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【2022年版】FIP制度の特徴3つ
2022年4月からスタートしたFIP制度。
始まった背景には様々な理由がありますが、将来自立した運用を目指すことを目的として、この制度は導入されました。
その為、この先FIP制度が適用される範囲も広がると予想されており、これから太陽光発電投資を始めようかなと考えている方にとっては重要な制度です。
そこで、初心者の方でも理解しやすいように三つの特徴に絞って解説していきます。
特徴(1)電気の販売価格が変動する
これまでのFIT制度と大きく違うポイントは、電気の販売価格(=売電価格)が市場に合わせて変動することです。
イメージしにくい方は、スーパーの野菜の値段を想像すると理解しやすいと思います。
野菜をたくさん仕入れた日の値段は安く、逆に大雨の影響などで仕入れの量が少ない場合は値段が高くなりますよね。
電気の場合も同じです。
多くの人が電気を使う時間帯には売電価格が上がりますし、逆にあまり電気を使わない時間帯は下がります。
つまり、需要と供給のバランスを工夫することで、利益を最大化できるのがFIP制度の特徴の一つです。
特徴(2)売電価格にプレミアムを上乗せ
FIP制度では、売電価格にプレミアム(補助額)も追加された合計額が収入になります。
このプレミアムがあることで、月間の平均売電価格が低かったとしても、決められた範囲内で補ってもらえます。
なぜ補助してもらえるかというと、国として太陽光発電などの再生可能エネルギーでの発電割合を増やしていきたい思いがあり、今後の普及を後押しするためだと思われます。
また、再生可能エネルギーの発電に取り組む方々に不安な思いをさせないのも背景にあるのではと推測できます。
特徴(3)FIP制度への加入には条件がある
太陽光による1日の発電量が50kW以上であれば、FIP制度への加入が可能です。
また、発電量が1,000kWを超える場合は、必然的にFIP制度への加入となります。
発電量50kWをイメージしづらい方は、太陽光パネルを屋上に付けた家が約15軒分と考えると想像しやすいかと思います。
FIP制度導入後も太陽光発電投資で稼げる?
太陽光発電投資について調べ進めると“稼げない・もう遅い”などのキーワードが散見されますが、工夫次第で利益の最大化を望めます。
その理由を三つ解説しましょう。
理由(1) 需要が高い時にまとめて販売できる
これまでの制度では、需要の高い低いに関わらず売電価格が一定でした。
そのため、一定の利益は見込めたものの、利益を大きく伸ばすことは難しい状況です。
一方でFIP制度は、需要により売電価格が変化するので、売るタイミングを売電価格が高い時に絞ることで利益の伸びしろを伸ばすことが期待できます。
理由(2) システムの導入費用が減っている
経済産業省のデータによると、2012年から2021年にかけて、太陽光発電投資のシステム導入費用(パネル、架台、パワーコンディショナーなど)が低くなっていることが分かっています。
特に、パネル費用については、2013年と2021年を比較すると約5割も下がっており、今後も下がる可能性がありそうです。
以前に比べシステム導入費用が下がり、初期費用を抑えることができるため、初期費用の回収にかかる時間の短縮に繋がり、生涯の利益を伸ばすことができます。
理由(3)売電先を選べる
FIP制度になり電力を売電できる会社が増え、販売先の選択肢の幅が広がったのが三つ目の理由です。
これまでのFIT制度では、電力会社に一定の金額で電気を買い取ってもらう方法が基本的な売電の仕組みでした。
ですがFIP制度によって、電力市場に直接売電する方法の他、小売電気事業者と契約した売電、アグリゲーター(仲介人)を仲介した売電など、様々なビジネスモデルを構築できます。
契約内容によっては、収益機会を大きく伸ばすことも可能になります。
FIP制度適用後の太陽光発電投資の稼ぎ方
ここからは、FIP制度における具体的な稼ぎ方を解説していきます。
FIP制度を上手に活用する方法
太陽光発電投資の収益を最大化するには、
・余分なコストを可能な限り避ける
これらをどのように実現するかがポイントになります。
蓄電池との併用
「発電した電気を需要が高い時(=売電価格が高い時間)にまとめて売る」方法として、太陽光発電と蓄電池の併用があります。
蓄電池は電気を貯められる装置なので、太陽光で発電した電気を蓄電池に貯められます。
なので、売電価格が低い日中に発電し蓄電池に貯め、売電価格が高くなる夕方にまとめて売ることで、利益を伸ばすことが可能です。
蓄電池の導入にあたって、国や自治体による補助金制度が適用されるため、これらの制度を上手く使うことで導入費用を抑えることも望めるでしょう。
アグリゲーターの活用
「余分なコストを可能な限り避ける」とお伝えしましたが、余分なコストの中にインバランス料金があります。
インバランス料金は、発電事業者に課せられるペナルティ料で、発電計画と発電実績に差が発生した場合に発生する料金です。
発電を太陽光発電だけに頼っている場合、悪天候の影響を受け発電できない、太陽光パネルが破損し発電できないことも考えられます。
もしこのような場合に陥ると、インバランス料を課せられる可能性が高いです。
そこでアグリゲーターは、そのリスクを回避してくれる仕組みを持つので、アグリゲーターを活用することで余分な支出を抑えられます。
また、インバランスリスクの回避に加えて電力の販売もしてくれるので、有効活用できると大きな利益に繋がる確率が高まるでしょう。
【2022年版】太陽光発電投資の始め方
それでは実際、太陽光発電投資を始めるにはどうすれば良いのでしょうか。
初心者の方が始めやすい方法として「セミナーへの参加」をして知識を付け、知識を持った専門家に相談をしていくことや「太陽光発電事業者への問い合わせ」が、ハードルが低く取り組みやすいでしょう。
セミナーへの参加
セミナーでは太陽光発電投資のメリットやデメリットを始め、物件を選ぶポイント、還付金の仕組みなど、太陽光発電投資を全体的に分かりやすく説明してくれます。
そのため、初めて話を聞く方にとっては役立つでしょう。
太陽光発電投資に関するセミナーはたくさんありますが、ココザスでもセミナーを開催しています。
オンラインのセミナーで参加費が無料、所要時間も1時間と短く、サクッと知りたい方でも参加しやすい環境です。
また登壇者の方がFPの資格を保有しているので、資産運用のプロの方から話を聞けるのは安心できます。
太陽光発電業者に問い合わせ
太陽光発電のシステムの販売、施工、保守、管理などを行っているのが太陽光発電事業者です。
ただ業者によっては、こちらの相談をあまり聞かず、直ぐにビジネスの話に切り替えさせられる可能性が考えられるでしょう。
先ずは、口コミなどで事前調査をしっかり行い問い合わせることで、業者選びの失敗を回避できるかと思います。
まとめ
FIP制度の三つの特徴を振り返りましょう。
(2)売電価格にプレミアム(補助額)が上乗せされる
(3)FIP制度加入には条件がある
また、太陽光発電投資で稼げる理由は次の三つでした。
(2)システム費用が減っている
(3)売電先を選べる
将来の資産運用をどうしようかお悩みの方は、太陽光発電投資を選択肢の一つとして考えることは非常におすすめです。
国は再生可能エネルギーを火力発電と同様なエネルギーにしたい思いがあり、蓄電池の補助金制度など再生可能エネルギー導入を支援する仕組みも整備されています。
太陽光発電は国家規模でのプロジェクトなので、長期的な資産運用を検討中の方は、是非一度セミナーに参加し太陽光発電投資について学び、リスクの少ない投資を学んでみてください。
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太陽光発電投資のメリット・デメリットを分かりやすく解説していくため、これから太陽光発電投資を始めたいと検討している人におすすめです。