まずはここからチェックしよう
社長は探偵のように色々な会社のことを結構知っていますよね…?
ココザスも帝国データバンクなどに情報を共有していますが、会社を調べるには帝国データバンクを見れば一目瞭然なのですか?
今まで、会社の見極め方として帝国データバンクと東京商工リサーチの2つを見るといいという話をしてきました。
「どんな風に見ればいいの?」というコメントを先日も頂いたので、今回は帝国データバンクの見方などを深掘りして話をしていきましょう。
帝国データバンクの中で見る点をたった1つ挙げるとするならば「評点」です。
評価する点数と書いて「評点」を見ましょう。
どんなポイントを見ればいいかと言うと、51点に達しているのか?ということが重要です。
51点というのが1つのボーダーラインになっていて、これを超えている会社は日本全国で16%しかありません。
20%を切っているのですね。
諸説ありますが、世の中には全事業社は400万社、法人格は200万社くらいあると言われているはずです。
その中の16%だと、51点を越えているのは恐らく32万社くらいしかありません。
そこを見極めよう!というのがまず一つ目の話です。
あとは決算、会計を見れるかどうかによって話は変わってきます。
それは決算書の見方ということですか?
そうです。
今日は深掘りの動画なので難しいことを話してもいいとは思いますが、難しいことを言われてもよく分からないですよね。
一応コアなお客様向けに話をすると…
「自己資本比率がせめて20%を超えているかどうか?」「流動比率が150%くらいに達していると嬉しい」というものがあります。
細川さんのように簿記を勉強している人は今の言葉が分かると思いますが、一般の方々は分からないと思います。
難しいですよね。
これから学んでいこうという方がどこを押さえればいいかというと、とにかく「評点」です。
他にもコツをお伝えしておくと、代表者の住所というものが出ます。
当たり前ですが登記事項なので、企業の代表者のプライバシーはありません。
そこの情報をしっかりと見るべきなのです。
私の住んでいる家の家賃はいくらなのか?も、誰にでも分かります。
動画で確認したい方はこちら
まず重要なのは評点!51点に近いかをチェック
51点に近ければいいですが、40点前半あたりだとそれ相応の理由があります。
自己資本比率やいろいろな資本の組み合わせによって、評点は勝手につけられます。
会計のことを自分で勉強しなかったとしても、評点というものが、とりあえず大丈夫なのか大丈夫ではないのかということを表してくれるのです。
なので、まずはそこだけ見ましょうということです。
もう1つのポイント
帝国データバンクで見るポイントがもう1つあります。
「従業員数」というものです。
その企業の正社員の数ですか?
違う会社も多いのでしょうか…?
そうです。
やはりその人数も、企業のホームページの人数と照らし合わせるべきで、実際に違っている会社も多いのです。
例えばフリーランスの方や業務委託の方をたくさん抱えている会社。
社長と言いながら1人でやっていて、他は全員業務委託でフルコミッションにさせているから固定給を払っていないという会社も多いですよね。
従業員がいないということですよね?
そうです。
その場合は、代表1人の会社だと言うとみっともないのでよく従業員数を大きく見せるために80名などと書くのです。
ここを見極めるポイントをお話しましょう。
日本年金機構のホームページの中に「厚生年金保険・健康保険適用事業者情報を検索」というボタンがあります。
そこの事業者検索システムで検索をすると、どこの会社がいま社会保険料を何人にかけているかが全て見えるわけです。
そんなに簡単に分かるのですね…!
知りませんでした。
ネット上から誰でも見られるんです。
ココザスのことも調べられますし、何を調べればいいかを知っているかどうかというだけです。
弊社は投資会社なので、お客様から色々な投資の相談を受けるわけです。
そう言われた瞬間にこの年金機構の情報や、帝国データ、たまに商工リサーチの情報も取得し、日経テレコンで過去の犯罪履歴などを調べます。
調べたら1分くらいでレポートを作って送り「こんな状況ですがやればいいと思いますか?ご判断してくださいね。」というアドバイスをしています。
ポイントだけを押さえておけば、そんなに短時間で分かるのですね。
データ取得にかかる金額は?
帝国データバンクに関しては、システムの登録をしなければいけません。
弊社も企業単位で入っていて、年会費を払っているので一瞬で調べられますが、一般のお客様が調べようと思っても難しいと思います。
簡単に登録できるわけではないのですか?
年会費が数万円かかるので、払いたくはないですよね。
私に相談していただければ、私が興味のある会社であればこちらで負担して調べます。
帝国データは 1,600円で簡易レポートが取れるのと、 3万円で詳細レポートが取れるのです。
軽くその会社を知りたい程度であれば1,600円のレポートだけで十分です。
私の感覚だと1,000万円くらいをその会社に投資するのであれば、当然3万円を使って見るようにしています。
こういう風に自分がどれくらいの投資するかによって、どこまでのリサーチをすればいいのかを変えればいいと思います。
今回の話をまとめると、帝国データバンクに1,600円もしくは3万円を支払うと、従業員数や財務状況など、あらゆる情報が出てきます。
そして評点や、ホームページや他のあらゆるところに載っている情報と帝国データバンクの情報に齟齬がないかをチェックします。
また帝国データでしか見れないこととしては、代表者の自宅の住所を調べて、そのマンションの管理会社が三菱地所や財閥系のところなら森ビルであれば、なかなか会社の信用があるということです。
管理会社が貸してくれるのか?くれないのか?と、いうことですよね。
そうです。
ただ住友などはどちらかと言うと、現金でどれだけ払ってくれるかを重視するデベロッパーなので、ラトゥールやシティタワーなどは、結構お金で住むことができたりします。
森ビルにはお金では住めません。
(不動産会社からクレームがきそうなのでこの辺で止めておきます…)
帝国データの見方はご相談していただければお伝えしますが、基本は今回お伝えしたことになります。
興味のある方はお問い合わせいただければと思います。
本日は以上になります。
ありがとうございました。