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生命保険の終身保険のデメリットって?終身保険がおすすめな人の特徴まとめ

  • #生命保険

生命保険のひとつである終身保険は「万が一の死亡に備えながら資産形成ができる保険」といわれています。
しかしながら終身保険にもデメリットは存在するため、保険の特徴をしっかりと踏まえたうえで、自分に合った保険であるかどうかを正しく判断することが大切です。
この記事では終身保険の特徴やメリット・デメリット、終身保険がおすすめな人について解説します。
生命保険の加入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
個人ライフプランナーとして、資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

終身保険ってどんな保険?

終身保険ってどんな保険?

まずは終身保険がどのような保険なのかについておさらいしておきましょう。
そのうえで、終身保険のメリット・デメリットやおすすめな人の特徴について解説します。

終身保険とは

終身保険(しゅうしんほけん)とは、被保険者(保険がかけられている人)が死亡したり、高度障害を負ったりした場合などに保険金が支払われる生命保険の一種です。
加入時の保険料で一生涯にわたって死亡保障を得ることができる点が大きな特徴です。
また解約時には加入年数等に応じて解約返戻金を受け取ることができるため、貯蓄性のある保険として、老後資金や教育資金づくりのために活用されることもあります。

終身保険の払込期間

特徴解約返戻金月々の保険料
終身払い 一生涯保険料を支払い続ける 低い 低い 
有期払い 一定の期間・年齢までに保険料を払い込む 払込満了後は終身払いよりも高い 終身払いよりも高い 

終身保険の払込期間には、生きて契約している限り支払い続ける「終身払い(しゅうしんばらい)」と、あらかじめ定めた年齢や期間までに支払い終える「有期払い(ゆうきばらい)」があります。

月々の保険料の負担が小さいのは終身払いですが、保険料の総額が最後になるまでわからないため、長生きすればするほど有期払いよりも多くの保険料を支払う可能性があります

一方で有期払いにすると月々の保険料は高くなりますが、保険料払込期間が短いほど保険会社が運用できる金額が早期に積み上がるため、解約返戻金の返戻率も高くなる傾向にあります。
終身保険に加入する目的や家計の状況に応じて、払込期間を決めるとよいでしょう

終身保険と定期保険との違い

定期保険と終身保険との主な違いは「保険料」「保険期間」「解約返戻金の有無」です。
定期保険の保険料は終身保険と比べて割安ですが、更新するたびに上がっていくことが一般的です。
支払った保険料は基本的に積み立てられることのない掛け捨てで、解約返戻金はありません。
また保険期間があらかじめ定められているため、子育て期間中など、一定期間だけ手厚い保障を受けたいという方に向いています

終身保険の3つメリット

終身保険のメリット

終身保険に加入するメリットは、主に以下の3つです。

(1)一生涯にわたって保障が得られる
(2)保険料が変わらない
(3)貯蓄性がある

それぞれの利点について見ていきましょう。

(1)一生涯にわたって保障が得られる

終身保険の最大のメリットは、やはり一生涯の保障を得ることができる点です。
定期保険のように満期がないため、被保険者が何歳で死亡したとしても、受取人は保険会社から死亡保険金を受け取ることができます。
一生涯にわたり、まとまったお金を家族に残せるという安心感を得られるのは終身保険の最大の魅力といえるでしょう。

(2)保険料が変わらない

一般的に定期型の生命保険では、満期時に更新を行うたびに保険料が上がっていきます。
一方で終身保険には更新がないため、契約内容を変更しない限り、保険料が変わることはありません
特に年齢が若いうちに終身保険に加入すると、安い保険料で一生涯の保障を得ることができます

(3)貯蓄性がある

終身保険は掛け捨てではなく貯蓄性のある保険で、解約した場合には解約返戻金を受け取ることができる点も大きなメリットです。
契約内容や保険料の払い方にもよりますが、解約返戻金は契約してからの期間が長くなるほどまとまった金額になります。
保険料の払込期間が終了したあとは、解約返戻金が払込保険料総額を上回ることもあり、老後の資産形成や大きな出費の備えにもなります。

終身保険の3つのデメリット

終身保険のデメリット

終身保険にはメリットだけでなく、以下のデメリットも存在します。

(1)保険料が割高
(2)払込期間が長い
(3)中途解約した場合に損をする可能性がある

それぞれの欠点について詳しく見ていきましょう。

(1)保険料が割高

終身保険は一生涯にわたって保障が続くので、被保険者が亡くなれば、生命保険会社にとって死亡保険金を必ず支払わなければならない義務が発生します。
そのため、掛け捨てタイプの定期保険と比べて保険料が割高です。
確実に保険金がおりるという意味では安心ですが、加入を検討する際は保険料に見合った保障内容かどうかをしっかりと確認する必要があります

(2)払込期間が長い

終身保険の支払いは、よほど経済的に余裕があるケースを除いて、ほとんどの方が月払いや年払いを選び長期間にわたって保険料を支払っていくことになります。
一般的に払込期間が長いと保険料も安くなりますが、長期の保険料の支払いは家計的な負担が重く感じてしまうこともあるでしょう。

(3)中途解約した場合に損をする可能性がある

保険料払込期間中の解約は多くの場合、解約返戻金がそれまでに払い込んだ保険料総額を下回る金額となってしまいます
特に早期解約は返戻金がまったくないか、あってもごく僅かになります。
終身保険を中途解約すると、解約返戻金が元本割れするというデメリットは覚えておく必要があるでしょう。

終身保険がおすすめな人の特徴

終身保険がおすすめな人の特徴


終身保険への加入がおすすめな方は、主に以下の項目に当てはまる方です。

(1)計画的に貯蓄をすることが苦手な人
(2)老後資金を用意したい人
(3)自身の葬儀費用などを準備したい人

終身保険がおすすめな人の特徴を深掘りしていきます。

(1)計画的に貯蓄をすることが苦手な人

計画的にコツコツと貯蓄することが苦手な方や無駄遣いが多い方などは、自動的に毎月保険料を積み立てていく生命保険の活用が向いています
終身保険は長期間にわたって払い込みを続けることで、資産性の高い解約返戻金として積み立てられ、まとまったお金を家族に遺すことができます。
貯蓄が苦手な人にとって終身保険の活用は、将来のための大きな資金を用意するうえで心強い助けとなるでしょう。

(2)老後資金を用意したい人

近年では老後2,000万円問題などを背景に、公的年金のみに頼って老後生活を安心して送ることが容易ではなくなってきました。
そのため老後の生活資金を積み立てる手段としても、終身保険は有用です。
終身保険は保障機能だけでなく貯蓄性も備えている保険ですので、老後の資産形成に有効な金融商品であるといえます。

(3)自身の葬儀費用などを準備したい人

日本消費者協会「第12回 葬儀に関するアンケート調査報告書」によると、葬儀費用の平均額は161万9,000円といわれており、遺された家族が葬儀費用の工面で悩むケースも少なくありません。

自分の葬儀費用を準備しておきたいといった場合、終身保険への加入がおすすめです。
途中で解約さえしなければ必ず保険金を受け取れるので、遺族の負担を和らげることができます。

参考|日本消費者協会「第12回 葬儀に関するアンケート調査報告書
参考|考える葬儀屋さんのブログ「日本消費者協会 第12回「葬儀についてのアンケート調査」はここがおかしい

終身保険がおすすめできない人の特徴

終身保険がおすすめできない人の特徴


終身保険への加入がおすすめできない方は、主に以下の項目に当てはまる方です。

(1)一定期間だけ保障を持ちたい人
(2)長期間の保険料の支払いに自信がない人
(3)定期的に保険を見直したい人

終身保険がおすすめできない理由について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

(1)一定期間だけ保障を持ちたい人

一定期間のみ保障が欲しいという方は、終身保険よりも定期保険のほうが適しているでしょう。
終身保険は一生涯にわたって保障を持てるのがメリットですが、逆にいえば一時期だけ保障が欲しいという場合には不向きです。
保障期間が短いほど保険料も安くなるため、一定期間の保障を求めている人は定期保険を検討することをおすすめします。

(2)途中で解約する可能性が高い人

収入が安定しないなど途中で解約する可能性がある場合は、終身保険への加入はおすすめできません
先述のとおり保険料の払い込みを終える前に途中解約してしまうと、ほとんどのケースで解約返戻金が払込保険料総額より少ない金額になってしまいます。
長期間の保険料の支払いに自信がない人は、他の保険や方法を検討してみるのもよいかもしれません。

(3)定期的に保険を見直したい人

終身保険の活用は長期にわたって契約を継続させることが前提となっているため、一度加入すると見直しがしにくいという性質があります
必要な保障額はライフステージや家庭の環境によって変化することがありますが、とはいえ終身保険を中途解約してしまうと、解約返戻金が元本割れするリスクが高まります。
このようなことから、終身保険は定期的に保険を見直したい人には向いていないといえるでしょう。

まとめ

まとめ

この記事では終身保険の特徴やメリット・デメリット、終身保険がおすすめな人について解説しました。
終身保険は掛け捨ての定期保険と比べて「保険料が割高」「中途解約をすると解約控除がかかる」などのデメリットがあります。
しかしながら「計画的に貯蓄をすることが苦手」「まとまった老後資金を用意したい」といった人は、終身保険の必要性が高いため加入がおすすめできる人であるといえます。
実際に終身保険を選ぶとなれば、払込期間や保険金額などさまざまな要素を考えなければならず、ひとりでは難しい作業に感じるかもしれません。

自分がどのような保険に加入すべきなのか、保障内容の選び方がよくわからないといった場合は、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)などに相談してみることをおすすめします。

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お客様自身が加入している保険の内容を把握できていることが非常に大切です。
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安心して、気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
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個人ライフプランナーとして、資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

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