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資産形成でよくある詐欺の手口とは?詐欺を見極める方法と相談先、注意点を紹介!

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資産形成でよくある詐欺の手口とは?詐欺を見極める方法と相談先、注意点を紹介!

「最近投資詐欺のニュースが多いけど、どんな手口なの?」
「投資詐欺に合わないようにするためには?」

これから資産形成を始める方はこのような悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。投資詐欺に合うと多額の資金を失うことになり、資産形成を諦めることにもなりかねません。

そのため本記事では資産形成でよくある詐欺手法と事例を紹介します。また詐欺業者を見極める方法と詐欺にあった時の相談先、注意点を解説します。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

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資産形成でよくある詐欺の手口

資産形成でよくある詐欺の手口

詐欺に合わないようにするためには、はじめに詐欺の手口を理解しておくことが大切です。ここでは代表的な手口を3つ紹介します。

(1)ポンジスキーム

ポンジスキームとは投資家へ好条件の投資があると詐欺を行い、資金を集めて首謀者がそのまま抜き取り、一部金銭を既存顧客に分配するという方法です。

ポンジスキーム投資詐欺の中で非常に多く、知識が乏しい資産形成初心者をターゲットにしていることが多い特徴があります。

首謀者は会社のホームページを作成したり、公的機関から認可を受けている嘘を使って初心者投資家を安心させます。

しかし実際は自転車操業であったり、架空の会社であったり、そもそも運用が行われないケースが多く、簡単に見極めるのが困難なことから、近年多発している投資詐欺手口です。

(2)システムトレード

システムトレードとは自動売買を使ったトレードで投資家の口座を破産させる方法です。特に株式投資やFX、仮想通貨などで多発している手口です。

自動売買で利益が安定していると思わせるデータを見せ、投資家を募ります。その後詐欺師が指定した証券会社で投資家が口座開設し、自動売買で利益を積み上げていきます。

しかし急に高額な取引を行い、損失を発生させて口座残高を0円にします。この方法により詐欺師と証券会社が儲かる仕組みとなっているわけです。

近年、株式投資やFXなどを行う方が増え、数多くの被害が発生しています。架空の自動売買で利益が増えているデータを見せるため、初心者の方が被害に合いやすい傾向にあります。

(3)劇場型

劇場型とは複数名の詐欺師が集まって投資家から資金を集めて騙す詐欺手口です。いわゆる「サクラ」がいる詐欺です。

具体的には1人の詐欺師が「〇〇株を購入しませんか?」と勧誘してきます。その後もう一人の詐欺師が「〇〇株を買取したいのですが」と言い、結果株だけ購入して買取されない詐欺手法です。

また、近年ではSNSなどで自分の資産形成方法をアピールし、有料のセミナーなどに勧誘します。その際複数のサクラが「この人はすごい人」「私もセミナーに参加する」などと言って、被害者を信じさせます。

しかし実際はセミナーなどを行わず、参加費だけをもらって音信不通になる詐欺手法です。

資産形成でよくある詐欺事例

資産形成でよくある詐欺事例

資産形成では詐欺が多発しています。ここでは2つの詐欺事例を紹介します。

(1)バーナード・マドフ事件

バーナード・マドフ事件とは1980年後半から2008年頃の20年間以上も続いたポンジスキームの詐欺事件です。

「年20%近い利回りを保証する」をうたって投資家から巨額のお金を集めていました。中には日本の大手証券会社や保険会社も被害者となっています。

創業者のバーナード・L・マドフはNASDAQ株式市場の非常勤会長を務めていた時期もあり、全米証券ディーラー協会(NASD)の取締役会の議長にもなったことから信用力の高い企業でした。

しかしサブプライムローン問題(住宅ローンの金利上昇によって返済額に圧迫された問題)によって生活が困難になったことから、投資家から解約請求が続出し、支払いができなくなったことで事件が発覚し創業者は逮捕されました。

信頼度が高い証券会社であったものの、自転車操業で資金繰りが間に合わず、被害総額は約6兆円にも及ぶ巨大詐欺事件です。

(2)システムトレードの詐欺事件

システムトレードの詐欺事件は特にFX界隈に多く、SNS資産が増えているかのような画像を作り、被害者から信用力を集めます。さらに1人だけでなく、20名や30名の詐欺師トレーダーが同じような手口で集客します。

その後「皆さんを勝たせます」「この実績を見てください」という言葉で誘惑し、詐欺業者である証券会社で口座開設へ誘導し、自動売買の取引を開始します。

最初は少額で取引され、微小ですが勝てることが多いです。そのため信用する方が増え、多額の資金を口座に入金してしまいます。

しかしある日システムトレードが高額で取引され、口座が破産してしまいます。同時に詐欺投資家のSNSが消されるため、問い合わせできない状態となる仕組みです。

被害総額は詐欺事件によって異なるものの、5億円や10億円、もしくはそれ以上の価格です。システムトレードの詐欺は1年に1度または2年に1度の割合で発生する詐欺手口であるため注意しなければいけません。

詐欺業者であるかを見分ける方法

詐欺業者であるかを見分ける方法

詐欺に合わないためには事前に手口を理解しておく以外にも、先見の目が必要です。そのためここでは詐欺業者であるかを見分ける3つの方法を紹介します。

(1)勧誘フレーズを理解しておく

投資詐欺を行う業者は、定番な勧誘フレーズで集客しようとしてくるため、事前にどのような勧誘をしてくるのか理解しておくことが大切です。

金融庁のホームページにある「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」では以下のフレーズに注意喚起を行っています。

・上場確実ですので、必ず儲かります!元本も保証します!
・△△社の株(社債など)を買ってくれたら、あとで高く買い取ります
・被害を回復してあげます。その代わり、別の商品(□□社の株式・社債など)を買ってください
・郵便や宅配便等で現金を送付してください
・金融庁(その他公的機関名)の者ですが…

もちろん上記の他に勧誘フレーズはたくさんあります。しかし特徴としては「儲かる」「安心できる」などの言葉をかけてくるところです。

資産形成において100%儲かるということもなければ、保証もありません。そのため上記のようなフレーズを言ってきた業者は注意するようにしましょう。

(2)サクラがいるかチェックする

システムトレードや劇場版などの詐欺に合わないようにするためにもサクラがいないかチェックしておかなければいけません

サクラがいる投資は詐欺の可能性が非常に高いです。一見サクラを見分けるのが困難と思われがちですが、SNSなどで明らかに「すごい」「投資してよかった」と言う方はサクラの可能性が高いです。

さらに「一緒に勉強しよう」「私もやるから一緒にやりませんか」など、投資仲間のように勧誘してくる人もいらっしゃいます。

初心者の方は投資仲間ができると安心する傾向にありますが、資産形成はそもそも個人の資産を増やすことであるため、他人との関係性は不必要です。

そもそもSNSなどで資産形成の情報を集めるのは詐欺にあう危険性が高いため注意しなければいけません。詐欺にあいたくない方は、信頼できる資産経営コンサルタントなどの専門業者に相談することをおすすめします。

(3)業者の口コミをチェックする

業者の口コミをチェックするのも1つの対策です。明らかに怪しいと感じた業者の場合、口コミなどでどのような声があるのかを確認します。

資産形成は100%儲かるわけではないため、少なからず不満の口コミもあるはずです。しかし全てが良い口コミだった場合は詐欺業者の可能性もあるでしょう。

また口コミだけでなく、企業のホームページをチェックし、実績と経営年数があるのかをチェックしましょう。経営年数が短い業者は実績が低く、なおかつ存在しない架空業者の可能性も高いです。

そのため、業者を徹底的に調べ、信頼できる業者であるかを見極めることで詐欺業者であるかを判断することができます。

専門業者に相談する際は、資産形成コンサルタントなどを行う業者で、なおかつ顧客満足度やリピート率などをアピールしている実績ある業者を選ぶようにしてください。

万が一詐欺にあったときの相談先

万が一詐欺にあったときの相談先

万が一詐欺にあった場合はどこに相談すればよいのでしょうか。ここでは3つの相談先を紹介します。

(1)警察

詐欺は刑法246条に該当する犯罪であるため、警察へ被害届を提出すれば捜査してくれる場合があります。また警察署には詐欺被害窓口もあるため、詐欺があった時に相談に乗ってくれるでしょう。

ただし被害届を提出しても被害額が少なかったり、情報量が少なかったりすると、民事事件として扱われるため捜査してくれない場合もあります。そのため次で紹介する弁護士への相談をおすすめします。

(2)弁護士

弁護士であれば民事裁判などを通して詐欺で被害を受けた金額や損害賠償を請求できる可能性もあります

もちろん詐欺の加害者が「どこにいるのか」「誰なのか」を探す必要がありますが、泣き寝入りするのであれば弁護士のサポートを受けた方が良いでしょう。

弁護士の中には詐欺を専門に扱う方も多いため、詐欺の手口を十分理解しており、適切な対処を行ってくれます。

ただし被害額に応じた手数料が発生するため、事前に報酬額の確認はしておきましょう。

(3)国民生活センター

国民生活センターは詐欺に関する相談や苦情を受け付けている行政機関です。費用もかからないため、「まずは相談したい」という方におすすめです。

国民生活センター詐欺だけでなく、消費生活に関する相談も受け付けており、被害額が少ない方やその他のお金に関するトラブルも相談可能です。

詐欺に合わないようにするための注意点

詐欺に合わないようにするための注意点

そもそも詐欺に合わないようにするためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。ここでは3つの注意点を紹介します。

(1)勧誘などには乗らない

そもそも人からの勧誘などには乗らないようにしましょう。仮に友人や知人からの紹介であっても詐欺被害に発展する可能性も0ではありません

信頼できる人からの勧誘であっても、知らないうちに自分が詐欺の被害者もしくは加害者になっているケースも少なくありません。

さらに資産形成を独学で勉強する方も多いですが、利益が安定しないと誰かに頼りたくなる人が多いです。詐欺師はその心情を逆手にとって勧誘してきます。

結果「詐欺の被害に合ってしまった」というケースも少なくないため、独学だけで勉強するのではなく、信頼できる資産形成コンサルティング会社などに相談することが大切です。

(2)投資する前に基礎を勉強する

資産形成の基礎を勉強しておくと、「明らかに利益ばかり増えてておかしい」「この投資をおすすめする根拠が少ないのにおかしい」など、詐欺を行っている人がわかるようになります。

もちろん100%見破れる能力が身につくわけではありませんが、勉強していることで資産形成についての理解度が深まり、あきらかに詐欺を行う怪しい人を事前に危機察知する能力も身に付きます

とはいえ先程もお伝えした通り、独学で勉強しても資産形成がうまくいかず、詐欺に合う可能性も高まります。さらに誤った知識のまま始めてしまうと資産形成も失敗になる可能性も高くなるでしょう。

そのため次の項で紹介する「専門家を見極めて相談する」ことが大切となります。

(3)専門家を見極めて相談する

詐欺を行う業者も多いですが、正しい専門家もたくさんいらっしゃるため、信頼できる専門業者を見極めて相談することをおすすめします。

専門家に相談することで、詐欺に合わないことはもちろん、正しい資産形成の知識を身に付けることができるため、資産形成の成功率は高まります。

信頼できる専門業者は以下のような特徴があるため、相談先に合っているか確認してみましょう。

・さまざまな資産形成についての知識を持ち合わせている
・報酬額など費用面が高額ではない
・押し売りや勧誘はしない
・顧客満足度が高い

投資詐欺を行う業者は勧誘ばかりを優先し、知識が乏しい特徴があります。1つの資産形成方法だけを勧めてくる業者は専門性も低く、詐欺業者である可能性も高いです。

しかし信頼できる専門業者は資産形成全般の知識が豊富で、リスクなども教えてくれます。また報酬額なども決して高い費用ではない特徴があるため、相談時に確認しましょう。

これから資産形成を始める方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

まとめ

資産形成の詐欺はポンジスキームやシステムトレードなどさまざまな手口を行ってきます。そのため事前にどのような手口があるのかを理解しておくことが大切です。

詐欺にあわないようにするためには金融庁が発表している勧誘フレーズなどを把握しておき、なおかつ業者の調査を行うようにしなければいけません。

ココザスでは投資詐欺に合わないようにするためにも、資産形成初心者の方のサポートも行っております。独学で勉強すると利益が伸ばせず詐欺に引っかかってしまう可能性も高いため、専門家であるココザスへぜひ一度ご相談ください。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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