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ジャングリア沖縄をガチレビューしてみた!(株)刀-森岡毅さんのマーケティング戦略も検討した結果…

ジャングリア沖縄をガチレビューしてみた!(株)刀-森岡毅さんのマーケティング戦略も検討した結果...

大炎上している「ジャングリア沖縄」へオープン直後に行ってきました。
結果は…まさかの“45分で撤退”。

7時間待ちの行列やファストパスの金額感、客単価1〜1.5万円で年商100億狙えるのか?ってところまで数字で検証してます。

世論を考えると厳しそうに見えるけど、商圏や広告収益を考えれば「黒字化できちゃうよな」っていう仕組みが見えてきました。

行くなら真夏は避けて秋以降がおすすめ。

沖縄北部の不動産チャンスや、なぜ今オリオンビールが上場申請なのか…その狙いも考察しています。

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この記事の監修者

安藤 義人

ココザス株式会社 代表取締役CEO

安藤 義人

YOSHITO ANDO

2016年に個人向けライフデザイン(人生設計)事業を行うココザス株式会社を創業。
現在は事業領域を広げ、資産形成・転職支援・住宅関連の3つの事業を通じて、世界中の人々がワクワク生きていける世界を作るため、日々経営に没頭中。
2022年からは活動拠点を海外にも広げ、モンゴルに現地法人を設立し不動産業のライセンスを取得。

自身も10代の頃から株式投資をスタート。
新築収益アパート投資やモンゴルの不動産投資、国内スタートアップへのエンジェル投資など幅広く投資を行なっている。

URL: https://twitter.com/cocozas_ando

  • 書籍:3週間で身につく日本人が知らないお金の常識|2020年11月3日発売
  • 書籍:モンゴルがいま熱い!|2024年2月26日発売

ジャングリア沖縄を視察した理由と目的

細川
細川

社長。最近は沖縄にずっと滞在されていたようで。

安藤
安藤

はい。

細川
細川

あの話題になっている「ジャングリア沖縄」にオープン直後に行かれたのは仕事ですか?

ジャングリア
安藤
安藤

仕事です。

細川
細川

ネット界隈では賛否両論というか、悪い声ばかりで大炎上していると見ましたけど。

安藤
安藤

でも中には「いいよ」と言っている人もいましたね。

インフルエンサーや有名人の方々が「言うほど悪くないぞ」「結構いいぞ」と発信しているんですよ。

細川
細川

社長がジャングリアに行かれたのはどういう理由だったんですか?

安藤
安藤

この時期に行っておく意味があると思ったんです。

夏の暑い沖縄を楽しみたいからではなく、オープンが7月25日だったので、その後2週間くらいの間に現地を見たかった。

1年後や3年後に改善されて良くなった状態だけを見ても得られるものは少ない。

得られるもの

だから、ボロボロだと言われている「」を見たかったんです。

細川
細川

なるほど。ネットの声を確認した上で行かれたと。

安藤
安藤

そうです。事前に情報を取得した上で現地に行きました。

細川
細川

それはやはり自分の事業につなげるためですか?

安藤
安藤

そうですね。COCO VILLAをやっているので、日本全国でバケーションレンタルを展開しています。

沖縄北部も買っていますし、これまでは黙っていましたがリリースしました。

沖縄の物件

ジャングリアの近くで重点的に物件を作っていくんですよ。

その判断材料としてジャングリア沖縄がどうなっているかは非常に大事だったんです。

細川
細川

ということは今日は、社長が実際に体験されたジャングリア沖縄について、ネットの口コミと照らし合わせながら、今後どうなるかをレビューしていただけるということですね。

安藤
安藤

そうですね。あくまで私の推論・持論になりますが、そのあたりをお話しできると思います。

▼動画で確認したい方はこちら

45分で退園!現地で直面した衝撃の体験談

細川
細川

早速その体験談を伺いたいです。実際にどんな問題があったのでしょうか?

安藤
安藤

結論から言うと、45分で出ました。

細川
細川

えっ、ちょっと待ってください。社長、それで体験談が話せるんですか(笑)。

安藤
安藤

30分の時点で「もう出よう」と意思決定しました。

細川
細川

それは結果が想像できてしまいますけど、なぜ30分で判断されたんですか?

安藤
安藤

まず10時オープンだったんです。那覇空港からレンタカーを借りて行ったんですが、ジャングリアの施設内駐車場は事前予約制で2000円かかるんですよ。

それをしていなかったので、近くのイオン名護店に停めました。

提携駐車場

そこからバスで行くんですが、これが30分もかかるんです。

車なら15分なのに。結果、現地到着が10時半になってしまった。

細川
細川

なるほど。

安藤
安藤

10時28分に入口で写真を撮りました。晴れていて気持ちよかったですよ。

ジャングリア入口

「ジャングリア沖縄」と書かれたところでパシャパシャと。

この時点でまだ期待してました。

細川
細川

ワクワク感はあったわけですね。

安藤
安藤

ええ。ただ衝撃的だったのが、10時38分にはすでに「全ての整理券配布終了」の看板が出ていたこと。

整理券の配布終了
細川
細川

え、それは入り口に置かれていたんですか?

安藤
安藤

はい。つまり整理券がないと乗れないものも多く、残りは整理券なしで並ぶしかない。歩いて回ってみたら、1番人気のダイナソーサファリは待ち時間410分。

細川
細川

7時間!?

安藤
安藤

そう。並んだら18時です。他のアトラクションも300分や250分待ち。しかも日陰がほとんどなく、真夏のゴルフ場のフェアウェイを歩かされる。

唯一の屋内施設はレストランだけでした。

トイレに行けば列から抜けるリスクもある。

さすがに無理だと思いましたね。

途中で雨が降ったらアトラクション中止って日もある。

せっかく300分並んだのに「あとちょっとなのに」というケースもあるんですよ。

300分

そこで思ったんです。

静岡出身の方ならよく行く「炭焼きレストランさわやか」、あそこは朝整理券を取ってスマホで待ち時間が確認できるじゃないですか。

さわやか

で、「あと何時間」って出るので、その間に浜名湖でクルージングして戻る、なんてことができる。

でもジャングリアは並んでいなきゃいけない。

しかも炎天下。

ジップラインもやりたかったんだけど、整理券終了で無理。

困った私は唯一の屋内施設、レストランに行ったんです。

トリカゴレストランですね。

CGと違うとか言われてましたけど、写真を見る限りは結構カッコいい。

そこで仕事しようと思って並んだんですが、これが140組待ち。

食べたられるところがない
細川
細川

140組!?

安藤
安藤

はい。1組あたり3人と考えると400人ぐらい並んでる。つまり数時間じゃなくて10時間ぐらいかかる。11時の時点で、です。結局お腹は空きましたけど、仕事しようと思ったのにそれもできない。園内にロールバーガーは売ってましたけどね。

じゃあスパに行こうとしたら13時からのオープン。

さらに2時間待ち。

入れるかどうかも分からない。

サウナはすでに予約でいっぱい。

近くに「熱波サウナ」という有名な施設があって、雑誌にも載るような場所なんですが、そっちもジャングリア効果で満席。

亜熱帯サウナ

結局「もういいや」と思って、11時10分頃には退園を決断しました。

11時35分のバスでイオン名護店へ戻ったんですが、バスの乗車率は8割くらい。

同じように「もういいや」と帰る人が大勢いたんですね。

みんな落ち着いていて、荒れてはいませんでした。

私も「いい散歩したな」くらいの気持ちでした(笑)。

単価×入場者数で読むジャングリアの収益モデル

細川
細川

結論は「あり得ない」ということですね。

安藤
安藤

はい。ただ、ビジネスとしてどうかというと、私は逆に「うまくいく」と思ったんです。

普通なら「まずいんじゃないか」と思うところですが、視察した結果、可能性はあるなと。

細川
細川

それはどういう理由ですか?

安藤
安藤

色々調べて計算してみたんです。年間100億円ぐらい売上が立てば、初年度から設備投資の減価償却を入れても黒字になる。つまり赤字にならない。

1人1万円払うとすると、1日3,000人の来場で3,000万円の売上。

売上げの計算

これが365日続けば年間約1,100億円。

365日の計算

だから「年100億円」というのは十分現実的なんです。

安藤
安藤

毎日ずっと同じレベルで回ったとすると約110億円ぐらいになります。

つまり、客単価1万円であれば3000人入ればいいわけです。

私が行った日はお盆ウィークだったこともあり、多分5000人くらいは入れていたと思います。

でも3000人をコンスタントに入れることは可能だし、実際は客単価もっと高いんですよ。

細川
細川

1万円じゃないんですね。

安藤
安藤

だってファストパスみたいなのを皆さん買っていますし、駐車場も2000円の売上があります。駐車場は1000台以上確かありました。

そう考えると1.5倍ぐらいまで行くんですよね。

そうすると必要な人数は少なくなり、2000人くらいで良いという計算になります。

年間で2000人×365日=73万人なんですよ。

73万人

これを30年間続けたとすると、2190万人、約2200万人になります。

日本の人口1.2億に対して、6人に1人が訪れる計算です。

これは結構すごいですよね。

細川
細川

確かにすごいですね。

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炎上も想定内?満足度より黒字化を優先する経営戦略

安藤
安藤

ただ、この「ジャングリア」というパークはそもそも日本人1.2億人だけを対象にしていないんです。

細川
細川

海外インバウンドですね。

安藤
安藤

そう。仕掛け人である「刀」の森岡さんがやった大きな仕事といえば、USJの再建などです。

森岡さん

彼はマーケティングのプロで、今回の狙いは「沖縄をアジアのハワイにする」こと。

沖縄をアジアのハワイに

沖縄には片道4時間で来られる20億人のマーケットがあると言っています。

その20億人に対して30年で2200万人が来ると考えると、たった1%。100人に1人しか来ていない計算です。

それでも30年間黒字を維持できる。

つまりビジネスとしての永続性があると判断したんです。

ビジネスの永続性
細川
細川

はい。

安藤
安藤

むしろ入場制限をかけて赤字を出しながら満足度を高める戦略もありだと思います。でも今は、満足度が最悪でも黒字を出せる=永続できる状況をつくっているのではないかと。

これはテスト段階だと思います。

そして、この計算はリピート客ゼロ、すべて新規客という前提です。

細川
細川

全部新規ですか。

安藤
安藤

そう。1回行った私は今後30年間行かない計算です。私の払った1万5000円で終わり。「最悪だった、45分で出た」と言うかもしれない。

でもまた別の人が来ればいい。

さらに数年後、「良くなってきたよ」と話題になったら、私だって悔しくてもう一度行くでしょう。

その時点でリピートが発生します。

そうなると2000万人以上の累計来場者になる。

マーケットが20億人と考えれば、最悪の評価でも1回行かせて1万円〜1万5000円払わせる。

それを30年間継続すれば十分回るというのが前提です。

細川
細川

なるほど。

安藤
安藤

ちなみに建築費は700億円で、今後追加出資も集まるでしょう。その資金は新しいアトラクション増設に使われるはずです。

敷地はまだ余っていますから、アトラクションが増えて混雑も緩和され、運営も効率化されて満足度が上がっていく。

私たちが払ったお金が踏み台となり、改善が進んでいくわけです。

これが私の仮説です。

細川
細川

確かに。

安藤
安藤

さらに毎年100万人が訪れると、その広告効果は計り知れません。例えば野球なら、人気球団が平均3万人を集め、シーズン通して300万人に広告が届く。東京ドームのスポンサー料は億単位、大手企業しかできません。

ジャングリアは規模が1/3でも、年間100万人が必ず同じ場所を通る。

そこに広告価値が生まれる。

飲料メーカーに「必ずコーラを売ってください」と提案すれば、数億円規模の収益が副次的に得られるでしょう。

広告費
細川
細川

なるほど。

安藤
安藤

だから今は悪評を気にせず走り抜ける戦略をとっているのだと思います。自分が経営者なら同じ判断をするかもしれません。

キャストの方々に「申し訳なさそうな顔をするな」と言ったのも、多分そういう意図でしょう。

細川
細川

何ですか?

安藤
安藤

どこかの時点で私が「出ます」と言った時に「再入場されますか」と聞かれて、「すいません、ありがとうございました」と答えたら、「ありがとうございました」で終わってしまったんですよ。

普通おかしいですよね。

1万円払って40分で出たら「申し訳ございませんでした」と言いたくなるものだけど、彼らは開き直っているんです。

でもここを乗り切れば状況は変わっていくと思うんです。

沖縄北部の地価上昇を見込む不動産投資チャンス

安藤
安藤

読者さんの目線で言えば「今は行かない方がいい」です。

細川
細川

どれぐらい後に行った方がいいんですか?

安藤
安藤

秋ぐらいがいいと思いますね。真夏の炎天下で長時間待つのは辛い。

例えば、家族で行って「待ち時間も含めて楽しい」と感じられるなら別ですが、少なくともファストパスを買った上で1時間半待ち…くらいなら楽しめると思います。

沖縄は冬でも18〜23℃くらいなので、真冬でも十分楽しめるんです。

沖縄にはこれまで「冬の観光名所」がなかったんです。

美ら海水族館はありましたが、それに加えて「ジャングリア」ができた。

これで年中集客できるコンテンツが増えたわけです。

森岡さんは周辺産業も含めてマネタイズしようとしている。

細川
細川

なるほど。

安藤
安藤

例えば年間100万人規模を集めれば交通インフラの改善や県の協力も得られる。空港までできるかもしれない。私はそれを見越して沖縄北部の不動産を買おうと考えているんです。

いわば「焼畑農業」みたいな戦略。

焼畑農業

満足度なんて今はどうでもいい。

炎上してもいい、とにかくお金を刈り取って次の投資に回す。

その上で徐々に改善していくんだと思います。

細川
細川

社長はまだアトラクションもスパも体験してないそうですね。近々また行かれるんですか?

安藤
安藤

いや、行かないですよ。もう待ちたくない。ラーメン二郎の行列と同じで、あんなに並んでまで食べないのと一緒です。

帰りのバスの中では「沖縄の地価は上がる」と確信していました。

客単価や滞在時間、キャパシティを頭で弾いて、いくつかの仮説を立てたんです。

これはいける、と。だから午後からは物件を見に行きました。

既に買う気で交渉している案件も複数あります。

沖縄は上がりますよ。

企業分析の訓練材料としてのジャングリア|数字・戦略・出口をどう読むか

安藤
安藤

大事なのは、これは単なるテーマパークレビューではなく「企業分析の訓練」だということ。

株式投資と同じで、経営戦略や打ち手を読み、業績がいつどう伸びるかを考える。

株式投資

営業利益やEBITDAの損益分岐点を、お客さんの人数から逆算する。

この肌感覚を養うことが投資家として重要なんです。

多分多くの人は「森岡さん失敗するな」と言うでしょう。

でも私は現地を見て「さすがだ」と思いました。

顧客満足度は一旦度外視し、入場制限をかけずに数を集める。

その後に改善フェーズに入る。

そういう経営を数字で割り切っているのが分かりました。

マーケターは数字で物事判断
細川
細川

なるほど。行ってみないと分からなかったことですね。

安藤
安藤

そうです。普通の人はパークを楽しむでしょうが、私は投資家目線で見てしまう。

飲食店やテーマパークでも「損益分岐点は?」「客単価は?」「リピート率は?」と考える癖をつける。

雨の日の来場数まで予測する。

Excelに入れて試算する。

こういう訓練を続けていると、現地に行った時に「今日は何人入ってるな」と分かるようになるんです。

その観点で見てください。

ちょうどオリオンビールが上場申請を出しました。

オリオンビール社

ジャングリアの運営会社「ジャパンエンターテイメント」に出資している企業の一つです。

森岡さんの会社「刀」も出資している。

さらに日本のクールジャパンファンド(税金)から80億円も入っています。

2019年時点でオリオンビールの株主はPEファンドと野村証券が64%を持っていました。

野村HD

つまり完全にファンド案件。

ファンドは必ずイグジットを目指す。

だからなぜ今このタイミングで上場なのか?そこに狙いがある。

細川
細川

宿題ですかね?

安藤
安藤

そう、考えてみてください。皆さんが考える「ファンドがなぜ今イグジットを目指すのか」。これを考えるとジャングリアの今後も見えてきます。

こうした観点でテーマパークや飲食店を見ると、投資脳が鍛えられます。

「なぜ今上場なのか」「誰が利益を取るのか」を考えることで、株式投資やビジネスで勝ちやすくなる。

今日の記事はその訓練としてジャングリアを取り上げました。

細川
細川

見え方が変わってきますね。

安藤
安藤

全く変わります。そんな視点で世の中を見てほしいと思います。ではまた次の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。

この記事の監修者

安藤 義人

ココザス株式会社 代表取締役CEO

安藤 義人

YOSHITO ANDO

2016年に個人向けライフデザイン(人生設計)事業を行うココザス株式会社を創業。
現在は事業領域を広げ、資産形成・転職支援・住宅関連の3つの事業を通じて、世界中の人々がワクワク生きていける世界を作るため、日々経営に没頭中。
2022年からは活動拠点を海外にも広げ、モンゴルに現地法人を設立し不動産業のライセンスを取得。

自身も10代の頃から株式投資をスタート。
新築収益アパート投資やモンゴルの不動産投資、国内スタートアップへのエンジェル投資など幅広く投資を行なっている。

URL: https://twitter.com/cocozas_ando

  • 書籍:3週間で身につく日本人が知らないお金の常識|2020年11月3日発売
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