投資詐欺に遭ったらまずやること!何が大切か?
社長、最近色々な投資詐欺があるじゃないですか? 実際に投資詐欺に遭ってしまった場合、どうすれば良いのか教えて欲しいです。
資産形成チャンネルでは過去に何度か具体的な投資詐欺の事例をもとに動画を撮ってきています。
正直、今でも多くの方から「◯◯の被害に遭いました。どうすれば良いですか?」というご相談をいただきます。
そこに対してのまとめての回答であり今後そういう事が起きてしまった、巻き込まれてしまった時にどう対応するか?
今回はこれを端的に話していこうと思います。
詐欺に遭った時にどうすればいいのかという鉄則があります。
初動が全て!最初の動きで全てが決まるということです。
動画で確認した方はこちら
詐欺被害の回収方法は?
最初の動きとはどういうことですか?
要は投資詐欺に遭ってしまった場合、被害者はあなただけでは無いんですね。
他にも沢山の人が同じ詐欺被害に遭っている。
その他の方々と歩幅を合わせて集団訴訟をしようと思った時点で、もう負けなんですよ。
でも…よくありますよね?
あれはほぼ回収できません。
実際に名前を出してしまうと、フリッチクエストの件です。
20年間で7割を返す契約書を全員とまいたんですが、結局支払いがストップしていますからね。
それもストップになっているんですね。
なので、20年間で7割どころか1円も払われていない方が多数いらっしゃるわけ。
あの事件も1月の下旬に止まってすぐに動画にしたけれども、当時からずっと言っているんです。
言っていることは何も変わらなくて「家に突撃せよ!」以上。
代表さんを捕まえなさい。
…もう、それしかない?
それしかないんです。
回収は難しい?他の方法は?
突撃と言っても、実際問題難しいですよね?
自分でできないのであれば、これは専門業者に依頼するしかないんです。
専門業者ってなんですか?
怖いイメージがありますが…
「誰がやってくれるの?」というと、少しイケイケな弁護士はやってくれるかもしれません…
ただ日本は法律でがんじがらめなので家の前で待っているのは良いかもしれないですが、敷地内に一歩足を踏み入れただけで不法侵入罪と言われてしまったりとか。
そういうリスクを弁護士さんは理解しているので、やってくれない方が多いですね。
では、どうすれば良いのかいうと。
ここで「キリトリ屋」の登場なんです。
キリトリ屋…ですか?
そう。
カタカナで、キリトリ屋さん。
その「キリトリ屋」自体がよく分からないです。
どういう業者かというと、債権を代わりに回収してくるという形。
取り立て屋のようなものです。
そのような、取り立て屋さんにお願いしない限りほぼ回収できないというのが、投資詐欺のあるあるパターンです。
なぜ詐欺投資は回収できないのか?
これはなぜ回収できなくなるんですか?
お金がないからですか?
よくある集団訴訟がどう進んでいくか考えていきましょう。
詐欺罪が立証されるのはまれです。
なぜかというと、私が細川さんに対して不誠実な事をしても「僕は細川さんの事を真剣に考えていて、騙すつもりは一切無かったんです」と言うと、詐欺罪に問われないんです。
そうなんですね…
こいつも細川さんの事を考えているんですもん。
そう…言われたら…そうか……
頭の中は分からないというような事ですか?
そう、悪魔の証明ですよ。
悪魔が悪魔であることを証明することができない。
どうなるかというと、出資法違反もしくは金商法。
この辺で勝訴したとしても被害金額が支払われるかというのは全く別の話なのです。
勝訴してもお金が戻ってこないってことですか?
お金がなければ払えないんです。
払わないで済むんですね。
なので、裁判は負けたけれど「お金がないのでこれくらいしか払えません」となります。
裁判はその結末が出るまでに2〜3年かかります。
よく聞きますよね…
やり取りが1ヶ月に1回の書面なんです。
これに対して書面で弁論して抗弁してと、このやり取りが続くわけです。
大体、色々な経験をしているから分かるけれどその間に気持ちが萎えてしまう…
もういいやというような感じですか?
そう。
被害者側も萎えるし、加害者側も萎えてしまいます。
どういうことかというと、加害側は最初「申し訳ないな」と思うんです。
でも罪悪感はどんどんなくなっていって。
最初は本当に焦っていたんだけれど、途中から面倒くさくなる。
これには色々な事例があります。
先ほど出したフリッチクエストも最初は「どうにかします」と返済するなど色々と頑張っていたけれど。
今は誰とも連絡が取れなくなってしまった…そのような状態です。
回収できなくなる最終的な理由は?
時間が経てば罪悪感はだんだんと薄まるってくると…
そんなものなんですよ。
風化されてしまうんです。
あとなぜ回収できなくなるのか最後の理由は、何だかんだ言って破産したら免責されてしまう。
ある程度時間が経ってきたタイミングでお金を徐々に逃がして、逃亡することができてしまうんです。
※ 損害賠償債務は原則的に免責されない非免責債権ですが、実務上は「悪意」認定が難しく免責されるケースが多い
本当に初動が大事でして。
だって被害者の方が欲しいのは何かと言ったら、裁判に勝ったという勲章ではないじゃないですか?
お金が戻ってきて欲しいですよね。
裁判をやることは、そこに近づいていないんです。
なので本気でやるのであれば、時すでに遅しの方もいるかもしれないですが、早いタイミングで専門家を入れる。
正攻法で行くのであれば、弁護士からの示談交渉。
要は集団訴訟が始まってしまうと周りと歩幅を合わせることになりますので、その前。
1番最初に弁護士から取りに行く。
もしくは若干裏ルートでいくと、ネットでキリトリ屋と調べて一番実績のある業者さんに依頼でもしてください。
その業者さんが何をするのか私は知りません。
紹介もしないんですが、そういう人にやってもらうしかない。
もしくはもう1個ウルトラCがあって。
このような投資詐欺というのは結局はババ抜きなんです。
その被害に遭ってしまった方が、そのババを持っている人に渡す。
それって自分も詐欺師みたいになっちゃいますよね…
そうだよね。
自分だけ逃げているみたいで嫌だよね。
「なので結局できない方が多いのではないのかな?」と思います。
いずれにしても「後からどうにかしてください」と、本当に色々な方からご相談をいただきます。
例えばお金を貸すのもそうだけれど、本気で欲しかったらもう家の前にいないと返ってこないですよ。
家に行かないとダメ。
夜に張らないとダメ。
そこまでやるか、もしくは泣き寝入るするかのどちらかしかない。
なのでもし今後、そのような事案があった時は初動が全てです。
今後「詐欺被害に遭いました」とご連絡をいただいても正直できることがあまりないので…
この動画で言ったことをまず実践していただけたらと思います。
一番は詐欺にひっかからないことですよね。
もちろん!
かからないようにレベルを上げていきましょうというのが全てです。
では今回はこの辺りで失礼します。
ありがとうございました。