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2022年に太陽光発電投資するなら中古がいい?メリットやデメリットを解説

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2022年に太陽光発電投資するなら中古がいい?メリットやデメリットを解説

​​「太陽光発電投資をするのならば中古での投資がいい」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
中古を選ぶメリットとしては、どのような点が挙げられるでしょうか?

本記事では、太陽光発電投資で中古を選ぶメリットはもちろん、デメリットや投資する際の注意点まで解説しています。
最後まで読んで、中古での太陽光発電投資が自身の資産形成方法として、ふさわしいのか判断してみてください。

太陽光発電投資で「中古」を選ぶ4つのメリット

さっそく、太陽光発電投資で中古を選択するメリットについて解説していきます。

(1)FIT単価の高い太陽光発電施設に投資できる

太陽光発電投資で中古商品を選ぶ大きなメリットは、FIT単価の高い太陽光発電施設に投資できる点です。

理由を説明する前に、まずは「FIT制度」について簡単に解説していきます。
FIT制度とは、国が再生可能エネルギーの使用を促進するために、20年間同一の単価(FIT単価)で発電電力を買い取る制度です。

2012年にスタートしたFIT制度ですが、FIT単価は年々下がってきているのが現状です。
理由はイノベーションによって発電設備の低コスト化が進んだため、FIT単価も下がってきているからです。

設備容量10~50kW未満の産業用太陽光発電施設の場合、FIT単価の推移は、次の通りです。

1kWhあたりの価格
2012年40円
2013年36円
2014年32円
2015年29円
2016年24円
2017年21円
2018年18円
2019年14円
2020年13円
2021年12円
2022年11円

このように、FIT単価は年々下がってきているからこそ、FIT単価の高い「中古」の太陽光発電に投資するメリットがあるのです。

FIT単価は、発電施設が発電権を得た年の価格で決定されます。
つまり、2014年に発電権を得た発電施設を2022年に中古で購入した場合、FIT単価は32円(2014年)が適応されます。
FIT単価が高ければ、それだけ多くの収益を得られる可能性も高いでしょう。

新規で太陽光発電に投資を行う場合、FIT単価はどうしても低くなってしまいます。
しかし、中古で購入した場合であればFIT単価の高い太陽光発電施設を購入可能です。

(2)中古市場で掘り出し物が見つかる可能性がある

「FIT単価は昔のほうが高いのであれば、そもそも中古で太陽光発電施設を取得するのは難しいのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
確かに「FIT単価が高い太陽光発電施設を手放す人は少なそう」と感じますよね。

しかし、2022年において太陽光発電物件の売り手も存在しており、中古市場で「掘り出し物」ともいうべき太陽光発電施設を見つけることは可能です。

なぜなら、太陽光発電に投資を行う人の中には、節税が目的で投資を行っていた人もいるからです。
太陽光発電システムは固定資産として減価償却が可能で、法定耐用年数は17年。
法定耐用年数の間は節税が可能ですが、それ以降は節税のメリットがなくなってしまいます。
節税目的で投資を行っていた場合、目的が達成されて売却を検討する投資家もいるのです。

また、突然キャッシュが必要になり、泣く泣く太陽光発電施設を手放すケースもあります。
太陽光発電投資の中古市場にはまだまだ可能性が眠っているといえるでしょう。

(3)事業計画が立てやすい

中古で稼働済みの太陽光発電施設を購入した場合、過去の発電量や売買実績を参考に事業計画を立てられます。
新規で太陽光発電に投資を行う場合、いかに正確なデータを収集して事業計画を立てても、不確定要素は必ず存在しており事業計画通りにいかないこともあるでしょう。

その点、稼働済みの太陽光発電施設であれば大きなトラブルが発生しない限り、発電量が大幅に減るリスクは少ないです。
実際のデータをもとに事業計画を立てているので、新規で太陽光発電に投資を行う場合よりも、金融機関からの融資も受けやすくなるでしょう。

(4)購入後すぐに売電収入が得られる

中古で太陽光発電投資を行う場合、すぐに売電収入が得られるのも大きなメリット。

太陽光発電施設を新しく購入する場合、多くの工程が必要になります。
例として以下の工程が挙げられます。

・購入する土地を決める
・地主と条件などを交渉
・土地の造成工事
・農地に太陽光発電施設を立てる場合は「農地転用」の手続き
・太陽光発電施設の建設工事
・発電した電気を電線網につなげるための工事

太陽光発電投資を成功させるためのポイントは、これらの工程における手間をおしまないこと。
そのため、場合によっては売電が開始されるまで一年ほどかかることもあるでしょう。
また、工程が多くなるため必然的に多くの初期費用が必要になります。

中古で太陽光発電施設を購入した場合、必要な手続きは一気に少なくなります。
名義や売電契約の変更手続きを行えば、太陽光発電投資をすぐに始めることが可能です。
投資に時間を費やすのが難しい人にも、中古での太陽光発電投資であれば参入しやすいでしょう。

太陽光発電投資で「中古」を選ぶ2つのデメリット

それでは、太陽光発電投資で中古を選ぶデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
解説していきます。

(1)設備が劣化しているおそれがある

中古の太陽光発電施設を取得する場合、設備が劣化しているおそれがあるため、購入前に確認することが大切です。
設備の欠陥が理由で売りに出される太陽光発電施設もあり、その場合は修理のための費用が発生します。
現状を正しく認識し、メリットとデメリットを見極めたうえで投資を行いましょう。

業者に点検を依頼したり、販売会社に点検結果報告書の提出を求めたりすることも有効でしょう。
より慎重に見極めたいのであれば、利害関係のない第三者に点検を依頼するのがおすすめです。

2FIT期間が短い

FIT制度において、FIT単価での買取期間は20年です。
買取期間は発電権を得た年から20年であるため、中古で発電施設を購入した場合は、残りの期間でしか売電ができません
例えば、10年間稼働していた発電施設を中古で購入したら、FIT単価での売電期間は10年になります。
FITでの売電期間を考慮して事業計画を立てることが大切です。

FIT制度についてはこちらの記事「FIT制度と2022年4月から始まるFIP制度とは?詳しく解説!」も参考にしてください。

中古の太陽光発電施設を購入する際の注意点は?

中古で太陽光発電施設を購入する際の具体的な注意点を解説します。
リスクを正確に把握していきましょう。

環境を確認する

太陽光発電施設は自然や周囲の環境に大きく左右されます。
太陽光発電施設やその周囲の環境は必ず確認しておきたいところです。
具体的には次のポイントを把握しておきましょう。

・近隣トラブルの有無
・災害の起こりやすさ(台風・豪雨・地震・落雷の発生頻度、土砂崩れの起こりやすさ、地盤の強さ)
・日照時間
・地域の梅雨期間の長さ
・雑草が生えやすい場所かどうか

可能であれば、現地に一度訪れてみることをおすすめします。

過去の管理状況の把握

過去の管理状況を把握するために、保守点検の報告書には必ず目を通してください
そこから、太陽光発電システムに必要な部品のメンテナンス状況や交換履歴を確認しましょう。

ちなみに、太陽光発電システムで壊れやすいのは、稼働時間の長いパワーコンディショナーです。
パワーコンディショナーのメンテナンス状況はできる限り把握しておきましょう。

その他にも、交換が必要になりそうな部品をあらかじめ把握しておくことで、必要コストの把握が可能です。
いくらメンテナンスが定期的に行われていたとしても、寿命を超えての利用は難しいので、交換のための費用を考えておいた方が賢明です。

そもそも保守点検の報告書がない場合は注意が必要です。
2017年4月の改正FIT法によって、太陽光発電施設のメンテナンスは義務化されています。
そのような太陽光発電施設を購入するのは避けるのが得策です。

太陽光発電システムの保証期間や保証内容の確認

太陽光発電システムの保証期間や保証内容を勘案して、太陽光発電施設の購入を検討しましょう。

一般的に、太陽光発電システムの保証期間は10年です。
製品保証は、自然災害などの外部からの被害には対応していません。
そのため、特に自然災害の多い地域で太陽光発電施設を取得するような場合は、災害に備えて損害保険の加入も検討してみましょう。

FIT開始から10年が経過すると売電収入が減ることを頭に入れておく

2022年7月より、廃棄費用積立制度の義務化が開始されました。
廃棄費用積立制度とは、発電設備廃棄のための費用を、売電収入から差し引かれる形で積み立てる制度です。
差し引かれた積立金は、積立金の管理を行う外部団体に預けられます。

廃棄費用の積立制度はもともと任意で行われていましたが、実際に積み立てを行っていた事業者が少なかったため義務化されることになりました。

対象はFIT開始から10年が経過した発電施設で、11年目から20年目の合計10年間は売電収入から廃棄用の費用が自動的に積み立てられます。
認定年度などによって金額は異なるものの、1kWhあたり0.52円~1.62円が解体等積立基準額です。
ちなみに10kWh未満の家庭用の太陽光発電施設は対象となりません。

参考:資源エネルギー庁「廃棄等費用積立ガイドライン

つまり、FIT開始から10年が経過した太陽光発電施設は、売電収入が減少してしまうのです。

中古で太陽光発電施設を獲得した場合、廃棄費用積立制度はいつから開始され、どれほど売電収入に変化があるのかを知っておきましょう。
それらを理解した上で事業計画を立てることがポイントです。

FIT終了後の運用についても考えておく

FIT終了後に太陽光発電施設をどのように活用するか検討しておきましょう。
選択肢として次の四つの選択肢が挙げられます。

(1)継続して同じ電力会社に売電する
(2)売電する会社を新電力系の会社から選び直す
(3)自宅や自社で自家発電の電力を使用する
(4)太陽光発電施設を解体撤去する

それぞれについて解説していきます。

(1)継続して同じ電力会社に売電する

売電価格はFIT価格よりも下がってしまうでしょう。
その分、手続き不要で売電を続けられるのは大きなメリットです。

(2)売電する会社を新電力系の会社から選び直す

売電価格があまり下がらないように電力会社を選ぶことが可能です。

(3)自宅や自社で自家発電の電力を使用する

自宅や自社で自家発電の電力を使用する選択です。
例えば、蓄電池を使用して日中に発電した電気を貯め、夜に電気を使うことで購入する電気の量を減らすことが可能です。
ただし、蓄電池導入などのコストがかかります。

(4)太陽光発電施設を解体撤去する

発電施設を維持管理するコストや手間が不要になります。
さらに、設備や施設の破損などのリスクもありません。
廃棄費用積立制度で積み立てた金額が戻ってきます。

FIT期間中にできるだけ多くの投資利益を出せるようにすることが大切です。
その上で、FIT終了後は発電施設をどのように活用するのかを決めておきましょう。

FIT制度が終了するからといって売電ができなくなるわけではありません。
自分にとって一番有益な形はなにか検討しておくことが重要です。

他にもFIT制度終了後についてこちらの記事「太陽光発電投資で20年後に「固定価格買取制度」が終了したらどうなるの?」で詳しくまとめていますので、参考ください。

まとめ

中古での太陽光発電投資のメリットは次の通りです。

(1)FIT単価の高い施設に投資できる
(2)掘り出し物的な物件を見つけられる可能性がある
(3)事業計画を立てやすい
(4)すぐに売電収入が得られる

まずは正確な情報を集めて、中古での太陽光発電投資が自身の資産形成方法に適しているのか見極めることが大切です。

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太陽光発電投資について理解を深め、自身にぴったりな資産形成の方法を探しましょう。

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