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NISAとiDeCoは結局どっちがいいの?手数料・流動性・投資金額など詳しく比較してみました|投資信託|株式投資

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NISAとiDeCoは結局どっちがいいの?手数料・流動性・投資金額など詳しく比較してみました|投資信託|株式投資

新NISAも始まり、4月の新年度も始まり…
これから投資を始めよう!と考えている人も多いと思います。

投資初心者の方でご質問などが多いのが「iDeCoとNISAって、どう違うの?どっちがいいの?」というご質問です。
今回の動画ではそのご質問にお応えするべく、2つの手数料や流動性、投資金額などをわかりやすく1つ1つ比較説明していきます。

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NISAとiDeCoってどっちが良いの?

NISAとiDeCoってどっちが良いの?
細川
細川

視聴者の方から運用相談がありました。

国が進めているNISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)がありますが、どちらも税制メリットがある投資ですよね。
しかし、iDeCoではよく言われるロック期間「60歳まで」という条件があります。
なので、手数料なども考えるとNISAの方がやっぱりオススメですか?
優先としては、NISAをやるべきですか?どうですか?

上記について、社長はどう思いますか?

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安藤
安藤

iDeCo、NISAを同列で比較している方がこの世の中は非常に多いなと思っています…

そもそも同列で比較するものでは全くありません
まずは、それを理解していただきたいんです。

iDeCoは確かに投資商品として捉えることができます
iDeCoという投資商品は、投資した金額(掛金)が全額所得控除になる税制メリットがついている投資商品です。

一方でNISAは税制優遇の制度の名前です
NISA口座を使って投資信託や株式を買っていこうということです。

NISAの中には積み立ての投資枠、成長投資枠と、元々の一般NISAというものに分かれています。

NISA

なので、NISAとiDeCoは全く別物であるということを、まず捉えてください

動画で確認したい方はこちら

違いをわかりやすく説明します

違いをわかりやすく説明します
安藤
安藤

まずはNISAとiDeCoの比較。

それぞれの良し悪しみたいなところを1つずつ見ていけたらと思います。

手数料

まず手数料の部分ですが、新NISAの制度は未来永劫、株式や投資信託の購入手数料及び売買で出た売却益に対する非課税措置が取られています

あと口座開設手数料も取られていませんよね?
例えば、SBI証券でNISA口座設定する時に特にフィーは発生しません。

しかしiDeCoは加入時、もしくは移管の手続きの際に2,829円という中途半端な金額が初回1回かかります。
それプラス、毎月の積み立てに対して171円が手数料としてかかります。

これはさっき質問があった話ですよね?

色々な場面で手数料がかかってくるところが大きな差です。

他にはどんな違いがあると思いますか?

細川
細川

iDeCoはロックの期間があるので、流動性の部分がよく言われるところかな?と…

安藤
安藤

投資で大事なのは、お金を動かしたい時に動かせるかどうか?

つまり流動性ですよね。

NISAは積み立てでも、成長投資枠でも、好きな時に金融商品の売買ができます。
なのですぐ売ろうと思った時にいつでも売れます。

細川
細川

現金化できるのですね。

安藤
安藤

iDeCoに関しては、原則60歳まで引き出しができません。

新たな支払いを止めるという手続きはありますが、例えば月額5,000円で始めるとそれを60歳までやり続けなければいけません。
それを止めるかどうか?という話です。

なので引き出しができないことが、iDeCoが敬遠されている1番の理由なのかな?と思っています。

細川
細川

引き出しができないのは結構致命的というか…
そこまでやらないといけないということじゃないですか?

そうなると、iDeCoはどういった方がやるべきでしょうか?

安藤
安藤

年齢問わずですが、そもそもiDeCoはいわゆる確定拠出年金という仕組みです。

なので、年金なのです。
安藤
安藤

年金を今使えないのはおかしい!と普通は言いませんよね?

細川
細川

そうですね…!

安藤
安藤

皆さん仕事をしている中で社会保険料が引かれています。
社会保険料の中に将来の年金が天引きされているわけです。

皆さん個人が出す金額と全く同額を皆さんが勤めている会社が負担してくれています。
その合算、つまり自分が積み立てた金額の2倍が年金になっています。
この事実を知らない人がそもそも多いのです。

これも年金ですよね?
「今まで積み立ててきた年金を今取り崩したいです」と30代の人が言うはずないですよね?

それと一緒なので「iDeCoを引き出さなきゃいけない」という考え自体がちょっとおかしいなと思っています。

先ほど言ったようにNISAは税制優遇の仕組みを使う中で株式投資をするという話であって…
これは流動性が高くて当たり前です
株式は現金同等物で、2営業日などで現金化できるわけです。

iDeCoはそもそも年金なので、引き出しをするという概念がありません。

こういう風に捉えると、どなたでもiDeCoはやったらいいんじゃないの?というのが私の考えです。

年金を取ろうなんてことになりませんし…
年金が今いくら積み立てられてるか、年金定期便など見ていますか?

細川
細川

ハガキが届いた時に見ていますよ!
あとネットでも見られますよね。

「ねんきんネット」で見られますよね。
安藤
安藤

お金の仕事をしてるから、詳しいからやっているわけであって…

多くの方は多分、今の自分の年金額がいくらなのか?65歳からもらい始めたら毎月いくらもらえるのか?きっと知らないと思います。

iDeCoはそういうぐらいの気持ちでやったらいいのでは?と思いますよ。
国としてもそういうメッセージ性の商品になっています。

年間投資額の違い

年間投資額の違い
安藤
安藤

年間の投資の上限額、これがNISAとiDeCoでは全く違います。

NISAは最大360万円/年です。
積み立て投資枠、成長投資枠の併用で360万円です。

新NISAは、生涯枠が決まっていて、それが1,800万円です。
ただこれが1.5倍になったら、約3,000万円近くになるわけなので「老後は大丈夫だよね」ということです。

iDeCoは、年間で会社員の方が276,000円、毎月23,000円です

iDeCoは、年間で会社員の方が276,000円、毎月23,000円です。
年金払いができます。

自営業者の方は816,000円なので、割り算すると68,000円。
これぐらいまで積み立てができます。

だから自営業の方だと多いですよね。

20歳から60歳まで積み立てをしたとすると、3,264万円が運用されることになります。
こうすると新NISAの非課税枠よりも多くの金額を非課税運用できます。
(でも、20歳から自営業の方はあまりいないか…)

会社員の方だと276,000円なので、40年で1,104万円です。
1104万円が最大となると新NISAの方が非課税枠が多いという話になりますね。

細川
細川

自営業の方には優遇といいますか…
多く運用したい方は結構良かったりしますよね?

安藤
安藤

ただ、実際自営業は個人事業主のことであって…

私みたいな会社経営者は社会保険に入っているので、対象ではありません。

会社員側に分類されるはずです。
個人事業をやっているような方は、毎月68,000円を払い続けるのは怖いと思うので…

細川
細川

安定してない職だからということですか?

安藤
安藤

毎月決まってない中で6,8000円はなかなか難しくないかな?という風に思うと…
満額を積み立てしてる人は多分あまりいないのではないでしょうか?

細川
細川

仕事自体が安定してきて、結構な規模になってきたらできるかな?みたいな…

安藤
安藤

そうですね。

投資対象の違い

投資対象の違い
安藤
安藤

次に、2つの違いは「商品」です。
何に投資をしているのか?というところですね。

2つの違いは「商品」です

NISAの積み立て投資枠はインデックスファンドが多いかな?と思います。
人気なのはS&P500や、オール&カントリーが多いのではないでしょうか?

成長投資枠はもちろん投資信託をやる方もいますが、上場している個別の株式に投資されてる方が非常に多いんじゃないかなと思います。

投資信託の中でも除外条件があり

「NISAに適用している投資信託はこれですよ」というものがあります
なので、全部の投資信託というわけではありません

そして、iDeCoに関しては元本確保型の商品です。
定期預金や保険商品、手堅いものが結構多かったりします。

細川
細川

本当に、年金ですね。
将来の貯金というか…

安藤
安藤

年金ですよ。
皆さんが預けている年金も、結局金融商品で運用されているわけです。

国内海外を半々で、かつ投資信託と債券に分散されているわけですが…
iDeCoも全く同じような形で元本確保型の商品と、投資信託(自分で選びます)です。

これがNISAとiDeCoの2つの違いです。

細川
細川

流動性や、金額、この年数やろうと決めるのであればメリットとしてはどちらも同じなのかな?と思ったのですが…

税の仕組みが全然違います
安藤
安藤

税の仕組みが全然違います
両方に税のメリットはありますが、全く別物です。

NISAで1,800万円満額を積み立てたとしましょう。
月15万円で、年間180万円です。
それを10年間積み立てて、1,800万円にして寝かせたとしましょう。

その結果、3,600万円まで増えました。
本当なら1,800万円の利益に対し、20.315%の源泉分離課税という税金が必要ですが、NISA制度なのでこれがかかりません。

なので、本来360万円を払わなければいけない税金がなくなる。
こんなメリットがあります。

iDeCoは、運用中(走ってる最中)は60歳までは税金がかかりません。
どんどんどんどんお金が増えていってもかかりません。
(ただ、そもそも触れるものではないというのもありますが…)

それどころか1番のメリットは、先ほど言った会社員の方だと23,000円。
この23,000円が、年間で276,000円になるわけです。

そして、この276,000円というのが、毎年所得控除を受けられるのです。

そうすると年収がいくらの方なのかにもちろんよりますが…
恐らく年間で3万円〜5万円ぐらいの節税効果があります。

年収が例えば800万円あり、かつ自営業の方だと毎月68,000円ですよね?
年間で81万円、お財布を分けて資産を作っていることになります。

安藤
安藤

そうすると、税金の支払い額として27万円ぐらいがお得になるのです。

この27万円がお得になったものが、運用期間が20年とすると540万円くらいになります

こうするとさっき言ったNISAでの税制メリットよりもこっちの方が大きかったという話になりますよね?

ただ注意しなければいけないのは、最後はお金を貯めてた別のお財布から受け取りますよね
これは年金と一緒で、一時受け取りとあと分割の年金受け取りという毎月もらうやり方2つあります

それぞれ税金の計算の仕方っていうのがあるのです。

一括で受け取る場合は退職所得という扱いになりますよ。
そして、年金として分割で受け取る場合は雑所得の計算になりますよ。

雑所得だと合計所得が1,000万円を超えるか超えないか?で大きく率が変わってくるのです。

退職所得で受け取る場合は、計算式があるので貼っておきましょう。
退職所得の控除額があり、その後に1/2を×計算の仕方をします。

一時金でもらう場合ですが、5年ルールと19年ルールが設定されています。
5年ルール、19年ルールも内容が複雑なので貼っておきますね。

5年ルール、19年ルールも内容が複雑
5年ルール
細川
細川

結構複雑ですよね…
NISA、iDeCoという簡単なワードですが、ここまでしっかり理解してやっている方は少ないのではないでしょうか…

安藤
安藤

ほとんどいないと思います。

「銀行に進められたからやっています」など、そういう方が非常に多いと思います。
それなりな掛金を毎月払っていくわけで、それぞれ満額やろうと思ったら相当な金額なわけです…

これらの税制メリットはどうなっているのか?
わからない中で走っていくっていうのは非常にもったいないと思います。

お気軽にご相談ください

お気軽にご相談ください
安藤
安藤

一番最初に取り組む際に、出口の課税のされ方まで全部教えてもらった上でスタートした方がいいと思います。

はっきりいってこの記事で何を言いたいのか?難しくて分からない、伝わらないと思います。

なのでもし、iDeCoをまだやっておらず「これからちょっとやっていこうかな…」と考えてる方は、FPに相談した方がいいと思います。

ココザスはファイナンシャルプランナーを抱えている会社です。

細かな税金の指南っていうのは税法上やってはいけませんが…
税金面のことで少し分からないということがあれば「こういう考え方ですよ」というのを教えることはできます。

細川
細川

一概に「iDeCoがいい!NISAがいい!」というわけではなく、人それぞれ目的によって全然変わりますよね。

安藤
安藤

自営業の方で40年間運用ができるとなれば、iDeCoの方が運用できる金額の総額が大きくなりますよ

自営業の方で40年間運用ができるとなれば、iDeCoの方が運用できる

さらにその後の貰い方としても年金受け取りにして、その時に所得がなければはっきり言って所得税が低いわけなので…
ほとんど税金を払わずに増えた分も貰えるわけです。

残った分は相続の対象になるので、次の世代に渡すこともできる。
こういう風に考えると、自営業の方にとってはiDeCoは結構いいと思います。

ただ売上がどれぐらい安定してる自営業なのか?という話もあるので…
結局、ご相談いただいてケースバイケースでアドバイスをしていかないと正しいアドバイスができないな…というのがこの制度に関して言えることです

細川
細川

うちのFPが色々お話できるかなと思うので、気兼ねなく相談いただければと思いますね。

▼安藤義人 公式LINEアカウント
https://lin.ee/LsiKdKV
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今回は「iDeCo・NISAのそれぞれの違い」の話をさせていただきました。
ありがとうございました。

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