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九州・中部地方で太陽光発電投資の出力抑制が急増!対応策はあるの?

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九州・中部地方で太陽光発電投資の出力抑制が急増!対応策はあるの?

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太陽光発電投資の出力抑制が増えている?

出力抑制とは一体ナニ?
細川
細川

社長、ココザスでも太陽光発電投資をお客様にご提案をしていますが…
今年は特に九州地方で出力抑制が多かったというニュースもありましたし、太陽光を所有している方からの声も結構ありました。
社長もそういう話が入ってきたりしていますか?

安藤
安藤

今年は今までになかったくらい…

異常に抑制が行われてしまいました。

色々なお客様から「先々が不安で…」とご連絡をいただいたりもしましたね。

出力抑制とは?

細川
細川

「出力抑制」というものがなにか?を簡単に教えてもらいたいのですが…

安藤
安藤

例えば、太陽光発電事業者が作ってくれた電気。
これが需要、つまり実際に使われる電気の量を上回ってしまっているのです。

供給過多になってしまっている時に…

この需給バランスを整える。

そのために出力抑制や出力制御という言い方をしますが、これが行われる。

以前から九州電力の管轄は非常に多かったのです。
東京電力、関西電力、中部電力、このあたりは出力抑制の対象エリアになっていませんでした。
なので「大都市圏の物件が欲しい!」という人が一時期多かったりもしましたね。

ただ、着々とそういったエリアでも抑制をしていく動きがあったりします。
なので、今は「どのエリアだから抑制が多い!」などは、あまりないかなと…

ただ今年の状況で言うと、九州電力、中国電力。

そういったあたりもかなり止められてしまいました。

投資家の観点からこの出力抑制のデメリットを簡単に説明させていただきます。
1日、朝から夜の発電量は、日が昇った後に、ばーっと上がっていきます。
お昼が1番高くて、日の入りにかけてまた落ちていく。

こういった図を表していくのです。

出力抑制が起きるとどうなるかを説明しますね。

例えば、日中はてっぺんまで行ってます。
しかし、この時にぽっかりとゼロになる時間帯が出てしまうのです。
そして、また復活する。
つまりこのゼロになっている期間の電気量がまるまる買い取ってもらえないことになるのです

つまりこのゼロになっている期間の電気量がまるまる買い取ってもらえないことになる
細川
細川

強制的にストップされるのですね。

安藤
安藤

ストップします。
これはすなわち投資家は、ざっくりこの「電力の発電量✕FIT単価」が売上になるわけです

例えば、今で言うと14円〜18円くらいの物件を持たれている方が多いと思います。
(厳密に言うと、消費税などもありますが…)

その掛け算の中の1つである電力の発電量。
これが減ってしまうということは、ダイレクトに売り上げに直結してくるということなのです。
それで不安になってご相談をいただくことが、結構多かったですね。

どんな時に出力抑制になるのか

どんな時に出力抑制になるのか
細川
細川

バランスが崩れるからそういうことが起きるという事ですが…
8月くらいが1番発電するということで、バランスが崩れますよね?

安藤
安藤

実は、答えは少し違っています。
3月〜5月、このあたりが1番多く止められてしまいます。

この辺りが1番多く止められてしまうのですよ
細川
細川

それはなぜですか?

安藤
安藤

当然のことながら、夏は発電量が多いのです。
ただ実際問題、数字を見ていくと…

発電量が非常に多いのは4月・5月など、この辺りなのです

もちろん地域によって、6月後半くらいから梅雨入りをして…
雨が降ったりすることもあるので、6月は一旦落ち着いたりします。
なので、5月くらいが実は1番発電するのです。
気温がそこまで高くない時に日射量は多くなっています。

そしてもう1つ、需給バランスによって出力抑制が起きるわけです。
需要の部分ですよね。
需要の部分、3月・4月・5月は結構過ごしやすいですよね。

細川
細川

エアコンを使わないなど…そういうことでしょうか?

安藤
安藤

5月は暑くなってくる時もありますが、3月・4月や秋頃などは、エアコンがなかったとしても過ごせるような時期ですよね?

つまり需要がないのです。

「電気を使おう!」というものがない中で、実はかなり発電ができているんです。
ここで完全に需給バランスが崩れています。

夏というのは、多くの方がエアコン(クーラー)を使いますよね?
そうなると非常に多くの電力を使うため、需要がある。
それに対して供給もありますので、意外に夏は抑制は起きづらかったりします

細川
細川

3月・4月くらいに止められることが増えるのですね。

安藤
安藤

今年もそうでした。

本当に春頃はX(旧Twitter)を見ていると、多くの方が「止められた!電力会社がひどすぎる!」というようなポストをしており、非常に目立ちました。

今年抑制が増えた理由

今年抑制が増えた理由
細川
細川

しかしなぜ今年は特に多くなったのでしょうか…?

安藤
安藤

理由として、いくつかあると思います。

1つは年々太陽光発電事業者が増えていることです
5年前に比べると、会社に勤めているサラリーマン投資家の方なども含め、太陽光発電投資をやっている人が非常に増えてきました。
その影響で作ってる電気が多くなってきているという理由があると思います。

ただ1番は今エネルギー価格の高騰によって、家庭の電気代がものすごく高騰してますよね

細川
細川

そうですね…
今年もどんどん上がっていますものね…

安藤
安藤

でも、夏はクーラーを付けっぱなしにしている。
本当に一般家庭でも数万円の電気代の支払いもあると思います。

家計にダイレクトにヒットするわけで…
節約志向の高いご家庭であれば「じゃあ、扇風機に変えて、うちわでもいいんじゃない?」とかね。
クーラーを使わない家庭が意外に増えているんじゃないかな?という風に私は読んでいます。

細川
細川

節約、節約で電気をあまり使わないと…

安藤
安藤

そうしないと家計が回らないくらい電気代が高騰している。

なので意外に需要の方が少ないが、供給は年々増えてきている
というところで、もしかしたら止まってしまったのかな?というのが私の見解です。

今後はどうなるのか?

今後はどうなるのか?
細川
細川

今後も投資家さんは不安だと思いますが…
抑制は増えていくと思いますか?

安藤
安藤

正直、今後どうなるのか?は、予測すること難しいですね。
ただ2023年6月末に経済産業省から発表文が出ていました。

非常に文字量が多いので、噛み砕いて説明しますが…
「2024年までに火力発電で作っている電気、これを現在50%ぐらい火力発電に頼っているのですが、30%ぐらいまで下げて、再エネにする」

現在50%ぐらい火力発電

つまり、太陽光や風力。
これらはいま抑制してしまってるので、抑制せずに使っていく。
あとは蓄電池を利用することによって、そこで蓄えた電気を別のところに販売する。

他は、少し長いスパンの話のようですが、日本には色々な場所に電力会社があります。
その電力会社の中で例えば九州電力は抑制をしています。
しかし、東京電力の管轄関東では電気が全く足りてません。
これは非常にもったいないことなのです。

九州ではたくさん太陽光発電をしていて止めてしまっている。
使っていないにも関わらず、東京電力管轄では「皆さん節約をお願いします!」と言っている。
「停電の恐れがあります」等といっているわけです。
全体を均一にしていくことによって、発電してくれている他の場所の電気を地域間で連携していく
それでならしていこうということです。
結構これは大掛かりな取り組みですが、昔から言われてる話なんですね。
こういったことを国もちゃんと動いているのです。

特に九州の出力抑制。

これは経済産業省も問題視をしているようで、太陽光発電事業者の目線でちゃんと動いてくれています。

今年は電気代の高騰が重なったり、色々とアンラッキーが重なったと思いますが…
1番安心を得られる材料として、出力抑制に関しても損保保険があります。

うちのお客様の中には入ってる方も入ってない方も両方いらっしゃいます。
ただ入っている方に関しては、あまりそこを気にすることなく補填分がちゃんと払われますから。
そういったことをするのも、リスクヘッジの1つなんじゃないかなと思っております。

先ほど申し上げたように、夏は需要が高まっているのでしばらく大丈夫かな?とは思います
しかし、この出力抑制に関する情報がアップデートされたらまた取り上げてみようと思います。

今日は太陽光発電投資を行っている方が今ビクビクしている「出力抑制」について説明させていただきました。
ありがとうございました。

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