投資に失敗しないために…
まだまだ投資詐欺に騙されて失敗する人が多いなと思っています…
そういう方を減らすためにはどうすればいいかな?と考えるのですが、よい方法って無いのでしょうか?
今まで「投資詐欺に騙されないために!」や「投資で失敗しないために必要なポイント」などをお話してきましたよね。
今回は改めて「投資に失敗しないための5つのポイント」という形式で、総集編ではありませんが…
まとめてお話をしていきましょう。
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失敗しないためのポイント
一つ目は「投資商品自体の仕組みを知りましょう」
ココザスでは物件の開発もやっていますが…
例えば、不動産物件の開発だと7億円で作ったものが定価10億円で売れるイメージです。
そうすると、粗利は3億円ですよね?
この粗利率が30%が、1年で生まれる事業なのであれば、極論25%ぐらいの金利で調達したとしても5%収益が入るのです。
だったら話として成り立ちますよね?という話です。
このように「どれぐらいの期間でどれぐらいの収益が生まれるから配当原資が担保されるんだ!」ということを考えようということです。
そして、もう1つ重要なのは「契約期間中ずっとそれが続くのか?」ということです。
よく言われるポンジ・スキームではありませんが…
自転車操業みたいなモデルかどうか?ということですね?
3年、5年続くようなビジネスの仕組みであれば、そこに自分が3年乗る分にはリスクはなさそうですよね?
「どう考えても構造がババ抜きになってるよね…」という話に3年間乗るのはリスクが大きすぎます。
ポイント(2)
二つ目は「最大のリスクは何なのか?を把握すること」です。
例えば細川さんに僕がこのような話をしたとします。
モンゴルの鉱山開発事業があります。
僕の口座に1,000万円を振り込んでください。
鉱山から出た分をほとんど分配しますが、出なかったらごめんなさいね。
この場合のリスク上限は、1,000万円が0円になることですよね?
では、もっと身近なところで株式投資。
上場株のリスクの上限は何だと思いますか?
これも「0になること」でしょうか?
そうですね。
会社が倒産して0になるのがリスクの上限です。
しかし、その確率がどれぐらいあるのか?という話でもあります。
上場企業は1年に何社が倒産していると思いますか?
4,000社が上場してる中で、多い年で20社・30社…
リーマンショックの年はそれくらいでした。
しかし、今は年間1社しか倒産しない年もあるぐらいです。
ということは、ほとんど起きませんよね。
あまり力のない会社が倒産してるわけなので、トヨタ自動車に投資をしてトヨタ自動車が倒産する確率は1/4000ではありませんよね。
むしろもうほぼ0に近い。
だとすると、100で買ったものが80まで含み損を抱えてしまうリスク。
これがリスクの上限です。
このように最大のリスクの上限は何ですか?
そして、その事象はどれぐらいの確率で起きますか?
これを把握することも重要なことです。
ポイント(3)
三つ目が1番重要かな?と思います。
「デューデリリジェンス(DD)」です。
会社であったり、その代表者が投資に足る対象なのかどうかをしっかり調べましょうということです。
これは上場してる会社とそうでない会社で調べ方が全く異なります。
上場してる会社は会社四季報や財務状況(IR)を全て見れば分かります。
ただ上場していない会社が世の中のほとんどのわけです。
では、どうやって調べるのか?
まず法務局に行って登記簿謄本を取ります。
会社の資本金であったり財務状況は見れませんが、代表者の住所や会社の本店所在地。
要はホームページに載っていることがしっかりと事実として書かれています。
法務局に行き600円を払えば誰でも取れます。
最寄りの法務局に行けば、どこの宿町村の会社のことでも調べられます。
そこで調べるべきことは会社の代表者の住所やどんなマンションに住んでるか?
それでその人の社会的信用力がなんとなく分かってくるのです。
そこに住めるかの審査がありますものね。
例えばモリビルは審査がものすごく厳しいのです。
なので、モリビルに入ってる社長は変な悪い人はあまりいないでしょう。
そういうところをしっかりと見ましょう。
細かいところで言うと…
その会社のオフィスの所在地。
レンタルオフィスは弾きましょう。
オフィスがちゃんとあり、動いてるかどうか?これが結構大事です。
あと私がよく調べるのは社員数です。
非上場の会社の従業員を調べるのは難しく分からないという方がいます。
これには調べ方があり、Googleをまず開いて「社会保険の適用事業者検索システム」を開きます。
そこに「ココザス株式会社・東京都港区」のように入れてみましょう。
そうすると人数が出てきます。
これは社会保険に加入している人数なので、嘘偽りない数なのです。
なので会社をすごく大きく見せて「調べてみたら2人だけだった…」というケースがよくあります。
どういうことか?と言うと、全て業務委託なのです。
業務委託は一瞬で切れる契約なので、組織としては脆いのです。
なので正規雇用でちゃんと社会保険をかけてる人が何人いるのか?を今の方法でチェックしましょう。
あとは信用情報機関で調べます。
「東京商工リサーチ」や「帝国データバンク」
この辺りに決算情報を開示している非上場企業がたくさんあります。
開示されている情報では、BSもP/Lも見られるので、会社の実態を予想します。
あと意外に知られてないのが「会社名決算公告」
これを調べると先ほど言った信用調査会社と繋がりがなかったとしても会社の決算情報が見れたりします。
あとはネット上でクチコミを見たり、Facebookで代表者さんがどんな人と繋がりがあるか?を見る。
これで大体、東京の人であればDDが終わるかな?と思います。
ここら辺をチェックしておけば、ある程度はカバーできそうですね。
ポイント(4)
次が「自分自身の状況を把握する」ことです。
・今の生活で生活防衛資金はどれぐらい必要なのか?
・何年後にどれぐらいのお金があるべきなのか?
・単身なのか守るべき家族がいるのか?
・介護が何年後に必要になるのか?
などありますが、あとは年齢もですね。
自分が20歳なのか60歳なのか?でも考え方も変わってきます。
取れるリスクも違いますものね。
自分がどれだけのリスクを許容できるのか?これをしっかりと考える。
身のたけにあった投資なのかどうか?を判断しましょう。
ポイント(5)
最後に五つ目のポイントは「目的にあった投資か?をしっかり考える」です。
今、1〜4のポイントでDDもして自分にも目を向け、そして安心して取り組めるなという状況まできたとします。
そこで最後にもう1回確認していただきたいのが「これ本当に必要なのか?」ということです。
「自分の理想とする人生を実現するために絶対に必要だ!」と思ったらやるべきです。
しかし「ちょっと違うな…」と思ったら、この5ステップのところで離脱するべきなのです。
例えば本業の収入と別に副収入が欲しいことが目的だとします。
それが目的なのであれば、ワンルームマンションを買ってはいけません。
一棟アパートの方が、よっぽどリターンは大きいのです。
他にも「保険がちょっと足りてないから、保険が欲しいな…」と言ってる人が積み立て型の保険に入る。
これも目的と手段がズレています。
積立型の保険は貯蓄運用効果がある金融商品です。
単純に生命保険の金額が足りていないから、掛け捨てで生命保険だけ入ればいいのです。
数千円をかければ、1,000万〜2,000万円の死亡補償が取れるわけなので…
「みんなが良いと言っている」だったり「利回りいいから」など…
こういったジャッジではなく、本当に自分の人生において「いま自分が1番必要としているものはこういうことだ」と。
「これを満たしてくれるものなのか?」を最後にしっかり考える。
1〜4までをクリアして、最後に5を改めて考えてから取り組みましょう。
投資で得られるリターン
ゴールを定めずにやることは、良くないということですね。
良くないです。
と言ってる私はよくゴールを定めずに投資をしていたりもします…
え!そうなのですか!?
最近も後輩の企業家から「経営が大変で…助けてもらえませんか…」という、いわゆるエンジェル投資ですね。
お金を出すだけだと全然面白くないので…
「お金を出すだけだと多分沈んでしまうので、お金+アドバイザーとして入れるのであれば…」というような。
社長はお金を増やす目的というより自分で実体験をして発信していくことが目的なのかな?と考えると合っているのでは?と思いました。
確かに自分を客観的に見るのは難しく…
今までお願いされると何でもしてきてしまっていたので「こんなんでいいのかな?」とか思っていたのですが。
その経験を自分が欲していたのですね。
僕はそうだと思いました…!
誰かの役に立つのはリターンが得られるわけで…
今のエンジェル投資の話だと、困っている人を助けていると…
金銭的リターンではないリターンを自分の中で求めているということですね。
その回収の仕方はその投資からのみ回収する必要もなく…
例えば細川さんに投資をして、細川さんが事業に失敗して逃げたとします。
これだけで考えると悲しいのですが…
「やっぱり細川さんは怪しかったんだ」と、経験値としての回収で他の失敗がなくなるという考えです。
なので「何かで回収をしていけばいい」ということだと思います。
客観的な視野を持とう
先ほど私が自分のことを客観するのは難しいなと自ら言ったように…
この記事を読んでくださっている方も、自分で自分のことを知ったり考えたりすることも難しいと思うのです。
皆さんにとって資産形成チャンネルは外部のアドバイザーだと思いますので、こういう人や企業に相談するのが手っ取り早いと思います。
しかし、客観的に正しい意見やアドバイスを貰うことはできますが、もちろん最後に決めるのはあなたです。
今回挙げた5つのポイントも自分でやるのではなく、誰かに任せてもいいのです。
僕も全て自分でやっているわけではありません。
社内に専門家がたくさんいるのでチームでやったり、社外にも色々なプロをつけています。
そこにお金を払ったりもしているので「いまアドバイザーが居ない」という方がいらっしゃれば、せっかくならココザスを有効活用してもらえたらなと思います。
私が回れない時には細川さんからアドバイスをさせていただきますので、気軽にLINEからご連絡ください。
今話したような投資に失敗しないためのポイントをご自身でも学んでいただきながら、近くに守ってもらえるようなアドバイザーを見つけていく。
そんな努力をしていただけたらなと思います。
今回は「投資に失敗しないための5つのポイント」で、今までお話してきた内容をまとめてみました。
ありがとうございました。