本当に良い投資商品ってあるの?
世の中にたくさん投資商品がある中で… うまくいかないことや騙されたという相談をよく受けます。 それで本当にいい商品はあるのか?という悩みができました。 社長なら新たに投資商品を探す時、どうしていますか?
新しい投資商品を選別するためのテクニック云々の前に… そもそも投資の中には様々な種類があります。 大きく分けると、金融庁や国が許認可を出しているような商品とそうではない商品です。
最近、投資熱が上がってきたところもあり…
世の中の多くの人は怪しい話。
つまり許認可のないような商品を平気でやっています。
これをやること自体は何らおかしいことはありません。
私もやっていますし、うちも商品を提案しているわけです。
許認可事業もいくつかありますが、そうじゃない商品もあるので…
それを見極める時に何をすればいいかというと、何度も言っているDD(デューディリジェンス)をちゃんとやりましょう。
それは企業DD、商品DDなどあらゆる角度からすることは当たり前です。
今回は別の切り口から「どう投資に取り組んでいけばいいか?」を話します。
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資産運用の大原則「大負けしてはいけない」
まず、資産運用・資産形成の鉄則として大負けしてはいけません。
なぜなら、そもそも利益を毎年10%積み上げていくのは非常に難しいのです。
10%増やしていくのは難しいですが、そういった怪しい商品はなくなる時に一気になくなります。
要は元金の100%がそのままなくなるのです。
これは100万円を使って10万円10万円10万円で積み上げてきた行為です。
それを150万円になった時に全部怪しい系の商品に入れて150万円が全部なくなったらゼロですよね。
大負けしてしまったら人生トータルで考えた時に勝てないのです。
負けないことはゼロにする行為をしないということですね。
ゼロは論外です。 要はハイリスクなものはやるべきではないという話ですね。 仮に資産を大きく2つとか3つとかに分けてそのうちの1つがハイリスクハイリターンなものにしたとします。 それでもそのたった1つが全部なくなってしまうだけで他が堅実に稼いできているものの全てがなくなっていくということです。
負けないためにどうしていけばいいですか?
たった1つで、分散です。 仮に100万円の資金を元に細川さんが運用を始めていくとします。 すごく手堅い商品で利回りが2%ですという場合1年後いくらになってますか?
102万円です。
そうですよね。 これは増やしていくことできます。 堅い国債や株式の配当など非常に堅実に投資したので増えていきます。 でもそれだと2倍にするのに何年かかりますか?
2倍にするのは50年ってことですか?
単利で考えて50年です。 複利だともう少し減りますが… もっと早く稼いでいかなきゃいけないと考えた細川さんは100万円を2つに分けました。 50万円の塊りで2%の運用を継続します。 50万円の運用はリスクはあるがリターンが10%でした。 1年後細川さんの資産はいくらになってますか?
1つが10%で5万円増えます。 もう1つの50万円は1万円増えるので、6万円増えたことになります。
106万円になったとすると増えるペースは早まりました。 こうしてハイリスクハイリターンなものを入れていくことによって資産を増やしていけるわけです。
数年経った時にその10%の運用で50万円使いました。
この50万円が半減し25万円になってしまった場合…
今の計算をした上で3年後の細川さんの資産はいくらでしょうか?
そんな早くは計算できないですね。
3年間はうまくいったみたいなところで計算をしていけばいいのですが… そのシュミュレーションを作ったのでこのシュミュレーションを見ていきましょう。
手堅系と利回りが10%ぐらいの株式投資でハイパフォーマンスを出し続けたっていう風に捉えてください。
3年経った後の4年目に半減してしまった。
そうするとなんと3年間の成果は全て吹き飛び100万円下回ってしまってますね。
元々投資したものから減ってるということですね。
100万円でスタートしたのが減ってるのです。 その後順調に10%でやったとして… 10年後にはこれだけ増えますが、今回株価の暴落がありましたよね。 株というのはたまに暴落するのです。
持ってる資産がまたここで半減したら…
あれ、投資やってる意味ありますか?となります。
手数料分取られて終わったみたいになりますね。
そうなんですよ。 一般の投資家の方はこうなる方が多いです。 もっと多いパターンは株とポンジスキームを一緒にやってますみたいな人ですね。 年間利回り24%、株が10%、投資信託6%です。 ポンジスキームというのは大体何年ぐらいで元金を持って逃げられますか?
3〜5年です。
そうなんですよ。 大体それぐらいでなくなります。 なくなったらその後ずっとリターンがないですよね。
そこからもう回収の日々ですね。
実際10%の運用はできないのでこうなりますね。 6%ぐらいの運用と一緒にポンジスキームをすると、いつまでたってもマイナスです。 なぜなら負けないことが大事と言いましたが、これが負けなのです。 95万円まで増えたものがなくなるという、これをやってはいけません。
負けない投資戦略とは
ではどうやって投資に取り組んでいけばいいのか?という話ですが… やはり分散することなのです。
これで言うと3つに分けるとか4つに分けるということですか?
例えば33.3%ずつで分けたとするじゃないですか。 そしたらじゃあこの辺でゼロになったとしても一応トントンになります。 堅い系を1個入れていれてもそこでこけてしまうだけでなんと10年でスタートラインに戻ってしまいます。
水の泡ですね。
そういうことです。
では、どうすればいいのかというと、とにかく分けていくことです。
ポンジスキームがポンジスキームじゃなくてうまくいったら、もちろんお金は増えますよね。
複利の計算になってますが、案の定ポンジスキームはポンジスキームでした。
それでもポンジスキームに投資してしまった時もどうにかなっているんですよ。
これが分散の力ですね。
そうです。 本当はこんな割合でもダメで… 資産規模・どれぐらいのフェーズにいるのかっていうそこによって本当に変わりますが、株式もそれなりにリスク高いので株式20%のポンジスキーム系投資15%とかにしたとします。
ポンジスキーム君はこれぐらいにしておくと10年後うまくいったらこれぐらいです。
でも残念ながらポンジスキームにあいました。
それでもいいじゃないですか。
そうですね。 手堅く増えてますね。
これはなぜ増やすことができるのでしょうか。
分散ですね。
分けてるからですね。 ポートフォリオの分配率をどのように調整するかによってもちろん変わります。 ただ資産を1つの場所で運用するとか全体に占める怪しい投資の割合が高すぎる方が多いです。
合計で運用する資産が1000万円とかで考えた方がイメージつきやすいと思いますが…
1000万円全部やる人はこれぐらいの割合がいますね。
ポンジスキームでは150万円しかできないと金額をあらかじめ減らしておきます。
そうしたら、最悪の場合なくなっても良いとなるのです。
これだと10年で50%に増えてるってことですか? もしポンジスキームにあったとしても。
でなくなった場合50%増えるので、これらの分散で5%を得られてたという話です。
なくなっても大丈夫ですね。
こういう運用してる方は、ポンジスキームにあった時にいい勉強代と言っています。 そういうふうになろうねと僕は思います。
そもそも論、ポンジスキームの投資をやるぐらいなら、株式で目指したら良と思うのです。
6年目ぐらいに1回、今回の8月5日のショックのようなことがあって、今半分に暴落しました。
それでもプラスなのです。
なぜならこの辺がコツコツ稼いでくれてるからなのですよ。
こういうふうに資産をちゃんと分けていこうというのが、今まで何度も何度も言ってきている分散の強みですから…
何の投資をやればいいかとかではなくそもそも論どのようにポートフォリオを分散していくらぐらい使えるのか。
これが決まってからこのお金を何に分けるかみたいな考え方をしています。
だから変なものに手を出さないというのは超無難な戦い方ですよ。
今で言うと右側にタッチしなきゃいいのですが、それだとさっき言ったように細川さんはおじいちゃんになっちゃうのですよ。
おじいちゃんになる前にやっぱお金を増やしたいじゃないですか?
皆さんもそうだと思います。
だとすると今みたいな形で何が起きたとしても大丈夫なように全体でリスクヘッジしていくことです。 たった1つのカゴでポンジスキーム投資だけやったら、もう人生終わりになってしまいます。
100%フルベットみたいな方とかも中にいたりしますからね。
それはお金が増えるような感覚がありますからね。
ポンジスキームとそうではない投資はどうやって見分けるの?
視聴者の方から「ポンジスキームって何のこと?」とか「ポンジスキームかどうかは後から分かったことでしょ?」と言われそうなんですが、最初から見極められるのですよ。
ポンジスキームは分かりやすくするために使っている言葉で、最悪元金が0円になるリスクがある投資…
つまり事業者の倒産リスクを負っている投資のことです。
<ポンジスキームとは>
倒産率が高そうだとか、この辺はDD(デューデリジェンス)していけばわかる話なのです。
この投資は最悪0円になるのかどうかを考えます。
株式なんて0円にはならないですから。
1銘柄だけ買っていてその1銘柄が倒産したら0円になります。
しかし、物理的にそうだったとしても実際はそんなことはありません。
上場企業の株を10社買っていたら、普通はゼロにはならないのです。
と考えると、本当に資産が無くなってしまうものはポンジスキーム系のものになります。
ここの見極めは他の記事・動画も含めて見ていただければ絶対に分かるようになります。
前々からいろんな方々の相談を受けていますが、やはり何か気になることがあったら気軽にLINEで問い合わせをしていただくこと。
私が回れる時は回るし忙しい時期はスタッフに任せてますので、「この投資大丈夫だと思いますか?」みたいな質問が来たら、それに対してちゃんと答えることができます。
シュミュレーション部分のところをちゃんと理解して参考にしていただいて、ポートフォリオの分散をしていくことを是非やっていただくといいと思います。
それが負けないということですね。
そうですね。 大負けしちゃいけないのですよ。