借金=悪という考えは古いんです
今日は「借金最高」というテーマでお届けしようと思います。
世間のイメージだと借金=悪と言われていますが、本当にそうでしょうか?
やっぱり借金はしない方がいいんじゃないですかね…
自分のお金で全てができればいいのかなと。
そうしたら、住宅は一生買えないですよ?
借金=悪というのは考え方が古いなぁと思っています。
言ってることは「貯金=正義」と一緒だと思ってるんですね。
なぜ貯金=安泰だと思いますか?
お金があれば万が一何か起きた時にそれを使える。
銀行に預けてたら昔とか利息が高くついててお金が増えるイメージもあったり。
以前は郵貯の定期預金に預けていたとしても10%ぐらいついていたので、ビックリですよね。
今のこのチャンネルご覧いただいている方々は「貯金していて利息が10%つくなんてもう絶対にあり得ない!」と思われる方も多いと思いますが、実際日本はそういう時代があったわけなのです。
実際、今の定期預金はどれぐらいですか?
ほぼないようなものですよね…
ほぼないですよね。
銀行にもよりますがネットバンクでも0.2%、メガだと0.01%など、本当に微々たるもの。
たまに1円など、利息が入ってると思いますが、そんなもんなんですよ。
ただこのご時世において、10%を超える金利を得られる国があるんです…!
私もモンゴルで定期預金を回してます。
昔の日本みたいですね。
そうですね。
定期預金に1,000万円ぐらい入ってると思いますが、130万円ぐらい毎年増えていくのです。
物価も安いので色々な支払いとかに何もしなくてもそれで充てれるという。
この時代があったから貯金=安泰。
そんな状態で借金なんかしちゃいけませんよね。
多分、このような名残が残っているのだと思います。
昔は金利が高かく、日本でも10%ぐらいありました。
しかし金利が高いということは、お金を借りる時の金利も高いのです。
住宅を購入するときなどですか?
そうですね。
フラット35も1.5%〜1.8%、その辺で借りれるわけです。
これが昔はもっと高かったんです。
お金を預けている時の金利は高いので、それと同じように高かったんですね。
となると、やっぱりその借金=悪というのは10%の高利で借りていたらそれはもう雪だるま式に借金が増えていきますよね?
この状態ではお金を借りるべきではないのです。
つまり、時代が違うのです。
悪というのは昔の話であって、もう今はもう全然違うと。
少なくとも日本は違うと思っています。
本当に1%を切る金額で住宅ローンが組めたり、投資用のローン(アパートローンなど)も2%や3%ぐらいで組めたりするわけです。
アメリカは今金利が上がってきていて住宅を買う時には7%ぐらいの金利がかかります。
このような環境だとお金を借りるのが怖いとなるのは当然です。
でもこれだけの低金利時代なので、借りれるだけ借りたほうがいいですよ。
動画で確認したい方はこちら
低金利のいま借りない手はない
厳密に言うと日本は「マイナス金利政策」をずっと続けていて、今後も低金利はおそらく継続すると思います。
なので今後も借りれると思います。
とにかく金利が低いうちはお金を借りれるだけ借りる。
それ以上の利回りで回せるようなものにお金を振り分けていけば何もしなくても自分のお金じゃないところでお金を作れるわけです。
これのどこが悪なの?と、思うのですが…
正しいようには聞こえますよね。
1%で借りてきたお金を4%で回すので、4%-1%=3%ですよ?
その正しいものに振り分けられるのであればベストというところですね。
コストを掛けて時間短縮を手に入れる
借入には多分時間の短縮というパワーと、レバレッジというパワーがあるんです。
時短とは何かというと…
例えば30歳の方がマイホームを買う場合にどういう行動に出ますか?
お金を貯めます。
では計算してください。
毎年100万円頑張って貯金したとしましょう。
5,000万円の物件を買えるのはシンプルに50年後、80歳ですよ?
80歳で住宅を買ってどうしますか?
少し住めますね。
数年住めますが、これでは意味がありませんよね?
だから30歳で35年ローンを組んで、30歳の時からマイホームを持てるわけです。
50年の時短なんて、すごい発明じゃないですか?
住宅ローンもれっきとした借金で、利息もかかっているけれど、時間を短縮できる。
どれくらいのコストを支払うことによって時短ができているか?
こういうことを考えたことはありますか?
コストですか?
銀行に払うお金ということですよね。
低金利とはいえ、利息が発生しています。
簡単に計算しますが、5,000万円の物件を35年のフルローンで買ったとしましょう。
金利0.5%で購入した場合、利息の支払いは35年間の合計で約450万円です。
ということは1年当たり12万円ぐらい、月間1万円なんです。
月に1万円支払うことによって、35年という時間を巻き戻すことができる。
高齢になってからでなくても、若いバリバリの時にも自分の城を持てるっていうことですよね。
今は住宅の話をしましたが、車も一緒だし全てにおいて言えることじゃないですか?
1億円で何か運用をしようと思ったとき、例えば不動産投資なら、今は1億円を貸してくれるわけですよ。
しかし1億円の現金を貯めようと思ったら、多分一生貯まらずに生涯を終えるわけです。
時短という観点で言うと、借りてる期間で金利の合計額を割り算すると出てくるわけですよ。
「月数万円でこれだけの時短ができたね!」という観点が大事です。
借金をうまく使いこなせるかが大切
次にレバレッジについて。
例えば1億円のアパートを買おう!となった時に、さすがにフルローンは無理です。
1,000万円ぐらいの頭金を入れて残りの9割、これ全部銀行から借りることができます。
1億円の物件を購入後、いい物件なら毎年200万円ぐらいで手残りが出るのです。
毎年200万円で手残りが出たら、5年間待つと最初に投入した1,000万円を回収してますよね?
投下資金に対するリターンの率。
色々な言い方がありますが、IRR、内部収益率という言い方をしたりします。
結局、投下資金がどれぐらいで返ってくるかという指標が実は1番投資においては大事なのです。
そのためには、なるべく自己資金を使わずにお金を生みたいじゃないですか?
つまりレバレッジ(テコの原理)ですね。
このレバレッジが効くのが不動産投資だったりするわけです。
それを助けてくれてるのが金融機関、借入、借金なんですよ。
なので借金=悪どころか正義なんですよね。
うまく使ってる人が強いと。
今日は分かりやすく全て「借金」という言い方をしてます。
借入れであったり有利子負債という言い方の方がきれいだとは思いますが、敢えて分かりやすく借金と言ってます。
この借金をいかに使いこなせるかがお金持ちになるための1番のポイントです。
「借金が怖い…」と言っている方は、キツイ言い方になりますが一生お金持ちにはなれないと思います。
借金を使いこなさない限り。
借金は成長を加速させる
借金をうまく使うということですが、色々な借入があるじゃないですか?
例えば消費者金融だったり、そうなると金利も変わってきてどれぐらいの借入だったらオッケーなのかな?と。
水準はなかなか難しいかもしれませんけど。
自分が借りられる1番低い金利から攻めていきましょう!という、すごくシンプルな話です。
15%で借りないと成り立たないのであれば、その方のその信用力の話なので15%で借りるしかない。
ただ他の方は「私は1%で借りますけどね」というような話なんですよ。
15%で借りたら正直何に回しても成り立ちません。
年間15%以上で回る投資なんてありませんから。
よくある投資詐欺系で、消費者金融で借入して回すというような…
そして、運営元が破綻して借金だけが残るというパターンもありますから。
ただこれも1%の金利で借りられていたら痛くないんですよ。
たったこの一択だと思います。
例えば1%で借りられる枠がもう無くなってきたらどうするのか?
次に2%の金利にいくでしょうし、場合によっては8%の枠にいったりもします。
だってこれを活用することによってそれ以上のリターンが得られることが分かればいいのでね。
社長の場合、モンゴルの定期預金に入れておけば…
変な話ですが、8%で集めたお金に対して13%で裏で回ってるのであれば5%利ざやがあるよねみたいな。
そういうことですね。
あくまでも運用のための借金ということですよね?
例えば生活に困って借り入れをしようねという話ではなく…
それも僕はありだと思っていますし、因みに僕は20代のとき借金してましたよ。
生活のための。
なぜかというと、時短の効果を得たかったからなのです。
当時の私は自分のことを「絶対に伸びる!」と、成長株だと思っていました。
5年後に5倍、10年後には100倍まで成長している!という自信があったので当然、お金を使っていましたよ。
フルレバレッジをかけていたのです。
返せる見込みがあってということですよね。
成長株は後で大きくなったら稼ぎが増えるわけだから。
まあでも世の中どうなるかわからないじゃないですか…?
そんなの「自分の力でどうにかしなさい!細川さん!」という話ですよ。
なのでそういうわけの分からない自信がある方っていうのは今別に借金してもいいんじゃない?
例えば、すごく分かりやすい話をしますが…
ずっと追いかけているマンションがあります。
「そこのマンションに住んだら自分のパフォーマンスが3倍に上がる、その自信があります!マインドセットが高まります!」という人がいたら、そのマンションに住んじゃった方が良いですよね?
だけど「今はお金がない、家賃も高い、今のお給料よりも家賃が高いです…」という状態だったらどうするか。
借金するしかないでしょう?
よく芸人さんとかが言うような、あれですよね。
最初の頃はもう仕方ないですよ。
だけどいつかどこかでヒットするっていうことが分かっていて、そこまで諦めずにやれる方。
かつそういう報酬形態になっている方です。
サラリーマンの方で固定給なのにこれをやっちゃうのは絶対にダメですよ?
入ってくる収入が決まっているのであれば、その中でやらなければいけない。
でも半年後、1年後に大きく化けるんだ!と思っているなら、株でも信用取引がありますよね?
絶対に上がると思って3倍の掛け金でベッドするということもあるわけです。
このように借入も結局、向き合い方です。
なので今日の話をまとめていくと「借入は上手くマネジメントしましょう」ということ。
持っている資産と負債、借金、できればこれが同じ額に収まってること。
1億円の借金があっても今すぐ売って換金できる資産が1億円あれば、実質無借金なんですね。
いつでもトントンになる。
この状態で「借金があるね!」なんて言われても実質無借金だよと。
しかも、この1億円の資産は毎年5%増えているから…
持っておくだけで、来年は1億500万円になっていきますしね。
今日は分かりやすくするために大げさな話をしましたが…
最後の方に話した生活資金の借金推奨、ちょっとこれは全然お勧めしません…訂正します。
今回は「借金最高!」という話をさせていただきました。
ありがとうございました。