「日経平均株価が3月に4万円台を超えた」というニュースがありました。
撮影しているのは4月なのですが…
今月に入って36,000円台まで下がり「ついに暴落か?」というニュースが入ってきていますね。
社長はどう考えていますか?
一時的な調整をしている感じだと思います。
中東の情勢が悪化していたり、戦争が激化しているという話がありますよね?
あと、アメリカの利下げの後退。
これまで相場を引っ張ってきていた半導体関連ですね。
先日、tsmcが発表しましたが…
これらの要素により、1ヶ月で3,000円以上、一時的に下がっていたという感じですが…
当分行ったり来たりすると思います。
短期的にはもう少し下がる場面があってもいいのかな?と思います。
暴落というようなニュースがあるので、心配している人も多いですよね。
最近、始めた人は心配しているのではないでしょうか?
ですが、このようなことは前から懸念されていたことです。
新NISAをきっかけに、初めてこの相場の世界に入った人が今年たくさんいます。
言ってしまえば、今年のマーケットはビギナーが多く集まっているということです。
そういう方々が焦って投げ売りをした結果、最近は資産が減ったという人が多いですね。
動画で確認したい方はこちら
投資に対するリスク
投資経験者であれば、こういった局面でも考えることは違うと思いますが…
投資初心者や始めたばかりの方は絶対不安になっていると思います。
どこで下がっていくか分からないため、資産が減るのが怖いから損切りという風に考えることは普通ですよね…?
怖いから損切りする、不安になる。
そういう感情が生まれるのは当たり前のことですが…
そういうリスクがあることをそもそも知っているのか?
それとも全く知らずに取り組んでいるのか。
例えば、YouTubeを見ながら…
「毎年必ず7%増えていく、投資をすればお金持ちになれる」という風に勘違いをして、取り組み始めているのか?
リスクを知っているか・知らないか、この差は大きいです。
リスクがあることを分かっているのであれば、相場の上がった・下がったに一喜一憂している場合ではないのです。
こういった話をきくと、皆さん時間があるのだなと思います。
どうしてでしょうか?
毎日チャートを見る時間が、よくありますね?
自分の資産だから怖いのですよ。
やめたらいいのでは?
でも、増える可能性もあるので…
増えるのであれば、減ることもあります。
「増え続けるもの」はありません。
NISAが新しくなって、1月から投資を始めていると考えたら、日経平均40%上がったものが10%落ちました。
誰でもできる計算で、40%上がった後にそれが10%落ちたので、30%弱上がっているわけです。
いいことなんですよ。
この後もまた下がっていくのでは?と…
では、いま売ればいいのではないでしょうか。
少し株式相場から距離を置きながら、冷静に自分に突っ込むというやり方が良いのです。
それができているのは「ドルコスト平均法」で、ずっと積み立てをしている人です。
確かに、私も個別銘柄に関しては、何のニュースがあるのかなと、たまに気になります。
ただ、何年も継続している積み立ての投資などはどうでもいいのです。
・円安になって支払いが重いから
そういう理由で積み立てをストップするというのは1番損をしているわけです。
安くなって売っているわけですよね?
そうですね。
長期積み立てというのは、安い時にたくさん買って、それが上がっていくからたくさん増えるというものなので…
続けておく方がいいということですよね?
いまが利確のタイミングの方であれば、少し話が違います。
ずっと色々な相場で積み立ててきました。
いまが出口で、老後のお金をキャッシュに変えますという場合。
ドルコスト平均法は最後が下がってしまうとダメなので、平均取得価格がどのくらいで、最後の出口がどこなのかが大切です。
なので、高値だと思うポイントで売らなければいけません。
ですが、これから長い期間で積み立てをしていこうという方であれば、売ってはいけないのです。
1・2ヶ月前に積み立てを始めたという人は、いまはいい状況ということですよね?
1・2ヶ月前に積み立てを始めた人で、いま撤退を考えているのであれば…
その人からスマートフォンを取り上げて、パソコンのディスプレイを外した方がいいですよ。
長い期間、最低20年・30年で考えるから、
1年でいえば、30%・40%連続で上がってきたわけです。
「とてつもない値上がりがあった後に、20%程落ちる年があったから」といってやめてはいけないのです。
リーマンショックの時、1年で20・30%下がったこともありました。
もっと言うと9月・10月の秋口がおもいっきり下がったわけです。
でも年末になったらある程度値段を戻す。
そういうことが起きるわけです。
短期で物事を見るとなおさら道に迷います。
正直「パニック売り」があり…
私も以前は本当に分からなかったので、震災の時に持っていた株を全部売ってしまいました。
相場が下がったからですか?
とても下がって、日本がダメになるのではないか?怖くて…
しかし、いま考えるとやはり「暇だったな」と思います。
見なければ良かったということですか?
良かったというか…
「よく見る暇があったな」という感じです。
忙しくてどうしようもない日々を過ごしていれば、そんなことをしている時間もないのです。
そうやって忙しく生きていたら、震災から13年ほど経って…
いまはどうなっていますか?
売らずに全部持っていたら、私は働かなくてもすんでいます。
長期でやらないとダメということです。
プロと素人の違いは?
そもそも戦っている相手の方々はプロのトレーダーです。
我々個人投資家というのは素人なわけですよ。
素人がプロに勝つことはやはり難しいのです。
プロというのは何がプロか?と言うと…
それでご飯を食べているので、24時間それに時間を使える。
そして我々仕事をしている人間というのは、ほとんどそれに時間を使えない。
ここに差があるわけです。
だから震災の14時46分、揺れ始めた後の残りの14分で建設株がすごく買われていました。
「これから日本は、色々倒れるし建設需要がうまれるから」というので
投資のプロがどんどん買っていったということなのですね。
買って大儲けしてるわけです。
その人たちと同じ土俵で戦っても、やはり勝てないなという風に思ったので…
私はもう手数料を払ってでもプロにお願いするというスタンスです。
「手数料を払うのが嫌だから、自分でネット証券でやる」というのは、スキルの部分で言っても時間の部分で言っても無駄です。
だとすれば、1%以下の手数料というのは微々たるものにすぎません。
そういうものは任せてしまう方がいいと思います。
金融資産以外の不動産などの現物投資をやっていくというのもありですよね?
リスクヘッジ、要は分散という観点では、
ただ、この動画や記事で私が話したいのは「分散しようね」という話よりも…
「メリット・デメリットを分かった上で取り組もうね」ということを伝えたいのです。
不動産にも価格変動がありますが、過去15年すごく上がっています。
株式に対して遅効性があるので、株が調整し始めたら不動産も調整しています。
こういったそれぞれの特徴というものを理解してから投資をしましょう。
うちのお客さんの中でも投資経験がとても豊富な方々は、うちが新しい商品をリリースした時に、メリットだけではなく、デメリットに対してかなり細かく聞いてくる人もいらっしゃいますよね?
そうですね。
多くの質問をされてこちらでお答えして…
本当に納得した上で取り組む方がほとんどですね。
そのような方々は「こういう類いのリスクがありますよ」ということを伝えると「こういう場合はこうなる」というように、自分の頭の中で考えられます。
なので、当然メリットだけ見て決めるなんてことは、非常に危険なのでやりません。
リスク、それに対するリスクヘッジやリスクの発生頻度など…
こういったことを全部理解した上でやっていくのです。
・いい部分だけを見て取り組む
そうすると大きな資産を作っていけません。
自分で考えて投資をできているか
国が進めてるからといった理由だけで、新NISAに取り組むというのは怖いということですよね?
まさに今のパターンで「税金がかからない」という、良い部分だけを見て金融商品の下落リスクを把握せずにやっていく。
以前も、新NISAの動画や記事を色々出したわけですけども…
誰かが進めている、誰かが取り組んでいる、インフルエンサーがいいと言っている、これだけで判断してしまう人があまりにも多い。
人が言っているからやるという思考でいるのです。
いまFacebookやインスタを運営しているMeta社が、著名人を使った広告の詐欺で前澤友作さんなどに突かれていますよね?
結局「ホリエモンさんが言ってるから安心だ」と言って投資してしまう人がいるからあのような犯罪があるわけです。
本当にそうですね…
「ここをどうにかしようよ」と思います。
本当に1つ1つしっかりと考えて投資をしていかないと騙されてしまうと…
テレビCMに国民的アイドルが出ているとしましょう。
「この人がそう言っているからいいな」と思って買ってしまう、そういう思考方法を取りますよね?
投資ではあまりありませんが…
食品でCMを見て動いてしまう気持ちは分かります。
これは、無理やりにでもそうではなくなる訓練をするべきです。
だから、ミシュランに載っているお店ばかりに行くのではなく、一切看板も出していないような、山の中にあるそば屋。
こういうところに飛び込んで、最高のそばを探すのです。
このトレーニングをすると「有名だからおいしい」というような思考からようやく解き放たれることができて、本物に触れることができる。
日常生活からトレーニングできることです。
投資など、お金が絡むことであれば、なおさらです。
「誰かがいいと言っているからやる」のではなく、細川さんがさっき言ったように
本日のまとめ
いま株価が下がっているという中で、色々どうしようと思って検索していて、この動画や記事にたどり着いた方もいらっしゃると思います。
かつ、ここまで読んでいただいている方に関しては、今日スマートフォンを浴槽かなにかに投げ入れて水没させてください。
別のところで支障をきたすかもしれませんが…
では、見ないこと。
とりあえずXも長押しして削除、アンインストールしましょう。
長期でやっていて、短期的な株の入れ替えもしないような人は、
全部削除して、1年ぐらい頑張って仕事をする。
そして友達とたくさん遊んで家族との時間を作ってプライベートを充実させてください。
そちらの方がいい人生ということですか?
1年後、どうせいい方向に行ってますから。
下がっていたとすれば、その時買えばいいのです。
そもそも、デイトレーダーを相手にしていないのです。
人生をより良くするために資産形成というツールを使おうという人に向けてのアドバイスで言うと…
5年・10年単位で物事を考えましょうということです。
なので、きっと35,000円も下がらないと思いますが…
為替もどんどん円安になっていってます。
一気に株価が上がった要因でもある半導体のバブルが、1回休憩した上でまた上がっていく。
というところがあれば、また株価は戻りますから。
そこに向けて長く見ていけばいいのではないかな?と…
特に、日本株は売られる要因があまりないと思いますね。
ようやく東証が株価の改善に本越し入れ始めたわけです。
「PBR1倍割れ銘柄を無くそう」と言って、やっきになって取り組んでいます。
ようやく企業業績が上がって純利益が上がった。
これが、従業員へのお給料として、大手の企業は年間数%というのを目指して配分していっているわけですよ。
物価上昇のスピードに対して、企業業績や所得増のスピードというのが勝っていけば、消費がもっと増える。
この循環になるというのは、過去の日本の歴史の中で本当に久しぶりな出来事なので、結構明るいですよ?
なので、これから暴落が来たとしてもうろたえない。
むしろチャンスだと思って、しっかりと買う。
こういうマインドでいければいいのですが、怖いなと思う人がいましたら、いくらでも相談に乗ることできます。
金融のみに特化してやっている会社もあります。
そこの社長を紹介することもできるので、不安なことがあればいつでもお問合わせください。
今回は「日経平均株価が下がっている中で、どのような心づもりでいたらいいか」をテーマにお届けしました。
ありがとうございました。