お金

投資信託で短期で儲ける方法!リスクを抑えて利益を狙う実践ガイド

投資信託で短期で儲ける方法|リスクを抑えて利益を狙う実践ガイド

「投資信託でも短期間で儲けられるの?」
「できるだけリスクを抑えつつ、うまく運用できる方法が知りたい」

そんな考えを持つ方に向けて、本記事では短期間で投資信託の利益を狙う方法や注意点、商品選びのコツをわかりやすく整理しました。
実際の運用を始める前に、判断材料としてぜひお役立てください。

中立的な立場で最適な人生設計をサポートします

中立的な立場で最適な人生設計をサポートします

ココザスではお金に関する悩みや疑問をしっかりとお聞きし、理想のライフプラン実現をサポートします。

<ココザスの強み>
・営業は一切なし、第三者の中立的で公平な立場でご相談に乗ります
・グループ会社に金融/不動産会社があるからこそ、机上の空論ではない解決策をご提案できる
・24の資格を持つ専門知識の高いコンサルタントが対応

<こんな方はご相談ください>
・貯蓄がなくて、将来が不安だ
・資産形成/運用したいけど何から始めていいのかわからない
・老後資金、教育資金、住宅ローン、保険のお金に悩みがある

プロのFPへ無料で相談する

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

投資信託は本来「長期運用」が基本

大前提|投資信託は本来「長期運用」が基本

投資信託は、そもそも長期的な資産形成を目的とした商品です。

多数の投資家から集めた資金を、分散しながら中長期で運用することで、リスクを抑えつつ安定的なリターンを目指します。

短期的な価格変動を狙うのではなく、時間をかけて複利効果を活かすことを前提とした設計です。

こうした特性を理解したうえで、短期間で利益を目指す際の考え方をこのあと紹介します。

それでも短期で儲けたい人のための投資信託戦略

それでも短期で儲けたい人のための投資信託戦略

投資信託で短期の利益を狙う場合、タイミングを見て売買する方法や分配金を目的とした短期保有など、いくつかのアプローチがあります。

代表的な手法を整理しました。

順張り
価格が上昇トレンドに入ったと判断した時点で購入し、さらに上昇したところで利益を確定する方法です。

逆張り
相場が一時的に下落した場面で割安と判断して購入し、回復したところで売却する方法です。

市況を見たタイミング投資
景気や金融政策、経済指標などをもとに市場全体の流れを読み、売買のタイミングを判断する方法です。
たとえば次のようなイメージです。
金融緩和が強まる局面→企業の業績回復が期待されるため、株式型の投資信託に資金を振り向ける判断をとる

分配金狙い
高分配型の投資信託を短期間保有し、分配金を受け取って利益を得る方法です。
分配金の支払い時期や金額が一定のファンドが使われるケースが多いです。

ブル・ベア型・ETF・高ボラ型投信の活用  

ブル型投信
株価指数(日経平均など)が上昇すると、その2倍程度の値動きをするよう設計された投資信託です(※倍率は商品によって異なります)。

ベア型投信
株価指数が下がると、ベア型投信の価格は逆に上がります。
相場が下がっている時でも、利益を出せる商品です。

ETF(上場投資信託)
証券取引所で株と同じようにリアルタイムで売買できる投資信託です。

高ボラ型投信
「ボラ=ボラティリティ」とは価格変動の大きさのことです。
高ボラ型投信は価格の上下が激しいため、短期間で大きな利益を狙えます。

これらの商品は、相場の局面や投資スタイルに応じて使われることが一般的です。

短期向けファンドの選び方と見極めポイント

短期向けファンドの選び方と見極めポイント

短期売買では、ファンドごとの特性が運用結果を左右します。

ここでは、ファンドを選ぶ際のポイントを紹介します。

ファンドの“流動性”と“ボラティリティ”に注目

ファンド選びの中でも特に重要なのが「流動性」と「ボラティリティ」です。

どちらも、短期間で効率よく利益を得るために押さえておきたい基本指標といえます。

流動性

流動性とは「売買のしやすさ」のことです。

通常の投資信託は1日1回しか売買できません。

しかし、ETF(上場投資信託)ならいつでも取引でき、タイミングを逃さず売買しやすくなります。

たとえば以下のファンドは流動性が高く、取引量も多いため、短期の利益確定に向いています。

  • 日経平均ブル2倍ETF
  • S&P500連動型ETF

反対に、取引量が少ないETFや純資産が小さいファンドでは売買が成立しにくく、狙った利益を逃すリスクがあります。

ボラティリティ

繰り返しになりますが、ボラティリティは「価格の変動幅」のことです。

短期で利益を狙う場合は、価格の動きが大きいファンドのほうが収益のチャンスが広がります。

たとえば、以下はボラティリティが高く、短期間でも価格変動が大きくなる傾向があります。

  • 新興国株式ファンド
  • ハイイールド債券ファンド

ただし、利益を狙う機会が広がる一方で、損失リスクも高まります

相場の変動には十分注意が必要です。

ここまで紹介したように、流動性とボラティリティは、それぞれ異なる角度から短期売買に影響します。

まとめると、短期で成果を出したい場合は、次のような視点で商品を選ぶと良いでしょう。

ETFを活用するなら、流動性の高い商品を選ぶことで狙ったタイミングでの利益確定がしやすくなります。

一方、通常の投資信託を使う場合は、ボラティリティの高い商品を選ぶと短期間でも値動きによる利益を狙いやすくなります。

チャートで見る売買タイミングの判断例

チャート分析は、短期の値動きを捉えて売買のタイミングを判断する手法です。

上昇トレンドを狙う順張りでは、移動平均線が上向きに転換した場面が、買いの目安になります。

一時的な反発を狙う逆張りでは、RSIが30以下の場面が売られすぎのサインとなり、反発局面を捉えやすくなります。

※移動平均線やRSIは、証券会社の取引画面や無料の株価チャートサイト(TradingViewなど)で簡単に表示できます。

投資信託は、株やFXのようにリアルタイムの売買ができません。

そのため、チャートはあくまで方向性を把握する目安として活用し、細かいタイミング調整には過度に依存しないようにしましょう。

短期で売るつもりでも“商品選びは堅実に”

売却までの期間にかかわらず、ファンドの運用方針や実績は事前に確認しておくべきです。

中身が不透明だったり、過去に予測しづらい値動きを繰り返したりした商品では、想定と異なる動きにより収益のチャンスを逃すおそれがあります。

・「何に投資しているか(株式/債券など)」を目安に、自分が理解できる内容かを確認する
・運用実績のブレ幅を確認し、リターンだけでなく過去の下落局面にも注目する
・値動きの速さやクセ(新興国・テーマ型など)を事前に見て、自分の取引スタイルに合うか見極める

こうした視点を持って商品を選べば、不要なリスクを避けやすくなります。

短期売買に適した口座・ツールの条件

短期売買では、操作のしやすさや情報の反映スピードが、取引の成否を左右します。

取引画面がわかりづらかったり、注文に手間がかかったりする環境では、タイミングを逃してしまう場面があります。

以下のような機能が整っていると、短期売買でも落ち着いて対応しやすくなります。

・画面が見やすく、直感的に注文できる
・基準価額や注文状況がタイムラグなく表示される
・少額でも手数料が重くならない
・指値・逆指値など細かな注文設定が可能

ツールや口座の使い勝手がそのまま成果に影響するため、事前にチェックしておくことが大切です。

短期狙いの落とし穴とリスク管理

短期狙いの落とし穴とリスク管理

投資信託の短期売買で儲けたい場合、次のような落とし穴があります。

(1)希望通りの価格で売れないことがある
(2)NISA口座で枠を無駄に消費してしまう
(3)手数料・信託報酬が利益を圧迫する
(4)税金の負担が資産成長を阻害する

各々の特徴とその回避策を、以下でみていきましょう。

(1)希望どおりの価格で売れないことがある

投資信託では1日1回、市場が閉まったあとに基準価格が算出される仕組みです。

日中にどれだけ相場が動いても、注文時には価格が確定せず、翌営業日の基準価額で約定します。

・14時に売却注文を出す
・その時点では基準価額1万円(参考値)
・しかし、夜間の急落で翌日の基準価額が9,500円になる

たとえば上記の場合、9,500円で約定し、想定より大きな損失が確定します。

また、投資信託は株式のように希望価格を指定する「指値(さしね)注文」ができません。

そのため、どんなに価格が下がってもタイミングによって売却は成立してしまい、価格コントロールができません。

リスク管理

  • 基準価額の決定タイミングを理解し、急変時の対応を事前に想定する
  • ETFなど流動性(売買のしやすさ)が高い商品を活用し、機動的な売買を取り入れる
  • 急落局面でも冷静さを保つため、感情に流されない資金配分を心がける

(2)NISA口座で枠を無駄に消費してしまう

短期売買を繰り返すと、NISA口座の非課税枠をすぐに使い切ってしまう落とし穴があります。

数十万円単位の売買を何度も行えば、数回の取引で年間360万円の上限に達してしまうケースもあるでしょう。

NISA(少額投資非課税制度)は、運用益に税金がかからない仕組みです。

ただし枠には上限があり、一度使った分は売却しても復活しません。

枠がリセットされるのは翌年以降のタイミングです。

本来NISAは、資金をじっくり運用し、長期的な利益を非課税で受け取ることを前提とした制度になります。

目先の値動きに反応して売買を重ねると枠だけ使い、節税のメリットを受けられないというもったいない結果になりかねません。

リスク管理

  • 短期売買は特定口座などで行い、NISAは長期向けの商品に使い分ける
  • 枠の復活ルールを理解したうえで、NISAでは頻繁な利益確定を避ける
  • 非課税の恩恵を最大限に活かすには、長期保有を前提とした設計に沿った使い方が重要

(3)手数料・信託報酬が利益を圧迫する

投資信託は、売買時の手数料が利益を圧迫する可能性があります。

とくに短期売買では、取引回数が増えるため手数料負担がかさみ、利益が相殺される場面も少なくありません。

たとえば、以下のようなイメージです。

  • 1回あたりの売買手数料:0.5%
  • 1カ月間で5回売買した場合:合計2.5%のコスト

仮に3%の値上がりを狙って売買しても、手数料の影響で手元に残る利益はごくわずかです。

また、信託報酬も日割りで差し引かれるため、短期でもコストは確実に利益を削ります。

リスク管理

  • 手数料や信託報酬の低い商品を選ぶ
  • 取引回数を最小限に抑え、余計なコスト負担を避ける
  • 実質利回りを意識し、コストを差し引いた後の利益で判断する

(4)税金の負担が資産成長を阻害する

投資信託の利益には、約20%の税金がかかります。

たとえば10万円の利益が出ても、税引き後に残るのは約8万円です。

儲けの全額が自由に使えるわけではないため、税金の分はあらかじめ差し引いて考える必要があります。

リスク管理

  • 売却前に税引き後の利益を確認しておく
  • 必要以上に細かく売買せず、利確の頻度をできるだけ抑える

まとめ

まとめ

投資信託はもともと長期向けの商品です。

それでも短期で儲けたいなら、値動きが大きい局面をつかみ、売買を素早く決める判断が欠かせません。

ただし、思った価格で売れなかったり、手数料で利益が削られたりする場面は多く、甘く見ていると狙いどおりにいきません。

まずは少額で試し、小さくでも利益が取れるやり方を見つけてから、金額を増やしていくことがおすすめです。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

この監修者の記事を見る

SAME CATEGORY

同じカテゴリの記事

RECOMMEND

この記事を読んだ人に
おすすめの記事

OTHER SEMINARS

この記事に
関連するセミナー

Page Top

FPへ相談されたお客様満足度97%!オンライン相談可!
お金のプロが中立的にアドバイスいたします。

無料で相談する