不動産投資

不動産投資で買ってはいけない物件の特徴とは?安全な物件を選ぶための条件を紹介

  • #不動産投資
  • #資産形成

「不動産投資で買ってはいけない物件の特徴を知りたい」
「気をつけたい要注意物件のサインを把握しておきたい」
「不動産投資で安全な物件を選ぶための条件とは?」

不動産投資を検討し始めた多くの人が、このような疑問や不安を感じています。
不動産は金額が大きく、一度購入すると簡単にやり直しができないため、物件選びを間違えると長期間にわたって赤字やストレスを抱えることになりかねません。

特に初心者の方は、表面利回りや価格の安さだけで判断しがちですが、不動産投資では見えない修繕費や空室リスクに後から苦しむケースも少なくありません。

そこで本記事では、不動産投資で買ってはいけない物件の特徴を整理したうえで、失敗を避けるためのチェックポイントと、安全な物件を選ぶための考え方を紹介します。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

不動産投資で買ってはいけない物件の特徴とは?

不動産投資で買ってはいけない物件の特徴とは?

不動産投資では、初心者の方ほど利回りや価格などの数字に目を奪われ、リスクの高い物件を選んでしまうことがあります。

安定した不動産投資を行うためには、あらかじめ「買ってはいけない物件」の特徴を理解しておくことが大切です。

ここでは、不動産投資で避けたい代表的な物件の特徴を5つ紹介します。

(1)利回りが異常に高すぎる物件
(2)築古すぎて修繕費が読めない物件
(3)入居需要が弱い立地の物件
(4)管理状態が悪く劣化が進んでいる物件
(5)売却しづらい特殊物件(再建築不可・事故物件など)

(1)利回りが異常に高すぎる物件

相場と比べて利回りが極端に高い物件は、何らかの大きなリスクを抱えている可能性があるため、慎重に判断する必要があります。

利回りとは、物件価格に対して年間の家賃収入をどの程度得られるかを示す指標で、不動産投資の収益性を判断する目安の1つです。

一般的に利回りが高いほど収益性も高いと考えられますが、高利回りにもかかわらず売れない物件には、立地が悪い、空室期間が長い、家賃設定が現実的ではない、修繕が後回しにされているといった問題が隠れていることがあります。

特に注意したいのが、満室を前提とした想定家賃で計算されている表面利回りです。

実際の収支とは大きくかけ離れているケースもあり、購入後に家賃を下げざるを得なくなれば、利回りは大きく低下します。

また、高利回りの物件が多いエリアでは、人口減少や賃貸需要の低下が進んでいるケースもあり、将来的に資産価値が下がる可能性もあります。

不動産投資では、「利回りが高い」という数字だけを見るのではなく、なぜ高いのか、その理由や背景まで確認することが重要です。

さらに、不動産詐欺が関わっている可能性にも注意が必要です。

高利回りに見せるため、実態のない入居者や短期間だけ入居する予定の人物を住まわせ、安定した家賃収入があるように見せて売却するケースもあります。

このような物件では、購入後すぐに入居者が退去し、想定していた家賃収入を得られなくなるおそれがあります。

購入前には、実際の入居状況や賃貸契約の内容まで詳しく確認しておきましょう。

(2)築古すぎて修繕費が読めない物件

築年数が極端に古い物件には、修繕費を予測しにくく、購入後に収支計画が崩れやすいというリスクがあります。

特に給排水管や屋根、防水、電気設備などは、目に見えない部分で劣化が進んでいることも多く、購入後に高額な修繕費がまとめて発生するケースも珍しくありません。

見た目はきれいにリフォームされていても、建物の構造部分や設備の更新が十分に行われていない可能性もあります。

築古物件は購入価格が安く見える一方で、長期的には修繕費が家賃収入を圧迫し、結果として利回りが悪化することもあります。

また、築古物件は賃貸需要だけでなく、売却時にも注意が必要です。築年数が古い物件は、自分でリフォームして住みたい層からの需要が中心になりやすく、投資用物件として購入を検討する買主が限られることがあります。

その結果、想定より買い手が見つかりにくかったり、売却価格が下がったりするケースもあります。

さらに、築年数の古さを理由に金融機関の融資が付きにくくなり、売却のハードルが高くなる可能性もあります。

購入する際は、保有中の収支だけでなく、将来の売却まで見据えて判断することが大切です。

(3)入居需要が弱い立地の物件

入居需要が弱い立地の物件は、価格が安くても安定した収益につながりにくいため、慎重に検討する必要があります。

駅から遠い、周辺に企業や学校が少ない、人口が減少しているといったエリアでは、空室期間が長引きやすい傾向があります。

一度は入居者が決まっても、退去後になかなか次の入居者が見つからず、家賃を下げざるを得なくなることもあります。

立地の弱さは賃貸需要の低さにつながるだけでなく、将来的な売却を難しくする要因にもなります。

不動産投資では、安定した賃貸需要があるかどうかが重要です。

物件価格だけで判断せず、なぜ立地が重視されるのかを理解したうえで選ぶようにしましょう。

(4)管理状態が悪く劣化が進んでいる物件

管理状態が悪い物件は、購入後に見えないコストが積み重なりやすいため、注意が必要です。

共用部の清掃が行き届いていない、外壁や屋根の劣化が放置されている、設備トラブルへの対応が遅いといった物件は、入居者の満足度が下がり、退去につながりやすくなります。

退去が増えれば、そのたびに原状回復費や入居者募集のための広告費がかかり、収益を圧迫する可能性があります。

また、十分な管理がされていない物件では、将来的に大規模な修繕が必要となり、一時的に多額の費用が発生することもあります。

さらに、一般財団法人住宅改良開発公社が公表した「賃貸住宅市場の動向と将来予測(展望)調査」によると、入居者が転居を希望する理由として、「住宅が古い」「住宅の状態が悪い」などが高い割合を占めています。

転居を希望する理由

引用|賃貸住宅市場の動向と  将来予測(展望)調査 

このように、管理状態が悪く劣化が進んでいる物件は、入居者の満足度を下げ、退去につながる可能性があります。

購入を検討する際は、価格や利回りだけでなく、日頃の管理状況や修繕の積立状況まで確認しておきましょう。

(5)売却しづらい特殊物件(再建築不可・事故物件など)

再建築不可物件や事故物件などの特殊な物件は、購入時だけでなく、売却時にも大きな制約を受けやすい点に注意が必要です。

こうした物件は購入を検討する人が限られるため、想定より売却価格が下がったり、買い手が見つかるまでに時間がかかったりすることがあります。

また、金融機関の融資が付きにくいケースも多いため、購入前に出口戦略を十分に考えておくことが重要です。

短期的には高い利回りが期待できる場合もありますが、長期保有や将来の売却を前提とした不動産投資には向かないケースも少なくありません。

売却しづらい特殊物件については、明確な投資戦略があり、リスクを十分に許容できる場合を除き、避けるのが無難でしょう。

不動産投資で失敗しやすい危険な物件パターン

不動産投資で失敗しやすい危険な物件パターン

不動産投資の失敗は、運用開始後のトラブルだけが原因ではありません。購入時の判断を誤ったことがきっかけとなり、長期的な損失につながるケースも多くあります。

ここでは、不動産投資で特に注意したい危険な物件パターンについて解説します。

(1)表面利回りだけで購入判断したケース
(2)見えない修繕費が積み上がるケース
(3)サブリース契約に依存したリスク
(4)銀行評価が低く融資がつきにくいケース

(1)表面利回りだけで購入判断したケース

不動産投資で失敗しやすい代表的な例が、表面利回りだけを見て購入を決めてしまうケースです。

表面利回りは、家賃収入のみをもとに計算した数字であり、管理費や修繕費、空室による損失などのコストは含まれていません。

そのため、利回りが高く見えても、実際には手元に残る利益が少ない場合があります。

特に、相場と比べて極端に高い利回りが設定されている物件では注意が必要です。

家賃設定が現実的ではない、空室が長期間続いている、物件そのものに問題があるといった可能性も考えられます。

不動産投資では、表面利回りの数字だけで判断するのではなく、家賃収入から実際に発生する経費を差し引いた実質利回りや、長期的な収支を踏まえて検討することが重要です。

(2)見えない修繕費が積み上がるケース

購入後に想定していなかった修繕費が発生し、収支が悪化するケースも、不動産投資でよくある失敗パターンの1つです。

築年数が古い物件では、給排水管や電気設備、防水部分など、普段は確認しにくい箇所の劣化が進んでいることがあります。

場合によっては、建物の構造部分に問題が見つかり、多額の修繕費が必要になる可能性もあります。

また、購入時にきれいにリフォームされている物件であっても、見えない部分の修繕が十分に行われているとは限りません。

こうした修繕費は、一度に大きな負担となることもあり、家賃収入だけでは対応できず、自己資金から支出する必要が出てくる場合もあります。

購入前には、修繕履歴や今後の修繕計画を確認し、将来的に発生する可能性のある費用まで把握しておくことが大切です。

(3)サブリース契約に依存したリスク

「サブリース契約があるから安心」と考えて購入した結果、収益が悪化するケースもあります。

サブリースには一定の家賃保証がある一方で、契約内容によっては家賃減額の条件が設定されていることがあります。

そのため、市場環境の変化などによって保証される賃料が引き下げられる可能性があります。

保証賃料が下がれば、当然ながら収入は減少し、ローン返済などにも影響を及ぼすことになります。

また、サブリース契約は解約条件が厳しく設定されている場合もあり、オーナーの判断だけで簡単に契約を終了できないケースもあります。

サブリースによる収入を前提とした収支計画は、実際のリスクが見えにくくなることもあるため、契約内容を十分に確認し、仕組みを理解したうえで判断することが重要です。

(4)銀行評価が低く融資がつきにくいケース

銀行評価が低い物件は、購入時だけでなく、その後の運用や売却にも影響を及ぼします。

立地条件が弱い、築年数が古い、法的な制限があるといった物件は、金融機関から担保価値を低く評価されやすく、融資条件が厳しくなることがあります。

融資を受けにくい物件では、購入時に自己資金の割合が大きくなったり、金利条件が不利になったりする可能性があります。

また、売却時にも購入希望者が融資を利用しにくくなるため、買い手が見つかりにくくなることがあります。

その結果、売却の選択肢が限られ、出口戦略にも影響が出る可能性があります。

不動産投資では、現在の収益性だけでなく、将来的な融資の付きやすさや売却のしやすさも考慮して物件を選ぶことが大切です。

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不動産投資で買ってはいけない物件を見抜く4つの危険サイン

買ってはいけない物件を見抜く4つの危険サイン

不動産投資では、明らかな欠陥がある物件だけでなく、一見すると条件が良さそうに見える物件にも注意が必要です。

特に「価格が安い」「利回りが高い」といった魅力的な条件の裏には、空室リスクや修繕リスクなどの問題が隠れているケースがあります。

ここでは、不動産投資で失敗を防ぐために確認しておきたい4つの危険サインを紹介します。

(1)相場より価格が安すぎる物件
(2)周辺の賃貸需要が低く空室が多い物件
(3)現地確認で違和感がある物件
(4)購入を急かしてくる仲介会社が扱う物件

(1)相場より価格が安すぎる物件

市場価格より極端に安い物件は、何らかの問題を抱えている可能性が高いため注意が必要です。

物件価格が下がる理由には、立地条件の悪さ、建物の老朽化、法的な制限、将来的な修繕リスクなど、必ず何かしらの原因があります。

特に再建築不可物件や接道条件に問題がある物件は、購入後の活用方法が限られるだけでなく、売却時にも買い手が見つかりにくくなる可能性があります。

「安いからお得」と判断するのではなく、なぜ相場より安く売られているのか、その理由を確認することが重要です。

表面的な購入価格だけを見ると、後から修繕費や空室による損失が発生し、結果的に割高な投資になるケースもあります。

(2)周辺の賃貸需要が低く空室が多い物件

周辺エリアの空室率が高い物件は、安定した家賃収入を得にくいため注意しましょう。

物件自体の条件が良くても、地域全体で人口減少が進んでいたり、周辺に企業や学校などの需要を支える施設が少なかったりすると、入居者を確保することが難しくなります。

空室が長期化すると、家賃を下げて募集する必要が生じ、当初想定していた利回りを維持できなくなる可能性があります。

また、退去が発生するたびに次の入居者が決まらないリスクも高まるため、物件だけでなく周辺エリアの賃貸需要や競合物件の状況まで確認することが大切です。

(3)現地確認で違和感がある物件

現地調査で感じる違和感は、数字や資料では判断できない重要な危険サインです。

例えば、周辺道路の騒音、工場や飲食店からの臭気、夜間の治安、周辺環境の雰囲気などは、入居者の満足度や退去率に大きく影響します。

物件資料では良く見えても、実際に現地を訪れることで初めて分かる問題も少なくありません。

購入前には、昼間だけでなく夜間や休日など時間帯を変えて確認することがおすすめです。

また、ゴミ置き場が荒れている、共用部分の清掃が不十分といった状態は、管理体制に問題がある可能性があります。

小さな違和感を見逃すことが、購入後の空室や修繕負担につながるケースもあるため、現地確認は必ず行いましょう。

(4)購入を急かしてくる仲介会社が扱う物件

「今すぐ決めないと買えない」と購入を急かしてくる仲介会社には注意が必要です。

不動産投資は高額な取引であり、本来は収支計画やリスクを十分に確認したうえで判断する必要があります。

しかし、「人気物件だからすぐ売れる」「他の人に取られる」と不安をあおり、検討する時間を与えないケースでは、物件のデメリットが十分に説明されていない可能性があります。

また、質問への回答が曖昧、必要な資料の提示を避ける、リスクについて説明しないといった対応がある場合も注意しましょう。

信頼できる仲介会社は、メリットだけでなくデメリットやリスクについても説明し、投資家が納得して判断できる時間を提供してくれます。

焦って購入を決めるのではなく、複数の会社や物件を比較しながら慎重に判断することが大切です。

買ってはいけない不動産物件を避けるためのチェックポイント

買ってはいけない不動産物件を避けるためのチェックポイント

不動産投資で失敗を防ぐためには、魅力的に見える物件を探すことだけでなく、リスクの高い物件を避ける視点も重要です。

ここでは、買ってはいけない不動産物件を避けるために、購入前に確認しておきたいポイントを4つ紹介します。

(1)エリアの入居需要と人口動向を確認する
(2)修繕履歴・今後の修繕計画をチェックする
(3)収支シミュレーションが妥当か検証する
(4)出口戦略(売却価格)まで想定する

(1)エリアの入居需要と人口動向を確認する

買ってはいけない不動産物件を避けるためには、エリアの入居需要や人口動向を必ず確認することが大切です。

どれだけ条件の良い物件であっても、住みたい人が減少しているエリアでは、安定した賃貸経営を続けることは難しくなります。

地域の不動産会社に相談することで、現在の賃貸需要や周辺の募集状況、今後予定されている施設開発などについて情報を得られます。

その際は、1社だけではなく複数の不動産会社から話を聞くことがポイントです。

また、賃貸ポータルサイトを活用して、周辺の募集件数や空室状況、家賃相場なども確認しましょう

供給されている物件数が多すぎないかを把握することで、エリアの需要を判断しやすくなります。

さらに、実際に現地へ足を運び、人通りや周辺施設の利便性を確認することで、より実態に近い判断ができるでしょう。

(2)修繕履歴・今後の修繕計画をチェックする

エリアの需要だけでなく、修繕履歴や今後の修繕計画も必ず確認しましょう。

修繕の状況が把握できていない物件は、購入後に予想外の修繕費が発生し、収支計画に大きな影響を与える可能性があります。

具体的には、売主や管理会社へ修繕履歴の資料を確認し、外壁や屋根、防水、給排水管などの主要設備がいつ修繕されたのかを把握することが重要です。

また、区分マンションの場合は、長期修繕計画書や修繕積立金の残高も確認しましょう。

将来的に追加負担が発生する可能性がないかを見極めることが大切です。

(3)収支シミュレーションが妥当か検証する

買ってはいけない不動産物件を避けるには、収支シミュレーションが現実的な内容になっているか確認することが重要です。

不動産会社が提示するシミュレーションは、条件を良く見せるために楽観的な想定で作成されている場合もあります。

そのため、提示された数字をそのまま信じるのではなく、自分自身で内容を確認することが必要です。

まずは、周辺の家賃相場と比較して設定されている家賃が適正かを確認しましょう。

また、空室率や修繕費についても余裕を持った計算にしておくことが大切です。

そのうえで、管理費や固定資産税、保険料などの費用を含めた実質的な収支を確認し、厳しい条件でも黒字を維持できるかを判断しましょう。

(4)出口戦略(売却価格)まで想定する

収支シミュレーションを行う際は、購入時点から出口戦略まで考えておくことが大切です。

将来的な売却について考えずに購入すると、いざ売却したいと思ったときに買い手が見つからず、物件を手放せない状況になる可能性があります。

購入前には、周辺の類似物件の売出価格や過去の成約事例などを確認し、将来的な売却価格を想定しておきましょう。

また、金融機関に相談して物件の評価を確認することで、融資の受けやすさや将来的な売却のしやすさも判断しやすくなります。

たとえ現時点で売却する予定がなくても、ライフスタイルの変化や経済状況によって物件を手放す必要が生じる可能性はあります。

そのため、不動産投資では購入時から出口を意識しておくことが、失敗を防ぐ重要なポイントです。

不動産投資で失敗しない安全な物件の選び方

不動産投資で失敗しない安全な物件の選び方

不動産投資で安定した成果を目指すためには、高い利回りや価格の安さだけで判断するのではなく、リスクを抑えられる物件を選ぶ視点が欠かせません。

ここでは、不動産投資で安全な物件を選ぶために意識したい条件を紹介します。

(1)物件より先に「エリア」から選ぶ
(2)不動産会社の説明を鵜呑みにしない
(3)収益性とリスクを数値で比較する
(4)複数の物件を見て判断の基準を育てる

(1)物件より先に「エリア」から選ぶ

不動産投資で安全な物件を選ぶには、物件そのものよりも先にエリアを選ぶことが重要です。

建物は修繕やリフォームによって改善できますが、エリアの賃貸需要や人口動向は、購入後に簡単に変えることはできません。

まずは、人口が安定している、または増加している地域や、継続的な賃貸需要が見込めるエリアを絞り込み、その中から条件に合う物件を比較することが大切です。

国勢調査や自治体が公表している統計データ、賃貸ポータルサイトなどを活用し、人口動向や家賃相場、空室状況を確認することで、需要のあるエリアかどうかを判断しやすくなります。

(2)不動産会社の説明を鵜呑みにしない

不動産投資で安全な物件を選ぶためには、不動産会社からの説明をそのまま信じるのではなく、自分でも確認する姿勢が大切です。

営業担当者は物件を紹介する立場であるため、メリットが中心に説明され、リスクについて十分に触れられない場合もあります。

提示された利回りや収支シミュレーションについては、その根拠を確認し、周辺相場や物件条件と照らし合わせて判断しましょう。

また、質問への回答が曖昧だったり、購入を急かされたりする場合は注意が必要です。

1社だけの情報で判断するのではなく、複数の不動産会社へ相談することで、情報の偏りを防ぎ、より客観的に物件を見ることができるでしょう。

(3)収益性とリスクを数値で比較する

不動産投資で安全な物件を選ぶためには、収益性だけでなく、リスクも数値で比較することが重要です。

表面利回りだけを見るのではなく、実質利回りやキャッシュフロー、想定される空室率、修繕費などを含めて総合的に判断しましょう。

また、順調なケースだけでなく、空室が続いた場合や修繕費が発生した場合など、厳しい状況も想定してシミュレーションすることが大切です。

数字をもとに判断することで、印象や感覚に左右されず、物件の安全性を客観的に確認できるようになります。

(4)複数の物件を見て判断の基準を育てる

不動産投資で安全な物件を選ぶためには、複数の物件を比較し、自分なりの判断基準を身につけることが大切です。

1件だけを見て購入を決めてしまうと、その物件の条件が良いのか悪いのか判断しにくく、誤った選択につながる可能性があります。

エリアや価格帯、築年数などが異なる物件を比較することで、相場感やリスクの大きさを把握しやすくなります。

また、実際に現地を見たり、複数の資料を比較したりすることで、危険な物件に共通する特徴にも気づきやすくなり、より安全な投資判断につながるでしょう。

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不動産投資で買ってはいけない物件に関するよくある質問(Q&A)

不動産投資で買ってはいけない物件に関するよくある質問(Q&A)

物件選びを成功させるには、避けるべき物件の特徴を知っておくことが重要です。

ここでは、不動産投資で「買ってはいけない物件」に関するよくある質問を紹介します。

Q1. 築古物件は本当に買ってはいけないですか?
Q2. 地方の不動産投資物件は危険でしょうか?
Q3. 高利回りの不動産投資物件は避けるべきですか?
Q4. 中古アパート投資で失敗しないための注意点は何ですか?

Q1. 築古物件は本当に買ってはいけないですか?

築古物件は必ずしも避けるべきというわけではありませんが、初心者にとっては失敗のリスクが高くなりやすい傾向があります。

築年数が古い物件では、見た目だけでは判断しにくい給排水管や防水、電気設備などの劣化が進んでいる可能性があり、購入後に高額な修繕費が発生することがあります。

また、築古物件は金融機関からの評価が低くなりやすく、融資条件が厳しくなるケースもあります。その結果、場合によっては多くの自己資金が必要になることもあります。

一方で、修繕履歴が明確で、立地の賃貸需要があり、将来の出口戦略まで想定できている物件であれば、築古であっても金融機関が融資に前向きになるケースがあります。

投資物件を選ぶ際は、築年数だけで判断するのではなく、管理状態や将来的な収支を把握できているかどうかが重要です。

Q2. 地方の不動産投資物件は危険でしょうか?

地方物件が必ずしも危険というわけではありませんが、エリア選びを誤るとリスクが高くなる可能性があります。

地方には人口減少や高齢化が進んでいる地域も多く、エリアによっては空室期間が長引きやすい傾向があります。

一方で、大学や工業団地がある地域、観光需要が見込めるエリアなど、安定した賃貸需要が期待できる地域もあります。

地方物件を検討する際は、価格や利回りだけで判断せず、人口動向や賃貸需要、将来的な売却のしやすさまで確認することが大切です。

なぜそのエリアで賃貸需要が見込めるのか、根拠を確認したうえで判断するようにしましょう。

Q3. 高利回りの不動産投資物件は避けるべきですか?

高利回りだからといって、すべての物件が危険というわけではありません。

ただし、高い利回りだけで安全性を判断するのは避けたほうがよいでしょう。

例えば、相続や事業整理などの事情によって一時的に安く売り出されている物件や、適切な管理やリフォームによって収益性の改善が見込める物件であれば、高利回りでも比較的リスクを抑えられるケースがあります。

一方で、高利回りの背景に空室リスクや修繕リスクが隠れている物件もあります。

そのため、表面利回りだけを見るのではなく、実質利回りや長期的な収支まで確認したうえで判断することが重要です。

Q4. 中古アパート投資で失敗しないための注意点は何ですか?

中古アパート投資では、建物全体の修繕リスクと管理状況に特に注意する必要があります。

外壁や屋根、防水、給排水管などの修繕は、一度に大きな費用がかかることもあり、収支計画に大きく影響する可能性があります。

また、入居者の構成や賃貸条件によっては、同じ時期に複数の退去が重なり、一時的に家賃収入が大きく減少することもあります。

さらに、金融機関からの評価や将来的な売却のしやすさも確認しておきたいポイントです。

購入前には、修繕履歴や収支シミュレーション、出口戦略を確認し、長期的に安定した賃貸経営ができる物件かどうかを見極めましょう。

まとめ

まとめ

今回は、不動産投資で買ってはいけない物件の特徴や、失敗を避けるために確認すべきポイントについて紹介しました。

利回りが異常に高い物件、修繕リスクが大きい築古物件、賃貸需要が弱いエリアの物件、管理状態が悪い物件、将来的に売却しづらい物件などは、購入前に慎重な判断が必要です。

しかし、不動産投資は「築年数が古いから危険」「利回りが高いから避けるべき」といった単純な基準だけで判断できるものではありません。

重要なのは、物件の収益性だけでなく、立地や賃貸需要、修繕費、融資条件、管理状況、将来的な売却のしやすさまで含めて総合的に判断することです。

また、購入を検討する際は、不動産会社から提示された情報だけを信じるのではなく、自分自身でリスクを確認し、複数の物件を比較しながら判断することが大切です。

一方で、初めて不動産投資に取り組む方にとって、物件の良し悪しや収支計画の妥当性を見極めることは簡単ではありません。

ココザスでは、不動産投資に関する無料相談を実施しています。

「検討している物件にリスクがないか確認したい」「自分に合った投資方法を知りたい」「将来に向けた資産形成について相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

正しい知識を身につけ、納得したうえで不動産投資を始めることが、長期的な資産形成につながります。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
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