弁護士に騙されたニュースがありました
少し前に投資詐欺に騙された方が弁護士さんに相談したら、その弁護士さんにお金を巻き上げられたという詐欺事件のニュースを見たのですが…
社長はこのニュースを知っていますか?
ありましたね。
「詐欺案件での返金実績あり」というホームページでウェブ広告を出して集客し、弁護資格を持たない人と一緒に現役の弁護士が悪さをして、着手金をかなりの金額もらっていたようです。
ニュースを見ていると「合計の被害額が9億円で1,800人以上の依頼者から」という書かれ方をしてます。
着手金だけ受け取って何もせずにいたのですね。
完全に詐欺ですね…
詐欺師なのですが…
「詐欺に合ってしまった方を救いますよ」と言って詐欺行為をする弁護士はやばいですよね?
きっと普通では考えられないですね。
もうありえないです。
ニュースを見ているとロマンス詐欺のようですが「最後はお金をください」という感じなので…
投資詐欺といえば投資詐欺ですかね。
詐欺被害に遭ってしまっている方からまた着手金を奪い取るということを弁護士がやっているのがやばいのです。
弁護士は名前の通り弁護する・助けるという形ですよね?
こんな事件が明るみに出るともちろん一部の方だとは思いますが…
弱いものや相談したい側は簡単に相談できないですよね?
本当に怖いですよね。
弁護士資格を持っている人間がこんなことをしてしまう世の中という事実が悔しいです。
動画で確認したい方はこちら
詐欺事件に巻き込まれないためにできること
「本気で返金を勝ち取るので私にお任せください」というようなページを作ってやっています。
こうしたロマンス詐欺もそうですが、投資詐欺も一緒でYouTubeなどで色々注意喚起してみましたが減りませんね…
そうですね。
毎月何らかの事件がありますよね…
この展開は数年前から予想できていました。
例えば今年1月に新NISA、大々的に金融庁がキャンペーンを打ってある程度国民の認知が進んだわけです。
それによって投資初心者の方々が「お金を動かさければいけないんだ」という気持ちになって…
そこを狙った投資詐欺が増えるに決まっていると元から分かっていました。
詐欺をやる側であれば絶対そう考えますよね。
「新NISAの〜」と言うだけで電話に出てくれますよね?
そこで「〇〇だからここに振り込んでください」と言えば騙しやすいのでしょう…
なので何をやっても減らないなと感じます。
それこそ当チャンネルで発信してもなかなか…
僕たちの力だけでは難しい部分がありますよね。
見ていただいた人は投資を踏みとどまって救われるケースも出てきてますが…
もっと発信を頑張っていかなければいけないと、すごく感じますね。
でも詐欺は立件しづらいというか…
この動画や記事でも色々と社長がおっしゃっていましたが、立件されないとお金もほとんど戻ってこないんですよね?
それもそうですし…
詐欺罪として立件されて逮捕されたとしても、逮捕されるという刑事罰があることとお金が返る・返らないという話は全く別物です。
逮捕はされてもお金は戻ってこないケースがほとんどなので、基本的に騙されたお金はもう戻ってこないというのが一般常識になってきています。
泣き寝入りになるということですか?
基本はそうです。
なので、まず疑って入ること。
今回のような「救済しますよ」「何のための救済なのか」を考えていけば、どこかにおかしな点があったと思うので…
何事も疑って入るのです。
あとは自分で調べることや資産形成チャンネルや相談できる機関に相談すること。
これらをやるとかなり防げるかなと思います。
基本的に払ったお金は戻らない!?
先ほど「疑って入れ」とおっしゃいましたが…
「本当に弁護士免許持ってるの?」「弁護士でない方が対応していた」というニュースに書いてあります。
そういったところも細かく疑っていけば対処できたかもしれないですよね。
ただ難しいのは他人を疑ってばかりで良好な人間関係は築けないので…
例えば細川法律事務所があり、私が依頼人として来て法律事務所の看板を掲げているのに「細川先生、本当にあなたは弁護士ですか?バッチを見せてください」「鑑定に回していいですか?」とやられたら、こんな依頼人を追い返したいでしょう?
そうですね…
「鑑定結果は本物でしたが他に証明できるものありますか?」と言われたらやばくないですか?
こちらから断るかもしれません…
相手に本当に弁護士なのか?を確認することができないので、何を疑えばいいのか結構難しいです。
なぜやっているのか?ビジネスモデルなど…
着手金があってその後の成功報酬がどこで収益を上げるのかなど。
今回の例で言うと依頼はしたけれど、着手してもらえなかった場合だと…
お金を払っているから契約書などを巻いていたりするはずなので、そこをチェックするなどそういったところですか?
弁護士が作った書面にいちゃもんをつけたところで書いてもらえないので…
今回はなかなか巧妙だと思います。
基本はお金を払ったら戻ってこないのが大前提なので、変な方法で取り返そうと思わないことです。
「取り返したいという思いがあったから騙されちゃった」という話なのです。
救済を受けるための留意事項
基本的には戻ってこないのですが、犯罪の内容によっては振り込め詐欺救済法という法律があります。
被害回復分配金の支払い等に関する法律ということで…
一般的に対象となる犯罪行為が振り込め詐欺と呼ばれるものです。
つまりオレオレ詐欺や架空請求の詐欺、融資保証金詐欺や還付金詐欺、未公開株詐欺など全部ひっくるめて振り込ませるものです。
あとは闇金融、高利貸しです。
こういったことに関って被害にあった場合、犯罪利用預金口座を抑えて資金を取り返すことができた場合、これを分配するという制度があります。
被害者ですか?
そういうことです。
救済を受けるためにやらなければいけないことは被害に気づいたらすぐに振り込み先の金融機関に(三井住友銀行と書かれていたらそこに、みずほ銀行であればそこに)電話をして伝えることです。
被害回復分配金の支払いを受けるために申請が必要になるので、被害申請をすること。
警察にも行かなければいけません。
犯人が預金口座からお金を引き出してしまって現金にしてしまうとその後のお金の行き先を追えないので、すぐに抑えなければいけないということです。
他にはゆうパックで現金を送らせるやり方や玄関口で現金を受け子に渡すなど…
銀行口座を通さない取引、基本的にはキャッシュですね。
Amazonギフト券を大量に買ってなどこういうパターンだとこの救済を受けられません。
詐欺師の方もこれを分かっていてカードにしたり、直接もらうことが多かったりするんですか?
そういうことです。
いくら騙されていたとしても、資金移動のエビデンスや証拠がみつからない以上は回復することもできないのです。
騙されてしまった方が「私は1,000万円手渡した」と言っていても、それは嘘かもしれないですよね?
10万円だったかもしれないし、本当は騙されてないかもしれないわけなので…
そうなってくると、この制度は使えなくなってしまいます。
万が一詐欺にあってしまったとしても、手渡しではなくて振り込みの方がいいよということです。
投資系の詐欺でも現金で渡したり、配当などよくありますよね。
これは事件という側面と税金の観点からも足がつかないので、詐欺師は現金取引を望みますね。
細川さんもこれから詐欺に遭う時はちゃんと振り込みで払うようにしてくださいね。
分かりました!ではないですね(汗)
詐欺には遭わないようにします。
特殊詐欺はどんどん増えていく…
しかし、色々な特殊詐欺がどんどん出てきますよね…
新しい話題が出るたびにその話題に乗じて新しい詐欺を開発していくようなイメージです。
それだけ優秀なのであれば、こんな悪いことではなく真っ当なビジネスの世界で頑張ればいいのにと思います。
知識武装をしなければいけないし法的な部分もそうだし、あらゆることに対して詐欺師よりも知識を持っていないと騙される弱肉強食なのです。
だから当チャンネルを見て勉強をして、知識をつけた上である程度疑いながらコミュニケーションをする。
表面上はすごくいい感じに接するべきで裏で疑って、我々みたいな繋がりのある人に対して相談をしていく。
これらをしっかりやればかなり被害は少なくなるんじゃないかなと思います。
今回は弁護士が騙してたのでなかなか大変でしたが、少しでも被害が減ればと思います。
先ほどの救済措置に関しては基本的には振り込め詐欺に関してのみ適用されるので…
投資詐欺には適用されないようです。
投資は結局やる側がある程度楽して儲けたい甘い気持ちを持っていたりします。
これはこの国の制度からすると救済順位としては落ちますよね?
それよりも本当に善意で、たまにインタビューなどに出てきますが…
ご高齢の方が孫から電話がかかってきてと言ってるのを見ると、本当に胸が痛くなります。
あのような本当の意味での被害者に向けた救済措置なので…
このチャンネルを見ている方は振り込め詐欺にあうことはあまりないと思います。
どちらかというと投資商品を買ってそれが説明と違ったなど、こういうパターンだと思うので結局誰も守ってくれません。
やってしまったら終わりなのでその前に勉強する、相談すること。
これを徹底していただいて本当に詐欺が減るような世の中を作っていけたらと思います。
どんな詐欺でもやるべき対策は同じ
おそらく今後5年程度で投資詐欺の被害額は数倍に上がるでしょう。
皆さんお金に興味を持ち始めていますものね。
あとは国が推し進めている貯蓄から投資。
これは非常にいい話です。
国民の家計金融資産は絶対に増えるのです。
投資をしたら増えるので…
今まで貯金が50%以上でほとんど眠っていたわけです。
確かアメリカは13%ぐらいの預貯金比率です。
他に金融商品で運用を始めたら、日本国民はみな潤います。
しかしそれでいい思いをしてしまうとそれ以降出てくる投資話で「もっと増やせるんじゃないか」と…
しかも増やしたお金だから財布の紐が緩くなるのです。
増やしたお金をまた入れようというところを狙って、また詐欺師が攻撃してくるのが絶対に数年後出てくると思います。
なので勉強し続けるしかないのです。
周りに自分のことを守ってくれる、助けてくれる、助言をくれるようなパートナーを周りにつけておくことが大切になってくと思います。
何が言いたいかというと、引き続き資産形成チャンネルを見てもらい、気軽にコメントやLINEのURLを見つけてもらいコンタクトを取らせていただければ相談に乗れると思います。
その場合は取り組む前に相談いただきたいですね。
そうですね。
「取り組みました」の報告がたまに来ますが…
ですけども「あぁそうですか」としか言えなくて。
「やっちゃいましたね」「それはちょっとこういう情報が入ってますけども言わないでおこうかな」みたいな…
そんなこともよくあったりするので取り組む前のタイミングで相談をしてください。
本日のまとめ
最近増えてきたのが「ワンルームマンション投資の契約を明日に控えているので、最後に背中を押してもらいたくて安藤さんに連絡しました」という人が結構来ます。
「背中を押してほしい」と言っている人に対して、こんなダメ出しをするのはいやだなと思いながら「少し収支が悪すぎませんか?」「周辺相場を調べたらこの物件の家賃高くつきすぎてますけど大丈夫ですか?」など…
こういうことは結構あります。
明日約束してしまっているので、契約をずらせないので…
その1週間前に相談してもらっていればもう少し他の物件を見ることができたのかなと思います。
そうですよね…
なので何事も早めに連絡をしていただきたいです。
込み入った相談に関しては細川創史につなぐと思うので、細川の方で相談にのっています。
こう見えてしっかりしているので…
今回は「振り込め詐欺救済法」をテーマにお届けしました。
ありがとうございました。