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公共料金でポイントの二重取りは可能?効率よくポイントを貯めて生活費を節約

公共料金でポイントの二重取りは可能?効率よくポイントを貯めて生活費を節約

「ポイントの二重取り」をご存じの方は多いと思います。
具体的には、一度の支払いで「コード決済アプリ」と「クレジットカード」の両方からポイントを取得する方法です。
ポイントを二重取りするには、おもに次の2つの方法があります。

・クレジットカード払いを通じてコード決済を行う
・クレジットカードでチャージしてコード決済を行う

では、この二重取りを「公共料金の支払い」で実施することは可能なのでしょうか?
本記事では、ポイントの効率的な貯め方や公共料金の支払いでお得なクレジットカードについて詳しく紹介しています。
ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてみてください。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

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公共料金の支払いでポイントの二重取りはできない

公共料金の支払いでポイントの二重取りはできない

結論から言うと、公共料金の支払いではポイントの二重取りができません。

地域によっては、水道料金やガス代などの支払いにコード決済を利用できる場合があります。
また、セブンイレブンでは、公共料金の支払いにnanacoを使うことも可能です。
しかし、現在のところ、公共料金の支払いにはコード決済やnanacoのポイントがつきません。

一方で、クレジットカードによるチャージや引き落としであれば、クレジットカードのポイントを貯めることができます。
コード決済との二重取りはできませんが、定期的に支払っている公共料金にポイントをつけることで、節約につなげられます。

毎月の支払いを少しでもお得にするために、クレジットカードの利用を検討してみることをおすすめします。

 公共料金の支払いでポイントを貯めるとどれくらいお得?

公共料金の支払いでポイントを貯めるとどれくらいお得?

もし毎月の公共料金の支払いを、現金ではなくクレジットカードで行なった場合、年間どれくらいお得になるのでしょうか?

還元率にもよりますが、以下のようなシミュレーションができます。

●条件

・水道光熱費
・夫婦2人
・月々の平均支払い額:21,619円※

※参照|総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯3-1世帯人員別(2023年)

●還元率0.5%の場合

・月々のポイント:21,619円 × 0.005 = 108.095ポイント
・年間のポイント:108.095ポイント × 12ヶ月 = 1,297.14ポイント

●還元率1%の場合

・月々のポイント:21,619円 × 0.01 = 216.19ポイント
・年間のポイント:216.19ポイント × 12ヶ月 = 2,594.28ポイント

還元率1%のクレジットカードを利用した場合、年間で約2,594ポイントが貯まります。
このポイントは日用品の購入に使えることが多く、家計の助けになるはずです。
また、外食や旅行などのちょっとした贅沢にも利用できる場合があるため、生活に彩りを加えることもできるでしょう。

公共料金の支払いで最大限ポイントを貯めるための秘訣

公共料金の支払いで最大限ポイントを貯めるための秘訣

こちらでは、公共料金を含めた日頃の支払いで最大限ポイントをつけて、節約につなげる方法を紹介していきます。
以下の秘訣を活用して、毎月の支払いを少しでもお得にしましょう。

ポイント還元率の高いカードを選ぶ

まずは、ポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶことが重要です。

一般的な還元率は1%前後ですが、特定の条件下でより高い還元率を提供してくれるカードもあります。
例えば、指定された店舗やサービスでの利用に対して、還元率が2%や3%になるといった具合です。

自分の生活スタイルに合ったカードを選び、最大限のポイントを獲得していきましょう。

使用するクレジットカードをなるべく1枚に絞る

支払いに使うカードは、できるだけ1枚にまとめましょう。
そうすることでポイントが管理しやすくなり、還元率の恩恵を最大限受けられます。

また公共料金だけでなく、携帯電話やインターネットなどの支払いも同じクレジットカードで行うと、ポイントを効率的に貯めやすくなります。

クレジットカードを選ぶ際にチェックしておきたい3つの項目

クレジットカードを選ぶ際にチェックしておきたい3つの項目

効率よくポイントを貯めて節約につなげるためには、以下の3点をよくチェックしてみてください。

・還元率の高さ
・入会金・年会費
・ポイント利用のしやすさ

それでは、各々の詳細をみていきましょう。

還元率はできれば1.0%以上

クレジットカードのポイント還元率は、できれば1.0%以上のものを選びましょう。
還元率が高いほど、日々の支払いで貯まるポイントも多くなります。

特に、公共料金を含めて日常の買い物で頻繁にクレジットカードを利用する場合、高還元率のカードを選ぶと、効率的にポイントを貯められます。

入会金や年会費がなるべくかからない

クレジットカードを選ぶ際には、入会金や年会費がかからない、もしくはなるべく少額のものを選びましょう。
入会金や年会費が高額である場合、支払いによって溜まるポイントよりも出費のほうが高くなる可能性があります。

なお年会費が無料のカードでも、十分に高い還元率や特典を提供している種類もあります。
定期的にかかる金額をできるだけ抑えることが大切です。

ポイントを利用できるシーンが多い

カードを選ぶ際には、ポイントの利用のしやすさもチェックしておきましょう。

例えばエポスゴールドカードでは、マルイやモディでの利用はもちろん、選べるポイントアップショップでポイントが最大3倍貯まります。
また、全国の一流レストランでの優待や、空港ラウンジの利用も可能です。

スーパーやコンビニ、オンラインショッピングなど、日常的に利用する場所でポイントが使えるカードを選ぶと、貯めたポイントを無駄なく活用できます。

公共料金の支払いでおすすめするクレジットカード7選

公共料金の支払いでおすすめするクレジットカード7選

こちらでは、前項のチェック項目を参考にして、おすすめのクレジットカードを7つ紹介します。

1:リクルートカード
2:dカード
3:au PAYカード
4:JCB CARD W
5:PayPayカード
6:P-oneカード<Standard>
7:エポスカード・ゴールド

各カードの基本情報はもちろん、おすすめしたい人の特徴も挙げていますので、ぜひカード選びの参考にしてみてください。

1:リクルートカード

・還元率:通常1.2%
・公共料金の還元率: 1.2%
・年会費・入会費:無料
・特徴的なサービス: リクルート関連サービスでのポイント還元率が高く、ホットペッパーグルメやじゃらんなどでポイントが多く貯まります。また、年会費無料で高還元率を誇ります。
・おすすめしたい人:リクルート関連サービスをよく利用する人や、年会費無料で高還元率のカードを探している人。

2:dカード

・還元率: 通常1.0%、dポイント加盟店での利用で最大2.0%
・公共料金の還元率: 1.0%
・年会費・入会費:無料
・特徴的なサービス:ドコモユーザー向けの特典が豊富で、dポイントが貯まりやすいです。特に、ドコモの携帯料金やdマーケットでの利用でポイントが多く貯まります。
・おすすめしたい人: ドコモの携帯電話を利用している人や、dポイントを効率よく貯めたい人。

3:au PAYカード

・還元率: 通常1.0%、au PAYマーケットでの利用で最大1.5%
・公共料金の還元率: 1.0%
・年会費・入会費: 無料
・特徴的なサービス: au PAYマーケットでのポイント還元率が高く、auユーザー向けの特典が充実しています。au PAYを利用すると、さらにポイントを貯めることができます。
・おすすめしたい人: auユーザーや、au PAYを頻繁に利用する人。

4:JCB CARD W

・還元率: 通常1.0%、特定加盟店で最大10.5倍
・公共料金の還元率: 1.0%
・年会費・入会費:39歳までの加入で40歳以降も無料(18〜39歳までの加入限定)
・特徴的なサービス: 海外旅行保険が充実しており、JCB加盟店での利用でポイントが2倍貯まります。また、Amazonでの利用でもポイントが多く貯まります。
・おすすめしたい:海外旅行をよくする人や、Amazonでの買い物が多い人。

5:PayPayカード

・還元率:通常1.0%、特定の条件を満たすと最大1.5%
・公共料金の還元率: 1.0%
・年会費・入会費:無料
・特徴的なサービス: PayPay残高にチャージして利用することで、さらにお得にポイントを貯められます。また、PayPayモールやYahoo!ショッピングでの利用でポイント還元率がアップします。
・おすすめしたい人:PayPayをよく利用する人や、Yahoo!ショッピングを頻繁に利用する人。

6:P-oneカード<Standard>

・還元率: 通常1.0%、自動で1%キャッシュバック
・公共料金の還元率: 1.0%
・年会費・入会費: 無料
・特徴的なサービス:毎月の利用額から自動的に1%がキャッシュバックされるため、ポイントを貯める手間が省けます。また、年会費無料で利用できる点も魅力です。
・おすすめしたい人:ポイント管理が面倒な人や、シンプルにキャッシュバックを受けたい人。

7:エポスカード・ゴールド

・還元率:通常0.5%、選べるポイントアップショップで最大3倍
・公共料金の還元率: 通常0.5%(最大1.5%※)
  ※選べるポイントアップショップに登録した場合
・年会費・入会費: 5,000円(税込)
  ※年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料
・特徴的なサービス: 年会費無料の条件がありますが、選べるポイントアップショップでの利用でポイントが最大3倍貯まります。また、空港ラウンジの利用や海外旅行保険が付帯されており、旅行時にも便利です。
・おすすめしたい人:公共料金を含む固定費を効率的にポイントに変えたい人や、旅行時の特典を重視する人。

クレジットカードで公共料金を支払う際の注意点

クレジットカードで公共料金を支払う際の注意点

クレジットカードで公共料金を支払う際には、いくつかの注意点があります。
以下では「地域による利用制限」「口座引き落としとの比較」「ポイント還元率の変動」について詳しく解説します。

地域によってクレジットカードを利用できない場合がある

公共料金の支払いにクレジットカードを利用できるかどうかは、地域や提供されるサービスによって異なります。

一部の地域では、特定の公共料金(例えば、水道料金やガス料金)に対してクレジットカードが利用できない場合があります。

事前に各サービスの公式サイトやカスタマーサービスで確認することが重要です。
また、利用可能なクレジットカードの種類も異なる場合があるため、その点もよく確認してください。

口座引き落としのほうが安い場合がある

公共料金の口座引き落としには「口座振替割引」が適用される場合があります。
これは、公共料金を口座引き落としで支払うことで、毎月の料金が割引される制度です。

例えば、一部の電力会社やガス会社では、口座引き落としを選択すると数十円から数百円の割引が受けられることがあります。
この割引を考慮すると、クレジットカードのポイント還元よりも総合的にお得になる場合があります。

各サービスの公式サイトやカスタマーサービスで、口座引き落とし割引の有無や金額を確認し、自分にとって最も経済的な支払い方法を選ぶことが大切です。

公共料金の支払いでポイント還元率が変わる場合がある

クレジットカードのポイント還元率は、公共料金の支払いでは異なる場合があります。

通常の買い物と比べて還元率が低く設定されていることもあるため、事前に確認が必要です。
例えば、通常の還元率が1.0%であっても、公共料金の支払いでは0.5%に設定されている場合があります。
各クレジットカードの利用規約や公式サイトで詳細を確認し、最も効率的にポイントを貯められるカードを選びましょう。

まとめ

まとめ

公共料金の支払いでポイントの二重取りはできませんが、クレジットカードを活用することで効率的にポイントを貯められます。

ただし、地域によっては公共料金の支払いにクレジットカードが利用できなかったり、口座振替割引のほうがお得だったりする場合もあるため、事前に確認することが重要です。
この記事を参考に、最適なクレジットカードを見つけて、生活費の節約にぜひお役立てください。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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