不動産投資

カンボジア不動産の魅力とリスクとは?外国人が購入する手順と成功させるポイントを紹介

アンコール・パノラマ・ミュージアム

「カンボジア不動産は本当に儲かるの?」
「外国人でも安全に購入できるの?」
「どんな物件を選べば失敗しないの?」
カンボジアへの不動産投資を考えている人の中には、上記のような疑問を抱いている方もいるでしょう。
そもそもカンボジアは、近年経済成長が続き、米ドルが流通する数少ない国の1つであるため、外貨建て資産としての魅力が高まっています。
一方で、登記制度の不透明さやインフラ整備の遅れなど、投資判断を慎重に行うべきリスクも存在します。
そのため、事前にカンボジア不動産投資のメリットや手順を把握しておく必要があります。
そこで、この記事では、カンボジア不動産が注目される理由、購入できる物件の種類、外国人が失敗しないための手順や注意点まで紹介します。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

カンボジア不動産が今、注目される理由とは?

プノンペン

カンボジア不動産は、東南アジアの新興国の中でも高い成長性と外貨建て資産の安定性から、多くの海外投資家が参入しています。

規制が緩やかで投資しやすい環境や経済成長が続いていることから、将来性を見込んだ長期投資先として人気が高まっています。本記事では、注目される背景について紹介します。

経済成長と外国資本の拡大

カンボジアの不動産市場が伸びている背景には、継続的な経済成長と海外からの投資が増えていることがあります。

近年のGDP成長率は前年比でアジアでも上位に入り、観光産業や製造業の発展により都市部への人口流入も進んでいます。

GDP成長率

引用|みずほリサーチ&テクノロジーズ カンボジア投資環境

特に首都プノンペンやシェムリアップでは、オフィス需要・住宅需要ともに拡大し、開発プロジェクトが次々と進行しています。

さらに、中国・韓国・日本・シンガポールなどの投資家による大型開発が相次ぎ、都市インフラや商業施設が急速に整備されており、外国資本の流入により市場が拡大し、それに連動して不動産価格も上昇傾向を示しています。

このように、経済の伸びと外国資本の活発化が相乗効果を生み、市場全体の成長を後押ししている点が投資家にとって大きな魅力となっています。

外貨建て資産としての魅力

カンボジアでは米ドルが広く流通しており、物件価格や家賃の多くがドル建てで取引されます。

これにより、為替変動の影響を受けにくく、資産をドルで保有したい投資家にとって安定した運用がしやすい環境となっています。

特に日本円は近年変動が大きいため、資産の一部を外貨で持つ分散効果を求める人にとって魅力的な選択肢となっています。

また、外国人でもコンドミニアムの購入が認められ、価格帯もほかの新興国と比べて手が届きやすい特徴があります。

家賃収入もドルで得られるため、インフレによる実質価値の目減りを抑えやすいという強みがあるのです。

コラム

カンボジアは東南アジアの中でもドル経済が定着している国の1つであり、通貨の信用リスクが小さく、海外不動産初心者でも比較的安心して投資を検討できます。

資産価値を外貨で安定的に保ちたい人にとって、カンボジア不動産は有力な選択肢となっているのです。

他の東南アジア諸国との違い

多くの東南アジア諸国では外国人の土地所有が厳しく制限されていますが、カンボジアでは外国人は2階以上のコンドミニアムを自由に購入することができます

購入の比較

カンボジア以外は「階の制限」はなく、外国人が購入できるコンドミニアムは自由なので、階制限がある点だけがカンボジア独自です。

しかし、ほかの諸国と比較すると初期費用も比較的抑えられ、成長市場でありながら投資のハードルが低く、利回りが高い傾向にあります。

タイやシンガポールのように成熟し価格が高騰している国と比べると、カンボジアはまだ成長余地が大きく、利回りの高さが期待しやすい環境でもあるのです。

高成長市場で狙う|カンボジア不動産投資の主なメリット

芝生と家

ここでは、カンボジア不動産投資の代表的なメリットを3点紹介します。

メリット
高利回りが期待できる
外資規制が緩く投資しやすい
ドル建てで為替リスクが少ない

1つずつ確認しておきましょう。

高利回りが期待できる

カンボジアの不動産市場では、都市部のコンドミニアムや商業用物件で高い利回りが見込めます。

プノンペンやシェムリアップでは、外国人駐在員や観光客の需要が強く、賃料収入が安定しており、物件によっては5〜8%、場合によっては10%前後の利回りも期待できるでしょう。

新興市場であるため、不動産価格の成長余地も大きく、少ない投資資金でも効率的に利益を出せる環境です。

また、周辺国に比べて物件価格が割安であることから、投資規模を抑えつつ収益性の高い物件にアクセスできる点も魅力です。

利回りの高さと成長性が両立しているため、初めて海外不動産に投資する人にとっても魅力的な市場と言えます。

外資規制が緩く投資しやすい

カンボジアでは外国人に対する不動産規制が明確でシンプルであるため、投資手続きが比較的容易です。

一般的に海外の新興国では、外国人に対して購入可能な物件の階数制限や地域制限、最低投資額の規定、土地使用権の契約制限などが複雑に設けられており、手続きが煩雑になりがちです。

しかし、カンボジアで不動産投資をする外国人は、コンドミニアムの2階以上の区分所有部分を購入可能で、土地そのものは所有できませんが、法人設立や資金移動の制限がほとんどなく、スムーズに投資を進められます。

タイやベトナムと比べても外資規制が少なく、初めて海外不動産を購入する人でも参入ハードルが低いメリットがあるのです。

ドル建てで為替リスクが少ない

カンボジアでは多くの不動産取引や賃料収入が米ドルで行われるため、為替変動によるリスクが抑えられるメリットがあります。

為替変動によるリスクとは、投資先の通貨と自分の資産通貨(例えば日本円)が異なる場合に、通貨価値の変動によって利益や資産価値が変わってしまうリスクのことです。

例えば、日本円で投資資金を送って現地通貨で物件を購入した場合、現地通貨が円に対して下落すると、売却や賃料収入を円換算したときに利益が減ることがあります。

逆に上昇すれば円換算で利益は増えますが、予測が難しく、長期運用では安定性に影響するのです。

カンボジアでは不動産取引や賃料収入の多くが米ドルで行われるため、ドルが安定通貨として機能し、円との為替変動による損失リスクを抑えやすいというメリットがあります。

これにより、収益性を維持しやすく、投資の安全性が高まります。

事前に知っておきたい|カンボジア不動産投資のデメリット

SOLD OUT

カンボジア不動産投資にはデメリットもあります。

ここでは3点紹介します。

デメリット
登記制度や法律面の不透明さ
流動性の低さ(売却の難しさ)
インフラや管理体制の不安

1つずつ確認しておきましょう。

登記制度や法律面の不透明さ

カンボジアでは不動産登記制度や法律面の整備が途上であるため、所有権の確認や権利関係が不明瞭なケースがあります

コンドミニアムは比較的安全ですが、土地に関連するトラブルや建築物の権利主張が複雑になる場合があります。

外国人はカンボジアで土地を直接購入できませんが、建物の所有権を持つ以上、土地権利や管理に関わるリスクから完全に切り離されるわけではありません。

例えば、土地の登記や境界が不明確な場合、区分所有している建物の利用権に影響が出ることがあります。

また、建築時の許可や契約が不十分だと、後から使用制限や補償問題が生じることもあるのです。

土地所有者や管理組合の意思決定に外国人が関与できないため、共用部分の修繕や管理方針で不利益を受ける可能性もある点には注意が必要です。

また、契約書の翻訳や法律用語の理解不足によって、外国人投資家が不利になることもあります。

そのため、信頼できる現地の弁護士や不動産の専門家のサポートを受けて、契約内容や登記状況を慎重に確認するようにしましょう。

流動性の低さ(売却の難しさ)

カンボジアの不動産市場はまだ新興段階にあることから、購入後すぐに買い手が見つからない、希望価格で売却できない場合があります。

特に地方都市や需要の少ないエリアでは、買い手が見つかりにくく、現金化までに時間を要することがあるでしょう。

また、市場の透明性が十分でないため、売却価格や手数料の情報が公にされておらず、予想通りの利回りを得られないリスクも存在します。

そのため、短期的な転売を目的とした投資には向かず、中長期的に保有して運用することを前提に計画するのが適しているのです。

インフラや管理体制の不安

カンボジアでは都市部でもインフラ整備や建物管理の体制が途上であるため、電気・水道・排水などの安定性に不安が残る場合があります。

特に古い物件や地方の物件では停電や水不足、上下水道の不具合が発生することも見受けられます。

また、管理組合や物件管理会社の運営が十分でない場合、共用部分の清掃や修繕対応が遅れ、資産価値や居住環境に影響を及ぼすリスクを理解しておかなければいけません。

そのため、物件選びの際には管理状況やインフラの整備状況を事前に確認し、信頼できる管理会社や現地パートナーを活用することが重要です。

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外国人でも安心して購入できる不動産の種類と条件

家の種類

カンボジアでは外国人でも不動産を購入できますが、購入可能な物件には制限があります。

ここでは、外国人が購入できる物件の種類と条件について詳しく紹介します。

コンドミニアム(区分所有)

外国人が最も購入しやすいのはコンドミニアムの区分所有物件です。

カンボジアでは建物の2階以上のユニットであれば、外国人でも所有権を取得できますが、1階建てや土地付き住宅は外国人が直接購入することはできません。

上層階に限定される理由は、土地は現地法人やカンボジア人の所有であり、外国人が直接土地を持つことができないためです。

コンドミニアムの購入手続きや登記は、比較的明確な制度のもとで、資金移動や契約もスムーズに進められるため、初めて海外不動産に投資する人でも参入しやすいのが特徴です。

さらに、管理費や共用施設の運営も整備されている物件が多く、安心して運用できることでしょう。

土地付き物件は制限あり

先ほどもお伝えした通り、土地付き物件については、外国人が直接所有することはできません

住宅や一戸建てを購入する場合、現地法人を設立して土地を取得する方法や、地役権や長期リース契約を活用する方法があります。

しかし、契約や権利関係が複雑になりやすく、登記や許可の確認が不十分だと後にトラブルになるリスクがあるため注意が必要です。

土地付き物件に投資する場合は、現地の法律に詳しい弁護士や信頼できる不動産会社を活用し、契約内容や権利関係を十分に確認しましょう。

初心者でもわかる|カンボジア不動産の購入手順を解説

サイン

カンボジアで不動産を購入する際は、手続きや契約の流れを理解しておくことが重要です。

ここでは具体的な手順について紹介します。

信頼できる不動産会社を選ぶ

カンボジアで不動産を購入する際は、まず信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。

現地には多くの業者が存在しますが、経験や実績、契約や手数料の説明が明確であるかを確認しましょう。

外国人向けの購入手続きに精通しているかも判断材料となるうえ、不動産詐欺の発生リスクもあるため、信頼性の確認が重要です。

日本の不動産会社を利用することも可能ですが、現地登記や契約手続きは日本の会社だけでは完結しないケースが一般的です。

また仲介手数料が高くなる場合や、現地事情の最新情報が十分でないこともあるため、信頼できる現地パートナーや弁護士と連携して進めるようにしましょう。

購入契約・登記の流れ

カンボジアの不動産を購入して契約、登記までの流れは以下の通りです。

カンボジア不動産購入の手順
1
購入する物件を決定する
2
予約金を支払い、予約契約を締結する
3
正式な購入契約を締結し、残金を支払う
4
弁護士や不動産会社を通じて権利関係や登記状況を確認する
5
登記手続きを行い、所有権証明書を購入者名義に変更する
6
契約内容を十分に確認する
7
手続き完了まで数週間〜数カ月かかるため、スケジュールに余裕を持つ

購入契約の手順は一般的に、物件選定後の予約金支払い、購入契約の締結、残金の支払い、そして登記手続きの順に進みます。

契約書はカンボジア語と英語で作成されることが多く、内容を十分に確認することが重要です。

登記手続きでは土地局や関連当局に申請を行い、所有権証明書を取得します。

手続きは現地の不動産会社や弁護士がサポートしますが、必要書類や費用、登記期間を事前に確認しておくとスムーズに進められるでしょう。

現地銀行や送金の注意点

カンボジアでは多くの取引が米ドル建てで行われるため、円からドルへの両替レートや送金手数料に注意が必要です

また、現地銀行口座の開設や送金手続きには時間がかかる場合があり、通常は数日から1週間程度かかるケースもあります。

さらに銀行によっては外国人向け口座開設に条件があり、必要書類の準備や承認に時間を要することもあります。

送金の記録や契約書類を銀行に提示できるよう準備し、資金の流れを明確に管理することが大切です。

トラブルを避けるため、送金前に不動産会社や弁護士と手順を確認し、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。

利回りに直結する|カンボジア不動産投資の税金・維持費

税金と維持費

カンボジアの不動産取得時にかかる税金や、保有中の固定資産税、さらに賃貸運用時に発生する所得税などを理解しておくことで、投資計画をより現実的に立てることができます。

ここでは、主な税金と維持費について紹介します。

不動産取得税・固定資産税

カンボジアでは、不動産を購入した際には、不動産取得税がかかり、保有中は毎年固定資産税が課されます。

不動産取得税は一般的には物件価格の約4%前後が目安で、契約時に一括で支払うケースが多いです。

固定資産税は物件価格や立地に応じて算定されるため、事前に税額を確認しておきましょう。

都市部のコンドミニアムでは比較的安定して課税されますが、地方や郊外では評価方法や徴収方法が異なる場合があります。

これらの税金は投資計画に直結するため、購入前に必ず確認し、年間の維持費に含めて収支シミュレーションを行うようにしましょう。

賃貸収入にかかる所得税

賃貸運用を行う場合、賃貸収入に対して所得税が課されます

カンボジアでは一般的に、賃貸収入の10%前後が源泉徴収されるケースが多く、収入に応じて追加の申告が必要になる場合もあります。

また、日本の不動産投資同様、経費として管理費や修繕費、ローン利息などを控除でき、税負担を軽減することが可能です。

ただし、税制や申告ルールは頻繁に変更されることがあるため、現地の税理士や弁護士と連携して最新情報を確認し、正確に申告・納税することをおすすめします。

カンボジア不動産投資を成功させるポイント

右肩上がり

ここでは、カンボジア不動産投資を成功させるためのポイントについて紹介します。

・目的に合ったエリア・物件を選ぶ
・短期転売よりも中長期運用を意識する
・現地パートナーや専門家を活用する

1つずつ確認しておきましょう。

目的に合ったエリア・物件を選ぶ

カンボジア不動産投資を成功させるためには、投資目的に応じたエリアや物件選びが大切です

都市部のコンドミニアムは賃貸需要が高く、安定した収益を期待できますが、価格が上昇しやすいため初期投資額も大きくなります。

一方、地方都市や郊外の物件は価格が安く、将来的な値上がり余地があるものの、賃貸需要や売却のしやすさは限定的なのが現状です。

投資前には、物件周辺のインフラ整備状況や開発計画、賃貸需要などを調査した上で、目的に合った物件を選ぶことが大切です。

必ず、購入前の情報収集と現地視察は、失敗を避けるための基本的なステップなので、時間と労力をかけてチェックしましょう。

短期転売よりも中長期運用を意識する

カンボジアの不動産市場はまだ新興であり、短期間での転売を前提とした投資は価格変動や流動性の低さからリスクが高くなるため、中長期的に保有して賃貸運用や値上がりを狙う戦略が向いています

中長期運用では、賃貸需要や地域開発計画の変化を見ながら運用計画を調整でき、安定した利回りを確保しやすくなるのです。

また、長期的視点での投資は、購入時の価格変動に左右されにくく、心理的にも落ち着いて運用できる利点があります。

短期的な利益よりも、持続的な収益を重視することがポイントです。

現地パートナーや専門家を活用する

現地の法律や市場事情に精通したパートナーや専門家を活用することが、投資成功の大きなポイントです。

弁護士や信頼できる不動産会社、税理士と連携することで、契約内容や権利関係、税務処理などのリスクを未然に防ぐことができます。

特に外国人投資家は、土地の直接所有ができない規制や登記手続きの複雑さに直面するため、専門家のサポートは不可欠です。

また、現地パートナーを通じて賃貸需要や管理体制の情報を得ることで、効率的な物件運用や収益確保につながることでしょう。

信頼できるネットワークを持つことが、長期的な投資成功に直結するため、専門家探しからスタートするのも1つの選択肢です。

カンボジア不動産投資のまとめ

カンボジア国旗

カンボジア不動産は、経済成長や外資流入、ドル建て資産としての安定性など、多くの魅力があります。

特に外国人でも購入できるコンドミニアムは、初めての海外投資でも参入しやすく、高利回りを期待できる環境です。

一方で、登記制度の不透明さや流動性の低さ、インフラ整備の遅れといったリスクも存在するため注意が必要です。

カンボジアで不動産投資を検討する際は、目的に合った物件選び、中長期運用、そして現地の信頼できるパートナー活用を意識することが重要です。

これらのポイントを押さえることで、安全かつ効率的に資産形成を目指せるでしょう。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
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保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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