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変額保険はやめたほうがいいと言われる理由
変額保険はやめたほうがいいと言われる理由はさまざま挙げられますが、主に以下の3点が挙げられます。
(2)さまざまなコストがかかる
(3)将来受け取る金額が想定しにくい
変額保険への加入を検討されている方は、1つずつ確認しておきましょう。
(1)元本割れするリスクがある
変額保険は、運用実績によって利益が増減するため、元本割れのリスクが伴います。
変額保険は満期まで払い込みすれば満期保険金を受け取ることができますが、元本保障されているわけではありません。
基本的に満期保険金は、払込保険料より増えた金額を受け取ることができます。
しかし、運用実績が必ずプラスになるわけではありません。
また、途中解約すると、解約返戻金も払込保険料より少なくなるケースも多いです。
変額保険以外の保険では、解約返戻金は契約時に確定しているケースが多いですが、変額保険の場合は運用実績に大きく影響されます。
そのため、変額保険はリスクのある保険と認識されている方も多く、やめておいたほうがいいと考える方も多いです。
(2)さまざまなコストがかかる
変額保険は運用コストと他に保障にかかるコストが発生します。
・保険関係コスト
・その他の諸費用
変額保険は、定額保険に使われる一般勘定とは異なる特別勘定で行われます。
その特別勘定の運用に必要な手数料が、運用関係コストとして年率0.2%〜0.5%程度が保険料に含まれています。
その他にも、保険契約を維持するためのコストが年率0.2%〜0.4%程度かかり、これには死亡保障や高度障害保障などの保険金を支払うために必要です。
また、契約の管理や手続きにかかる費用などの諸費用も必要です。
変額保険は、支払った保険料から「保険関係コスト」や「運用関係コスト(信託報酬)」などを差し引き、残った金額で運用されます。
株式投資や投資信託に投資するのと比較して、運用金額が少なくなるため、運用効率が低下します。
もちろん投資とは異なり、保障を受けられる利点はありますが、資産運用だけの目的であれば、他の投資の方が運用効率が高くなることから、変額保険を運用する必要もないと考えている人もいらっしゃいます。
(3)将来受け取る金額が想定しにくい
変額保険は運用実績によって利益が増減するため、将来の受取金額が想定しにくいというデメリットがあります。
変額保険は、株や債券などに投資します。
それらは市場の動きに大きく左右され、市場が好調であれば受け取れる金額が増え、市場が落ち込めば受け取る金額も少なくなります。
そのため未来のお金についてのシミュレーションがしにくいことから、変額保険はやめた方がいいという意見も多く見受けられます。
変額保険のメリット
変額保険はやめたほうがいいという意見もありますが、メリットもあります。
(2)生命保険料控除で節税できる
(3)運用期間中の収益は非課税になる
(4)インフレに強い
ここでは4つのメリットを紹介するため、1つずつ確認しておきましょう。
(1)死亡保険金などは最低保証されている
変額保険の死亡保険金や高度障害保険金については、契約時に定めた基本保険金額を下回ることがなく、最低保証されているメリットがあります。
もちろんその他の運用実績には最低保証はありませんが、被保険者に万が一があっても、残された遺族の方は、ある程度安心できます。
(2)生命保険料控除で節税できる
変額保険での保険料は、生命保険料控除の対象となるため、所得税・住民税の節税になります。
生命保険料控除では、「新契約」と「旧契約」に分かれ、それぞれ変額保険に加入した時期によって控除額が変動します。
- 新契約(平成24年1月1日以後に締結した保険契約等)に基づく場合の控除額
- 旧契約(平成23年12月31日以前に締結した保険契約等)に基づく場合の控除額
変額保険以外にも、介護保険や医療保険などとも併用でき、最大12万円まで控除することができるため、節税効果も見込めるメリットがあります。
(3)運用期間中の収益は非課税になる
変額保険を運用している期間の収益は非課税となります。
本来、投資で得た利益に対しては、20.315%の税率をかけた税金が課せられます。
しかし、変額保険では、運用益が保険の枠内で再投資されるため、税金がかかることがないのです。
ただし、満期保険金や解約返戻金を受け取る際は、所得税や住民税の課税対象となる可能性もあるため、注意しましょう。
(4)インフレに強い
変額保険はインフレに強いというメリットがあります。
インフレとは物価が上昇し、お金の価値が下がることです。
100円の水が10年後に150円に値上がりした場合などが該当します。
変額保険は、受取金額が確定しておらず、運用実績によって変動するため、インフレが発生しても相対的にお金の価値が連動します。
そのため、インフレが発生しても変額保険はお金の価値の影響を受けにくいという特徴があります。
変額保険に向いている人の特徴
変額保険に向いている人は、以下の3つの特徴のいずれかに該当する方です。
(2)投資や保険の知識が乏しい人
(3)節税したい人
1つずつ紹介します。
(1)長期的に資産運用したい人
変額保険に向いている人は、長期的に資産運用したい人です。
変額保険は金融商品の実績に基づいて資産が増減します。
運用期間が長くなるほど、払込保険料が増えますが、もらえる金額も大きくなる傾向にあります。
また、一般的に変額保険(終身型)の保険料は、定額の終身保険よりも低く設定されています。
なおかつ、長期間の契約となると、月々の保険料も抑えられるため、長期の保障を割安で得ることもできます。
(2)投資や保険の知識が乏しい人
変額保険は、運用する金融商品を選んだ後は、保険会社が運用を行ってくれるため、投資や保険の知識が乏しい人に向いています。
投資の中には、専門的な知識や経験が求められるものも多いです。
そのため初心者の方はすぐに始めても、利益を生み出すことが出来なければ、損失が生じる可能性も高いです。
しかし、変額保険は保険会社が運用を行ってくれるため、投資や保険の知識が乏しい人でも始めやすいです。
(3)節税したい人
変額保険は、生命保険料控除が適用できるため、節税したい人におすすめです。
支払った保険料は確定申告、年末調整などで申告し、所得税で最大4万円、住民税で最大2万8,000円の控除を受けられます。(新契約の場合)
決して大きな節税効果とは言えませんが、資産運用を行いつつ節税効果が見込めるため、少しでも納税額を抑えたい方に向いています。
変額保険をやらないほうがいい人
一方、変額保険をやらない人についても紹介します。
(2)投資のリスクについて許容できない人
(3)短い期間しか加入できない人
1つずつ確認しておきましょう。
(1)資金力が低い人
変額保険は、長期間の運用を行うため、保険料を支払い続けられる資金力が求められます。
毎月の支払が困難な人や、収入が多くない方に向いていません。
ソニー生命を例に挙げると、35歳の被保険者が保険金1,000万円の終身型変額保険に60歳まで払込する場合、「男性 26,690円」「女性 23,850円」となっています。
もちろん、保険会社や商品、加入年齢などによって保険金は異なりますが、おおよそ2万円~3万円程度の保険料となるケースが多いです。
万が一保険料の支払が出来なくなった場合、払済保険へ切り替えるか、解約することになります。
払済保険に変更すると、保障金額が下がり、特約や配当金がなくなるデメリットがあります。
解約すると、元金割れする可能性も高まるため、毎月確実に保険料を支払えるほどの資金力が必要です。
(2)投資のリスクについて許容できない人
投資リスクについて許容できない人は、変額保険に向いていません。
変額保険で投資する金融商品は、金利や為替、株価によって価格が変動するため、大きな損失が生じる可能性もあります。
もちろん運用はプロである保険会社が行うため、初心者の方より損失リスクは低いです。
しかし、プロであっても必ず利益を生み出せるとは言い切れないため、ある程度損失が生じても許容できる方でなければいけません。
変額保険で運用しても、生活に支障が出ない程度の資金で運用することが大切です。
(3)短い期間しか加入できない人
短い期間しか加入できない人は、変額保険に向いていません。
変額保険は、保険会社によって異なるものの、70歳や80歳まで払い込みすることができます。
しかし、加入する時期が高齢であったり、運用期間が3年や5年程度では、月々の保険料も高額になる恐れがあります。
その結果途中解約することにもなりかねず、元本割れした解約返戻金を受け取る可能性もあるでしょう。
変額保険の加入可能年齢は0歳から設定している保険会社も多いです。
長期間運用できれば、月々の保険料も抑えられるため、早い段階から加入することをおすすめします。
変額保険に加入するか悩んでいる方は
変額保険に向いている人、向いていない人について紹介しましたが、それでも未だ加入に悩んでいる方は、以下の3つの方法を試してみましょう。
(1)保険加入の目的を明確にする
変額保険に加入するか悩んでいる方は、目的を明確にしましょう。
すでに他の生命保険などに加入されている方は、二重の保険となってしまいます。
資産運用を目的に変額保険を選ぶのであれば、より効率的に運用できる投資信託や新NISAなどを選んだ方がよいでしょう。
もちろん変額保険は、家族のために残したいからという理由で加入するという方もいらっしゃいます。
それぞれ加入する目的は異なるため、自身でも明確にしておきましょう。
(2)他の資産運用とも比較してみる
資産運用目的で変額保険に加入される方は、他の資産運用とも比較してみると良いでしょう。
変額保険以外にも、iDeCoや新NISAなど、節税しながら長期運用できる資産運用方法もあります。
資産運用方法によって利回りが異なれば、特徴やリスクにも違いがあります。
・利回り
・運用期間
・リスク
・運用資金
・運用方法
必ずしも変額保険が一番利益がでるわけではなく、リスクが高いということでもありません。
さまざまな資産運用方法を比較し、自分に合った方法を見つけるようにしましょう。
(3)ファイナンシャルプランナーへ相談する
変額保険に加入する前に、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談しておきましょう。
ファイナンシャルプランナーは保険やローン、お金に関する悩みについてアドバイスを行う専門家です。
「変額保険が相談者に合っている保険なのか」「いくらの保険金で運用すれば良いのか」「どの保険会社が合っているのか」などのアドバイスを行ってくれます。
変額保険は、長い期間保険料を支払い続けなければいけないため、あらかじめ長期計画を組んでいなければいけません。
自分に合った変額保険を見つけるためにも、ファイナンシャルプランナーなどの専門家のサポートを受けることをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーであるココザスであれば、お客様の家族構成や資産状況、収入などから最適な変額保険の商品をご提案させて頂きます。
何度でも無料で相談できるため、変額保険への加入を検討している方は、ぜひココザスへお問い合わせくださいませ。
まとめ
変額保険に入らない方がいいという理由には、元本割れするリスクがあったり、コスト面の負担が大きいなどの要因が挙げられます。
しかし、生命保険料控除が適用されたり、運用期間中は非課税となるなどのメリットもあります。
そのため、さらに運用は保証会社が行ってくれるため、長期的に資産運用したい人、投資や保険の知識が乏しい人など初心者の方に向いています。
とはいえ、自分に合った保険会社や保険料の設定が必要なため、ファイナンシャルプランナーであるココザスへ一度ご相談下さいませ。