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20代女性の平均年収は280万円
国税局の令和2年分の調査によると、20代女性の平均年収は280万円となっています。
と言っても、20代の前半と後半では金額が異なります。
女性の20代前半(20~24歳)は242万円です。
20代後半(25-29歳)は319万円と、前半後半によって77万円の差があります。
年収の差には年齢以外にも色々なことが関係していますので、その代表的な3つのことについても見ていきましょう。
参考|国税局「民間給与実態統計調査(第 14 図)年齢階層別の平均給与」
年収に差がつく大きな3つのポイント
年収に差がつくポイントとして下記の3つがあります。
(2)業種
(3)企業規模
それぞれどのようなことなのか年収と共に見ていきましょう。
(1)学歴
学歴は平均年収が決まる大きなポイントの1つです。
一覧にすると下記のようになります。
参考|厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 第3表 学歴、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」
計算方法:年収=賃金×12ヶ月として算出(ボーナスなどは考慮していません)
上記の通り、高校卒と大学・大学卒では5,000万円の差があります。
学歴が高くなるにつれ就業する期間は短くなりますが、賃金水準が高くなるため大きく差が開いています。
しかし、大学・大学院卒だからといって、一概に年収が高くなるというわけではなく、大手の優良企業に入社する必要があります。
就職活動の際に「学歴フィルター」と言われるものがある通り、やはり現在でも学歴重視の風潮があります。
就職で大手の優良企業に入りたいとなると、旧帝大や早慶、MARCH、関関同立の学歴が必要と言われていますので、今後年収を上げたいと考えている際は卒業大学のことも考慮しなければなりません。
しかし、学歴だけが全てではありませんので、ここではまず1つのポイントとして考えておいてください。
参考|ユースフル労働統計 2021 労働政策研究・研修機構(JILPT)「21 生涯賃金など生涯に関する指標」
(2)業種
次に、業種別の平均年収の違いを見てみましょう。
一覧にすると下記のようになります。
20代女性の年収が高い業種は「学術研究・専門・技術サービス業」
次いで「情報通信業」となっています。
今働いている業種から転職を考えている場合は、好きなコトから仕事を探すのも大切ですが、同時に年収についても知っておくことが将来設計をする上で重要になります。
参考|厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 第5表 主な産業、性、年齢階級別賃金及び年齢階級間賃金格差」
計算方法:年収=賃金×12ヶ月として算出(ボーナスなどは考慮していません)
(3)企業規模
企業規模は「大企業(1,000人以上)」「中企業(100-999人)」「小企業(10-99人)」と分けることができます。
一覧にすると下記のようになります。
高校・大学卒業直後の就業先として、大企業・小企業を比較した際には大きな給料の差はありませんが、年齢を重ねるに連れて大きく年収格差が生まれてきます。
しかし、中小企業の場合は出世が早く若くして役職につくケースもありますので、実力次第で平均年収を大きく上回ることもできます。
参考|厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 第4表 企業規模、性、年齢階級別賃金、企業規模間賃金格差及び年齢階級間賃金格差」
計算方法:年収=賃金×12ヶ月として算出(ボーナスなどは考慮していません)
仕事以外に年収に結びつくこと
今後も働いていく以上キャリアアップを図ることは正しいことです。
しかし、平均年収と呼ばれるものは額面金額であり手取り金額ではありません。
現在周りの方よりも年収が低い状況だとしても、正しい節税方法や資産運用方法を理解することで、資産では上回ることも可能です。
20代で株式・投資信託を保有しているのは全体の34%というデータがあります。
20代から資産形成を始めると、自身の金融知識が豊富になることや、老後資金を形成できることなど、多くのメリットがあります。
早期に経済的・時間的自由を手にすることもありますので、気になる場合は一度専門家に相談してみましょう。
まとめ
今回は20代女性の年収相場をまとめてみました。
ご自身の年収と比較してみて、いかがでしたか?
女性は20代〜30代で、結婚や出産・育児などのライフイベントを経験する方も多いと思います。
年収だけでなく、産休や育児休暇などの制度や、休暇明けのフォロー体制が整っているか?など、女性にとって働きやすい企業かという点も就職・転職の際は考慮して選ぶと良いでしょう。
年収を上げていきたい方は「業種」や「企業規模」も考慮しながら、キャリアチェンジ(未経験の業界や職種へ転職すること)も視野に入れ、今後転職を考えることも良いでしょう。
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