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2025年おすすめの銀行株銘柄を紹介!選ぶ際のポイントや注意点、始め方まで

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2025年おすすめの銀行株銘柄を紹介!選ぶ際のポイントや注意点、始め方まで

「2025年に注目の銀行株を知りたい」
「どの銘柄が安定した配当や成長性を持っているのか知りたい」
「銀行株投資を始める手順や注意点も押さえたい」

銀行株は、配当収入の安定性や景気回復局面での値上がり期待から、多くの投資家に人気のある銘柄です。
しかし、金利や景気動向、不良債権の問題など、株価に影響を与える要素も多く、銘柄選びや投資戦略が重要となります。

本記事では、2025年に注目すべき国内銀行株のおすすめ銘柄を紹介します。
さらに、投資のメリット・デメリット、選び方や注意点、具体的な始め方まで、初心者にも分かりやすく解説します。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

2025年おすすめの銀行株銘柄

2025年におすすめの銀行株銘柄は以下の5つです。

・三菱UFJフィナンシャル・グループ
・三井住友フィナンシャルグループ
・みずほフィナンシャルグループ
・りそなホールディングス
・地方銀行株

1つずつ特徴を紹介します。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)

  • 日本最大の金融グループの1つで、国内外に幅広いネットワークを持つのが特徴です。

安定した収益基盤と高い自己資本比率により、配当も比較的安定しており、海外事業の成長が期待できる一方、金利動向や円高・円安の影響を受けやすいため、長期的な視点での投資が重要です。

株価指標ではPERやPBRが低めで、割安感があることから、安定した投資先として注目されています。

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)

  • 貸出・手数料収入の安定性が高く、長期保有での配当狙いに向いています。

デジタル化や海外戦略による収益拡大の期待もあり、成長性と安定性を兼ね備えた銘柄です。

金利上昇局面では利益改善が期待できる反面、政策変更や景気変動の影響には注意が必要です。

みずほフィナンシャルグループ

  • 国内3大メガバンクの一角で、企業向け融資や投資銀行業務に強みがあります。

過去にシステムトラブルなどで株価が変動しましたが、安定配当や業績改善の取り組みで投資対象として注目されています。

PBRは低めで割安感がある一方、長期的な財務健全性の改善状況をチェックすることが重要です。

りそなホールディングス

  • 中堅銀行の代表格で、個人向け融資や中小企業向けサービスに強みがあります。

地域密着型の経営により安定した収益が見込まれ、配当も一定水準で維持されています。

大手銀行に比べて株価変動リスクは比較的低く、長期投資向きの銘柄です。

地方銀行株

  • 地域経済に密着した貸出やサービスが中心で、安定した地元収益を持つ一方、人口減少や地域経済の停滞によるリスクもあります。

地方銀行株は高配当銘柄が多く、長期的なインカムゲイン目的での投資に向いています。

複数銘柄に分散投資すれば、地域特有のリスクを軽減できます。

銀行株投資のメリットとデメリット

ここでは銀行株投資のメリットとデメリットを紹介します。

メリット:配当収入の安定性・低PBR水準

銀行株の最大の魅力は、安定した配当収入です

銀行は預金、貸出金利、手数料収入などで比較的安定した収益基盤を持つため、経営が健全であれば毎年一定の配当が期待できます。

特に三菱UFJや三井住友などの大手メガバンクは、自己資本比率も高く、配当の安定性が投資家に評価されています。

また、銀行株はPBR(株価純資産倍率)が低めで割安とされることが多く、株価が純資産に比べて低く評価されている場合、長期保有による値上がり益も期待できるのです。

さらに、PBRが低い(=純資産に対して割安な)銘柄は、景気回復局面で株価上昇の余地が大きく、安定的な配当と割安株の両方のメリットを享受できる点が特徴です。

デメリット:株価変動が金利や政策に依存

銀行の利益は主に貸出金利や手数料収入で構成されるため、政策金利の変動や景気動向に大きく影響されます

例えば、金利が低水準にあると利ざやが縮小し、利益減少による株価下落リスクがあります。

また、金融政策や規制強化、海外事業の損失なども株価に直接反映されるため、短期的には不安定になりやすいのが現実です。

さらに、不良債権が増加した場合は減配や株価下落の要因となるため、投資前に銀行の財務健全性や不良債権比率を必ずチェックすることが重要です。

長期的視点での投資が必要

銀行株は、短期の値動きよりも長期的な資産形成に向いた銘柄です

金利や景気の変動によって一時的に株価が下落しても、健全な財務体質や安定配当があれば長期保有によって安定したリターンを期待しやすくなります。

また、配当を再投資することで複利効果を享受でき、資産形成の効率が向上します。

特に、メガバンクや地方銀行の高配当銘柄を分散して保有すれば、リスクを抑えつつ安定的な収入を得ることが可能です。

短期売買よりも、景気サイクルを意識した中長期的な視点での投資戦略が重要です。

銀行株を選ぶ際のポイント

・配当利回りと配当性向のチェック
・自己資本比率・不良債権比率などの財務健全性
・国内・海外事業のバランスと成長性
・PBR・PERなどの株価指標


1つずつ見ていきましょう。

配当利回りと配当性向のチェック

銀行株を選ぶ際は、まず配当利回りと配当性向を確認することが大切です。

配当利回りは株価に対する年間配当額の割合で、利回りが高いほどインカムゲインを得やすくなるため、投資判断の重要な指標です。

ただし、利回りだけで判断すると、業績悪化による減配リスクのある銘柄に投資してしまうことがあります。

その際は、配当性向も合わせてチェックし、利益に対する配当割合が適度な水準(一般的には30〜50%程度)であるか確認すると、より安全な銀行株を選ぶことができるでしょう。

自己資本比率・不良債権比率などの財務健全性

銀行の財務健全性は、自己資本比率や不良債権比率で判断できるのでチェックしましょう

自己資本比率が高い銀行は景気変動や不良債権増加の影響を受けにくく、経営が安定しています。

不良債権比率が低い銀行は貸し倒れリスクが少なく、利益や配当の安定性が高くなるのです。

投資の際は、両方の指標を確認して財務体質の健全な銀行を選ぶことが重要です。

国内・海外事業のバランスと成長性

銀行株は国内事業だけでなく海外事業の比率や成長性も重要なチェックポイントです

海外事業が伸びている銀行は、円安や海外経済の成長を背景に収益拡大が期待できるためです。

一方で、海外事業には為替リスクや政治リスクもあるため、国内外の事業バランスが取れているかを確認すると安心です。

PBR・PERなどの株価指標

PBRとPERは、銀行株選びの重要な要素です

PBRは株価が純資産に対して割安かどうかを示し、低いほど割安と判断されます。

PERは利益に対する株価の評価を示し、収益力や成長性を比較する際に参考になります。

ただし銀行株は金利や景気の影響を受けやすいため、指標だけで判断せず、配当、財務健全性、事業成長性を総合的に評価しましょう。

銀行株投資の注意点

銀行株は安定した配当や長期的な資産形成が期待できる一方で、注意すべきポイントも4点あります。

・金利・景気動向に業績が左右されやすい
・金融危機・不良債権問題の影響
・海外事業リスクや為替変動リスク
・高配当でも減配の可能性がある


1つずつ紹介します。

金利・景気動向に業績が左右されやすい

銀行の利益は貸出金利の利ざやや手数料収入に依存するため、金利や景気の影響を受けやすい特徴があります

景気が好調なときは企業の融資需要や個人の借入が増え、銀行の利益は拡大しやすくなります。

一方、景気が低迷すると貸出や手数料収入が減少し、利益が縮小する可能性があるため注意しなければいけません。

また政策金利の変動も収益に直結するため、株価も景気や金利の動向に敏感に反応する点を理解しておきましょう。

金融危機・不良債権問題の影響

銀行は金融危機や不良債権問題の影響を受けやすく、業績や配当に直接影響することがあります

不良債権が増えると貸倒引当金の積み増しが必要になり、利益が減少します。

過去には金融危機や地域経済の悪化によって多くの銀行が減配や株価下落に直面しました。

銀行が減配や株価下落した事例①

▼1997年の北海道拓殖銀行破綻
地方銀行である北海道拓殖銀行は、バブル崩壊後の不動産融資の不良債権が膨らみ経営破綻しました。
この影響で同地域の銀行株全体が大幅下落し、配当は当然ながら停止されました。地域経済への影響も大きく、銀行株のリスクを象徴する事例です。

銀行が減配や株価下落した事例②

▼ 2008年リーマン・ショック
米国発のリーマン・ブラザーズ破綻により世界的な金融危機が発生しました。
日本の大手メガバンクも株価が急落し、みずほ銀行や三菱UFJなどは一時的に大幅減配や利益減少に直面しました。
景気悪化や株価下落は銀行株全体に波及し、短期投資家にとって大きな損失リスクとなりました。

銀行が減配や株価下落した事例③

▼ 2011年の東日本大震災後
震災の影響で被災地の貸出先が被害を受け、地方銀行の一部で不良債権が増加しました。
仙台銀行や東北地方の金融機関は、株価下落と配当減少の影響を受けました。
地域経済の不安定さが銀行株のリスク要因となった事例です。

投資する際は、不良債権比率や貸出先の健全性、銀行のリスク管理体制を確認することが重要です。

海外事業リスクや為替変動リスク

海外事業を展開する銀行では、為替変動や政治リスクも株価に影響を与える要因です

円高になると海外での利益が円換算で減少する場合があり、逆に円安では利益が増える可能性があります。

また、海外の経済情勢や規制、地政学リスクも収益や株価に影響するため、海外事業の比率やリスク管理状況をチェックすることが大切です。

高配当でも減配の可能性がある

銀行株は高配当銘柄が多いですが、景気悪化や業績不振、不良債権増加などによって減配のリスクがあります

配当利回りだけに注目すると、減配時に思わぬ損失を被る可能性があります。

安定した配当を得るためには、配当性向、財務健全性、長期的な利益見通しを総合的に確認し、慎重に銘柄を選ぶようにしましょう。

銀行株投資の始め方

ここでは銀行株投資の始め方について紹介します。

証券口座の開設と銘柄選定

銀行株に投資するためには、初めに証券口座を開設する必要があります

国内大手証券会社やネット証券では、初心者でも簡単に口座を開設でき、スマートフォンやパソコンから取引が可能です。

口座開設後は、投資したい銀行株の銘柄を選定しましょう。

三菱UFJや三井住友、みずほなどのメガバンクのほか、りそなや地方銀行も選択肢となります。

銘柄選びの際は、配当利回りや財務健全性、事業成長性、株価指標などを総合的にチェックすると安心です。

株数を決め注文する

銘柄を決めたら、購入する株数を決めて注文を行います

銀行株は1株単位でも購入できますが、配当額や購入手数料を考慮して適切な株数を設定することが重要です。

また、購入方法には成行注文と指値注文があります。

成行注文は即時約定しやすく、指値注文は希望価格での購入を狙えます。

初心者はまず少額から始め、投資経験や資金余力に応じて徐々に保有株数を増やす方法がおすすめです。

配当再投資で増やしていく

銀行株は長期保有による配当収入を活用することで、資産を効率的に増やすことができます

配当金をそのまま再投資することで複利効果が働き、時間をかけて資産形成が可能です。

例えば、メガバンクの高配当株を毎年再投資することで、株数が増え、将来的な配当収入も増加します。

短期の株価変動に惑わされず、安定した配当と再投資戦略を組み合わせることで、長期的に銀行株の魅力を最大限活かすことができます。

まとめ

2025年の銀行株投資では、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、りそなホールディングス、地方銀行株など、安定配当と成長性が期待できる銘柄が注目されます。

投資の際は、配当利回りや財務健全性、国内外事業のバランス、株価指標などを総合的にチェックすることが重要です。

また、銀行株は金利や景気動向、政策変更によって株価が変動しやすいため、短期的な値動きに惑わされず、長期的な視点での資産形成を意識することがポイントです。

購入株数の設定や配当再投資などの具体的な戦略を考える際には、ファイナンシャルプランナーに相談することで、自分の資産状況やリスク許容度に合った最適な投資プランを立てやすくなります。

ココザスはファイナンシャルプランナーとして投資や資産運用のサポートを行っております。

また、お客様の資産状況や家族構成、将来的なライフプランから適切な投資計画のアドバイスもしています。

さらに税金アドバイスや余剰金作りのための家計の見直し、保険やローンなどについての相談も承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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