初心者がほったらかしでお金を増やすならNISA・iDeCoが最適

初心者でも安心して投資を始められるのが、NISAとiDeCoの大きな魅力です。
リスクを抑えながら資産を増やせる、NISA・iDeCoの制度がなぜ「ほったらかし投資」に最適なのか、理由をこちらで見ていきましょう。
(1)NISA・iDeCoが「ほったらかし投資」に向いている理由
2.自動積立の手軽さ
3.長期運用の安全性
各々の詳細を解説していきます。
1.非課税・節税の力
投資で得た利益には、通常20.315%の税金が課されますが、NISAを利用すれば非課税となるため、運用益を最大限に活かせます。
またiDeCoでは、運用益が非課税であるだけでなく掛金が所得税の控除対象となり、年間で数万円の節税効果も期待できます。
非課税制度による節税効果を活用することで、初心者でも負担を抑えながらスムーズに資産形成を進められるようになります。
2.自動積立の手軽さ
NISAやiDeCoの自動積み立て機能は、投資を続けるのに非常に便利な仕組みです。
一度設定をすれば、毎月の積み立てが自動で行われるので、煩わしい手間を省けます。
また、ドルコスト平均法を使えば、価格変動のリスクを抑えながら安心して投資を続けられます。
なおドルコスト平均法は、一定の金額を定期的に投資する方法です。
価格が高いときは少なく、安いときは多く買うことで、購入価格を安定させられます。
定期的な積立により、相場の動きに左右されず、じっくり資産を育てられます。
3.長期運用の安全性
NISAやiDeCoは、長いスパンで資産を増やすのに適した制度です。
とくにiDeCoは、60歳まで引き出せないルールがあるため、老後資金の計画的な準備が進めやすくなります。
資産を途中で使ってしまうリスクが抑えられるため、長期的な資産形成に集中できる点が特徴です。
(2)ほったらかしでも資産が増える仕組み|長期運用の力+非課税
NISA・iDeCoは、非課税制度と長期運用を活用することで、投資に慣れていない方でも、手間をかけずに資産を大きく増やしていける可能性があります。
1.複利効果で雪だるま式に資産を増やせる
複利とは、利益が利益を生む仕組みのことです。
例えば、100万円を年利3%で20年間運用した場合、単利では元本に毎年の利息(3万円)が加わり、20年後には元本100万円と利息60万円(3万円×20年)の合計160万円になります。
一方、複利では運用益が再投資されるため、利息が利息を生み出し最終的に約180万円にまで増加します。
元本 × (1 + 利回り)^期間100万円 × (1 + 0.03)^20 ≈ 180.61
※(◯◯)^20は、〇〇の20乗のことです
複利効果で、ほったらかしでも資産を着実に増やせるのが、NISA・iDeCoの強みです。
2.節税のメリット
iDeCoでは、年間掛金の上限があるものの、その全額が所得控除の対象となります。
例えば、課税所得500万円の人が年間24万円をiDeCoに積み立てると、所得税と住民税で約7.2万円の節税が可能です。
●課税所得500万円の人所得税率:20%(課税所得330万円超~695万円以下)住民税率:10%(一律)
●iDeCoの掛金:年間24万円(月2万円)
●節税効果の計算・所得税の節税額掛金 × 所得税率 = 24万円 × 20% = 4.8万円
・住民税の節税額掛金 × 住民税率 = 24万円 × 10% = 2.4万円
●合計の節税額所得税の節税額 + 住民税の節税額 = 4.8万円 + 2.4万円 = 7.2万円
この節税効果により、実質的な投資コストを下げながら資産を効率的に増やしていけます。
【初心者向け】ほったらかしでお金を増やすための商品3選

初心者がほったらかしで資産を増やすには、手間がかからないリスクを抑えた商品選びが大切です。
ここでは、「全世界株式型インデックスファンド」「日本株式型インデックスファンド」「バランス型ファンド」の3つをご紹介。
それぞれの特徴やメリットを分かりやすく解説します。
(1)全世界株式型インデックスファンド|分散投資の王道
・世界中の株式市場に分散投資
・米国や新興国の成長も取り込む仕組み
・価格変動リスクが抑えられる
・長期的に経済成長の恩恵を受けられる
・手数料が低く、初心者でも扱いやすい
・1つの商品で世界中の投資が完結
「eMAXIS Slim 全世界株式」
信託報酬: 年0.05775%※1
過去5年の平均リターン: 約12.0%(2018年–2023年)※2
※1年0.05775%は非常に低コストなファンドといえます。
※2この期間は、コロナ禍後の市場回復や先進国市場の成長など、比較的景気が良い時期が含まれており、高いリターンを記録しています。
ただし、20年以上の長期スパンで見ると、全世界株式の平均年率リターンは4〜7%程度に落ち着くことが多いとされています。
したがって、長期投資では、この範囲を想定して計画を立てることをおすすめします。
※2引用|:三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) 投資信託説明書(交付目論見書) 使用開始日2024.7.24
引用|三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) 運用報告書(全体版)
「楽天・全世界株式インデックスファンド」
信託報酬: 年0.143%
過去5年間の平均リターン:17.23%
信託報酬0.143%は、一般的な投資信託と比べて十分に低コストといえます。
さらに、楽天ファンドはバンガード社のETFを利用することで、全世界の株式市場に広く分散投資を実現しています。
この仕組みによって、コストを抑えながらも、安定した運用が期待できる点が特徴です。
※バンガード社とは?バンガード社は、世界最大級の資産運用会社の1つで、低コストなインデックスファンドやETFを提供することで知られています。個人投資家に向けた公平な運用を理念としており、全世界で多くの支持を得ています。
(2)日本株式型インデックスファンド|国内市場での成長期待
・日本国内の株式市場に特化
・為替リスクがなく、安定性が高い
・日本の政策や企業業績の影響を直接反映
・情報が得やすく、投資内容を理解しやすい
・日本経済の成長が期待できる局面で有利
・地元企業への投資として親しみやすい
「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」
信託報酬: 年0.154%
過去3年の平均リターン: 約13.8%(2021年–2024年)
信託報酬率0.154%は、国内株式型ファンドとして低コストな部類に入ります。
また、日本株市場の動向を反映したTOPIXに連動しているため、国内経済の成長を身近に感じながら資産形成を進められる点が特徴です。
なお、13.8%というリターンは高めですが、この期間は市場全体が好調だった可能性があります。
一般的に、20年以上の長期スパンでは、全世界株式の年率リターンが4〜7%程度に落ち着く傾向があるため、長期的な視点を持つことが重要です。
日本株式型インデックスファンドは、為替リスクを避けたい初心者や国内市場に親しみがある投資家に特に向いています。
引用|三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 投資信託説明書(交付目論見書) 使用開始日2024.7.25
引用|三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 運用報告書
(3)バランス型ファンド|初心者でも安心の安定運用
・株式、債券、不動産などに分散投資
・リスクとリターンのバランスを重視
・自動で資産配分を調整(リバランス)
・安定した運用が可能で、初心者に最適
・複数資産に分散するため、リスクが低い
・長期投資で着実なリターンを期待
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」
信託報酬: 年0.143%
過去3年の平均リターン: 約5.6%(2021年–2024年)
こちらのファンドは、株式、債券、不動産など8つの資産にバランスよく投資することで、リスクを分散しながら安定した運用を目指しています。
市場の動きに応じて投資割合を自動で調整してくれるため、初心者でも安心して続けられる仕組みです。
なお、過去3年間のリターン率は5.6%と安定していますが、この実績は市場が好調な時期の影響を受けていることもあります。
より堅実な成果を目指すには、長期での運用が重要です。
引用|三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 投資信託説明書(交付目論見書) 使用開始日2024.7.25
引用|三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 運用報告書
(4)補足: 次にやるべきこと
まずは、証券会社で口座を開設しましょう。
初心者に人気のある楽天証券やSBI証券は、スマホやパソコンから簡単に手続きが可能です。
次に、自分に合ったファンドを選び、少額から積み立てを始めるのがおすすめです。
例えば、月1,000円からなら、無理なく資産形成をスタートできます。
最初は少額で運用に慣れることを意識し、安定して運用が続けられるようになったら積立額を増やしてみてください。
こうすることで、忙しい毎日でも手間をかけずに資産を増やしていけるでしょう。
他のほったらかし投資方法との違い|NISA・iDeCoが安心な理由

「ほったらかし投資」は手間がかからず魅力的ですが、方法を誤るとリスクが高まることもあります。
レンディングや自動売買といった他のほったらかし投資方法と比べ、NISA・iDeCoは制度の信頼性や仕組みの簡単さから、初心者でも安心して始められる点が特に優れています。
(1)レンディング|リスクが初心者には大きすぎる
レンディングは、投資家が企業や個人に資金を貸し付け、その利息を受け取る形態の投資です。
一見安定した収益が期待できそうですが、実際には元本保証がないため、貸し倒れが起こるリスクがあります。
例えば、貸し付け先の事業が失敗した場合、資金が戻ってこない可能性も。
初心者にはこうしたリスクを予測し、管理するのは難しく、適切な分散投資ができなければ大きな損失を被ることがあります。
ほったらかしで資産を増やすどころか、元本割れの不安が常につきまとう方法と言えるかもしれません。
(2)自動売買|頻繁なメンテナンスが必要
自動売買は、AIやプログラムが市場データを分析し、最適なタイミングで取引を行う投資方法です。
「完全自動」を謳うサービスもありますが、実際にはプログラムの設定や運用状況の確認が必要で、頻繁なメンテナンスが発生します。
さらに、設定を間違えると大きな損失を招くおそれがあり、初心者が扱うには難易度が高いかもしれません。
また、利用手数料が高いことも多く、初心者が少額から始める場合にはコスト負担が重く感じられるでしょう。
(3)NISA・iDeCo|初心者が安心できる3つの理由
リスクを抑えた運用が可能:非課税制度や節税効果により、利益を効率よく資産形成に回せる
完全ほったらかしが可能:自動積立機能を使えば、手軽に運用が続けられる
ほったらかしでお金を増やす3つのメリット

ほったらかし投資には、さまざまな利点がありますが、特に注目したいのは「少額から始められること」「貯金以上の利回りが期待できること」「手間をかけずに資産形成が進められること」の3点です。
それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。
(1)少額から始められる
初心者が投資に踏み出せない理由の1つが「まとまったお金が必要」という誤解です。
しかし、ほったらかし投資なら、NISAを利用して月100円からでも始められます。
特に、インデックスファンドは少額投資に適しており、初心者に人気です。
・少額からでも始められるため、リスクを抑えながら経験を積める
・長期的に積み立てることで、資産を効率よく増やせる
例えば、月1,000円を利回り3%で20年間積み立てた場合、元本24万円が約33万円にまで増える計算です。
※金融庁「つみたてシミュレーター」を使って計算
少額投資でも、コツコツ積み立てることで資産形成の第一歩を踏み出せます。
(2)貯金よりも高い利回りで運用できる
現在、銀行の普通預金金利は0.1%程度と非常に低く、ほとんど増えません。
一方、ほったらかし投資なら、インデックスファンドを活用することで年間3〜5%の利回りが期待できます。
銀行預金: 月1万円を20年間預けても、利息は数百円程度
投資: 月1万円を利回り3%で運用すると、約328万円(元本240万円+利息88万円)に
長期的に見れば、複利によって貯金と投資の差は大きなものになります。
特に、非課税制度であるNISAやiDeCoを活用すれば、税金の負担を抑えながら効率よく資産を増やすことができます。
(3)手間をかけずに資産形成ができる
ほったらかし投資の最大の魅力は、自動化による手軽さです。
専用の口座を開設したら、自分に合ったファンドを選びます。
商品検索機能を活用すれば、手数料や過去のリターンを比較して、最適なファンドを見つけられるでしょう。
購入するファンドが決まったら、積立額や頻度を設定するだけで準備完了です。
あとは自動で運用が進むため、普段の生活を送りながら、無理なく資産形成を進められます。
【必読】ほったらかし投資に潜む4つのリスクと注意点

ほったらかし投資は初心者でも取り組みやすい方法ですが、リスクを正しく理解しないと、思わぬ損失を招く可能性があります。
市場リスクや感情的な売買、手数料の圧迫など、見落としがちな注意点を押さえれば、余裕を持って資産形成を進められるはずです。
以下では、リスクの詳細と解決策を具体的に解説します。
(1)市場リスクで元本割れの可能性がある
市場は常に変動しており、景気後退や経済危機が発生すると、資産価値が一時的に大きく下がることがあります。
例えば、リーマンショック時には世界中の株価が数十%下落し、元本割れを経験した投資家も多くいました。
●解決策: 分散投資でリスクを分散する
全世界型のインデックスファンドを選ぶ: 「eMAXIS Slim 全世界株式」なら世界中の市場に分散投資可能。
異なる資産クラスに投資: 株式だけでなく、債券やリートも組み合わせてリスクを抑える。
証券会社で全世界型ファンドを調べ、リスク分散を意識した投資を始めましょう。
(2)短期的な感情に流されるリスク
「市場が下落している、今すぐ売ったほうがいいのでは?」という感情的な判断が、長期的には大きな損失を招くおそれもあります。
特に初心者は、値動きに一喜一憂して、計画どおりの運用を続けられないことが多いです。
●解決策: 自動積立とルール作りで感情を排除する
自動積立設定を活用: NISAやiDeCoで設定すれば、値動きを気にせず積立を続けられる。
ルールを明確化: 「月1万円を20年間積み立てる」など、計画を事前に決める。
毎月の積立額を決め、証券会社で自動積立を設定しましょう。
感情に左右されない環境を作ることが大切です。
(3)手数料が利益を圧迫するおそれがある
投資信託の手数料(信託報酬)は、運用期間が長くなるほど大きな影響を与えます。
例えば、信託報酬が1%のファンドと0.1%のファンドでは、20年間で数十万円の差が生じることもあります。
●解決策: 信託報酬の低いファンドを選ぶ
信託報酬が0.2%以下の商品を探す: 「eMAXIS Slim シリーズ」などの低コスト商品がおすすめ。
商品比較を徹底: 証券会社の検索機能で、コストの低い商品をリストアップ。
具体的な方法
自分が選んだ投資信託の信託報酬を確認し、必要に応じて乗り換えを検討しましょう。
(4)短期間では大きな利益が出にくい
ほったらかし投資は、短期間での成果を求める手法ではありません。
1年や2年の運用では、資産がほとんど増えないこともあり、途中でやめてしまう人もいます。
・長期の目標を設定する
「退職後の生活資金」や「将来の教育費」など、具体的な目標を持つことで、途中でやめるリスクを低減できます。
目標が明確であるほど、長期運用へのモチベーションが保てます。
・自分に合ったペースで続ける
投資額や積立頻度は、無理のない範囲で設定しましょう。
例えば、月1万円や数千円からでも継続することで、少しずつ資産が増えます。
ほったらかし投資でよくある質問

Q.NISAとiDeCo、どちらを選ぶべきですか?
A. 資金の使い道と運用期間で選びましょう。
NISAとiDeCoには、それぞれ異なる特徴があります。
短期〜中期的な資金を目的とするなら、柔軟に引き出せるNISAがおすすめです。
一方、老後の資産形成を目的とするなら、節税効果が高く60歳以降まで引き出せないiDeCoが適しています。
・iDeCo: 毎年の掛金が所得控除になるため、節税効果が非常に大きい。ただし、60歳まで引き出せないため、老後資金向きです
今後10〜20年以内に必要な資金がある場合 → NISA
老後の資産形成を優先したい場合 → iDeCo
Q.投資を始めるベストなタイミングはいつですか?
A. ベストなタイミングは「今」です。
投資では、早く始めるほど時間を味方にできます。
複利効果を活かすためには、運用期間が長いほど有利です。
例えば、30歳から月1万円を利回り3%で運用すると、60歳時点で約580万円になりますが、40歳からだと約328万円と差が大きくなります。
また、NISAやiDeCoのような積立型投資は「ドルコスト平均法」により、購入価格を平準化できます。
そのため、投資を始める時期に関わらず、長期的にはリスクが分散されます。
Q.投資初心者が失敗しないためのコツは何がありますか?
A. 長期、分散、積立の3つを意識しましょう。
1.長期運用を目指す
投資は短期的な利益を追うものではありません。
長期的に経済成長の恩恵を受けることで、リスクを軽減しながら資産を増やしていけます。
2.分散投資を心がける
特定の地域や業界だけに投資を集中させると、リスクが偏ります。
全世界株式型インデックスファンドなど、分散投資ができる商品を選ぶのがおすすめです。
3.積立を続ける
定額を定期的に積み立てる投資法をとることで、価格変動リスクを抑えながら購入を続けられます。
まとめ

「ほったらかしでお金を増やす」には、NISA・iDeCoを活用した長期的な資産形成が最適です。
少額から始められるうえ、非課税制度による節税効果を活用できるため、初心者でもリスクをあまり気にせず安心して取り組めます。
特に、全世界株式型インデックスファンドやバランス型ファンドは、手間をかけずに効率よく資産を増やせるおすすめの商品です。
一方で、市場リスクや手数料の圧迫などの注意点を理解し、適切に対応することも大切です。
分散投資や自動積立機能を活用し、感情に左右されない運用を心がけましょう。