30代の平均貯金額は?独身と夫婦のパターン別に紹介

ここからは、30代の平均貯金額を紹介します。
参考にするのは、金融広報中央委員会が令和2年に調査した「家計の金融行動に関する世論調査」のデータ。
このデータでは、年代ごとの金融資産保有額の平均と中央値を知ることができます。
独身・夫婦別に紹介しますので、あなたの貯金額と比べてみましょう。
独身の場合の30代の平均貯金額
![金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」](https://cocozas.jp/cocozas-nw/wp-content/uploads/2022/02/スクリーンショット-2022-02-22-午後3.12.47-1024x545.png)
参考|金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」
上記の表を見ると、独身の30代の金融資産保有額の平均は484万円です。
ただ分布割合で見ると、実際に400万〜500万円保有している割合は6.6%。
この「平均」という値には飛び抜けて多い金額も含まれているため、実態より高い値になってしまいます。
そこで参考にしたいのが、より実態に近い値の「中央値」です。
独身の場合の中央値は206万円。
約200万円の貯金があれば平均的と言えそうです。
夫婦2人以上の場合の平均貯金額
![金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」](https://cocozas.jp/cocozas-nw/wp-content/uploads/2022/02/スクリーンショット-2022-02-22-午後3.18.02-1024x442.png)
参考|金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」
上記の表を確認すると、夫婦2人以上世帯の30代の金融資産保有額の平均は644万円。
ただ分布割合で見ると、500万〜700万円保有している割合は12.3%です。
より実態に近い値の「中央値」を見てみましょう。
夫婦2人以上の場合の中央値は423万円です。
まずは400万円を目指して資産形成を行いたいですね。
知っておきたい!これから必要になるお金

では、30代にこれから必要となるお金はいくらでしょうか?
ここからは、ライフイベントごとにかかる費用を紹介します。
あらかじめ費用がわかっていれば、逆算してコツコツ貯金することができます。
将来「お金が足りない!」と慌てないために、まずはこれからかかるお金をシュミレーションしてみましょう。
(1)結婚にかかる費用の平均額
約469万円
結婚にかかる費用のうち、大きな割合を占めるのが結婚式の費用です。
「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、結婚式の平均費用は292万円。
ですが、ご祝儀により相殺することができますので、実際の負担額は低くなります。
ご祝儀の平均金額は176.8万円ですので、実質負担額は115万円程度です。
ただ、海外挙式の場合は招待数が減りご祝儀が期待できませんので、気をつけておきましょう。
参考|ブライダル総研「結婚トレンド調査」
(2)子どもの教育資金の平均額
全て公立の場合:約544万円
全て私立の場合:約1,830万円
▼大学
国立の場合:約242万円(※1)
私立(文系)の場合:約397万円(※2)
私立(理系)の場合:約541万円(※2)
参考※1|文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」
参考※2|文部科学省「2019年度 学生納付金調査結果」
「子ども1人育てるのに1,000万円かかる」とも言われますが、進学先によっても大きく変わるのが教育費。
ただ、今は3〜5歳までの保育料が無料になるほか、就学支援金制度によって高校の授業料が軽減されるなどの支援も拡充されています。
「実は支援があるのに、知らずに全額負担していた!」という事態にならないために、教育に関する情報はしっかりチェックしておきましょう。
(3)住宅購入資金の平均額
建売住宅:約3,495万円
マンション:約4,545万円
中古戸建て:約2,480万円
中古マンション:約2,971万円
参考|生命保険文化センター「住宅の購入価格(「フラット35」利用者) ※全国」
「人生で最も大きい買い物」と言われるマイホーム。
マイホームを購入する際は住宅ローンを組む方も多いでしょう。
住宅ローンの平均契約金額は約4,000万円。
4,000万円を35年ローンで組んだ場合の月々の返済額は約10万円です。
定年になると収入が減少することもあるため、60歳頃には住宅ローンが完済できるよう、計画的に繰上げ返済を行いたいですね。
どの項目も大きなお金が必要になります。
ただ、教育費も住宅ローンも一括で支払うわけではないため、しっかりと計画を立てておけば諦めることはありません。
貯金は早く始めるほど、月々の貯金額の負担が少なく済みます。
まずは支出を見直し、少額でもコツコツと貯金を始めましょう。
若い世代で投資ブーム!?長期投資を始めよう

ここ最近、資産運用を始める人が増えていることを知っていますか?
以下は、近年の証券口座の新規開設数と年齢別の株主数を表したデータです。


引用元|季刊 個人金融 2021 秋「新型コロナ禍の下での若年層のオンライン投資の拡大」
20代、30代の株主数が大きく増えており、特にネット証券での口座開設が増えていることがわかります。
InstagramなどのSNSで、ネット証券の広告を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
他にもポイントで投資ができる仕組みも普及してきています。
「投資」というと、「損をすることがある」や「価格が変動する」などの怖いイメージがあるかもしれません。
たしかに毎日価格が変動する以上、損失が出ている日もあるでしょう。
ですが、約20〜30年間行う「長期投資」であれば、損失を抑えながら預金利率以上に資産を増やせる可能性があります。
30代はまだまだ時間の余裕があるため、長期投資に向いています。
さらに長期投資に向いたiDeCoやつみたてNISAといった制度を使うことで、節税効果も期待できます。
投資商品は多岐にわたり、商品を選ぶのも一苦労ですが、iDeCoやつみたてNISAは金融庁が厳選した商品の中から選ぶことができ安心です。
また、投資は少額からでもスタートできます。
まずは証券口座の開設から、一歩踏み出してみましょう。
お金を働かせて自由を手にする「FIRE」という選択肢

あなたは「FIRE(ファイア)」という言葉を聞いたことがありますか?
FIREとは、「Financial Independent Retire Early」の頭文字を取ったもので、訳すと「経済的自立と早期リタイア」という意味。
欧米で話題となった考え方で、最近では「日本版FIRE」の本を書店でよく見かけるようになりました。
FIREは「投資で利益を出し、元本には手をつけずに利益のみで生活をする」ことを目指すもの。
この考え方は、特に1981年〜1996年生まれのミレニアル世代に支持されており、FIREを目指して貯金を始めている若い世代も少なくないようです。
バブル崩壊、就職氷河期など金銭的に苦労したミレニアル世代は「お金で苦労したくない」という思いが強いようです。
では、いったいどうすればFIREを実現することができるのでしょうか。
FIREするには「年間支出の25倍」の資産が必要と言われています。
例えば年間支出が月20万円×12ヶ月=240万円なら、FIREするために必要な資産は6,000万円。
また、この6,000万円は預金で貯めるのではなく、株や投資信託に投資し、その運用益で生活することを前提としています。
今ではさまざまな「FIRE」の指南書が販売されていますが、ほとんどが「米国株」での運用を勧めています。
ただ生活しながら6,000万円も貯金するのは至難の業。
そこで目指す方が多いのが「サイドFIRE」という生活スタイルです。
「FIRE」は今勤めている会社を退職して完全な自由を手にすることが目的でしたが、「サイドFIRE」ではフルタイムからパートタイム・フリーランスなどに切り替えて働く時間を減らし、労働と自由を両立させることを目標とします。
例えば3,000万円を貯めて「サイドFIRE」を達成できた場合、運用益で月10万円の収入が得られるため、今まで月20万円稼いでいた仕事を辞めて、月10万円のパートに切り替えても生活を維持することができます。
労働時間を削減することができれば、子どもとの時間も増えますし、趣味に打ち込むこともできます。
またうまくいけば元本は減らないため、老後もこの4%の運用益で生活することができます。
ただし、相場は変動するため、毎年4%を確保できるとは限りません。
相場が下がった時に生活に困らないよう「緊急用貯金」を準備しておくことも必要です。
ミレニアル世代に支持されるFIREという考え方。
達成できれば人生をより楽しむことができるでしょう。
まとめ

この記事では、30代の貯金額とこれから必要になるお金について紹介しました。
またFIREや効率の良い資産形成を目指して、資産運用を行う方が増えてきていることも紹介しました。
2022年度から高校の家庭科で資産運用の授業が始まるなど、投資はこれからより身近なものになってくるでしょう。
ライフイベントも多くなる30代。
結婚・教育やご自身の老後に向けた資産形成をはじめる方も多くいらっしゃいます。
しかし初心者にとっては投資は複雑に感じることもありますので、不安な場合はぜひ身近なFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみましょう。
ライフイベントに合わせた、あなただけのオーダーメイドの資産形成方法を提案してくれますよ。
大切なお金に関する相談は信頼できるパートナーに
FP(ファイナンシャルプランナー)はお金の専門家です。
家計の見直しから年金・社会保険、資産運用、保険まで様々な相談をすることができます。
1人1人の人生設計にあったファイナンシャルプランをご提案することが、FPの役目です。
ココザスでは、中立的な立場からお客様にとってベストな提案を行うことをお約束します。
・家計管理
└ 貯金を始めるために家計をどう見直すべきか?
└ 家計管理はどのようにすれば良い?
・教育資金
└ 子どもの教育費を貯めるにはどうすればよいか?
・住宅資金
└ いくらの住宅ローンが組める?適切な住宅ローンは?
・老後資金
└ 老後資金にはいくら準備が必要か?どう準備するか?
・資産形成/資産運用
└ 退職金で運用するには何が良い? ・保険
└ どんな保障の保険が必要なの?
└ 加入している保険のどれを見直すべき?
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