株式投資

ファングプラスは安定重視にはおすすめしない|向いていない人の傾向と理由を解説

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「FANG+って人気だけど、本当に買ってもいいのか?」
「NISAで使えると聞いたけど、リスクは大丈夫?」 
「おすすめしない理由が知りたい」
 こんな疑問や不安を抱えていませんか?
ファングプラス(FANG+)は高い成長が期待できる一方で、構成銘柄の偏りや値動きの大きさには相応のリスクがともないます。
本記事では、FANG+が「おすすめしにくい」とされる理由を整理したうえで、向いていない人の傾向や、代わりに検討したい投資方法も紹介します。 
ご自身の資産形成にFANG+が本当に必要か、見極めるためにもぜひ最後までご覧ください。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

ファングプラス(FANG+)をおすすめしない4つの理由|リスクとデメリット

すっからかん
FANGとは

FANGは、以下の4つのテクノロジー企業の頭文字を取ったものです
・Facebook(現:Meta Platforms)
・Amazon
・Netflix
・Google(現:Alphabet)

FANG+に投資するうえで注意したい、主な4つの理由(リスク)を見ていきましょう。

(1)値動きが大きく安定しない
(2)信託報酬がやや高く、長期的には不利
(3)銘柄数が少なく、分散効果に欠ける
(4)ハイテク依存で、将来の成長も不確実

(1)値動きが大きく、安定しない

FANG+は構成銘柄がすべて米国のハイテク・グロース企業で占められており、市場の期待や金利動向によって株価が大きく上下します。

例えば、FANG+指数は、2022年の1年間(年初~年末)で約41.4%下落した一方、翌2023年の1年間では約99.1%上昇するなど、短期間の変動幅が非常に大きい傾向があります。

S&P500や全世界株式と比べてボラティリティ(価格変動の度合い)が高く、積み立て中に資産が目減りする場面も想定されます。

FANG+

FANG企業に加えて、さらに多くの企業を含む株式インデックスを指します。具体的に以下の企業が含まれます。
・Apple
・Microsoft
・NVIDIA
・Tesla

(2)信託報酬がやや高く、長期では不利

FANG+に連動する代表的な投資信託である「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、信託報酬が年0.77%(税込)と、S&P500や全世界株式インデックスと比べて割高です。

例えば、信託報酬が0.1%のファンドと0.7%のファンド(約0.6%の差)で、それぞれ100万円を投資し、仮に年利5%(税引前)で20年間運用できた場合を比較してみましょう。

・0.1%の場合:約260万円
・0.7%の場合:約232万円

運用がうまくいった場合でも、20年間で約28万円の差がコストとして引かれてしまいます。

FANG+は指数のライセンス費用などにより、どうしても運用コストが高くなりがちです。

運用期間が長くなるほど、このコスト差は資産の成長に影響を与えます。

(3)銘柄数が少なく、分散効果に欠ける

FANG+は10社で構成されており、そのすべてが米国のハイテク・IT関連企業です。

構成銘柄の数が少ないうえにセクター(業種)も偏っているため、例えば1社の業績悪化や規制強化といったニュースが、指数全体に与える影響が大きくなります。

また、金利上昇や景気後退といったマクロ要因にも一斉に反応しやすく、リスク分散という点ではS&P500(約500社)のような広範なインデックスとは比べものになりません。

(4)ハイテク依存で、将来性も不確実

FANG+はAIやクラウド、SNSといった今後の発展が期待される分野を担う企業で構成されています。

逆に言えば、それだけ最先端技術分野の動向に依存しているとも言えます。

主要銘柄の一部はすでに成熟フェーズに入りつつあり、かつてのような爆発的な業績の伸びは見込みにくいという見方もあります。

加えて、ニュースなどでも報じられているように、規制強化(独占禁止法など)や競争激化(AI開発競争など)、金利高止まりといった逆風もあり、構成銘柄の業績が鈍化する可能性も否定できません。

過去の実績だけを根拠に将来の値上がりを期待するのは、ややリスクが高いと考えられます。

ファングプラスとは?仕組みと構成銘柄の特徴

株の動き

ファングプラス(FANG+)は、米国の大手ハイテク企業に特化した株価指数です。

注目度は高いものの、構成や仕組みを理解しないまま投資すると、予想外のリスクに直面するおそれがあります。

こちらでは、FANG+の構成銘柄と、他の代表的なインデックスとの違いを紹介します。

FANG+を構成する10銘柄とその特徴

FANG+は、米国を代表する10社で構成されています。

Meta(旧Facebook)、Amazon、Apple、Microsoft、Alphabet(Google)、NVIDIA、Netflix といったおなじみの企業に加え、Broadcom(ブロードコム)やCrowdStrike(クラウドストライク) なども含まれています。(構成銘柄は定期的に見直されます)

いずれもAI、クラウド、半導体、SNSといった現代のテクノロジー分野をリードする企業です。 

このように、米国のトップIT企業10社のみに厳選して投資する点が、FANG+の最大の特徴です。

S&P500との違いは「集中 vs 分散」

S&P500や全世界株式(オルカン)が数百社以上に分散投資するのに対し、FANG+は10銘柄に集中投資します。

この違いは、1社あたりの投資比率(ウェイト)に表れます。

・S&P500: 約500社で構成され、多くの企業の比率は1%未満です。
・FANG+: 10社で構成され、各銘柄が約10%の比率を持ちます。

そのため、FANG+は1社の株価が指数全体に与える影響が、S&P500よりもはるかに大きくなります。

S&P500は、米国経済全体に広く浅く投資することで、大きな失敗(下落)を避けつつ安定したリターンを目指す「守り」のスタイルと言えます。

一方のFANG+は、特定の企業に資金を集中させ、大きなリスクを取る代わりに高いリターンを狙う「攻め」のスタイルと言えるでしょう。

ファングプラスが向いていない人3つの特徴

落ち込む

FANG+はリターンを狙える反面、価格の変動が激しく、投資スタイルによっては不向きなケースもあります。

ご自身がどれだけリスクを受け入れられるか、また運用目的に合っているかどうかを見極めることが重要です。

こちらでは、FANG+が向いていない人の代表的な傾向を3つ紹介します。

(1)元本割れを避けたい安定志向の人

「一時的でもマイナスは避けたい」「できるだけ安全に投資したい」と考える安定志向の人に、FANG+は不向きです。

これまでに解説したように、FANG+は値動きの荒さが特徴であり、積み立て中に含み損(マイナス)を抱える期間も少なくありません。

評価額が短期間で数割減ることもあり得ます。

そうした状況が大きなストレスになる人や、評価額の増減に一喜一憂してしまう人は、積み立てを続けるのが難しくなる可能性があります。

(2)投資初心者やNISAで初めての人

投資を始めたばかりの人や、NISAで初めて運用する人がメインで選ぶには、FANG+はおすすめしにくいです。

FANG+はハイリスク・ハイリターンな攻めの商品であり、投資初心者には難易度が高いと言えます。

NISAで初めて運用する人が、いきなりこの値動きの荒さを体験すると、期待(NISAは安全だと思った)とのギャップから、早々に挫折してしまう(=損失が出たところで売ってしまう)可能性も否定できません。

投資に慣れていない方は、まずS&P500や全世界株式(オルカン)といった、より分散された安定感のある王道ファンドで経験を積むのがおすすめです。

(3)短期間で成果を出したい人

「1~2年で成果を出したい」といった短期的な投資を考える方に、FANG+はおすすめできません。

FANG+の1年間のリターンは、年によって結果が極端すぎます。

年によっては資産が半分近くに減る(-40%など)大損失になることもあれば、年によっては資産が倍近くになる(+90%など)大勝利になるケースもあります。

1~2年で成果を求めるのは、安定した成果を目指す投資ではなく、資産が激増するか激減するかを運に任せる「ギャンブル」に近い行為になります。 

NISAなどで着実な資産形成を目指す目的とは、相性が悪いのです。

ファングプラスを検討中の人に伝えたい代替案と活用法

考える

FANG+に魅力を感じつつも不安が残る場合、「おすすめしない=完全にNG」と考える必要はありません。

目的や使い方によっては、資産の一部に組み込むことも有効な選択肢です。 

こちらでは、FANG+の購入を検討している人に向けて、具体的な2つの方法を紹介します。

【代替案】S&P500や全世界株式でリスクを抑える

FANG+の極端なリターンの振れ幅を避けたい場合、S&P500や全世界株式(オルカン)が代替案となります。

S&P 500とは?

S&P 500は、アメリカの主要企業500社を対象にした株式指数です。アメリカ経済のパフォーマンスを反映しており、主に上場している大型株が構成されています。


オルカン(オールカントリー・ワールド・インデックス)とは?

オルカンは、世界中の先進国と新興国の株式をカバーする指数です。約50か国、2,700銘柄以上の企業が含まれており、世界全体の経済成長を反映します。

FANG+と比べ、S&P500やオルカンは価格の上下が比較的緩やかです。

資産が半分近くになるような極端な下落を避けられるため、投資を続けるうえでの精神的なストレスが少なくなります。 

不安が原因で途中で売却してしまう(=狼狽売り)リスクを減らし、長期・積み立てを継続しやすい点がメリットと言えるでしょう。 

【活用法】FANG+を使うなら“サテライト投資”として位置づける

FANG+の高い成長性に魅力を感じる場合、資産の一部として取り入れる「サテライト投資」という考え方があります。

サテライト(衛星)とは?

資産の中心(コア)となるS&P500やオルカンとは別に、リターン上乗せを狙う「攻め」の役割を持たせる投資手法のことです。

目安として、資産全体の5%~10%程度をこのサテライトに割り当てます。

例えば、「NISAの積み立て設定で、毎月3万円投資する」と決めた場合、

・コア(中心): S&P500に2万3,000円
・サテライト(脇役): FANG+に3,000円

といった比率(9:1)で、両方のファンドを同時に買い付ける設定をします。

もしFANG+が大きく下落しても、資産全体(3万円)のうちの3,000円分の影響で済むため、精神的な負担が軽くなります。

このようにFANG+を“メイン”ではなく“脇役”として扱うことで、全体のリスクを抑えつつ、リターンも狙う運用が可能です。

まとめ|ファングプラスは“目的と使い方次第”。納得できる判断を

いいね

FANG+が「おすすめしない」と言われるのは、米国のハイテク企業10社に投資が極端に集中しているためです。

年によっては資産が半分近くになるような大きな価格変動は、着実な資産形成を目指す人や投資初心者がメインで持つには、相性が悪い側面があります。

リスクを抑えたい場合はS&P500やオルカンを検討し、FANG+を活用する場合は資産の一部(サテライト)にとどめる方法があります。

 買うか買わないかは投資の目的に合わせて判断し、ご自身の方針に合った資産形成を目指していきましょう。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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