転職前に見直すべきポイント(1)
社長、最近弊社でも転職のご相談を受けていますよね。
転職希望のお客様から投資としてや、お金の部分で考えておいた方がいいところなど「見直すべきポイントはありますか?」と聞かれるんですが…
社長はそのような質問をされたら、どのようなところをお客様にお伝えしますか?
大きく2つあると思います。
まず1つが「企業型DC(企業型確定拠出年金)」です。
これに加入していたかどうかの確認を必ずしてください。
それはどうしてですか?
自分の勤めてる会社で企業型DCをやっていた場合、転職先の会社にも企業型DCをやっていれば持っていくことが出来ます。
年金資産の移換手続きという話になるので、新しい会社で担当部署に確認をすれば引き継ぐだけということです。
転職先が企業型DCをやっていない場合は、今までやっていたものをどこに持っていくかと言うと「個人型確定拠出年金(iDeCo)」です。
この口座を開設して、元々やっていた企業型DCをiDeCoに移換することが出来ます。
運用管理機関をどの金融機関にするか選ぶのですが、転職前の会社と同じところでも良いですし、自分で別のところを選んでも良いです。
そこには流動性があります。
いま企業型DCに加入しているかどうかは確認すればすぐ分かりますし、転職先が企業型DCを導入しているかどうかも必ず確認して「しっかり移換手続きを行いましょう。」ということが一つ目のポイントです。
企業型DCの手続きをしないデメリット
ちなみに、手続きをしなかったときのデメリットはあるんですか?
元々積み立てていた資金が、現金化されて国民年金基金のようなところに自動的に入ってしまうんです。
どういうことかというと、例えば日本株や世界株など様々な方法で自動的に運用されていました。
これが現金化されてしまうと、一切資金が動かなくなってしまうんです。
他にも管理手数料が毎月52円かかってきます。
管理手数料が資産から自動的に引かれていってしまいます。
それは絶対に防いでいただきたいので、必ず移換して欲しいと思います。
他にも移換手続きを行わないことによって、確定拠出年金の通算加入者期間としてカウントされない期間が発生してしまいます。
難しい話ですが、60歳になっても資産を引き出せない可能性があります。
結構重要ですね…
僕もあまり知らなかったです。
動画で確認したい方はこちら
転職前に見直すべきポイント(2)
転職前だからこそできるアクションがたくさんあって…
もう1つのポイントは、銀行の融資を活用した大きな買い物です。
これは転職してからだとやりづらくなります。
例えば、不動産投資や太陽光発電投資です。
このあたりは現金一括でやるものではなくて、銀行さんのローンを活用してレバレッジを効かせて投資するものになります。
もし転職を考えているのであれば、しっかりと考えながら進めていくべきだと思います。
住宅や、マイホームですね。
そういったものはどうなりますか?
マイホームも同じで、ローンを活用しながら購入するものだからです。
もし転職を考えているのであれば、先に住宅を購入するか、もしくは3年ほど勤めてから購入することが必要です。
どちらかの道しかなくなってしまうので、ここはしっかりと考えたほうが良いんじゃないかなと思います。
転職しようと思っても、全体的なところを見ておかないと人生において結構デメリットになってしまう部分も多いですよね。
結局仕事は、お金の部分とかなり連動している部分が多いんです。
先ほど言った確定拠出年金やローン系もそうで、一緒に考えていくことが確実に必要になってきます。
転職前に住宅ローンを組む際の注意点
ただ1点、注意点があります。
住宅購入したいという相談を受けたら住宅をご紹介します。
転職することが決まっている方に対して、住宅を案内することは出来ないんです。
あとは投資用物件もそうです。
それは銀行に対して嘘をついているようなことになりますよね?
極端な話をすると「来月起業して収入が0円になるんだけれど夢を追いかけるんです!」という人に対して住宅ローンは絶対に出せないんですね。
「知っていたのになぜ言わなかったのか?」と、弊社が責任を取らなければならない話なんです。
その場合は絶対に提案することはできません。
転職や住宅購入、投資用物件の購入のようにそれぞれ単体で考えるのではなくて…
全部を同時に相談していく、そして自分の中で答えを出していくということが大事なんじゃないかなと思います。
ココザスでは転職支援もやっています。
あとは住宅購入や投資などのライフデザイン、人生をよりよくするためのアドバイザーをやっていますので、今回話したようなことで質問点などあればLINEからご連絡を入れていただければと思います。
今回は「転職前にやるべきこと」ということで、大きく2つの話をさせていただきました。
ありがとうございました。