資産運用(株式投資)は人生100年時代で必須の個人スキル

定年後40年もの生活費を年金だけでまかなうのは難しくなってきました。
そのため、株式投資をはじめとする資産運用は、長寿社会を生き抜くために必要不可欠なスキルなのです。
(1)老後2,000万円問題に関係ない人はいない
テレビでも話題になった「老後2,000万円問題」。
実は、富裕層以外の大多数の人にとって、これは深刻な問題なのです。
平均寿命の伸長により、年金だけでは足りなくなると言われています。
自分の寿命を決められないからこそ、老後資金の準備が重要なのです。
(2)日本円を銀行に預金しているだけでどんどん貧しくなる日本人
日本のタンス預金は1000兆円あると言われています。
インフレが進行する中で、預金の価値は目減りしていきます。
日本人は預金を好む傾向にありますが、それだけでは資産価値が目減りしてしまうのが現実です。
日本銀行も「インフレを目指す」とさえ公言しています。
モノの値段は上がり、給料だけが上がっていきません。
では、インフレ社会で私たちにできることは何でしょうか。
(3)「株式投資」+「年金」の2本柱で老後生活を守る
お金を増やすことを目的にした手段は「労働時間を切り売りし、お金に換える(働く)」か「お金に働いてもらう(株式投資等の資産運用)」の2つが挙げられます。
これからの時代、年金だけを頼りにするのではなく、資産運用しながら年金をもらうことも考えなければならないと言われています。
資産を守り増やすには、株式投資などの資産運用が効果的です。

株式投資とは?基本原則と注意点をまずはチェック

株式投資は、企業が発行する株式を買い「価格が上がったときに売る」または「配当金を得る」という2つの方法で利益を目指す投資です。
簡単に言うと、「会社のオーナーの一部になる」感覚で、企業の成長を一緒に楽しむものと考えるとわかりやすいでしょう。
資産を長期的に増やせる可能性がある一方、リスクもあるため、基本的な知識を持って始めることが大切です。
株式投資の3原則
株式投資を実施するうえで、「長期」「分散」「積立」の3つの基本ルールを守ることが重要です。
それぞれのポイントを具体的に解説します。
1.長期
株式投資は短期間での利益を狙うより、じっくりと長い目で取り組むほうが安全です。
なぜなら、株価は一時的に下がることがあっても、長い期間で見ると経済成長とともに回復することが多いからです。
例えば、10年以上保有すると、損をする確率がぐっと減るというデータもあります。
「焦らずじっくり」が長期投資の鍵です。
2.分散
分散投資は、リスクを減らすための基本テクニックです。
一つの企業だけにお金を集中させると、その会社がうまくいかなかったときに大きな損をするリスクがあります。
しかし、複数の会社や業界にお金を分けて投資すると、全体のバランスが取れます。
初心者には、多様な株に投資できる「投資信託」や「ETF」という商品がおすすめです。
3.積立
積立投資は、毎月コツコツと一定額を投資する方法です。
このやり方なら、一度にたくさんのお金を準備しなくても始められます。
積立投資を実施すれば、価格が高いときは少ししか買わず、価格が低いときはたくさん買う仕組みになり、自然と平均的な買い値が下がるのがポイントです。
「無理なく、コツコツ」を続ければ、いつの間にか大きな資産が育つ可能性があります。
初心者が注意すべきポイント
これから株式投資を始めるなら、次の3つのポイントを意識しましょう。
1.リスクをきちんと知る
株式投資はお金が増えるチャンスがある一方、損失の可能性もある投資方法です。
投資において、リスクを完全に避けることはできません。
ただし、先述した分散や積立を意識すれば、損をする可能性を少しでも下げていくことは可能です。
「大きく儲けよう」と焦らず、自分に合ったペースで始めることが大切です。
2.正しい情報を選ぶ
投資に関する情報はあふれていますが、信頼性のあるものを選びましょう。
証券会社や公的機関が発信するデータを参考にするのがおすすめです。
特に「絶対に儲かる」という甘い話には注意してください。
3.まずは小さく始める
初めから大きな金額を投資するのではなく、少額からスタートすることをおすすめします。
例えば、1,000円から始められる積立投資を試すと、リスクを抑えながら投資経験を積むことができます。
経験を重ねれば、少しずつ投資への自信がついていくはずです。
初心者がはじめて株式投資をするとき、まずはどこに相談するべき?

株式投資を始めると言っても、何から始めればいいか分かりませんよね。
お金の問題は周りにも相談できません。聞けば「株式投資で大損した」という話しもよく耳にします。
ここでは株式投資を始めるにあたって、相談する前に覚えておきたいポイントについて紹介していきます。
株式投資の相談前は「目的」をはっきりさせよう
株式投資の相談前は、資産運用の目的をはっきりさせる必要があります。
・どれくらいの金額を最終目標とするのか
・いくらくらいの余剰資金を投資に回せるのか
まずは自分の中で資産運用の目的をはっきりさせたうえで相談をしてみましょう。
それでは相談相手を決めるポイントについて見ていきます。
【ポイント①】中立的な第三者の立場であること
相談相手は中立的な第三者の立場であることが望ましいです。
銀行や証券会社の窓口だとどうしても相談者の立場になって話を聞いてもらえません。
中立的な第三者の立場でいえば、代表的なところではプロのファイナンシャルプランナー(FP)があります。
【ポイント②】個人のライフプランに合った提案をしてもらえるか?
相談者の立場によってお金の悩み事は千差万別です。
既婚か未婚か、子供がいるかいないかで資産運用の目的も違います。性別や職種、保有している金融資産の規模によっても違うでしょう。
したがって、相談する相手はしっかりとあなたのライフプランに向き合ってもらえるかどうか、という点をポイントにした方がいいでしょう。
【ポイント③】透明性が高い金融商品を扱っているか?
銀行や証券会社の営業にいる立場だと、どうしても提案する商品が自社の金融商品に偏りがちです。
特に保険会社の営業はいい例です。
先ほども紹介した通り、資産運用が必要なケースや目的は人によってばらばらです。
そのため、相談相手が提案する商品もあなたに合った商品が必要になります。
場合によっては提案する商品が株式投資ではないかもしれません。
提案される商品がまさに私のためにある、と思わないと納得できませんよね。
したがって、相談相手(企業)は投資商品のメリット・デメリットを客観的に紹介できる透明性の高い商品を取り扱っている必要があります。
【まとめ】株式投資の初心者はプロのFPに無料で相談

ここでは株式投資を始めるためにどこに相談するべきか、というお悩みに対して紹介してきました。
記事の内容を簡単にまとめると
・日本人だけが世界に取り残され、どんどん貧しくなっている
・モノの値段が上がるインフレ社会がすぐそこまで来ている
・株式投資について相談する前に、資産運用の目的をはっきりさせる
・資産運用を相談する相手は中立的な立場であるFPが望ましい
ということでしたね。
お金の問題は一人で悩まず、まずはFPに相談することをおすすめします。
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