新NISAの平均利回りはどれくらい?
新NISAで運用した場合の平均利回りは、おおよそ「4%〜6%」前後です。
ただし、運用する年数や銘柄によって大きく異なります。
ここでは以下の銘柄の平均利回りを紹介します。
(2)債券市場のインデックスの利回り
(3)REIT(不動産投資信託)の利回り
(4)バランスファンドの利回り
1つずつ確認していきましょう。
(1)株式市場のインデックスの利回り
株式市場のインデックスの利回り目安は以下の表のとおりです。
株式市場のインデックス利回りは、直近1年での利回りが円安によってが高まっています。
円安になると株価が上がる傾向にあるため、反映された結果となりました。
株式投資は、売却益だけでなく配当金や株主優待なども受けられるという特徴もあります。
(2)債券市場のインデックスの利回り
債券市場のインデックスの利回り目安は以下の表のとおりです。
債券は株式市場と比較すると、値動きが緩やかなため利回りは低いです。
特に日本は米国を始め、世界各国と比較すると国債の利回りが低いという特徴があります。
日本では未だ低金利が続いておりますが、他国のように利上げすれば債券の利回りも高まる可能性が高いです。
(3)REIT(不動産投資信託)の利回り
REIT(不動産投資信託)の利回り目安は以下の表のとおりです。
日本の東証REIT指数は日本銀行の金融緩和政策によってマイナスに低下しましたが、過去5年10年を見ると5%前後に集約しています。
一方、米国や全世界などは高い水準で利回りを維持しており、安定した分配金が期待できるという特徴があります。
(4)バランスファンドの利回り
バランスファンドの利回り目安は以下の表のとおりです。
株式や債券など8つの資産に分散して投資するバランスファンドでは、直近1年での利回りは高いです。
海外の資産が円安の影響によって為替差額を獲得したことが要因として挙げられます。ただしバランスファンドの運用期間は、10年未満となる点には注意が必要です。
10年後20年後はどれくらい増える?
では実際に新NISAを始めて10年後20年後はどれくらい増えるのでしょうか。
ここでは利回り別のシミュレーションを紹介します。
(1)利回り3%で積み立てした場合
(2)利回り5%で積み立てした場合
(3)利回り8%で積み立てした場合
新NISAの利回りを高めるポイントとは
できれば利回りは高い状態を維持しておきたいものですが、銘柄によって大きく変動するものです。
ここでは新NISAの利回りを高めるポイントを3点紹介します。
(2)長期保有で安定させる
(3)投資対象が同じであれば運用コストが安いほうにする
1つずつ確認しておきましょう。
(1)期待値の高い銘柄へ投資する
新NISAで利回りを高めるためには、将来的にも値動きが大きく、リターンが見込める銘柄へ投資することが大切です。
米国株や先進国の株は将来的な期待値も高い銘柄とも呼ばれています。
債券などは安定がある分値動きが緩やかな傾向にあるため、期待値は多少低くなりがちです。
その分株式は値動きが大きいことから、大きな利益を狙うことが可能です。
ただし、値動きが大きいということは株価が下がる場合もあることを意味するため、債券などと分散投資してリスクを軽減させることも重要です。
1つの株式だけに投資すると、株価暴落した際は大損失にもなりかねないため、複数の銘柄に分散して投資しましょう。
(2)長期保有で安定させる
新NISAで積み立てを開始したら、すぐに売却するのではなく長期保有することが大切です。
新NISAで得た利益は元本に含めて再投資でき、複利効果によって得られる利益の増加が期待できます。
つまり、長期保有するほど元本も増え、連動して利益も大きくなります。
もちろん、投資した銘柄が必ず利益が出るとは限りません。
利回りがあまりに低いものを長期保有していても、大きな利益にはならないため注意が必要です。
しかし、短期売買を繰り返していると、利益が出る前に売却してしまう可能性もあり、将来的に大きな資産になることを逃してしまうこともあるでしょう。
基本は10年や20年などの長期保有を意識しながら、都度専門家のアドバイスをもらって適材適所保有銘柄組み換えし、利回りを安定させるようにすることが大切です。
(3)投資対象が同じであれば運用コストが安いほうにする
投資対象が同じであれば、運用コストをが安い方にすることが大切です。
同じ利回りの投資先があったとしても、証券会社によって運用コストは異なります。
当然ながらコストを抑えた方が、実質的な利回りが高まることになるのです。
新NISAの運用コストは運用年数が長くなるほど大きくなるため、コストの低い証券会社を選ぶのも1つのポイントです。
利回りが高い銘柄を選ぶ際の注意点
一方で、利回りが高い銘柄を選ぶ際は、以下の点に注意して運用しなければいけません。
(2)分散投資で平均利回りを意識する
(3)専門家にアドバイスをもらって選ぶ
ここでは3点紹介するので、1つずつ確認しておきましょう。
(1)利回り重視なら米国株・先進国の株式
利回り重視であれば、米国株や先進国の株式がおすすめです。株式市場の利回りを比較して分かるとおり、日経平均株価などと比べると海外株式は高利回りです。
もちろん株価は、金融市場や経済状況などによって変動するため、上昇し続けるという保証はありません。
しかし、現時点では株価が右肩上がりであるため、並行して利回りも高い傾向にあります。
(2)分散投資で平均利回りを意識する
新NISAを始める際は、分散投資で平均利回りを意識することが大切です。
例えば株式だけに投資すると、高利回りが期待できる反面、株価が暴落した際は大損失に生じる可能性があります。
その際、債券などに分散投資しておけば、損失を最小限に抑えることができます。
新NISAは長期運用することで利回りが安定しますが、元本割れする可能性がなくなるわけではありません。
万が一の事態に備えるうえでも、分散投資で利回りの安定を図るようにしましょう。
(3)専門家にアドバイスをもらって選ぶ
これから新NISAを始める方や、運用がうまくいっていない方は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にアドバイスをもらうことをおすすめします。
投資や資産運用に知見の無い方は、どの銘柄に投資すればよいかわからないことでしょう。
ファイナンシャルプランナーであれば、自分に合った銘柄を提案してくれるため、安心してスタートすることができます。
ファイナンシャルプランナーであるココザスであれば、お客様の資産状況、収入などから最適な資産配分をご提案させていただきます。
さらに新NISAの組み換えや配分変更などのアドバイスを行っており、長期サポートの体制も整っております。
ココザスは何度でも無料で相談できるため、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。
まとめ
新NISAの平均利回りは4%~6%程度ですが、投資する銘柄によって大きく変動します。
近年では円安の影響によって高利回りになった銘柄も多いですが、いつまでも続くとは限りません。
そのため自分に合った運用方法を決めて、銘柄の選定が必要です。そのためにも専門家であるファイナンシャルプランナーへ相談するところから始めましょう。