銀行と証券会社の違い
新NISAの口座開設では、銀行と証券会社の場合以下の表の違いがあります。
上記の項目を1つずつ確認していきましょう。
(1)投資商品の取り扱い本数
取扱い本数は銀行より証券会社の方が多い特徴があります。取扱い本数が多ければ、選べる銘柄も多いため、より大きな利益につながる可能性も高まります。
銀行が扱う商品は投資信託のみが一般的ですが、証券会社であれば株やETF、REITにも投資することができます。なおかつさらにネット証券会社で開設すれば、200本近い銘柄から選択することができます。
(2)積立の設定金額
積立の設定金額は、開設する銀行によって異なりますが、証券会社は100円から始められるケースが多いです。
銀行によっては最低でも1,000円からと設定しているのに対し、証券会社は少額から積み立てすることができます。
(3)積立の頻度
金融機関の積立の頻度は毎月が一般的ですが、証券会社の場合は毎営業日積立することができます。
もちろん金融機関によっては毎営業日積立することもできる場合もあります。毎営業日に積立できれば、自分の好きなタイミングで購入することができ、なおかつ分散投資しやすくなります。
(4)特典の有無
特典は各金融機関と証券会社によって異なりますが、ネット証券が最も特典が多い傾向にあります。
SBI証券であれば現金2,000円の受け取り、マネックス証券であれなdポイント最大4,200円相当のプレゼントなどのキャンペーンを行っております。
キャンペーン内容は時期によって変わるため、確認してから開設してみるのも良いでしょう。
対面型の銀行や証券会社で新NISAを始める2つのデメリット
銀行や証券会社で新NISAの口座開設する方法は、オンラインと店舗対面型の2種類あります。
近年ではオンラインで開設する方が増えていますが、「新NISAについて分からないから店舗に行って担当者に話を聞きたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし対面型で口座開設すると、以下の2つのデメリットにつながるため注意しなければいけません。
(1)手数料が割高になる
対面型の銀行や証券会社は、手数料が割高になる可能性もあります。好立地の場所に店舗を構えていたり、社員数が多く人件費が嵩むことから手数料が高く設定されている金融機関も多いです。
新NISAでは購入時に手数料はかかりませんが、保有時にかかるコスト「信託報酬」がかかるため、開設する前にどれくらいの手数料になるのか確認しておきましょう。
(2)金融商品の提案をされる可能性がある
対面型の銀行や証券会社へ新NISAの相談に行ったものの、金融商品の提案をされる可能性もあります。
各金融機関は利益を上げるため、もしくは会社の方針で金融商品を率先して提案してくる場合もあります。
もちろん自分に合った金融商品を提案してくれますが、無駄な投資を始めることにもなりかねないため注意が必要です。
どちらがおすすめ?
銀行と証券会社、どちらで口座開設するべきか悩んでいる方に向けて、ここでは銀行がおすすめな人、証券会社がおすすめな人の特徴を紹介します。
(1)銀行がおすすめな人
銀行で口座開設する方は以下の項目に該当する方です。
・普段から銀行を使っている方
普段から使っている銀行がある方は、その銀行で新NISAの口座開設をするのもおすすめです。面識のある担当者であれば、気軽に相談することができ、開設もスムーズに進みます。
一般的に、ネット証券などではオンライン電話のみのサポートとなります。証券会社でも店舗型なら対面サポートを受けられますが、利用したことがない人にとっては多少抵抗がある方もいらっしゃいます。
しかし慣れ親しんだ銀行であれば、気軽に新NISAを始めることができるでしょう。
(2)証券会社がおすすめな人
証券会社で口座開設する方は以下の項目に該当する方です。
・多数の投資商品から選びたい人
証券会社は銀行に比べると、信託報酬が低い傾向にあるため、コストを抑えて始めたい人におすすめです。また投資商品の数はネット証券が圧倒的に多いため、多数の銘柄から投資先を選びたい方は証券会社がおすすめです。
おすすめ銀行3選
銀行で新NISAの口座開設を検討している方に向けて、ここではおすすめな銀行を3行紹介します。
(2)ゆうちょ銀行
(3)PayPay銀行
1行ずつ確認していきましょう。
(1)三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行は三菱UFJフィナンシャルグループの傘下の都市銀行です。都市部を中心に全国に支店を構えています。
三菱UFJ銀行では、つみたて投資枠が24本、成長投資枠が361本と、銀行の中では取扱い本数が多いという特徴があります。
ラインナップが豊富なところが魅力であり、なおかつ2024年4月時点では新NISAの口座開設と投資枠の活用で現金3,000円のポイントを受け取るキャンペーンも開催しております。(キャンペーンには条件・留意事項あり)
信頼度が高い大手メガバンクで多数の銘柄から投資先を選定したいという方におすすめの銀行です。
(2)ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行では、新NISAを取り扱っている店舗数が2024年4月時点で、約1,700店舗あるため、どの地域にお住いの方でも相談しやすい特徴があります。
つみたて投資枠は15本、成長投資枠は127本と、三菱UFJ銀行とすると、取扱い本数は少ないですが、その分投資先に迷うことは少なくなります。
ただし、最低積み立て投資額は1,000円〜となっているため、証券会社などと比べると高いです。
(3)PayPay銀行
PayPay銀行はネット銀行の1つで、つみたて投資枠が99本、成長投資枠が440本となっており、豊富な投資数が魅力の銀行です。
口座開設申込は最短3分で完了し、銀行でありながらも100円から始めることができます。さらにPayPayアプリ内取引であれば、PayPayポイントを貯めることが可能です。
普段からPayPayを使っている方にはおすすめな銀行です。
おすすめ証券口座3選
続いては証券会社で新NISAの口座開設を検討している方に向けて、ここではおすすめな銀行を3行紹介します。
(2)SBI証券
(3)マネックス証券
各社確認してみましょう。
(1)楽天証券
楽天証券はNISAの口座開設数が業界No1の証券会社です。毎月15万円までの積立金に関してはポイント還元の対象となります。
普段から楽天を利用されている方にとっては、投資しながら楽天ポイントが貯まりやすいうえ、ポイントを投資信託や株式投資などにも使うことが可能なため、楽天ユーザーにはおすすめな証券会社です。
さらに楽天証券であれば、新NISAに関する取引手数料は、以下の画像のとおりほとんどかかりません。
コストを抑えつつ、楽天ポイントを貯めたいという方に向いている証券会社です。
(2)SBI証券
SBI証券は投資信託の取扱い本数が2,600本以上ある、業界屈指のラインナップがある証券会社です。
自分に合った投資信託を選べるため、高いリターンを狙いたい方やリスクを抑えて投資したい方など、ニーズに合わせた投資ができます。
さらにTポイントやpontaポイント、JALポイントなどさまざまなポイントを貯めることもできます。ポイント還元を狙いながら新NISAを始めたい方におすすめです。
(3)マネックス証券
マネックス証券は、新NISA成長投資枠は1,000銘柄を超え、米国株の取り扱い銘柄5,000件以上となるラインナップが豊富な証券会社です。
売買手数料がすべて無料となるうえ、マネックスポイントやpontaポイントなどをお得にためることが可能です。
さらにクレカ積立であれば最大1.1%還元、NISA口座であれば最大2.2%還元を受けることができます。(諸条件有)
豊富な銘柄から自分に合う投資先を見つけたい方におすすめな証券会社の1つです。
まとめ
新NISAの口座を開設する際、銀行と証券会社では「取扱い本数」や「積立金額」、「積立頻度」などに違いがあります。
さらに銀行であれば、担当者に相談しながら新NISAを始めることができる一方で、対面型であれば、手数料が割高になる可能性もあります。
一方、証券会社の場合、多数の銘柄から投資先を選ぶことができ、手数料なども安い傾向にあります。
しかし、普段から証券会社を使っていない方にとっては、多少抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。
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これから新NISAを始めたいという方はぜひ一度ご相談くださいませ。