別荘のシェアリングサービス!NOT A HOTELとは


社長、最近社内でちょっとした噂を耳にしたんですけど……社長が、怪しいホテルの会員権みたいなものを買ったって話、本当ですか?

なんですか、その悪いことしたみたいな言い方(笑)。それ、あの「NOT A HOTEL」のことですね。以前、動画でも少し取り上げたことありますけど、実はあれ、別荘のシェアリングサービスの利用権を買ったんです。

ああ、例の「8億円の別荘を電子取引で売った」って話題になってたやつですね。

そうそう。それの“会員権”みたいなものを買いました。
もともと僕、拠点生活ってよく言ってたじゃないですか。一部は趣味なんですけど、個人的に「不動産 × テクノロジー × ライフスタイル」っていう領域は、今後ものすごく伸びていくと思っていて。


確かに、今までの別荘って超富裕層しか買えないものでしたもんね。

そうなんです。年に30日くらいしか使わず、残りの330日はたまに掃除されるくらいで、ほぼ放置されていた。それってSDGs的にもあまり良くないですよね。
そこで出てきたのが、「NOT A HOTEL」という会社でして。一つの別荘を12人のオーナーでシェアして、30日ずつの利用権を販売するっていうスキームです。

なるほど、それは確かに画期的ですね。

例えば3億6000万円の別荘を丸ごと買うと365日使える権利が手に入るんですが、それを12分割して、30日ずつの利用権を3000万円くらいで販売するんです。
実際、別荘って30日くらいしか使わない人が多いですから、合理的ですよね。

確かに、その分だけ手に入れられるなら、かなり現実的ですね。

NOT A HOTEL NFTを購入してみた


で、今回僕が買ったのは、そういった「NOT A HOTEL」の中でも、さらに面白い取り組みがあって……それが「NOT A HOTEL NFT」なんです。

NFT!?あの、いわゆる「あなたのものだと証明する」デジタル証明の仕組みですよね?

そのとおり。NFTの技術を使って、数千万円出さなくても、年に1回宿泊できる権利をNFTで売り出したんですよ。僕はその権利を購入しました。

どこに泊まれるんですか?

今のところ、宮崎の青島、那須、群馬の水上、北軽井沢などに拠点があって、毎年その中のどこか1ヶ所に泊まれるんです。ただし場所は選べません。


選べないんですね。それはちょっと意外です。

そう思いますよね。でもこれ、サービス的にすごく上手だなと思っていて。
シェア型で30日持ってる人も、30日全部使わない人が出てくる。そうすると空室が出ますよね。
そこで、「年に1日泊まりたい」って人がNFTでその1日を持っていると、その空いた枠に泊まれるようになるんです!

なるほど!お互いにとってWin-Winな仕組みですね。

しかもスマホ一つで貸し出しや管理ができる。ちなみに僕が買ったNFTの金額は150万円でした。これで47年間、年に1日泊まれるんです。

47年間ってすごいですね(笑)。
深く考えずに買ったけど、80歳まで旅できるってことですからね。
しかも、このNFTのメンバーシップは「2023年から2069年まで有効です」って書かれていて、毎年同じ日に旅に出るんです。

例えば3月31日が割り当てられたら、毎年その日があなたの「NOT A HOTELデー」になる。

面白いですね〜。でも毎年同じ日って、逆に嫌だって人もいそうですけど。

そうなんですよ。だから例えば細川さんも持っていて、「お互いこの日付は微妙だなぁ」と思ったら、マーケットプレイスで売買できるんです。

貴重な日付、たとえば年末年始なんかが当たった人は、それだけで利益が出る可能性もあるんです。


なるほど、それは確かに面白いですね。

このサービスのすごいところは、「不動産」という現物資産にNFTの技術を使って「この1日はあなたのものですよ」と証明できる点ですね。
不動産 × テクノロジー × ライフスタイル


ちょっと前に話題になった「STEPN」みたいな?

STEPNはNFT上のデジタルスニーカーを買って、現物がない中で価値が高騰していった事例ですね。
今回のは全く違って、僕が持っているのは「不動産の一部利用権」という、現実世界に紐づいた権利なんです。


なるほど、確かにそれなら安心感も違いますね。

とはいえ、「150万円払って、もし来年会社が潰れたらどうなるの?」って不安、当然ありますよね。
でもこれ、ちゃんと金融庁の資金決済法に則っていて、長期の前払金を受け取った場合、半分は供託しなきゃいけないんです。


へえ、それは安心材料ですね。

そう。つまり最悪のケースでも、半分は戻ってくる仕組みになっているんです。将来的には「全額保全」みたいな動きにもなっていくと思います。
別荘のシェアリングサービスが人気|SANU 2nd Home

今回のNOT A HOTELもそうですけど、「SANU(サヌ)」っていうサブスク型セカンドホームのサービスもすごく良くて。
不動産 × テクノロジー × ライフスタイル、この領域は絶対に伸びていくと思っています。

確かに、今まで「別荘なんて縁がない」って思っていた人でも、こういった仕組みなら保有できますよね。

そうなんです。シェアリングで保有できる未来が、もうすぐそこにあると思います。

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NOT A HOTEL は割高?


でも一方で、小口化されたことでの注意点ってありますよね?

はい、もちろんあります。
例えば、8億円の物件を丸ごと買うのは現実的じゃない。でも1日150万円で使える権利を買うことは可能になる。
これって見方を変えれば、「小口化された分だけ、割高で買ってる」ことにもなるんです。


なるほど……。

そもそも、どの物件に泊まれるかは完全には分からない。中には2億円の部屋もあれば、数千万円クラスの部屋もある。
これは正直デメリットです。
小口化すればするほど、運営サイドのコストが増える。
例えば一人の顧客に物件を売る場合と、365人に売る場合では、契約書のやり取りも365倍。人件費や手間もその分かかりますよね。

たしかに、それって購入価格に上乗せされてますよね。

そのとおり。
そして一人ひとりの価格は手の届きやすい設定になってるから、極論で言うと倍にしても支払えちゃう人も多い。
たとえば、3650万円の物件を1日10万円で使えます、って設定されていたとして、「これ20万円です」と言われても、計算していくと、不動産価値から見て実際はかなり割高になってるケースがあるんです。

なるほど。やっぱり小口投資って、見た目以上に考えるポイント多いですね。


そうですね。だから「小口だからやりやすい!じゃあ多額を投資しよう!」っていうのは危ない。
やっぱり資産形成の視点では、物件を丸ごと所有できた方が圧倒的に価値は高いんですよ。

たしかに。

ただ、今回は「ライフスタイルの一環」としてやってるんで、投資目的ではないんです。
もちろん使わない時に誰かに貸したり、不要になったら売却して多少お金が戻ってきたり、という期待はしていますが、基本は体験を買ったつもりです。
あと、こういうサービスの仕組みを自分で試して勉強したいっていう思いもあります。

そうですよね、8億円の物件に泊まれるって体験はなかなかないですし、小口で参加できるってやっぱり面白い取り組みですよね。

本当にそう思います。いずれ実際に泊まることになるので、その時はまた現地の様子なんかを動画でも撮って、皆さんにシェアしようと思ってます。
NOT A HOTELについては、また進捗があればご報告しますね。

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