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【20代】投資と貯金の割合は?20代からはじめる資産形成!

【20代】投資と貯金の割合は?20代からはじめる資産形成!

最近、投資を始める20代が増えていることを知っていますか?
賃金が上がらず、年金が期待できないなど、20代の不安は尽きません。
若いうちから投資を始め、コツコツ資産形成を行えば、そんな不安を解消できるかもしれません。

本記事では「20代の投資と貯金の割合」と「20代から始める投資について」を解説します。
「投資の鉄則」もご紹介しますので、投資を始める前にぜひ確認しておきましょう。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
個人ライフプランナーとして、資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

20代の投資と貯金の割合は?

20代の投資と貯金の割合は?

20代は、資産のうちどのくらいの割合を投資に回しているのでしょうか?
以下は、20代の金融商品保有額を種類別に表したグラフです。

知るぽると 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降)」を参考にグラフを作成
知るぽると 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降)」を参考にグラフを作成

参考|知るぽると 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降)」を元にグラフを作成

このグラフから、20代は株式・投資信託を約34%保有していることが分かります。
金額にすると、約100万円分の株式・投資信託を保有していることになります。
預貯金額は約50%と大きな割合を占めていますが、まだ給与収入が少ない中ではバランスの取れた資産配分と言えるでしょう。
ぜひあなたの資産保有額と比べてみてください。

投資割合がゼロ、もしくは100万円に満たないという方は、後ほど20代で投資を始めるメリットを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

実は友人も始めているかも?20代の株主が急増中!

実は友人も始めているかも?20代の株主が急増中!

近年、20代の株主が増えていることを知っていますか?
以下は証券口座の新規開設数と、年齢別株主数を表したグラフです。

季刊 個人金融 2021秋「新型コロナ禍の下での若年層のオンライン投資の拡大」
季刊 個人金融 2021秋「新型コロナ禍の下での若年層のオンライン投資の拡大」

引用|季刊 個人金融 2021秋「新型コロナ禍の下での若年層のオンライン投資の拡大

このグラフから、特に20代の株主が2020年から急増していることが分かります。

また同時期からオンライン証券口座の新規開設数も急増しており、20代がオンライン証券を利用して投資を始めていることが予想できます。

最近では100円から投資できるなど、少額から始められることをアピールする証券会社も増えてきました。
あなたもSNSでオンライン証券の広告を見かけたことがあるのではないでしょうか。
銀行や証券会社に行かずに、オンラインで株や投資信託が売買できるようになったことは、投資を始める20代の若年層にとって追い風となっています。

30年後に大きな差がつく!20代で投資を始めておきたい理由

30年後に大きな差がつく!20代で投資を始めておきたい理由

預貯金が増えてきた40代以降ではなく、20代から投資を始めておきたい理由は3つあります。

(1)複利を最大限に活用できるから
(2)相場観を養えるから
(3)老後資金を形成できるから

ここからは、それぞれの理由を詳しく説明します。

(1)放っておくほどドンドン増える!複利を最大限に活用できるから

複利(ふくり)」という言葉を知っていますか?
複利は、アインシュタインが「人類最大の発明」と評価したことでも有名です。

複利とは、元金と利子の合計額に利子がつくことです。
反対語として、元金のみに利子がつく「単利」という言葉があります。

例えば、1年後に1,000,000円の元金に50,000円の利子がつき、1,050,000円になったとします。
複利で運用できた場合、2年目からは1,050,000円に対して利子がつくため、2年後の利子は2,500円増えて52,500円になります。
このように、利子に利子がつき毎年増えていくのが複利の特徴です。

では、実際にどのくらい増えるかをシュミレーションしてみましょう。
以下は、月3万円を30年積み立てた場合の残高を表した表です。

複利効果のグラフ

参考|Ke!san「積立計算(複利毎課税)」を元にデータ作成
※ 複利方式:年複利、利息組込み:期初、課税方式:複利毎課税20.3%で算出

仮に年利5%で運用できた場合、30年後には約2倍に資産を増やすことができます。
また、上記の表の「0%」というのが今の普通預金・定期預金に近い金利です。
今の普通預金の金利は約0.001%、定期預金の金利は約0.003%です。(2022年3月時点)

この複利の仕組みを知った上で、全く増えない預金に預けておくのか、5%で運用できる資産を探してみるのかを真剣に考えてみましょう。
複利で運用すると年々利子が膨らんでいくため、長く運用すればするほど雪だるま式に資産が増えていきます。

20代は老後までまだまだ時間があります。
この複利の効果を最大限に活用できるのが20代の強みなのです。

(2)値動きに一喜一憂しない!相場観を養えるから

「投資」という言葉を聞いて「なんだか難しそう。よく分からない。」と感じる方は多いのではないでしょうか。

投資を始めると、相場の値動きに合わせて資産額が上下します。
そのため、「どういった理由で株価が動くのか」「円高・円安が進むとどうなるか」ということを理解しておかなければいけません。

ですが、株価や為替などの投資の知識は学校では教えてくれません。
ある程度は自分で学ぶ必要があります。
ですが投資を始めてみると、「なぜ今相場が動いているか」がだんだんと分かるようになります。

20代の若いうちに、まずは少額から投資を始めて相場観を養っておけば、40代・50代の投資額が大きくなった頃に、落ち着いて投資先を選べるようになります。
40代・50代から投資を始めた方と比べると20年も長く相場を見てきたため、投資の判断力に大きな差がつきます。
また詐欺まがいの投資商品を勧誘された際にも、その金利や配当の違和感に気がつくことができます。

20代から相場観を養っておくことは、今後の人生にプラスの効果をもたらしてくれるのです。

(3)年金が減っても安泰!老後資金を形成できるから

人生100年時代に生きる私たちは、豊かな老後を送るための準備を進めておく必要があります。

「老後に年金で暮らす」という今の当たり前は、30年後では当たり前ではないかもしれません。
そのため、計画的に老後資金を形成する必要があります。

定年が70歳になったとしても、老後資金がしっかり準備できさえすれば、同僚たちより一足先に早期リタイアが可能です。

老後に夫婦で旅行をしたり、趣味を楽しむこともできるかもしれません。
老後資金を十分に用意できれば、最期まで人生を楽しむことができるのです。

また定年間際になって慌てて老後資金の準備をするよりも、若いうちからコツコツ積み立てていく方が家計の負担を抑えながら大きな金額を貯めることができます。

20代の投資の鉄則3か条

20代の投資の鉄則3か条

20代が投資を行う前に、ぜひ心得てもらいたい「投資の鉄則」があります。
初めての投資だからこそ、この鉄則を守りながら慎重に進めていきましょう。

20代の投資の鉄則

鉄則(1)100万円投資したつもりで1万円を投資する
鉄則(2)まずは投資信託から始める
鉄則(3)下がってもすぐに手放さない

それでは、それぞれについて詳しく解説していきます。

鉄則(1)100万円投資したつもりで1万円を投資する

鉄則の一つ目は「100万円投資したつもりで1万円を投資する」です。
投資は少額から始め、値下がりした時のダメージを極力減らすことが重要です。
相場では、金融ショックが原因で長期間値下がりが続くことがあります。

例えば100年に1度とも言われるリーマンショックの際は、相場が元に戻るまで約6年かかりました
金融ショックが起きても値戻りまで待てるように、少なくとも10年は使う予定のないお金で始めてください。

また、投資額は1万円程度から始めてみましょう。
1万円の投資額では、5%増えても利益は500円ほどですが、重要なのは増減率をよく観察することです。
5%増えた場合は「もし100万円投資していたら、5万円の利益になった」とシミュレーションしてみましょう。

逆に5%値下がりした場合は「100万円投資していたとしたら、5万円損した」とイメージします。
イメージした5万円の損失が、あなたにとって大きなショックになるようであれば、5%分上下するような投資商品に手を出すべきではありません。
ですが仮に5万円損しても値戻りまで待てるならそのまま投資を続けても大丈夫です。

「もし100万円投資していたら」をイメージすることにより、将来的に100万円を実際に投資した時に、値動きに一喜一憂することがなくなります。
冷静に相場の状況を判断できるようになれば、買い場・売り場が分かり、効率的に売買することができます。

ぜひ、100万円投資したつもりで、少額から投資を始めてみましょう。

鉄則(2)まずは投資信託から始める

投資と言えば株式をイメージする方も多いと思います。
ですが、株式は企業の財務内容や将来性を分析して銘柄選定を行う必要があるため、難易度が高い投資と言えます。

投資信託であれば、ある程度カテゴリーを選ぶだけでプロに運用を任せることができます。
また投資信託の中には数十種類の株や債券などが組み込まれているため、1つの株式に1点投資するよりもリスクが分散されます。

また株式はタイムリーに株価を確認する必要がありますが、仕事をしながら株価を確認するのは大変です。
投資信託であれば、中身の株式の売買はプロが行なってくれるため、仕事に忙しい20代に向いています。
まずは投資信託で投資を始め、相場に慣れるまでプロの手を借りましょう。

鉄則(3)下がってもすぐに手放さない

投資初心者のよくある行動として、相場が下がり始めると「もっと下がってしまうのでは」と不安になり、すぐに売却してしまうことが挙げられます。
そして「もうあんなにヒヤヒヤするのは嫌だ」と、投資からリタイアしてしまうのです。
ですが相場は値動きがあって当然です。

一度売却して損失を確定してしまうと、相場が値戻しをした時の値上がり益を得ることができません。
大切な資産が減る怖さは分かりますが、投資からリタイアせずに相場に居続けることが大切です。

また特に日本を含む先進国の株価は、数ヶ月〜1年単位で見ると株価の上下が激しく見えても、10年単位の長期で見れば右肩上がりでゆっくりと上昇しています。

相場の動きは10年単位で見るようにして「下がってもいずれ戻ってくる」とドンと構えておくのが投資のコツです。

まとめ

まとめ

本記事では「20代の投資と貯金の割合」と「20代から始める投資について」を解説しました。
20代から投資を始めれば、時間を味方につけて複利を最大限に利用し、効率的に資産形成を行うことができます。
特に老後資金の準備を前倒しで始めることにより、70歳定年が当たり前の時代になっても、早期リタイアし悠々自適な老後を送れる可能性があります。

ただしやみくもに投資を始めるのではなく、今後必要になるお金を想定し、逆算して投資や貯金に回す金額を決める必要があります。

今後必要になるお金を知りたい場合は、ライフプランシュミレーションを行うこともおすすめです。
まずは人生でいくら必要かを知り、「使うお金」と「将来に向けて貯めるお金」を色分けして投資を始めてみましょう。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
個人ライフプランナーとして、資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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