富裕層ピラミッドの分類ごとの資産額
細川さん!
ここ10年で資産は増えましたか?
いきなりですね…!
ここ10年…そんなに増えたということは…
なるほど…
5倍くらいですか?
いやそんなにありませんよ…!
もう地道に地道に…
そうですか…
多分、細川さんは周りから遅れとっていますよ…?
分類がありましたよね?
・マス層
・アッパーマス層
・純富裕層
・超富裕層
それぞれ割り振りがあるのですが…
2013年のアベノミクス以降、分類ごとの総資産額が増え続けているのです。
この10年間で…?
すごく増えています。
2019年から2021年にかけての富裕層(1億円から5億円未満)と、超富裕層(5億円超)の方々を例に出すと…
富裕層の総資産が、236兆円から259兆円に増えました。
資産5億円以上持っている超富裕層は、97兆円から105兆円に増えています。
両者の合計は333兆円から364兆円ということで…
わずか2年間で10%ぐらい増えているのです。
また、マス層など、全ての層で一貫して増加が進んでいます。
2011年に純富裕層(5,000万円以上の世帯)が350万世帯にも満たなかったところが…
直近の2021年のデータでいくと470万世帯になり、1.44倍に増えています。
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どうして総資産が上がったの?
そんなに増えたというのは…
お給料が上がったなど、要因があるのでしょうか?
やはり株高の影響を受けているのです。
実際に富裕層ピラミッドのデータを出している野村総合研究所の研究結果としては、株価が上がったからということで結論付けていますね。
単純に株価一択なのですね…!
実際に1億円以上の純金融資産を持っている層に行きたいのであれば…
方法は3つぐらいしかないかなと思っています。
教えてください…!
事業というのは…
会社を興すということですか?
会社を興して、その会社を売却するなり上場させるなり…
1億円ぐらいだったら中小企業の親父でもなれますね。
これは資産形成チャンネルの視聴者さんには会社員の方も多いですが、そういった方でも取り組めるやり方です。
「株を買っておきましょう!」というのが、資産を増やすための方法です。
これは意外に大きいのです。
例えば、相続対象の資産が2億円ぐらいあるとします。
何も対策をしないと、半分ぐらいは税金で持っていかれてしまいます。
でも実際は色々な対策ができますので、そこまでは持っていかれません。
相続で対策を施したことによって、30%ぐらいで済んだとして6,000億円支払います。
それでも1.4億円が入るわけです。
細川さん、ある日突然1.4億円がポン!と入ってきて、富裕層になれるということです。
富裕層は1億円超えの層ですから、一気に仲間入りです。
細川さん「宝くじ」は買いますか?
まだ買ったことないのですよ…
もう5億円がドン!と当たったら、いきなり富裕層の仲間入りですし…
6億円当たっている人が(いるのかな?全然知らないのですが…)いらっしゃるとすれば、超富裕層にいきなりなれちゃうわけです。
事業を興すのは、はっきり言ってリスクの方が大きい。
色々な説がありますが、会社は7年ぐらいが平均寿命と言われています。
もっと言うと、3年乗り切れない会社はたくさんあります。
そこで倒産しちゃう…?
そうです。
そうすると創業者はお金がなくなって自己破産することになります。
なので、はっきり言ってハイリスク・ハイリターンだと思います。
しかし株資産を増やすということは、一発ドン1と当てに行かなかったとしても着実に増やしていくことができる。
さらにこれからどんどん資産が多い方の比率は増えていきます。
なぜならNISAが2024年から新しくなりましたよね?
今までは金融の益金に対して20%ぐらい税金が引かれていました。
しかし、NISAが新しくなることによって、利益確定をさせたとしても納税義務がなくなります。
ということで、資産が増えるペースは加速するんじゃないか?と思います。
下がっている年があるのはどうして?
10年間で伸びているという話でしたが、下がっている年もありますよね?
これはナゼですか?
せっかくなので、私の方で作った2005年から2021年までの各レイヤーごとの資産総額や1世帯あたりの金融資産を見てみましょう。
2009年を見てください。
超富裕層ですら2年前(2007年)が1世帯あたり10.7億円持っていたのです。
それが9億円まで下がり、1.7億円なくなっちゃってるんですよ。
これは大きいですよね…
正直、マス層に関しては1,200万円で変わっておらず打撃が少ないです。
アッパーマス層は3,800万円に下がっている。
ということで…
上に行けば行くほどお金を失っています。
これってどういうことだと思いますか?
持っている資産…
株式の割合が多いから?でしょうか…?
そうです。
では何が起きたのか?という話ですが…
2007年の夏からサブプライムローン問題が起きて、2008年9月だったと思いますがリーマンショックが起きた。
「経済が低迷している時期」という感じですね。
表を見る通り、打撃を受けていますね。/p>
2011年は震災の年です。
私も覚えていますが、2011年まで正直株価はすごく軟調でした。
とても円高で、1ドル80円くらいの時代です。
2013年からアベノミクス相場が始まり、2013年以降株高になったという話なんです。
だからこの1番上の数字(総合計)を見ていただきたいのですが…
超富裕層で、2011年の時に44兆円だったのが、次の計測の時には73兆円になってるわけです。
30兆円増えています…!
とんでもない金額ですね…
すごいですよね。
マス層は500兆円だったのが539兆円で、39兆円増えていますが「率」で考えてください。
44兆円が73兆円ということは…
70%くらい伸びてるわけです。
500兆円が539兆円ということは、8%ぐらいしか伸びてないわけです。
この違いこそが金融資産の保有量です。
つまり、持っている資産に対する金融資産割合が大きいとリーマンショックみたいなことが起きた時に、資産を大きく減らしてしまうのです。
マイナスの時はそうですが…
逆にずっと上がることも…?
そうですね!
だから上がり続けていて、1番上の数字でわずか16年の計測で46兆円だったものが105兆円、倍以上に増えていますよね?
これは、やっぱりスゴイですよね。
マス層はどうなの?と言うと、正直そんなに増えていません。
しかも1世帯あたり1,300万円の金融資産があったのが、1,600万円になっているだけです。
16年で300万円増えたという話です。
だけれど1番上の方を見ていくと、1世帯で8.8億円持っていますが…
これが11.7億円まで増えている。
すごいことです。
やはり「金融投資やろうぜ!」のこの一択です。
資産を増やすために大事なこと
私個人の考えとしては…
会社をやっているので、事業で当てる方が私としては正直簡単だと思っています。
ただ一般的にはNISA枠を使ってコツコツ金融資産を増やしていく。
そして株価が上がったら自分の家計の金融資産が増えるという、この単純な相関関係を作る。
そのためには個別銘柄の株式もいいですが、投資信託をしっかり入れて…
この表を見てもらってもう1点思うこととして…
例えば、この5,000万円以上の金融資産を保有している準富裕層。
2005年には280万世帯いたみたいですが、直近2021年では325世帯まで増えました。
45万世帯も増えたわけです。
もう1個上を見てみましょう。
富裕層のところ、81万世帯が140万世帯ということで、どんどん増えています。
豊かな人が増えている理由
これはどういうことでしょうか?
豊かな方が増えている。
下から押し上げられていっているのです。
では、マス層から徐々に階段を上がって上に行ってる方が…
そういうことですね。
一歩一歩このステップを上がっている方が着実に増えている。
超富裕層のレベルまで行くとあんまり変わっていませんよね?
5万世帯だったのが9万世帯、約4万世帯だけ増えている。
その下はどんどんどんどん増えていっています。
ただこれ面白いのが、全部合計するとそもそも世帯数が増えています。
単純計算したのですが、2005年の時4,900万世帯だったのが2021年では5,413万世帯です。
日本の人口はどんどん減っているのではないのですか?
でも、世帯なので家族で1世帯?
1人暮らしでも1世帯、そういうことですね。
私も20年ぐらい前は親の扶養に入ってたわけですから…
その時はそこが1つの世帯になっていましたが、私も姉も独立したので、別の世帯が生まれる。
では、家族が3世帯や4世帯に別れていくのですね。
あとは逆に、2つの世帯が結婚して1つの世帯になることもあります。
なので、人口の増減とは単純に結びつけることができません。
結果を見て私達がやるべきこと
何が言いたいのか?と言うと、着実に上のラインに行く人が増えていってるってのは確かです。
アッパーマス層・準富裕層、この辺りが増えています。
ということは3000万円をまず目指しましょう!と…
3,000万円を目指したら次のハードルはあんまり変わらなくて、5,000万円です。
正直、ここまでは株高の恩恵を受けたら行きます。
為替だったり色々な要因でそこを飛び越えることができると。
そのためには商品に資産を振っておかないと動けないので…
1番下は全然動いていませんよね?
左から右にかけて全然動いてない。
しかし、上に行けば行くほど左から右に動いていく。
そういう話なのです。
ただ、色々なYouTubeやX(旧Twitter)見ていて思うのですが…
「これを買えばお金が増える!」とか「こうやったら儲かる!」という情報がたくさんあります。
資産を減らさない運用とは?
今回の場合はどうすればいいですか?
減らさないとすると…
要は「分散しましょうね」ということです。
しかし、富裕層とか超富裕層って言われる方々は少しズルくて…
どういったところがズルいのでしょうか?
今11.7億円あるので、1.7億円を手元に置いておくとします。
1.7億円でも十分ですよね?
十分ですね…
そうすると、10億円というお金はなくなってもいいのです。
投資に回せたりする。
極論、なくなってもいいわけですよ。
では5%ぐらいで回る安定的な債券を買ったとします。
10億円の年5%ですから、5,000万円。
10億円を5%で運用することができたら、年間で5,000万円増えます。
年間5,000万円…
単利で考えても2年で1億円、4年で2億円ということで…
この2年刻みごとに1億円平均で増えていくわけです。
お金が増えるのは当たり前ですよね?
1番下のマス層はどうでしょうか?
1,600万円を手元に置いておきたい!と、考えてしまいませんか?
そうですね…
2,000万円問題もあるので、それぐらいは必要ですよね。
となると、超安定して運用していくことは難しいのです。
やるなら個別株などで増やして、少しハリスク・ハイリターンになりがちです。
減らさない運用が何か?と言うと、お金持ちの戦い方ですが「安定的な利回りが得られるものに預けて放置する」です。
これをやれば増えていきます。
「まだ下にいます」という方は、1個上を目指していきたいとなると、リスクを負わないと上にはいけないということです。
見ていて思うのが、マス層は投資をしてない方が多い。
アッパーマス層以上はみんなしている。
なので、アッパーマス層以上はどんどんどんどん上に行く。
いま株高が十数年続いているからいいですが、下がる時が来たら2007年・2009年のあんな感じになるのです。
リーマンショック級かどうかは分かりませんが、いずれ株価が下がる局面は来ると思います。
もしかしたら視聴者さまの中には株が大暴落するシーンを体験したことがない方もいるかもしれません。
連日自分のお金が何十万円・何百万円となくなっていくわけです…
これを初めて体験するとなると…怖いですよね…
怖くて損切りしちゃう方が多いと思います。
なので、そんなことがあったら損切りしないで、まずは資産形成チャンネルにご相談ください。
精一杯アドバイスさせていただきます…!
ということで、もし株式とか運用でお困りのことがあればうちの細川さんを紹介します。
気軽にLINEからお問い合わせいただけると幸いです。
今回は「資産の分散が大事だよ」ということを是非覚えておいてください。
ありがとうございました。