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世代別ライフイベントと資産形成について|5時から“誠”論 2023年6月5日放送

  • #不動産投資

ー ワクワク人生 COCO the Styleとは?
ラジオNIKKEI第1で放送中「5時から“誠”論」の番組内コーナー。
人生100年時代を豊かで「ワクワク、生きる」ためには一体どうすればいいのか?
結婚・お子様の誕生・転職・リタイア・住宅購入など、個人のライフイベントを充実させるヒントをリスナーの皆様と一緒に探していく時間です。

世代別ライフイベントと資産形成について

世代別ライフイベントと資産形成について
内田
内田

今日は「世代別ライフイベントと資産形成」について、考えていきたいと思います。

吉崎
吉崎

何だか深い内容ですね。
世代別ですか…

内田:世代別というと、やはり色々あるではないですか?
若い頃、20代だとやはり結婚だったりとか、子供が生まれたりだとか、そういう事がありますし。
40代くらいまでいくと、家を購入したり、あとは子供が大学生になる。
更にその先、60代くらいまでいくと、子育てはもう落ち着いているけれど、自分達の老後が少し不安だ、という様な気持ちになってきたり。
後は、親御さんの介護が入ったり。

安藤
安藤

介護の問題もありますよね。

内田:子供が結婚する、なんて事にもなってきたりする年代ではないですか?
そうするとやはり、資産形成は全然違う考え方でやるべきものがあったり、継続してやるものもあったり、色々だと思うのですよね。

安藤さんはどの様に考えますか?

安藤:まさに弊社でご相談を受けているお客様が、20代から60代の方までいらっしゃいますが、ご相談の内容は全然違いますよね。

内田:違うのですね。
例えばどのような相談ですか?

安藤:私が20代の方にアドバイスしているのは「あまり投資をやらないで良いのではないか?」と言っています
それよりも、自己投資
自分の知識になる様な所にお金を使った方が良いのではないか?と。

内田:自分に対しての投資ですよね。

安藤:ただ、いま国の制度が色々充実しているので「つみたてNISAの枠の中で、将来のために積み立てするくらいはやっておいた方が良いのではないか?」とか

内田:新NISAも始まりますからね。

安藤:他には例えば上場企業等で、従業員持株会がある様な会社の場合は「持株会はやった方が良いのではないかな」と私は思っているタイプなので…
多分10%くらいディスカウントで買えたりしますよね?

吉崎:増しで。

安藤:1.1倍にしてくれる。
トライした瞬間に10%買っているので。
その様な投資はあまりないなと思うのです。

なので、今言った話は20代の方も30代の方も40代の方も、やって良いのではないかな、という気はします

吉崎
吉崎

私も、上場企業にお勤めの方に色々ご相談を受けた時は、何を以てしても、上場している自社株を、持株会等で買うというのが、それがまずスタート。
それでコツコツと、給料天引き等も多い訳ですから。

内田
内田

自分の会社の株を持つというと、やる気になりそうですよね。

吉崎:それは絶対そうですよ。
それで、自分の給料以外で跳ね返ってくる訳ですから。

内田:でも、20代というと、失敗してもまだやり直せるという気持ちもあるではないですか?
なので、少し大胆にやってみても良いのでは?と思ったりもしますが、どうですか?

安藤:そう思います。
もちろん、信用取引等で、例えば負債を抱えてしまうというのは宜しくないと思いますが…
余剰資金の中でレバレッジを利かせる分には当然良いのではないかな、と思います。

内田:ただ、結婚したとなると、また考え方ががらりと変わりそうですね。

安藤:結婚もそうですし、出産もそうですし、あとはマイホームもそうですけれども、段々とそのリスク許容度は下がっていきますよね。
「リスクを取れなくなっていく」というのは、当然ではないでしょうか。

内田:ただ、長く人生を考えると、20代から始めておくと、ずっと繋げられますものね。
なので、少額でやったとしても「歳を取った時には結構大きく成長しているぞ!」というのもまた20代の特典というか。

安藤:20代から積み立てをやっていたら、凄い事になりますよね。

内田:やっておけば良かった…

吉崎の初めての投資

吉崎の初めての投資
吉崎
吉崎

先ほどの、持株会の件、私は当時20代・30代の頃は上場会社に勤めていましたけれども、ずっとやっていましたよ。
1ヶ月あたり何万円の様な…
私が初めてやった投資はそれです。

内田
内田

それで経験を積むというか、意識が少し変わって行くとすると、その先の人生の投資を考える面では違ってくるかもしれませんね。

吉崎:そうですよね。
何となく、ちょっとした助走みたいな感じがあるではないですか?

内田:投資の助走期間が、20歳台くらい?

吉崎:40代・50代は何をすれば?

内田:どうします?安藤さん。

安藤
安藤

よくいただく相談としては、うちの場合は「資産運用みたいな所で、よりアグレッシブに増やしていきたい」というご相談が多いのです

例えば、先ほど貸家の話等がありましたが、アパートを建てて、サラリーと別で副収入を増やして行くなど。
そういう方が40代になってくると増えるかな?という印象があります。

内田:積極的にやりたいと思う人達が増える。

安藤:うちの周りが、というだけかもしれませんが…
結構、以前に比べると投資に対するハードルは下がってきたのかな?という気がします。

内田:年収が上がってくるというのもあるのでしょうか?

安藤:それもあると思います。

吉崎:ただ、一般的な会社に勤めていたら、50過ぎの年収は大体アッパーですよ。
もちろん、そこから取締等の役員になられたら別ですけれども、そうではない方々が殆どな訳ではないですか?

ほんの一握りの方々がその上にいかれて、銀行や金融系の企業だと、50歳を過ぎたら大体一時定年の様な形で大会社に出向したりするではないですか。

内田:そうすると、あまり年収が上がらないぞ、というのが目の前にくる訳ですよね…
だからこそ、老後を考えて、積極的にやっておこうと思うのでしょうかね。

安藤:そうですね。
積極性のある方は、恐らく自分の年収が5年後、10年後どうなるのか?というのが見えていると思います。
その「プラスアルファが欲しいな」となった時に、投資で副収入を得よう、という。

そうなると、アパートの大家さんになって、何かあっても副収入が支えてくれる、という様な…
そういう勉強をされている方が40代は増えてきますよね

投資の入り口

投資の入り口
内田
内田

結構、人生を逆算してやっておかなければ、と思う歳の入り口かもしれないですね。

吉崎
吉崎

40代の半ばから50代の過ごし方は、結構その後の、所謂一般的に老後と呼ばれる、還暦を過ぎた後の人生に大きな影響を与えると思います
それは資産形成だけではなくて、人との付き合いとか、極端にいえば趣味とかね。

内田:確かにそうですね。
折り返し地点ですね。

吉崎:お金はあるけれどもやる事がない、という様な人が結構いるみたいですからね。

内田:仕事にずっと熱中しすぎて、という様なね。

吉崎:お金を溜めて何をするのですか?みたいな。

安藤
安藤

ずっとできる趣味はやはり大事ですよね。

吉崎
吉崎

大事ですよね。

内田:お金を増やすだけではなくて、働くだけではなくて、人生の中で楽しむべき事、みたいなものも見付けて行くというのもまた投資の1つですね

吉崎:30代や40代くらいまでは、皆さん黙々と働かれていると思うので。

内田:子育てもあったりしますしね。

吉崎:趣味がどうのこうのと言っている場合ではないかもしれませんが…
ただ、そこを過ぎてくると、そちらの投資も結構大事かもしれないですね。

内田:だから、自分への投資って、場面場面で変わりますが、常に必要なものでもある訳ですね。

安藤:うちの両親は60代なのですが、両親を見ていると、今から何か資産運用をしようと思っても、それまで何もやってきていないと少し難しい、というのが多分正直な所だと思うのです

内田:知識がなかったり、経験がなかったりすると…
やはり一歩が踏み出せない、となりますよね。

安藤:なので、なるべく若いうちからやっていた方が良いというのは、ポジショントーク抜きに、本当にそう思いますね

内田:そうですね。
そうすると、若い頃から、あまりリスクを背負わないものから始めて、徐々にリスクも背負える様になって、という様な成長もして行くべきなのですね。
年齢とともにね。

60代はどうする?

60代はどうする?
内田
内田

さて、60代になるとどうする?という気持ちにもなりますよ。
年収だって随分減って、仕事も、もしかしたら終える人も中にはいる訳ですよね。
その中で「投資を始める」となると、少し大変ですよね。

安藤
安藤

今まで投資経験がない中で、退職金を個別銘柄に入れる等はやはり危ないと思います。
やるべきではないですよね。

吉崎
吉崎

60過ぎのお客様は結構こられます?

安藤:今までずっと投資をやってきた60代の方は多いです。
しかしそういう方は、不動産のアパート運用歴が20年だったりしますから、むしろ本当にアグレッシブに買われています。
先ほどの話ではないですけれども、凄く旺盛な時期なのですよね。

内田:経験も積んで「もう大丈夫だ!」という、何か自分の中でも確信みたいなものがある訳ですよね。

安藤:逆に「やってこずに今」という場合ですと…
できる資金の中でも本当に安定的な、年2%、3%という様な運用商品等をご提案する以外は、中々一気に増やす様なアイデアというのは正直難しいですよね

吉崎:多少、怖いですよね。

安藤:怖いですよね。

吉崎:そう考えると、40代くらいから多少、コツコツでも良いので少しずつやっておく事でしょうね

安藤:そう思いますね。

吉崎:先ほどの区分マンションを買う、REITに入れるなど…
比較的都心などの良い所、大都市部等はそんなに大きなブレはないではないですか。

昔でいうと国債を買うという様な、選択肢がありましたが…
今これだけ利回りが低いと中々その選択肢が取れない訳です。
それに代わる、ある程度の安定感がある様な投資に早いうちからお金を入れておく、というのは重要かもしれないですね

安藤:そうですね、私もそう思いますね。

内田:そうですね。
早めに一歩踏みだす」いうのが、とても大事な事なのかもしれないですね。

視聴者からの相談

視聴者からの相談
内田
内田

実は、ご相談をいただいています。
40代の男性から。

株式投資を中心にやっていますが、いつもグロース銘柄にしか目を向けておらず、長期投資の配分銘柄はほぼポートフォリオに入れていません。
相場も30数年ぶりの高値を更新していますが、今と将来の為に、吉崎さんと安藤さんはどの様な投資をするべきだと思いますか?という事です。

安藤
安藤

グロース銘柄の個別銘柄をやっていらっしゃると。
長期はインデックスで良いのではないでしょうか
インデックスの積立で。

内田
内田

コツコツと…

安藤:そうですね。
長期といえば老後資金、というイメージだと思うので…
20年くらいは積み立てができると思いますので、十分インデックスを買って行けば良いのではないか、と思いますけれどもね。

内田:そうですね。
長期のインデックスをコツコツやって、あとはグロースを頑張れ。

安藤:グロースは、結果を出されているのではないでしょうかね?
この質問者の方は。
勝手なイメージですけれども…

内田:吉崎さんは?

吉崎
吉崎

長期で保有するものは、やはり225の中に入っているものでも大型の銘柄で、かつ配当が高いもの

内田
内田

配当、それも大事ですね。

吉崎:高配当の銘柄で、安定感のあるものを何個か持っておいて、グロースはやはり嬉しいですからね、5倍10倍となっていくと。

内田:夢もありますからね。

吉崎:この夢の部分をやはり株式投資では捨てたくないので、夢の部分をある一定量置いておきたい
それと先ほどの話ではないですが、やはりREITとか、あるいは不動産、実物の区分という様な、安定感のあるものをどれだけその中に組み込むかでしょうね

内田:そうですね。
リスクは分散しておく、という事も凄く大事ですよね。

安藤:確かに、金融に寄ってしまうよりは、実物資産にも少し分散していった方が良いですよね
商品のポートフォリオを少し組み替えて行く、というのもあっても良いかもしれません。

内田:安全性が高いもので、少しドキドキするもの。
色々な割合を考えながらポートフォリオを組んでいただければと思います。

5時から“誠”論
放送局 :ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週月曜日〜水曜日 17:00~17:50
※ 本コーナーは毎週月曜日のコーナーです
番組公式サイトはこちら
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※ 本記事はラジオNIKKEI第1「5時から“誠”論」の番組内コーナー「ワクワク人生COCO the Style」の内容を抜粋/改変したものです
※ 2023年6月5日(月)放送
※ 日経ラジオ社の承諾を得て作成しています

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