新卒のときに後悔したこと
社長、今年からココザスにも待望の新卒が入ってきますね。
新卒採用は初めての取り組みでして…
今それに伴って社内の制度を作ったりとか、色々やっていますが本当に楽しみですね。
細川さん、しっかり教育担当としてよろしくお願いします…!
変なことを教えないように(笑)
もちろん変なことは教えません(笑)
僕もこう見えて新卒1年目はあったわけで…
初めての出社はすごく緊張した記憶があります。
ただ結構、後悔があるんです。
僕はいま30代後半ですが、やっぱりその頃からお金の知識があれば良かったなと…
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新社会人(20代)でまずやるべきこと
20代前半から投資の知識とかあったとしても、扱える軍資金も少ないですし。
それよりはまずやるべき事は支出、そして収入。
視聴者の方の中にもこれから仕事が始まる方もいると思うので…
今回はそういった方のためになるような話ができればなと思っています。
まずは支出を減らすということでしょうか?
支出と収入がどういう流れになっているのか、キャッシュフローみたいな話ですよね。
例えばクレジットカードを作成しているでしょうから、カードの引き落としが4日なのか10日なのか月末なのか…
後は、お給料が入ってくるのは月末締めの翌月20日なのか25日なのか?
イメージとして、例えばお給料が毎月25万円としても、そもそも25万円のお給料は手取り額で言うともっと低くなりますよね。
所得税だったりが引かれて…
所得税は源泉徴収といって、毎月毎月引かれます。
住民税は前年の分を翌年にという形になるので、初年度は住民税引かれないですよね。
なので、初年度は手取りが多く見えるんですよ。
つまり2年目以降一気にガクッと減るようなイメージになります。
そういった税金がどれだけ引かれてるかということも含めて、お金の流れを見ていく。
これが最初にやるべきことだと思うんです。
しっかりとお金を貯める!ポイントは?
最初にそういった自分のお金周りを把握したうえで投資に取り組む。
そして、余ったお金を投資に回すというのが1番いいってことですね?
実家なの?それとも一人暮らしをしているの?というところが、新卒の方がお金を貯めていくスピードに大きく影響するのです。
もし実家にお住まいで実家から通えているということであれば、新卒のときからそれなりに貯金できると思うんです。
25歳だったとしても初年度は23万円ぐらい入りますから、それが残るわけです。
たくさん飲み食いして遊びに行かなければ、それなりに残ると思うんですよね。
なのでまず焦らずに投資や老後の不安を解消するとか、そんなことを考えずに…
貯金はあんまりしない方がいいよ!という話をこのチャンネルでもよくしていますが、それは、いわゆる生活防衛資金です。
最低限、何かあった時に生きていけるだけのお金ということですね。
それがどれぐらいなのかというと、新卒の方は単身者の方が多いと思うので…
月の手取りの3か月分ぐらいでいいと思うんです。
3か月分なので、60万円ぐらい貯金すればそこから投資やろうよって感じですかね。
先ほど社長が言った実家なのか一人暮らしかという話がありましたが、実家だったらもう少し生活防衛資金も少なくてもいいかな?みたいな。
それもそうですね。
実家だと貯まるスピードが速いし、且つ生活防衛資金が減りますものね。
置かれてる状況によって変わるので、住まいをどこにするかというのは結構重要です。
電車で通える範囲に住まれているのであれば、僕はなるべく実家に住んだ方がいいと思っています。
僕は勤め始めてから9年間は実家にいて、相当お金を貯められましたよ。
食費もタダで、お母さんありがとう!みたいな。
実家にお金入れてなかったんですね…?
当時は若かったので、すみませんでした…
お金が◯◯◯◯から始めよう
ある程度貯めないと投資をしない方がいいということですね。
最低限貯めて、そこから投資をするというのがいいと思います。
ただ、冒頭に伝えたことというのをしっかりやって入出金の流れをしっかり把握していれば…
余剰資金が「毎月これぐらい出るな…」というのはもう目に見えるわけだから。
もう1〜2ヶ月の時点で「これぐらいだったら大丈夫だな!」ということで、何か始めるのはOKだと思います。
貯金と一緒に並行していくと。
そうですね。
貯金というのはまとまった大きなお金を貯めていくイメージです。
5万円なのか7万円なのか分からないですけども、それを毎月毎月貯めて60万円に到達するまで。
つまり1年目はそれなりに貯金してほしい。
それにプラスして、例えば月1万円でも余剰金が出るというのであれば、天引きされるような毎月毎月引かれるようなものをやる。
例えば、つみたてNISAで投資信託の購入をあらかじめセットしてしまうとかね。
これでもいいと思うんです。
要は途中でやめれるものです。
だって2年目に意外と住民税が引かれて「お金が残らなかったってな…」となった時にやめれなかったらマズいですよね?
そうですね。
保険だと、解約返戻金が戻ってこないとか…
社会人あるある「保険」に注意
あるあるの話ですが、社会人になると部活動の先輩などが保険会社に勤めていたりするんです。
そこから「お金のことを教えてあげるよ!」と、絶対に声がかかるんですよ。
積み立て型の60歳、65歳までロックされるような養老保険だったり、変額保険も一緒なのですが…
ある程度長い期間やることが前提の積み立てなどを勧められた場合、一旦断りましょう。
22歳で死亡する確率は何%ですか?という話なんですよ。
しかもそのとき結婚はされてないはずですよね?
となると、ほとんどのパターンで法定相続人はご両親なわけで、いくら必要なの?という話なのです。
ご自身が生命保険に入ることによってそんなに影響があるかというとないですね…
それよりも若いときに使えるお金が毎月数万円減るのです。
先輩からこういう提案をされることもあると思うので、あんまりよくないんじゃないかなぁ…
そうですよね。
どちらかというと死亡保険よりも医療保険の方が掛け捨てで数千円などで良さそうですが…
でも20代って、1番元気じゃないですか?
病気の確率はどれぐらいですか?と考えたら、そんな心配するぐらいだったら…
ということで、まず新卒1年目は保険に入らない。
まずは預金と積立を。
なぜつみたてNISAがいいかと言うと、流動性が高いからです。
つまりやめようと思ったときにやめることもできれば、減額もできるということ。
iDeCoは税金の仕組みが分かってからでないとやる意味がないので、とりあえずやらない。
会社で何かついたりもしますけどね…
企業型のDCとかね。
やらない選択肢があるんだったら、もう全部やらない!
何もやらない!新卒の方は何もやらない!
まずは自分の管理をした上で、というところですね。
少しはお金に詳しくなってからやった方が絶対にいいと思います。
失敗が怖いですよね。
保険のように、周りからの勧誘とかも色々あると思いますしね…
お金に関して注意するべきこと
社長、お金に関して注意すべきことを挙げるとしたら何かありますか?
先ほどの保険の話ですね。
保険の勧誘を受けたとしても「一旦持ち帰って、来年考えます」みたいな。
それぐらいの時間的余裕はあると思うので、それでいいと思います。
後は、少しお金の勉強を始めるといろんな話が寄ってきます。
「FXでお金を3倍に増やしましょう!」「仮想通貨を買って、億り人になりましょう!」とか、色々な提案があるんですよ。
全てに言えることは、詳しくなるまでやらない。
中には「今はお金なくても大丈夫!借入をすることによって借入の利息以上に稼いでいくことができれば、これはレバレッジなんだよ!てこの原理だよ!」というように…
小さな力で大きなものを動かそう!みたいなことを言ってくる人がいるわけです。
これじゃ本当に危険なので借入はしない方がいいと思います。
投資をするのに借入は絶対にダメ。
新卒の方に関していうと、投資をするための借入ももちろんですが…
あとは生活でリボ払い。
こういうのも絶対やめてほしいです。
あともう1点、重要なポイントがクレジットカードの支払い遅れです。
社会人になってクレジットカードを使うケースが増えると思います。
クレジットカードの引き落とし日に残高が足りてない!気づいたら未払いになっていた!というのもあるかもしれません。
しかし、これが3ヶ月続いてしまうとブラックという状態になってしまいます。
今後お金が借りづらくなったり住宅を買おうとした時に買えなくなってしまったりと、色々な悪影響が起きたりします。
そういう部分も含めて冒頭に言ったお小遣い帳をつけて入出金の流れを把握することは非常に大切です。
そして何か怪しい投資話や、自分がよく分からない話を振られたら一旦持ち帰る。
この辺だけ注意すればいいんじゃないかなと思います。
LINEの方にも「こんな相談を受けた」ということもご連絡いただければと思います。
そうですね。
相談できる人に相談するというところをぜひやっていただければなと思います。
今回は「社会人1年目の方が気を付けるべきポイント」についてでした。
ありがとうございました。