投資戦略と注目トレンド

今後の投資戦略と注目トレンド
細川
細川

では、全体的に日経平均があまり伸びないと予想されるなら、今持っている株式を今のうちに売却した方がいい、ということでしょうか?

安藤
安藤

そういう話ではありません。

日経平均株価の話なので、1年で2倍になる銘柄もあれば、そうでない銘柄もあります。
だから、銘柄ごとにしっかり分析していく必要があると思います。

ただ、「何を買っても上がる相場」は一旦終わるのではないか、という予測ですね。

今後は厳選して投資する必要があると考えています

細川
細川

厳選すると言っても、社長の中で「この銘柄は良さそうだな」と思うものはありますか?

安藤
安藤

言わせないでください(笑)

細川
細川

いや、ちょっとうまく聞き出そうかなと思って(笑)

安藤
安藤

いや、何の得もないんですよ。

例えば、2年ほど前に「楽天が潰れる」と言われていた時期がありましたよね?
でも、私は天邪鬼なので、論理的に「楽天の株価は上がる」と分析して記事・動画を出しました。
あの時点ではリスクしかなかったけど、実際にその後、楽天の株価は最大で3倍くらいまで上がりました。

すると、「お前はあの時楽天を買っていたんだな」と言ってくる人がいるわけです。
でも、逆に、過去に「シフト社はいいんじゃないか」と紹介したこともあります。
その時は3万円くらいだったのが、一旦1万円まで下がり、現在は1万5000円くらいでしょうか?そうすると、「お前がいいって言ったから買ったのに」と文句を言われたりするわけです。

だから、個別銘柄の話はあまりしないようにしています。

ただ、どんな銘柄を選ぶべきかという話で言うと…

やはり中長期のトレンドに乗るのが重要だと思います。

今のトレンドはやはり「AI」でしょう。
2023年、2024年は完全にAIの時代でした。
特に、オープンAIがChatGPTをリリースしてから、生成AIが一気に普及しました。
アメリカではNVIDIAが急成長していますが、これはバブルではなく、確実なトレンドです。

例えば、1995年から98年の間にインターネット関連株を買って、そのまま持ち続けていたらどうなっていたでしょう?ほぼ全員が億万長者になっています。
それと同じで、長期投資をするなら、AI関連銘柄は有望だと思います。

AIを支える半導体関連の企業も重要です。
現在、半導体関連銘柄はすでに十分上がっていますが、押し目を見て買い増す戦略は有効でしょう。
今後何十年も成長し続ける可能性が高いため、「今上がっているから買いたくない」と思ってしまうと、今後の成長を逃すことになります。

具体的な銘柄についてはあまり言いたくないのですが、個人的に注目しているのはソフトバンクグループですね。

ソフトバンクグループは、純資産から有利子負債を差し引いたネットアセットバリュー(NAV)が30兆円を超えていると言われています。
しかし、現在の時価総額は13〜14兆円程度。
つまり、理論上は2.5倍近い価値があるのです。

孫さんは決算説明会で「1000万円が入っている財布を400万円で買えるなら買うでしょ?」と言っていますが、まさにその状態です。

もし私が15兆円持っていたら、ソフトバンクグループをまず買います。
そして、アームの株式を売却するでしょう。
アームの時価総額は約1500億ドル(約20数兆円)で、その9割をソフトバンクグループが持っています。
また、PayPay事業も1兆円以上の価値があるとされており、ソフトバンクの携帯事業の時価総額も約14兆円。
その30%を保有していることを考えると、非常に割安な状況です。

このように、ソフトバンクグループはAI関連企業への投資を多数行っているため、長期的には成長が見込まれます。
ただ、短期的な株価の変動は予測が難しいので、長期投資の視点で考えるべきでしょう。

また、東京エレクトロンなどの

半導体関連銘柄も注目ですが、すでにかなり上がっています。
2024年に調整が入ったので、押し目で買うのはアリかもしれません。

ということで、AI関連や半導体関連に長期投資するのが良いのではないかと思います

年末に振り返って、予測と実際の株価を比較するのも面白いでしょう。
ぜひ皆さんも、自分なりに予測を立てて記録してみてください。

ありがとうございました。

この記事の監修者

安藤 義人

ココザス株式会社 代表取締役CEO

安藤 義人

YOSHITO ANDO

2016年に個人向けライフデザイン(人生設計)事業を行うココザス株式会社を創業。
現在は事業領域を広げ、資産形成・転職支援・住宅関連の3つの事業を通じて、世界中の人々がワクワク生きていける世界を作るため、日々経営に没頭中。
2022年からは活動拠点を海外にも広げ、モンゴルに現地法人を設立し不動産業のライセンスを取得。

自身も10代の頃から株式投資をスタート。
新築収益アパート投資やモンゴルの不動産投資、国内スタートアップへのエンジェル投資など幅広く投資を行なっている。

URL: https://twitter.com/cocozas_ando

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