コインランドリー投資の実態
コインランドリー投資をやろうか検討しているお客様がいらっしゃるのですが…
いいと思いますが、コインランドリー投資は今下火じゃないかな?
少し前に節税商品として流行ったのです。
なぜ節税になるか分かりますか?
一括で償却できるとか、そういったことで節税効果がでる?
そうですね、機械をたくさん買ってるので。
なので年収の高い方が課税所得を落とす時によく使われてたという話です。
今日はコインランドリー投資の実態について話していきましょう。
私も実はやっていたりするので、色々話せることがあるんじゃないかなと思います。
動画で確認したい方はこちら
意外と難しいコインランドリー投資
コインランドリー投資を節税目的で始めたけれど、収益が上がらずに赤字で辛い思いをしているという投資家を私はたくさん知っています。
どういったところに難しい要因があるのですか?
太陽光発電投資や不動産投資のワンルームを持つぐらいであれば、ほったらかしというと言い過ぎですが、片手間でもできるのです。
しかし、コインランドリーに関しては「THE・事業」なんですよね。
正直そういうスキルが求められます。
ネットで見てみると「無人で経営ができますよ!」と謳っている業者さんもありますよね。
でも実際には無人で営業していくことは難しいのですか?
定期的な清掃をしないと店舗自体が汚くなっていくし、汚くなるとお客さんが離れていく。
なので清掃もアウトソースでやらないといけません。
それに何かあった時に連絡する先がないとトラブルが起きた場合に対応ができないわけです。
なので電話の問い合わせ先として、自分で対応するとかね。
でもそうなるとやっぱりコストが掛かってきますよね?
もちろん掛かります。
そのコストも見た上で収支が合うのか?というのを判断していくという話になります。
フランチャイズのメリットとデメリット
「長期的に安定し、利回りが高い」といったことを聞いたりもしますが…
そこら辺はどうなのでしょうか?
私は長期で安定するとは全く思っていません。
トランクルームの方が、よっぽど長期運用には向いていますね。
なぜ長期で安定しないのかと言うと、結局は店舗商売なんです。
住んでいる最寄り駅の路地にあるコンビニを考えてください。
20年、30年もずっと同じ場所にあるコンビニをどれぐらい知っていますか?
数年単位でこう入れ替えがあったりしているイメージですね。
そうですよね、定期的に変わっていきますよね。
コインランドリーはこれと全く同じようなことが起きます。
売上が上がってきたと思ったら急にライバルに取られちゃうこともあります。
とはいえ、表面利回りで20%くらい出てる店舗もあるのですよ。
1番必要なスキルは店舗ビジネスなので、マーケティングのスキルです。
ビラを配って集客をしたり、ポイントカードを作ったり。
アプリを作って2回、3回コインランドリーに来てもらう仕掛けを作らなきゃいけない。
しかし、これが難しいところで、ほとんどのオーナーがフランチャイズとしてやるんですね。
“安藤コインランドリー”みたいなブランドがあって、その下でやるのです。
「今月は10万円売り上げました!」と言っても本部に取られるという…?
細川さんからだったらもうほとんど取りますね(笑)
やる意味ないじゃないですか(笑)
ちょっと今大げさに言いましたよ?
そこまでロイヤリティをたくさん取る、悪どいフランチャイズ本部はないと思います。
しかし、そういう仕組みなのですよ、フランチャイズって。
フランチャイズは自由に経営ができない?
あとフランチャイズの何がいけないのかと言うと、リピート顧客を増やすための色々な取り組みをしたいと思ったとします。
細川さんがオーナーだったら、どうしますか?
本部(社長)に相談をしますね。
「こういう風に売上を上げていく施策を〜」と…
イヤだ!
えっ、そんなに冷たいんですか?
大袈裟じゃなくて、こういうこともあります。
そのかわりに場所などを提供してくれたりするということですか?
場所も自分で探しますよ?
何をやってくれるのかというと、ブランドを貸してくれるのです。
「安藤コインランドリー」と書いてあることによって、お客さんが入ってくるみたいなさ。
あとその機械を買おう思っても難しいですよね?
それを渡して、管理を全部本部でやったりしますね。
そういう形になるので、上位に絶対勝てないモデルなんだよね。
これがちょっとね微妙かなと…
社長もコインランドリー投資を行っているという話がありましたが…
社長はどうして取り組んでいるのですか?
色々やる内の1つとしては全然OKだと思っています。
経営だったり、マーケティングが好きだったり。
こういう事ができる人間はどんどんやればいいと思います。
簡単な気持ちで安易に始めたら損しちゃいますからね。
経営が得意な安藤がコインランドリー投資を拡大させない理由
社長はそういう運営やマーケティングが好きですよね?
そうなるとコインランドリー投資を今後も増やしていく予定はあるんですか?
多分、広げないと思っています。
どうしてかと言うと、いい物件と出会える機会が少ないのです。
「コインランドリーを10店舗買いませんか?」という話もたまに入ってきますが…
いい物件があるなら買いますが、設備の入れ替え資金などが結構かかるのです。
設備を新しくするなど、何か動きを出さないと勝てないですもんね…
そうなんですよ。
ならば、もっと他にいい運用があるなと思っています。
なので、うちは最小限に留めてるっていう感じかな。
より安定的に利益を出す方法は?
コインランドリーは投資としては難しい。
ココザスでやっている「Tamelu(タメル)」という商品に組み込んでいますが…
一般の方でも取り組みやすい投資にするためにしていることなどはありますか?
持っていただいた翌日に横に新しいコインランドリーがオープンされたら嫌ですよね?
そうならないように、借り上げ型にしてるのです。
年間で数%の利回りになるように弊社がマンションでいう空室保証みたいな形で、その代わり利益のバッファーを取らせていただく。
色々なモノで分散してるから、全体で利回りが取れてればモデルとして成り立つよねというね。
なのでうちはそういうやり方で一部コインランドリー投資を組み込んでるという感じかな。
お客さんもある程度の利益が確定してるから安心できますよね。
そういうことですね。
実際出してる利回りよりも、今はそれなりに上回る利回りで回ってます。
うちは色々やっているからこそ、リスク分散になってるわけですが…
1件現金を集めて一生懸命買ったけれど、その1件が外れちゃったら大変ですよね?
利益を出すためには、しっかりした立地で土地を押さえる。
テナントの店舗を押さえたりするパターンが多いのですが、そこの賃料交渉もしっかりやる。
1円でも安く借りるってことですね。
プラスして、チラシ配りなどの集客施策を色々打つ。
これを全てやって儲けることはできます。
検討されている方がもしいらっしゃれば、実際の数字を見せながらアドバイスすることもできます。
良かったらLINEからご連絡いただければと思います。
今回は「コインランドリー投資の実態」についてお話をさせていただきました。
ありがとうございました。